万能なバスプロを目指さないこと

2019年11月16日

Photo by major league fishing.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”MATT LEE: Versatility Is Overrated”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com ”MATT LEE: Versatility Is Overrated”By Matt Lee – October 23, 2019

強いバスアングラーになりたい、そう思うことがあります。

今現在でバス釣りが上手な方のなかには、バスプロになって活躍したいと思っている方もいらっしゃるでしょう。

強いバスアングラーというのは、釣り勝てるアングラー、ということになると思うのですが、それを突き詰めると、やはり強いバスプロということになるでしょうか。

今回ご紹介する記事は、バスプロになりたいと考えている方のためになる内容だと思いますが、トーナメントを観て楽しむ方にとってもいい記事だと思います。

その前に、ちょっと考えてみたいことがあります。

強いバスプロといいますと、皆さんのイメージはどんな選手を思い浮かべますでしょうか。

例えば、トーナメントで常に優勝争いをしているような選手をイメージするかもしれませんし、自分はあんなバスプロになりたいな、という憧れがあったり、目指したいバスプロがいる方はその選手をイメージするかもしれませんね。

では、その選手にはどんな特徴があるのでしょうか?

そんなことをイメージしていただきながら、この記事を読まれると面白いのではないかと思います。

この記事は、アメリカメジャーリーグフィッシングWEBサイトのアングラーズコラムの記事で、メジャーリーガーのマット・リー氏が、これからプロのトーナメンターを目指したい人たちに向けたメッセージになります。

トーナメンターを目指していない方にも面白い内容かと思いますので、ぜひ読んでみてください。

プロフェッショナルであるという良い例

引用文(タップすると開きます)

Now, I’m not saying, “You only need to worry about flipping and don’t ever do anything else.” But when you look at guys like Greg Hackney, Jason Christie and even Kevin VanDam, those guys have techniques that, if all else fails, they know they can rely on to catch them some fish no matter where they are.

If you get in the boat with me this fall in Alabama on Lake Guntersville, you’d see that I would probably have a crankbait, drop-shot, skinny dipper, swim jig, and a vibrating jig on my deck. Whereas a guy like Fletcher Shryock is going to have only three rods on his deck: two flipping sticks and a frog.

Another example is a guy like Brett Hite, who is a master of the vibrating jig. At Stage One in Kissimmee, Florida this year, we saw Brett catch a 9-pound, 12-ounce largemouth with a Chatterbait because he trusted in his technique and went around looking for good spots to throw that bait. Instead of figuring out what the fish wanted to bite, he caught them on what he wanted to catch them on.

A lot of times that can be an easier task than you or I going out there with 45 rods on the deck and trying to figure out the winning school of fish, and what they’re biting.

Hite didn’t end up winning Stage One, but I can guarantee you that whenever we go somewhere that the fish are biting that vibrating jig, he’s going to win. When the fish are on a flipping bite, I look for a guy like Greg Hackney to win. Even though both of those guys can do a lot of different techniques and can catch them in different ways, they choose not to and they’ve made pretty great careers out of it.

この記事で私は「フリッピングのことだけ考えて、他に何もする必要はない」と言っているわけではありません。しかし、グレッグ・ハックニー、ジェイソン・クリスティ、さらにはケビン・ヴァンダムのような人を見ると、彼らはフリッピングの技術に長けており、他の人が皆失敗しているときでも、彼らならどこでもきっちりバスを釣ってくるということが分かります。

今年の秋にアラバマ州のレイクガンターズビルの試合をテレビで見ていた方は、私のボートにクランクベイト、ドロップショット、スキニーディッパー、スイミングジグ、ブレーデッドジグという5本のロッドがあったのを分かったかもしれません。一方、フレッチャー・シュリロックのボートには、デッキに3本のロッドしかありませんでした。しかもそのうち2本はフリッピングロッドで、あと1本はフロッグです。

別の例は、チャターベイトの達人であるブレット・ハイトです。今年、フロリダ州キシミーのステージ1で、ブレットは自分のテクニックを信じ、そのルアーに合ったポイントを探し回ったため、チャターベイトで9ポンド12オンスのラージマウスを釣りました。バスが何にバイトしてくるかではなく、それにバイトしてくるバスを探したのです。

多くの場合、それはボートにたくさんのロッドを積んで、勝てる魚とその魚がバイトしてくるものを見つけるよりも作業自体はシンプルなものになります。

ハイトはステージ1で優勝はできませんでしたが、バスがチャターベイトによくバイトしてくるフィールドであれば、彼が優勝するのではないかと思います。フリッピングにバイトしてくるフィールドであれば、グレッグ・ハックニーのような選手が勝つのではないかと思います。彼らは二人とも多くのテクニックを使いこなし、色々な方法でバスを釣ることができますが、彼らはそうしないことを選択することで、ここまで素晴らしい経歴を築いてきたのです。

自分の強いテクニックを見つける

引用文(タップすると開きます)

When you’re trying to figure out what your go-to technique is, it might have something to do with the part of the country you were raised in. Terry Scroggins and Bobby Lane are both versatile guys, but growing up in Florida, flipping is where they make their money. Tommy Biffle is from Oklahoma, where a hardhead and a Biffle Bug dominates. Kevin VanDam is kind of an outlier, because I wouldn’t say his specialty–deep cranking–is normal in Michigan. However, he’s had so much success on the Tennessee River that I think it’s kind of like a second home to him in a fishing sense.

I don’t think you have to search for your favorite technique because you might already have it in you due to where you grew up.

College kids always ask me what they need to do to become a professional angler. I tell them that there’s so many talented young anglers out there that it really comes down to what’s between the ears more than anything. Have confidence in what you’re doing and don’t try to do too much.

When you go somewhere new, you can really find yourself getting caught up in that dock talk. I think anglers that really trust their own instincts and the baits they have confidence in really have an advantage over everyone else.

自分の得意なテクニックが何かを考えてみたとき、それはあなたが育った地域と関係があるのではないでしょうか。テリー・スクロギンズとボビー・レーンはどちらも多才な選手ですが、フロリダで育っているからか、フリッピングが有効なフィールドでよく賞金をゲットしています。 トミー・ビッフルはオクラホマ出身で、フットボールジグにビッフルバグの組み合わせが強いです。ケビン・バンダムはちょっと特殊で、ミシガン州出身ですが、そこでは彼の得意なディープクランキングは普通ではないのですが、彼はテネシー川でも大成功を収めているのを見ると、釣りの技術を磨いたという意味では彼にとってはそこが第二の故郷と言っていいでしょう。

自分が育った場所で磨いた技術というのは自分の中にすでに身に着いているかもしれないので、あなたが自分の得意な技術を見つける必要はないのではないかと思います。

学生からの質問で多いものに、「プロアングラーになるために何をする必要があるか」というものがあります。優秀な若いアングラーが多いわけですから、彼らには何よりも自分の頭の中にあるものを大事にしてくださいと言います。自分がやっていることに自信を持ち、他のことをやりすぎないようにしてください。

新しい場所に釣りに行くと、釣り場で地元のアングラーと話す機会があり、そこで気付くことがあります。 彼らには自信を持っているルアーがあること、そしてそのルアーを使うときの技術を信頼しているということ。そういうアングラーというのは、他のアングラーよりもよく釣っているものです。

Photo by major league fishing.com

トッププロの世界ですから、どんなフィールドでも、どんなルアーでも高いレベルで釣りができないと生き残っていけないはずですから、もともと高いレベルでの万能さはあるのだと思います。

しかしその中でも「これ」というものがないと、勝てる選手にはなれないということなんですね。

たしかに、どんなトーナメントを観ても、常に優勝している選手などいるはずもありませんし、アングラーオブザイヤーや年間優勝をしている選手というのは、その年のうちにどこかで1度は表彰台に上がっているものではないかと思います。

全てのトーナメントで正確に統計を取ったわけではありませんし、私のイメージ内のことかもしれませんが、そういう傾向はあるような気がします。

表彰台というのは簡単ではありませんから、それはやはり、なにか自分に強みがあり、それを発揮できたときなんでしょうね。

私はそういう競争という中でこれまで釣りをしてきていませんから、他の人よりどこが優れているということは考えたことがありません。

しかし、こんなことがあります。

新しいフィールドに出掛けた時は、必ずピンチがやってきます。必ず、ピンチが、来るんです(笑)、それはいいとして。

「やばい、このままではボウズで帰ることになってしまう!」となった時、何をするかと言えば、自分が得意なことをやります。得意な釣り方、得意なルアーです。

これでダメなら仕方ない、と思えるものです。

そう考えると、自分には得意とするもの、強みとなるものというのがなさそうであるものですね。

他の人の釣果を見たり、釣りの技術を比べるとどうしても、自分もあの釣りで釣りたい、いろんな釣りが上手くなりたいと考えてしまいますが、それももちろん大事なことだと思いますが、自分の得意な釣りをもっと磨くことも大事なんだと、マット・リーは言いたいのだと思います。

私としても、自分の強みをこれで良しと思わずにもっと磨きつつ、他の釣りも吸収していきたいなと思いました。

皆さんの中にも共感できる部分がありましたら嬉しく思います。

それではまた。

毎度ありがとうございます!

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