冬のバイブレーション、どうすれば釣れる?

冬のバイブレーション、どうすれば釣れる?
Photo by lurenet.com

どうしても見た目が似てしまいがちなバイブレーションというルアーですが、各メーカーの製品にはいろんな違いで差別化がされています。見た目が似ているだけにパッと見で判別できないのですが、パッと分かる使い分けはあるのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Choosing The Best Lipless Crankbait”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:lurenet.com”Choosing The Best Lipless Crankbait”By Dustin Elder|Dec 3, 2021

バイブレーションというルアーは、バス釣りで人気のルアーのひとつです。

よく飛び、バックラッシュしにくく、巻いた時の手ごたえがしっかりあるのですごく使いやすいんですよね。

もっと専門的になると、いろんなレンジを通すことができる、いろんなスピードで使える、いろんなカラーで使い分けができる、色んなアクションを使い分ける…こんなことまでできるようになります。

突き詰めていけば可能性は無限に広がるジャンルですので、実際に多くのメーカーから、パッと見は似ていても特徴や機能は異なるバイブレーションルアーが発売されています。

私たちユーザーからすると、この複雑なジャンル分けによる選択肢の多さは迷いになりやすく、下手をすると間違った使い方になったりすることでバス釣りの成長の妨げにもなりかねません。

バイブレーションはそれぞれ見た目の違いがあまりないルアーですが、より簡単な見た目の違いで判断できることがあれば、覚えておきたいものですね。

この記事は、アメリカのルアー通販ショップ「LURE NET」の記事で、冬のバイブレーションの選び方について解説されています。

この冬、バイブレーションでビッグバスを狙っているアングラーさん必見です。

バスは今何を食べているのか?

引用文(タップすると開きます)
This might seem like a dumb question because everyone knows that bass in the wintertime are eating crawdads, duh? Well, while this is true the question that really arises is what type of crawdads? Are they green, brown, red, orange or maybe even blue? Figuring out the exact color of the prey is super important to selecting a good craw pattern – because the bass know! If I can’t find an actual crawdad scurrying around near the bank, I will simply base my decision on the color of the bottom and rocks because craws often mimic those colors. This will help you choose if a BOOYAH Hard Knocker in Rayburn Red is right or if maybe a subtle choice like Ghost Green Craw will work best. As always in almost every blog I like to slide in a quote from veteran angler Frank Scalish, “If color didn’t matter, why don’t we just paint everything black”. Wise words!

冬のバスがザリガニを食べていることは良く知られていることですので、この項目は必要ないのかもしれません。 それにしても、実際問題としてそのザリガニとはどんなザリガニなのでしょうか? 緑、茶色、赤、オレンジ、または青でしょうか? ベイトの色を正確に知ることは、バスの気持ちに近づき、ザリガニパターンを成功させるために非常に重要です!

岸の近くをうろつくザリガニが見あたらない場合は、ザリガニが擬態することが多いボトムや岩の色に基づいて判断します。 これで、赤系のカラーが正しいか、ゴーストグリーンクロウのような曖昧なカラーの方がいいのかを判断するのに役立ちます。 ベテランアングラーのフランク・スカリッシュの言葉を借りれば、「ルアーのカラーが関係ないと言うなら、全部黒のルアーで良いじゃないか。」 たしかに!

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春夏秋冬、いつ投げるのか?

引用文(タップすると開きます)
This is a question most people solely base their entire selection on for a lipless bait, but they don’t take in all the factors for time of year! Most people say well, its wintertime lets pull out the red Super Spots and call it good, or its fall and let’s throw the Chrome Blue Hard Knockers. While this will work decently you need to really dive into what all is going on for each season and pick your lipless accordingly, this way you will get more bites! Each time of year places bass in different depth zones, feeding on different forage, and overall, in totally different moods but they will always appeal to the right lipless bait. Springtime is by far the easiest time to get bites and its pretty easy to narrow down your choices because bass are shallow and aggressive which brings to mind a BOOYAH Hard Knocker with its loud rattle system. Summer/Fall I lump into one category because the main forage is shad and bass are typically chasing bait near the surface. Times like this calls for a ½ oz. Cordell Spot in Chrome Blue or Chrome Black because you can launch it far and its shrill rattle resembles small baitfish scurrying quickly. Now, wintertime is when anglers often times prize their favorite lipless baits. Choosing an option here is best chosen with depth range and cover in mind. For anglers targeting deeper water like humps or flats I go for the ½ or ¾ oz. BOOYAH One Knocker because it has a heavy weight and a subtle rattle, but if I’m fishing shallow or above grass, I reach for the Cordell Spot because it has a lighter profile and seems to float above cover without getting snagged.

これは、バイブレーションを投げる多くのアングラーが考える基本的な問題で、1年を通して1つのルアーで済むというわけではありません。多くのアングラーが言うには、冬は赤いスーパースポットが効くと言い、秋はクロームブルーが良いと言います。なぜそれが有効なのか、季節ごとに何が起こっているのかを調べ、それに応じてバイブレーションを選ぶ必要があります。そうすることでより多くのバイトを得ることができます。

季節によってバスはさまざまなレンジにおり、さまざまなベイトを食べ、全体を通してまったく異なる状態に変化していますが、常に正しいルアーにバイトしてきます。

春のバスはシャローにいてアグレッシブですので、大きなラトル音の出るバイブレーションというように、ルアー選びは比較的簡単です。

夏や秋のメインベイトはベイトフィッシュで、バスは通常、水面近くで小魚を追っているため、夏と秋はひとつの季節としてくくります。この季節はクロームブルーやクロームブラックの1/2ozオンスのモデルでロングキャストできるもの、そしてベイトフィッシュが逃げ惑う音を模した甲高いラトル音が出るもの。

さて、冬もまたバイブレーションの出番が増えるときです。ここで選ぶのは、レンジとカバーを意識したものです。ディープハンプやディープフラットといったディープを狙うため、私は1/2ozか3/4ozの重くラトル音の少ないワンノッカーを選びます。 ただし、シャローやウィードエリアを釣るのであれば、より軽く、カバーの上を通したときに浮力があって引っ掛かりにくいものを選びます。

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フィッシングプレッシャーはどうか?

引用文(タップすると開きます)
I like to fish Lake Hamilton in central Arkansas a lot in the winter and spring, and it’s a relatively small lake around 7,500 acres. It has an enormous fishing pressure and how I know this is I can never find a spot to park my truck and boat trailer on a Saturday afternoon! When the pressure is high, choosing the right lipless becomes overtly important because bass might see 20 of the same exact red lipless Wizz past them on a single day. When the pressure is high my main tactic is to downsize my offering from a typical ½ oz. model to a smaller size like the ¼ oz. Hard Knocker or the ¼ oz. Super Spot. These smaller baits don’t put off near as much sound or vibration which really appeals to pressured bass. I have fished several tournaments as a co-angler and really cleaned up from the back of the boat by tossing one of these smaller options. Another welcome trick for high pressure is throwing altered colors. By this I mean taking a sharpie or some nail polish and coloring up one of your favorite models with some accents like flared gills, shad dots, or exaggerated lines. Little steps can often go a long way!

私は冬から春にはアーカンソー州中央部のハミルトン湖で釣りをするのが好きです。それは約7,500エーカーの比較的小さな湖です。フィッシングプレッシャーが非常に大きく、土曜日の午後には車やボートのトレーラーを駐車する場所が見つからないほどです。プレッシャーが高い場合、バスは1日のなかで何回も同じバイブレーションが通るのを見ている可能性があるため、正しいバイブレーションを選ぶということが非常に重要になります。

プレッシャーが高いときの主な戦術は、通常投げる1/2ozからサイズダウンすることです。 たとえば1/4ozの小さなモデルです。小さなルアーは、プレッシャーのかかったバスに対して必要以上の音や波動を与えません。

私はコアングラーとしてトーナメントに参加した時、この小さなバイブレーションをバックシートで投げることでかなり良い思いをしました。ハイプレッシャーフィールドで有効なもうひとつの戦術は、カラーを自分でカスタムすることです。これは、マジックやマニキュアなどで、エラ、バイトマーカー、適当なラインを引くなどいい感じのアクセントを入れるということです。ほんの些細なことが大きな成功を生むことは、あります!

冬のバイブレーション、どうすれば釣れる?
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やはりといいますか、どのルアーでも同じことが言えることかもしれませんが、大きさとカラーは重要そうです。

そして、見た目ではパッとは分かりませんが、ラトルの違い。

ラトルによるサウンドはバイブレーションの大きな特徴のひとつですので、自分が持っているバイブレーションのラトルがどんなタイプかを覚えておきましょう。

また店頭で購入する場合は手にとって振ってみて、どんなラトル音なのかを聞いてみるのが良いと思います。

大きさに関しては、見た目でパッと分かりやすいとは言いましたが、これは基本的には大きいほど重いという意味です。

しかし、たとえば同じ1/2ozの重さのバイブレーションでも、大きさが違えば、一般的には大きい方が浮力が高いということです。浮力が違えば、たとえば飛距離はほとんど同じでもフォールスピードが違う、釣るレンジが違うといった微妙な差が出ます。

結局のところ、ややこしいですよね(笑)

まずは大雑把に大きさとカラーとラトルで使い分けて基本的なバイブレーションの釣りを覚えて、それからより細分化されたマニアックなバイブレーションの世界に入っていくのがいいのかもしれません。

この記事ではかなりシンプルな使い分けが紹介されていましたが、それのいいところはかなり予算が節約できることだと思います。

細分化してしまうとかなりの数のルアーが必要になりますからね。

バスの食べているもの、季節、フィッシングプレッシャーを分析し、シンプルに使うルアーを決定していくようにしましょう!

それではまた。

毎度ありがとうございます!