【バス釣り上達法】釣り仲間から学ぶこと

釣り仲間やほかの誰かと一緒にバス釣りをするときって、どうしても競争みたいな気持ちがわいてしまうんですよね。それも大事なことだと思いますが、もうひとつ、相手から学ぶということも大事なことですよね。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”The backseat education”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com”The backseat education”Written by Clark Wendlandt|November 2, 2022
あなたには「釣り仲間」という存在はいらっしゃいますでしょうか。
ひとくちに釣り仲間と言いましても、その範囲はかなり広いと思います。
たとえばメンターだとか師匠のような存在かもしれませんし、家族かもしれませんし、友達、そしてSNSでつながっただけの友達と呼べないほどの知り合いまで、いろいろあると思います。
ちなみに「仲間」と「友達」、意味は似ていますがちょっとした違いがあるんですよね。
仲間というのは一般的には同じ目的があったり、行動を共にする存在のことを指します。
友達というのは、単純に一緒にいて楽しいとか、そういう存在で、目的は問わない存在なんです。
「アイツめっちゃ気にくわないんだけど、釣りは一緒に行く」みたいなことって、あるじゃないですか。
釣り仲間ですから、目的が一緒なら成立するので、そういうこともあるんです。でも仲のいい友達にはなれないんですよね。
逆に、いくら仲のいい友達だからといっても、釣りのことを否定されたり、同じ目的を持ってくれなかったら、釣り仲間にはしてあげませんよね。決して上から目線ではなく。
このことが何を意味するかといいますと、これは私の意見ですが、釣り仲間からは学ぶことが必要だ、ということだと思うんです。
なぜなら、相手が自分より釣りが上手い人はもちろんのこと、気に入らないやつでも、会社の部下でも、その人の釣りから何かを学び、学び合い、同じ目的に取り組むことで、その効果が最大限に高まる存在だからです。
これは私の経験上、釣りが上手な方ほどこういうマインドで釣りをしていると感じています。
この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、エリートプロのクラーク・ウェンドランド氏が、自信がケガをしたときのエピソードから、学ぶ姿勢についての考えを共有してくれています。
どんなことが書かれているのか、早速読んでいきましょう。
バックシートで学んだこと
バス釣りの腕前を上達させるいい方法のひとつは、他の人を観察することであることは言うまでもありません。
今年の夏、バスマスターエリートを網膜出血の療養のため離脱することを余儀なくされ、その回復中に起きたことを書こうと思います。
私は現在はもう釣りをすることができますが、まだ片目がけっこうぼやけて見えています。ですので私は、仲間のボートの後部座席から釣りをしています。
そのおかげで、彼がいつ、なにを、どのように行っているかを観察する機会となり、オープンマインドでいることで自分の釣りに役立つことになりました。
私は31年におよぶフルタイムバスプロであり、マンネリ化してしまうことが大変きな損害になることを自覚しています。
そのマンネリを避けるために、私は尊敬する他のアングラーから洞察を得る機会を作っています。そして、なにか学ぶことがあったときは、自分の釣りに変更を加えます。
正直なところ、自分がボートを運転せず、バックシートで釣りをするというのは簡単ではありませんでした。他の人と一緒にボートに乗っているときは、私は自分がしたい釣りをすることができないのです。
それでも私は、このような不自由な1日を楽しむことを学びました。なぜなら、私が主導権を握る釣りをしていたら気付かないようなことに気付くことがあるからです。
それは、仲間の結ぶノット、タックルの管理のしかた、どんな時にリグチェンジするか、またはビッグフィッシュとのファイトのしかたなどです。なかには、地形変化に対してどのようにボートポジションを置くかといった基本的なこともあれば、ボートをどのコースで走らせるかみたいな単純なこともあります。
進化する魚探に合わせ、彼が使っている表示のしかたや見やすいカレーパレットの選び方なども学ぶことができます。
もちろん、私とは違うルアーの効果的なプレゼンテーションや、同じルアーでも別のリトリーブを学んだり、フィールドごとのさまざまなカラーによる違いなどの洞察を得たりすることもできます。
確かに、YouTubeの動画を見ることでも多くのことを学ぶことができますが、上手な人とボートに乗って、その人が見せる「ささいなこと」を見ることに勝るものはありません。それは、あなたをより効率的にし、平均点の高いアングラーにすることができるものです。
ですので、釣りをする日に腕の良いアングラーと一緒にボートに乗る機会があれば、そのときを逃さず相手をよく観察してください。他の方法では学べないことを学べるかもしれません。

この記事を書いたクラーク・ウェンドランド氏によれば、釣りの上手な方と同船したら学ぶということが書かれていましたが、もちろんそれは賛成ですが、それだけとは限らないとも思います。
たとえば初心者の人と釣りをするときでも、自分の教え方ひとつでその人の上達のしかたが変わったり、人に教えることであらためて気づくこともあるからです。
特に私が思うのはプロガイドという職業の皆さんです。
そのフィールドのことを知り尽くしたプロガイドの方は、1年に何百人ものお客さんをガイドしていますが、それでも自分のお客さんから学ぶ姿勢を持っているんですよね。
お客さんですから、ほとんどの場合、知識的にも技術的にもガイドさんよりも劣っている存在だと思うのですが、たとえば使っているロッドやラインやフックに興味を持ち、シェイクのしかたやリトリーブスピードに興味を持ち、質問し、自分の釣りにフィードバックしたり、逆に切り捨てたりしているんです。
しかも、数年前の私との会話まで覚えていたりして、あれから小山さんに言われたことやってみたらこうでしたよ、みたいなことまでやっていたりするんですよね。当時の私が言ったことが良いか悪いかは別として(笑)
特にバス釣りというのは、上達スピードが遅いものだと思います。

遅いといいますか、始めたばかりの時の成長スピードが極端に遅く、分かってくると一気に上達が早くなるような感じだと思うんですよね。
ですので、もし自分が物覚えが悪くてバス釣りが面白く感じられないという方がいたとしても、他人とは比べないで、学ぶだけにしてほしいんです。
今やっていることで結果が出なくても、後になればそれが無駄でなかったことがはっきりとわかると思いますのでね!
プロガイドさんですらいまだに学び続けるのがバス釣り。
私たちも学び続け、ずっと同じことを楽しめる仲間でありたいですね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!