秋のバス釣りに使いたいサーチベイト4選

秋のバス釣りに使いたいサーチベイト4選
Photo by game and fish

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Best 4 Search Baits For Fall Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:gameandfishmag.com ”Best 4 Search Baits For Fall Bass”Ronnie Garrison – September 10, 2019

秋になるとバスは散る、とはよく言ったものですよね。

これまでの数か月間、私のよく行く野尻湖では虫パターンという強烈なパターンがあったため、オーバーハングやゴミ溜まりみたいなものを探して虫ルアーを投入していけば、何らかの反応があるか、少なくともバスの姿を見ることはできました。

野池や川に行けば、流れ込みやシェードの濃いところに何度か入り直したりすればバスが入っていることが多く、信頼できるパターンとして釣りやすかったと思います。

しかし、ここ数週間で様子は変わってしまいました。

減水も関係しているのか、どうもいつもの場所からはバスはいなくなり、これまで反応があった強いパターンを試してもバスを見ることすらできません。

これが秋ですよね。

どうやら秋のバスはカバーを意識しつつも、ベイトフィッシュに夢中になっているようです。

バイトフィッシュは回遊性が強いため、バスも必然的に回遊性が強くなるようなんです。

そしてそんなバスを釣るには、いわゆるサーチベイトというものを選び、ベイトフィッシュがいそうな場所に投げまくることが第一歩となるようです。

近年ではリアルタイムで動画のように映像を映し出すタイプの魚探が普及されてきましたので、ベイトフィッシュやバスそのものを見つけ出すこと自体は簡単になってきたようですが、実際の話、その群れが食う群れか食わない群れかというのは、ルアーを投げてみないと分からないという部分もあります。

また、魚探を使うことができないオカッパリの釣りでは、いつもの場所にバスがいない以上、手返しのいい釣りでやる気のあるバスを見つけたいものですよね。

そういう意味では、時代が変わっても、サーチベイトという類のルアーの持つ意味はまだまだ重要なのだと思います。

では、秋に適しているサーチベイトには、どんなものがあるのでしょうか。

この記事は、アメリカのゲームフィッシング専門メディア「GAME & FISH」の記事で、秋に使いたいサーチベイトを4つ、紹介してくれています。

見失ってしまったバスを再び見つけ出すためのサーチベイトについて、ぜひ読んでおきましょう。

クランクベイト

引用文(タップすると開きます)

When the water first starts to cool, bass will follow contour lines toward the shallows. Crankbaits are a classic search-bait choice because they fish a variety of depths and cover types fast, from key spots on points, creek channels and ledges running into coves and creeks.

To make things simple, choose a brand of crankbait that comes in different sizes for different depths. For example, Rapala DT series baits come in DT 4, DT 6, DT 10 DT 14 and DT 16 sizes. The name tells you they “dive to” that depth on a long cast with light line.

Choose a few colors based on what the bass are eating. Have shad, dark red craw and bluegill colors to cover most situations. The water is usually clear in the fall due to reduced rainfall, so the above colors are consistently good. But if the water muddies up, a chartreuse brown or firetiger bait will be easier for the fish to see.

When the water first starts to cool, start out on points and creek mouths near where you have found schools of deep fish during the summer but fish shallower on them. Cast a deep-running bait, bumping bottom on quick depth changes. If you know the lake, target stumps, rocks and brush. If not, watch your electronics for that cover and cast to it.

Work toward shallower water, casting baits that will contact the bottom but not dig in too much. When you get to the shallows, run the shallow running bait around all cover. You can often see stumps, brush, rocks and logs in a few feet of water that will hold feeding fish when the water cools down enough for them to be comfortable. Work all the way around coves, hitting docks too, all the way to the back, quickly covering the area until you find a feeding bass.

When you catch a fish, note its depth, the cover it is on and position in the area. After covering a cove or creek, move to the next similar one and concentrate on cover and depth combinations similar to what gave up previous fish. Develop a pattern of where the bass are holding.

秋のバス釣りに使いたいサーチベイト4選
Photo by game and fish

水温が下がり始めると、バスはブレイクラインをたどってシャローへ向かいます。クランクベイトは、岬のキースポット、クリークチャンネル、ワンドやクリークにある棚など、さまざまな地形のレンジを素早くカバーできるため、古くからあるサーチベイトのひとつです。

物事をシンプルにするため、レンジごとに分かれているクランクベイトを選んでください。たとえば、ラパラ DTシリーズのクランクには、DT 4、DT 6、DT 10、DT 14、DT 16といったサイズがあります。この数字は、細いラインでロングキャストしたときに到達する深さを示しています。

バスが何を食べているかを基準に、ルアーのカラーを選択します。あらゆる状況に対応するには、シャッド、ダークレッドクロー、ブルーギルなどのカラーを使用します。降雨量が少なくなる秋は水がクリアになりやすいため、これらのカラーはよく効きやすいです。しかし、水が濁ったときは、チャート&ブラウンまたはファイヤータイガーがバスから見えやすくなります。

水温が下がり始めたら、夏に釣れていたディープゾーンの近くの岬やクリークマウスのシャローから始めます。ディープクランクを投げると、ボトムを激しく叩くため、深さの変化をつかみやすくなります。湖をよく知っている場合は、スタンプ、岩、オダを狙っていきます。湖のことをよく知らない場合は、魚探を使ってカバーを探し、キャストしていきます。

より浅い場所を探る場合は、ボトムは叩きつつ、あまり叩きすぎない程度のクランクを投げます。シャローエリアでは、すべてのカバー周りをシャロークランクを通していきます。多くの場合、スタンプ、オダ、岩、丸太などが数メートル下の深さまで見ることができ、快適な水温にまで下がっていればバスはフィーディングし続けていることもあります。ワンドの中を動き回って撃ちまくり、もちろん桟橋も撃ち、フィーディングしているバスが見つかるまで素早くそのエリアを探っていきます。

もしバスを釣ることが出来たら、そのレンジ、カバーの種類、およびエリア内の位置に注意してください。ワンドやクリークで釣った後、次も似たようなポイントへ移動し、さきほど釣った時と同様のカバーとレンジの組み合わせに集中します。口を使うバスがいる場所のパターンを特定するのです。

スピナーベイト

引用文(タップすると開きます)

Spinnerbaits are well known as an excellent bait for covering water, and for good reason. You can fish them fast and they look like baitfish, something bass want to eat. And you land a high percentage of bass that hit them.

Spinnerbaits come in a variety of weights, blade types and colors. Willowleaf blades are the best for fishing fast in the fall. Chartreuse and white skirts with one silver and one gold blade work under most conditions, but in extremely clear water translucent skirts with silver blades will draw more strikes.

Trailers on the spinnerbait can make a big difference. A simple split-tail trailer is best for fast moving spinnerbaits, but a small swimbait looks more realistic. Match the trailer color to the skirt color.

Start out on points at the mouths of coves and small creeks, and fish into the cove. It is easier to fish deeper cover with a heavy spinnerbait. Strikezone Lures offers spinnerbaits up to 2.5 ounces to hit the deepest cover, but a 1-ounce bait is usually heavy enough in the early fall. The heavier baits come in standard colors as well as a special “Clearwater” series, and Strikezone makes lighter baits in many colors, too.

As you fish up the point into shallower water, switch to lighter baits. Cast to all cover on the point, trying a fast retrieve near the top first. But if fish are unwilling to come up to hit, slow the bait down a little and get it near the bottom cover. A heavier bait will let you do this and still fish fast.

Back in the cove, a 1/4- to 1/2-ounce bait is best. If the bass are feeding on smaller baitfish like threadfin shad, use the smaller bait. Run it fast along logs, beside brush, docks and bushes and over rocks. It is often effective to run a spinnerbait up to and over a stump, brush pile or boulder, then stop it and let it flutter down on the deep side.

Wind blowing into a rocky point is an excellent place to cast a spinnerbait. Waves break up schools of shad and confuse other baitfish, making them easy targets for bass. A 1/2-ounce spinnerbait cast to the bank and fished fast just below the surface mimics a panicked baitfish and will draw vicious strikes.

In the fall, bass will follow a line of docks into a cove and hold on them as they move. A spinnerbait run right along the floats or posts and cast into the deepest shadows you can hit will catch fish. A lighter 1/4- to 3/8-ounce bait will let you do this fast but effectively.

秋のバス釣りに使いたいサーチベイト4選
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スピナーベイトは、広く探るための優れたルアーとしてよく知られています。速く釣ることができ、ベイトフィッシュのようにも見えます。そして、よく釣れます。

スピナーベイトには、さまざまな重さ、ブレードの種類、カラーがあります。 ウィローリーフブレードは、秋に速い釣りをするのに最適です。チャートリュースと白のスカートにシルバーとゴールドのブレードが付いたものは大抵のコンディション時で有効ですが、かなりクリアウォーターなフィールドでは、シルバーブレードに半透明カラーのスカートのものがより多くのバイトを引き出します。

スピナーベイトのトレーラーでも大きな違いが生まれます。シンプルなスプリットテールトレーラーは高速で動くスピナーベイトに最適ですが、小さなシャッドテールワームはよりリアルに見えます。トレーラーの色はスカートの色に合わせます。

大小さまざまなワンドの入り口となる岬から始めて、ワンドの奥に向かって釣っていきます。重いスピナーベイトを使用すると、より深いカバーを釣りやすくなります。ストライクゾーンルアー社には、最大2.5オンスにもなるスピナーベイトがありかなり深いレンジのカバーにヒットしますが、1オンスもあれば秋の初めには十分な重さです。このストライクゾーン社の重いスピナーベイトには標準カラーと「クリアウォーターシリーズ」というスペシャルカラーがあり、またストライクゾーン社は多くのカラーの軽いルアーも作っています。

岬からシャローレンジまでひととおり釣りきったら、軽いルアーに切り替えます。岬まわりのすべてのカバーにキャストし、まずは水面近くで高速リトリーブを試してみます。それで釣れない場合は、リトリーブを少し遅くして、ボトムカバーの近くを通します。これは重いスピナーベイトでもできることですが、もっと遅く通すことができます。

再びワンド側に入ったら、1/4〜1/2オンスのルアーを選びます。バスが小さなベイトフィッシュを食べている場合は、小さなルアーを使用します。ウッドカバー沿い、オダ、桟橋、ブッシュまわり、岩の上などを高速で通してみましょう。多くの場合、スタンプ、オダ、大岩付近までスピナーベイトを巻いてきて、深い側で止めて、ヒラヒラとフォールさせると効果的です。

岩の岬に風が吹き付けているような場所は、スピナーベイトを投げるのに最適な場所です。波はベイトフィッシュの群れを分裂させ、またベイトフィッシュを混乱させ、バスが狙いやすくなります。 1/2オンスのスピナーベイトをバンク際にキャストし、水面直下を速く巻いてくる釣りは、パニックに陥ったベイトフィッシュに似ており、激しいバイトを引き出します。

秋になると、バスは並んでいる桟橋に沿ってワンド内に入り、桟橋の間を行き来しています。浮き桟橋やその支柱によってできるシェード沿いの深いレンジにスピナーベイトを通すことができれば、バスは釣れやすくなります。軽いもので1/4から3/8オンスのルアーを使用すると、これを高速で効果的に行うことができます。

バズベイト

引用文(タップすると開きます)

A buzzbait is fun to fish since you can see it and watch the blowup, and they draw reaction as well as feeding strikes in the fall. Sometimes they will draw bass up from deeper water, but they shine over and around shallow cover. You can fish them fast over any kind of cover.

A 1/2-ounce bait in white with a silver blade is usually the first choice, but at times a completely black bait works better. Try a 1/4-ounce bait if you are missing strikes. In the fall, a double-bladed bait is good for bigger fish. Stick with one brand to make it simple; for example, Strike King makes baits in a variety of weights, colors and blade configurations.

Start casting to water 6 feet deep or less and work around the cove, from one point to the other and everything between. Run it over rocks, logs, stumps and brush and beside and under docks. As you move between known cover, keep casting. Bass will often be moving across bare bottoms between cover stops so offer them an easy meal. Between docks, bass will hold on cables anchoring them, so cover that area too.

秋のバス釣りに使いたいサーチベイト4選
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バズベイトの釣りはバイトの瞬間が目で見えるため、とても楽しい釣りです。そしてバズベイトは、秋にリアクションバイトを引き出します。時には深いレンジからバスを浮かせて釣れますが、シャローカバーやその周りでこそ輝きます。またどんな種類のカバーでも素早く釣ることができます。

通常は、シルバーのブレードに白いスカートの1/2オンスのものが最初の選択肢となりますが、時にはオールブラックのルアーもより効果的です。ミスバイトがあった場合は、1/4オンスのルアーを試してください。また、秋には、二重ブレードのバズベイトがビッグフィッシュに適しています。シンプルにするためには、1つのメーカーのものを使い分けます。たとえばストライクキングには、さまざまな重さ、色、ブレードのバズベイトがあります。

水深1.8メートル以内のエリアでキャストを開始し、ある岬から別の岬まで、そしてその間のワンド内すべてをキャストしてまわります。岩、丸太、スタンプ、オダの上、桟橋の横や下を通します。見に見えるカバーはすべて撃って行きます。バスはカバーからカバーの間の何もないボトムを移動することが多いので、簡単に食えそうなエサを演出してください。桟橋の間では、バスはアンカーロープにも着いていることがあるので、その辺りも忘れずに探ってください。

チャターベイト

引用文(タップすると開きます)

Often you will find very thick cover like green or dead grass in small pockets along the bank and in the back of coves. You can run a buzzbait over it and a spinnerbait or crankbait just over the top of it, but a bladed jig is your best choice. It will catch fish around all cover going into the cove, but when it is ripped through grass it can’t be beat.

The Chatterbait brand was the first bladed jig on the market and it comes in a variety of colors and sizes to fit any situation. Shad sometimes move in around grass to feed, and if you see them flashing and dimpling the water, choose a white bait with a silver blade. But there are always bluegill in grass, and a brown bait with gold blade imitates them. Use a trailer matching the bait for added effectiveness.

Cast your bladed jig far back in the grass, reel it along through the cover, and snatch it when it hangs up. That darting movement will draw a reaction strike. Work all grass cover with a bladed jig.

秋のバス釣りに使いたいサーチベイト4選
Photo by game and fish

多くの場合、小さなワンドの奥へ行くとまだ生きたウィードまたは枯れかけのウィードの厚いカバーがあります。その上をバズベイト、スピナーベイト、クランクベイトを通すのもいいのですが、チャターベイトが最良の選択です。どれもワンド内にあるすべてのカバーの周りで釣ることができますが、ウィードを引き裂いて通すとなると、これには敵いません。

チャターベイトというのは商品名で、これが市場に出た最初のブレーデッドジグであり、あらゆる状況に合わせてさまざまなカラーとサイズが用意されています。ベイトフィッシュは時々、ウィード周りを動き回って餌を食べています。もしベイトフィッシュがキラキラ点滅して水面をもじっているのを見たら、シルバーブレードで白いスカートのチャターを選びます。しかし、ウィードの中にはだいたいブルーギルもいるので、ゴールドブレードでブラウンスカートのチャターでギルを模すこともできます。効果を高めるには、ベイトフィッシュに合ったトレーラーを使用してみてください。

ブレーデッドジグをウィードエリアの奥に投げ込み、カバーに沿ってリトリーブし、ウィードへの引っ掛かりを感じたらロッドを煽って外します。そのダートの動きにリアクションバイトすることがあります。ウィードエリアにはブレーデッドジグを使いましょう。

秋のバス釣りに使いたいサーチベイト4選
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この記事に出てくるキーワードは、岬から岬の間のワンドを移動しながら打ちまくる、という感じでしたね。

その間のカバー、ナチュラルカバーもマンメイドカバーも、目に見えるものはとにかく全部撃っていくという作戦のようです。

バスはベイトフィッシュを追って散ってしまうと言っても、カバーに依存しているバスはいるようで、ただし、カバーの間を行ったり来たりして動いているという感じなんですね。

なるほど、カバーに引っかかりにくい巻き物でやる気のあるバスを探して釣っていく釣り、まさにサーチベイトという感じです。

オカッパリではボートと違って、岸沿いを横に横に投げていく感じになるかと思いますが、この間に根掛かりしてしまうとそこまで歩いて行って回収したりしますので、その間が無駄になってしまうんですよね。

根掛かりしづらい巻き物を使うというのはこういう場所での効率がすごく良くなりますから、ガンガン投げてバンバン歩いて釣っていきたいですね。

ただ、現実としては巻き物だけでジャンジャン釣れるような、そんなにうまくいくわけでもありません。少なくとも私は(笑)

実際は巻いている最中に「ツン」とか「コンッ」と来て終わりです。

今のバイトかな?と思った時には、すかさずノーシンカーなどのフォローベイトを入れてみて、しっかり食わせるというのが日本っぽい釣りなのかもしれません。

秋に使うべきサーチベイトの紹介でしたが、その脇にはしっかりフォロー用のロッドも持っておいて、より効率のいい秋の釣りをしてみたいものですね。

がんばりましょう。

それではまた。

毎度ありがとうございます!