天気とバス釣りの関係

バス釣りと天気

バス釣りはアウトドアスポーツですから、天気によって結果を左右されるという一面があります。アングラーによっては得意な天気、苦手な天気があるかと思いますが、うまく天気にアジャストすれば、釣果は上がります!

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”FISHING THE WEATHER CONDITIONS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bayoulifemag.com”FISHING THE WEATHER CONDITIONS”by Kenny Covington|SEP 7TH, 2022

バス釣りはアウトドアスポーツですから、天気によって結果が左右される一面がありますよね。

あなたには、得意な天気、苦手な天気などありますでしょうか。

私は特に天気に好き嫌いはないのですが、トーナメント(試合)となれば話は別で、良い天気であれ悪い天気であれ、みんなが釣れないタフコンディションになる天気が好きです。

なぜなら、私には釣りのスキルがまだまだ足りないため、3本や5本のリミットでは他の選手と競っても勝ち目がないためです。

全員が大苦戦して、1本のバス勝負となるような展開の時こそ私にもチャンスが巡ってくる状態、そんな天気なら(試合ならば)歓迎してしまうんですよね、性格悪いですかね、すみません(笑)

まあ結局、まだ勝ったことはないんですけどね!

しかしながら、この話が何を意味するかと言えば、誰しも気象条件に影響を受けるということなんです。

バス釣りにおいて天気を味方に付けることはかなりのアドバンテージになりますが、天気をコントロールすることはできません。

コントロールできるのは、天気に対する自分の知識、マインド、振る舞いです。

この記事は、アメリカ中西部のバイユー地方を中心とする生活総合情報ウェブマガジン「Bayou Life」のコラム記事で、ライターのケニー・コビントン氏が、気象条件とバス釣りについて解説してくれています。

経験豊富なアングラーは、様々な天気とどう向き合っているのでしょうか。

ちょっと読んでおきましょう。

 気になるところだけ読んでもOKです 

気象条件とバス釣り

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
Over the years I have fished in about every weather condition you can imagine. I have fished in tornado warnings, with hurricanes approaching, sleet, freezing rain, high winds, brutally cold and hot temperatures. You name the weather, I can honestly tell you I have fished in it and even better, I have caught fish. One of the hardest things in bass fishing is to develop a positive mental attitude, and not just develop it but keep one as well. Throughout my years on the water, I have always enjoyed tournaments where the weather was going to play a factor because I felt like these were some of the easiest events to win. I knew going in that half of the anglers did not want to be there, half of the remaining half already had their excuse ready for when they did not catch anything. That always left me feeling like I only had to beat a handful of people. It usually played out just like that. When fishing weather conditions always remember, no matter how good the weather may be or how bad it might get, the fish are biting somewhere. They may not bite long, you may not catch a lot, you may only get a handful of bites, but someone will catch something. It has been my experience they always do. I have won tournaments three times weighing in only one fish. The interesting thing about those events is not only did I win but I also won the big bass pot as well. All three events were in January with extremely chilly weather, low water temperatures, off colored water, and cloudy skies. I also caught each fish on a ½ black/blue jig with a large trailer. The first tournament I won like that led me to winning the second as well as the third. Same exact conditions, same body of water. Okay, now that we have established what I am talking about in this month’s article, let us look at some different scenarios that you may encounter over the next few months. First, weather conditions play an important part of the puzzle, but time of year is a critical element as well. A cold front in the springtime compared to a cold front in the fall or winter are as different as night and day. A cloudy, rainy day in the summer is a bit different than a day like that in the wintertime. Always consider the time of year as well as the weather patterns. A common misconception about rainy summertime weather is it makes bass in shallow water bite a topwater lure. In some instances, such as in a lake with water clarity over three feet like Caney or Claiborne, this is true, but I have found on stained bodies of water such as D’arbonne or the Ouachita River, the bigger fish tend to move tighter to cover, making them harder to catch. In these stained water scenarios, I have had much better luck catching fish on lures such as a big worm or a spinnerbait than I have a moving topwater. One of my favorite weather conditions to fish in is snow and/or sleet. For whatever the reason, a meteorologist told me it is due to these types of low-pressure weather systems, the fish bite very well when it snows, especially in clearer water bodies of water. I have had excellent days twitching a rogue in the early springtime with snowflakes the size of silver dollars hitting the water. I have had a lot of success waking a spinnerbait above and around grass beds in the late fall and early winter with the lids of my live wells frozen shut due to the ice buildup. The fish in these weather conditions, if your water temperatures are about 45 degrees, seem to really prefer moving lures such as spinnerbaits and crankbaits. One of the most dreaded fishing situations is when you have high winds. The old saying “the wind is your friend” is accurate, unless the wind situation makes fishing unmanageable. In a tournament I fished earlier this year and I credit my winning strictly because of the amount of wind and a favorable wind direction in the area I was fishing. Wind creates current and bass will position themselves to take advantage any food the current brings to them. Current due to heavy rains or winter run off can create fish catching situations not normally found in most lakes. Areas where the lake bottle necks down can create a natural current flow moving the fish to areas where current breaks are. Cypress trees, docks, logs, old roadbeds, or anything else that fish can position themselves in and around, are potentially good areas. One interesting thing to remember when fishing current, due to the aggressive nature of the fish, they will usually hit moving lures such as a crankbait or rat l trap regardless of the time of year or water temperature. In a situation where the current is moving around shallow water areas, I have had good success pitching and casting a lighter jig, letting the current move it across my targeted area as I swim the jig off the bottom. It is a terrific way to catch quality fish. On a closing note, when it comes to weather conditions, if a body of water is unsafe due to wind and/or other weather, unless it is a tournament situation, I will not attempt to fish it. I can only remember twice when a scheduled tournament cancelled due to inclement weather. However, I have taken shelter away from dangerous storms and lightning more times than I care to count while I was already on the water. No fish is worth losing your life over!

私の釣り人生の中で、想像できるほぼすべての気象条件で釣りをしてきました。台風の接近中、みぞれ、冬の雨、強風、猛烈な寒さや暑さ、竜巻警報のなかでも釣りをしました。あなたの知っている天気であれば、おそらく私はその中で釣りをしたことがあり、さらに言うと、その中でバスを釣っています。

バス釣りで最も難しいことの 1つは、ポジティブな精神や態度を持つということです。持つだけでなく、維持することも重要です。何年にもわたるバス釣り人生のなかで、天候に左右されるトーナメントをいつも楽しんでいました。アングラーの半分は難しかったと言い、残りの半分は何も釣れなかったときの言い訳を早くから用意していたと思います。つまり私は、ほんの一握りのアングラーとの勝負になると感じていました。そして、そんな時はだいたいその通りになるものでした。

バス釣りと気象条件のことを考えたとき、どんなに天気が良くても悪くても、バスはどこかで食っています。もしかしたら長い間バイトがないかもしれませんし、多くは釣れないかもしれません。あなたにわずかなバイトしかなかったとしても、私の経験では、誰かが釣ってくるでしょう。

私はトーナメントで、たった1匹のバスで3回優勝したことがあります。その試合の興味深い点は、1匹で勝てただけでなく、ビッグフィッシュ賞も獲れたことです。 3つの試合はいずれも 1月に行われ、天候は非常に寒く、水温は低く、水の色は悪く、曇り空でした。また、いずれも大きなトレーラーを付けた1/2ozのブラック/ブルーのラバージグで釣りました。そのような条件でトーナメントで初めて勝った後、2回目と3回目の優勝にもつながりました。すべて同じ条件、同じフィールドでした。

さて、今月の記事で私が話したいことをお分かり頂いたと思いますので、今後の数か月にわたって起きるであろういくつかの状況について考えてみましょう。まず、天気はパズルの重要な部分ですが、季節も重要な要素です。春の寒冷前線と、秋や冬の寒冷前線は、昼と夜ほど違います。夏の曇りや雨の日は、冬の曇りや雨とは少し異なります。天気だけでなく、季節も常に考慮してください。

夏の雨についてよくある誤解は、シャローのバスがトップウォータールアーでよく釣れるというものです。キャニー川やクレイボーン川のように水の透明度が1メートル以上ある湖ではそうかもしれませんが、ダルボンヌ川やワシタ川などの濁りのあるフィールドでは、ビッグフィッシュはよりカバーにタイトに着く傾向があることがわかりました。カバーに入って釣りにくくなります。そんな濁りのあるフィールドでは、トップウォーターを動かすよりも、ワームやスピナーベイトなどのルアーで釣る方がはるかに良いでしょう。

釣りをするのに好きな天気の1つは、雪やみぞれです。気象学者によると、どうやら理由は低気圧が原因であると言います。私は春先にコインほどの大きさの雪が水面に降るとき、ログのトゥイッチで素晴らしい日を過ごしました。また私は、晩秋から初冬にかけて、ライブウェルの蓋が凍ってしまうような状態で、グラスベッドの上や周りでスピナーベイトの早巻きで多くの成功を収めてきました。このような気象条件で、水温が約7℃の場合、バスはスピナーベイトやクランクベイトなどの巻き物系のルアーを本当に好むようです。

バス釣りにおいて最も恐ろしい状況の1つは、強風が吹いているときです。 「風は友だち」という古くからの名言は間違いないのですが、風によって釣りが手に負えなくなる場合は別です。今年の初めに参加したトーナメントでは、私が釣りをしたエリアの風の強さと風向きが良かったことで勝てたことは間違いありません。風は流れを作り出し、バスはその流れで運ばれてくる食べ物を待ち伏せるための場所へ移動します。

大雨や冬の雪解けによる流れは、多くのフィールドで通常ではありえないほどのバスが釣れる状況を生み出す可能性があります。湖が急に狭くなっているエリア(ボトルネック)では、その流れが遮られるものがあるエリア(カレントブレイク)にバスを移動させます。スタンプ、桟橋、立木、道路跡などバスがその中や周りにいやすいものがある場所はすべて良い場所です。

流れのなかで釣りをするときに覚えておくべきことの1つは、バスがアグレッシブな性質になっているため、通常は季節や水温に関係なく、クランクベイトやバイブレーションなどの巻き物系ルアーにヒットするということです。シャローに流れが当たっている状況では、私は軽めのラバージグをピッチングでキャストし、ジグを流れに乗せながらボトムスイミングさせることで上手くいっています。これはハイクオリティなバスを釣るための素晴らしい方法です。

最後に、天気については、風やその他の天気によりフィールドが安全でないと思われる場合、トーナメントでもない限り釣りをしません。トーナメントでは、悪天候で中止になるということは今までで2回しか覚えていません。しかし、トーナメント中に危険な嵐や雷が来て避難したことは数え切れないほどあります。あなたの命を失う危険にさらすほど価値のあるバスはいません!

バス釣りと天気

天候の変化がフィールドに及ぼす影響というのは一定ではありません。

この記事に書かれていた通り、季節によって意味が違いますし、フィールドごとにも受ける影響は違います。

この記事に書かれていることはかなり大きな視点で書かれていると思いますが、ベースになる考えだったと思います。

ここに、そのフィールドならではの特性を経験によって積み重ねていくことが重要なのではないでしょうか。

フィールドごとの特性というのはたとえば、雨が降ったときだけここの3本目の土管から水が流れてくる、ですとか、ここに風が当たると必ず3時ごろから濁ってくる、などです。

そういった超細かい現象まで経験として積み重ねることは意外と重要で、そのフィールドだけの情報のはずが、なぜかバス釣り全体の知識やスキルとして身に着くものなんですよね。

私が琵琶湖や相模湖など県外のフィールドに遠征で出かけるとき、細かいことがよく分かりませんので、野尻湖や木崎湖ではこんなときこんな場所で釣れたっけなあという経験で、似たような場所や状況を探し、釣果に結びつける、または判断基準としてスタートすることができるんです。

天気ひとつでガラッと変わってしまうのがバス釣りですから、何が変わったのか、どうして良かったのか、悪かったのかを考え、仮説を立て、検証することを繰り返し学びたいものですね。

トーナメントですとそういった濃い情報交換ができるので、本当にありがたいんですよね。

あなたのホームフィールドでも必ず、天気によるベースの変化や特殊な条件があると思います。

大きな視点での変化と超細かい変化を捉えて、スキルアップに繋げましょうね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!