フィネスフリッピングでのバス釣り

フィネスフリッピングでのバス釣り

Photo by shopkarls.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Finessse Flipping: Tossing Finesse Baits In Heavy Cover”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com”Finessse Flipping: Tossing Finesse Baits In Heavy Cover”(海外サイトです)

 

フリッピングというバス釣りのテクニックは、皆さんよくご存知かと思います。

フナ釣りで言うところの「送り込み」という表現が近いアプローチかと思うのですが、アメリカではキャストではなくトスと呼ばれる種類のアプローチです。

フリッピングは超近距離のターゲットに対してジグやテキサスリグなどを撃ちこんでいくような釣りをするとき、効率よく静かなアプローチができるということで、カバーの中にいるデカバスに対して警戒心を抱かせづらいアプローチとして知られていますね。

この時のタックルはややこしいヘビーカバーの中に入れていくことを最重要としているため、ヘビーウエイトなものが基本となりますが、最近ではこのフリッピングにもフィネスなアプローチが使われることが多くなっています。

ラインブレイクを避けるため、使うラインは太い方が望ましいのですが、使うシンカーやワームは軽く、小さなものを使います。

そうすることでカバーに入っていくときの引っ掛かりを減らしてスリ抜けを良くし、カバーの奥にいるバスにアプローチするという作戦です。ヘビーウエイトのルアーでガツンと撃ちこんでいくやり方ではないため、より静かなアプローチができるメリットがありますよね。

この記事は、アメリカのタックルショップ「KARL’S Bait&Tackle」のブログで、そんなフィネスフリッピングに適したワームやタックルセッティングが紹介されています。

フィネスフリッピングワームの種類やその有効性とは、どんなものがあるのか、ちょっと読んでみましょう。

 

チューブワーム

Finesse flipping a tube presents a shad-imitation profile and has more action than a bulky jig and plastic chunk. When you flip a jig in a bush, it falls straight down and when you hop it up, the jig comes straight up and goes straight back down. When you pop up a tube, it has an erratic action coming up and going back down. It never falls the same way twice, so this erratic action triggers more strikes.The type of cover dictates whether you should Texas rig your tube with either a 1/8- or 3/16-ounce bullet weight. If you are flipping shallow cover that you can slip the lure into easily, use a 1/8-ounce weight, but for thicker wood cover or matted weeds try the 3/16-ounce sinker.

I never peg my sinker when fishing a tube bait so it will fall freely and create more action. When you pop up the tube, the sinker slides down the line and cause the bait to hesitate. That makes it suspend for just a second and gives it an erratic fall on the way down. Attach the flipping tube to a 4/0 or 5/0 extra wide gap hook for the best hookset.

For finesse flipping in clear water, try a tube in a smoke color with red and black flakes. For dirty water, flip a black neon or green pumpkin/chartreuse tail tube. On lakes with heavy vegetation, choose tubes in green hues such as watermelon or green pumpkin.
The tube can be presented in the same flipping fashion as a jig and chunk. Flip the tube to specific targets in the cover and let it drop to the bottom. Pop it off the bottom once or twice, then bring it out of the cover and let it fall on the outside of the cover one time. If that doesn’t trigger a strike, reel it in and present it to the next target.

フィネスフリッピングでのバス釣り

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チューブワームのフィネスフリッピングプレゼンテーションはシャッドを模しており、バルキーなジグ&チャンクよりも多くのアクションを持っています。通常のジグをブッシュに向かってフリッピングするとまっすぐフォールし、ホップした時はまっすぐ上に上がり、またまっすぐ落ちます。チューブワームをホップさせた場合、不規則なアクションで上に上がり、また下へ落ちます。決して2回続けて同じように落ちることはなく、この不規則なアクションにより多くのバイトを引き起こします。カバーの種類によってテキサスリグのバレットシンカーを1/8か3/16オンスのどちらかに決めます。ルアーを簡単に滑りこませやすいシャローカバーでフリッピングする場合は、1/8オンスのシンカーを使用しますが、厚いウッドカバーやウィードマットなどの場合は3/16オンスのシンカーを試してください。

私はチューブベイトで釣るときにはシンカーをペグ留めせず、フリーなフォールでより多くのアクションを生み出します。チューブをポップアップすると、シンカーがラインを滑ってワームのところで止まります。そこでほんの1秒ほどサスペンドさせ、また不規則なフォールをさせます。フッキングを良くするためには4/0または5/0のエクストラワイドゲイプフックにチューブを取り付けます。

クリアウォーターでのフィネスフリッピングでは、スモーク/レッド&ブラックフレークカラーのチューブを試してみてください。濁っている場合は、ブラックネオンまたはグリーンパンプキン/チャートテールカラーのチューブをフリッピングします。ヘビーベジテーションレイクでは、ウォーターメロンやパンプキンのような緑系カラーのチューブを選んでください。
チューブのフリッピングは、ジグ&チャンクのときと同じやり方でプレゼンテーションすることができます。チューブをカバー内の特定のターゲットにフリップして、ボトムまでフォールさせます。ボトムから1〜2回ポップしてからカバーから取り出し、カバーの外側に一度落としてください。それでバイトがない場合は回収して次のターゲットにプレゼンテーションします。

 

ソフトジャークベイト

This lure offers a different profile and falls slower in the target zone when flipped into heavy cover. Instead of resembling a worm or crawfish, the jerkbait looks more like a shad falling in front of a bass.For flipping in clear water or when bass are finicky, try a 5-inch jerkbait on a 3/0 hook. When fishing dirty water or for aggressive bass, choose a 6-inch jerkbait and stick it on a 4/0 or 5/0 hook. Jerkbaits in shad hues work best in clear water, while chartreuse models are best for murky conditions.

The jerkbait is most effective with the least amount of weight added to it. If possible flip the lure without any weight, but in most situations a little weight is needed to present the lure in tight places. Use a 1/8- or 3/16-ounce screw-lock bullet weight to flip the jerkbait into those hard-to-reach areas. Nail weights also work, but make sure you place the weights through the side of the jerkbait rather than lengthwise, which inhibits the lure’s action.Standing timber or flooded willows are prime cover to flip the jerkbait. Flip the weighted lure to the target, let it fall to the bottom, hop it once or twitch and then try a different spot. When flipping the weightless lure, let it fall a couple of feet and twitch it a couple of times before reeling it in.

フィネスフリッピングでのバス釣り

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このルアーは、ヘビーカバーへのフリッピングをしたとき、スローなフォールをするなどまた異なる見え方を提供します。虫やザリガニに似せているのではなく、ソフトジャークベイトはバスの前に落ちてくるシャッドのように見えます。クリアウォーターなフィールドやバスが警戒している時は、3/0フックで5インチのジャークベイトを試してみてください。濁った水を釣るときやバスが積極的なときは、6インチのジャークベイトを選び、4/0または5/0フックを使います。シャッドカラーのジャークベイトはクリアウォーターで最も効果的で、チャートカラーは濁り系の水に最適です。

ジャークベイトは、出来る限り使用シンカーを抑えるのが最も効果的です。可能であれば、シンカーを付けずにフリッピングしてください。しかし、ほとんどの状況では狙った場所にタイトにルアーをプレゼンテーションするには少しのウエイトが必要です。 1/8または3/16オンスのスクリューロックのバレットシンカーを使用して、ジャークベイトをややこしい場所へ入れていきます。ネイルシンカーでも機能しますが、ルアーのアクションを妨げてしまう縦方向ではなく、ジャークベイトに対し横向きにシンカーを挿すようにしてください。立木や冠水ブッシュは、ジャークベイトのフリッピングにおいて重要なカバーです。ターゲットにシンカーを付けたルアーをフリップし、ボトムまで落とし、ホップかトゥイッチを一度やったら別の場所を試してみてください。ノーシンカーのルアーをフリップするときは、数十センチフォールさせ、数回トゥイッチさせてから回収してください。

 

フィネスストレートワーム

This subtle lure is thinner and has less action than bulky jigs or most styles of plastic worms so give it a try when bites are hard to get in heavy cover.
Texas rig this worm with a 1/8- or 3/16-ounce weight and a 3/0 light wire worm hook.
Choosing a worm color depends on the water conditions. This technique usually works best in stained water so try black or red shad. For clear-water presentations, pick transparent colors such as watermelon.

The finesse worm’s straight, slender body makes it ideal for flipping into tight places. Flip it to a target, slowly hop it up and down a couple of times and then move on to another target. The bite is usually the same as any other worm, but bass seem to hang onto the little worm pretty well to give you a better chance for a hookup.

フィネスフリッピングでのバス釣り

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この繊細なルアーは、バルキーなジグやほとんどのスタイルのワームよりも細くてアクションが少ないものですが、ヘビーカバーでのバイトがないときに試してみたいところです。
このワームを、1/8か3/16オンスのシンカーと3/0のライトワイヤーワームフックでテキサスリグにします。
ワームのカラー選択は、水のコンディションによって異なります。 このテクニックは通常、ステインウォーターで最も効果的ですので、ブラックまたはレッドシャッドカラーを試してみてください。 クリアウォーターでのプレゼンテーションは、ウォーターメロンなどのクリア系カラーを選択します。

フィネスストレートワームはまっすぐで細身のボディーなので、狭い隙間の場所にぴったりです。 ターゲットにフリップし、ゆっくりと数回上下させてから、別のターゲットに移動してください。 バイトは通常の他のワームと同じですが、バスは小さなワームをずっと咥えているため、フックアップの確率はより良くなるでしょう。


 

いかがでしたか。

ヘビーカバーへのフリッピングというと、ヘビールアーをガスっと投げ込んで無理矢理着底まで持ち込むようなイメージでしたが、それだけではないようです。

ライトテキサスでもポチョッとカバーの上に置いて、チャカチャカしていると段々とカバーの中に入り込んでいきますよね。小さいルアーだからこそできるネジ込み系フリッピングといった感じです。

しかも記事に出てきたルアーは確かにフリッピングでは使いそうもない、意外性のあるルアーで面白そうでしたし、イレギュラーな動きをするのが有効というのも釣れそうで納得でした。

 

シャローカバーが豊富でフリッピングで攻めるのが効率的でかつ有効なフィールドというのはあるものですが、カバーの中のバスは警戒心が薄れるとは言うものの、やはりプレッシャーなどの状況で口を使わなくなる場面もあるのだと思います。

そんなときに試してみたいフィネスフリッピングなんですね。

 

ただし、この記事にはラインについては触れられていませんが、フィネスなのはリグだけであって、ラインに関しては細くしてはいけないと思います。

ヘビーカバーの中ではバスのサイズに関わらず、ラインにキズが入ることは避けられませんのでできる限り太いラインで釣らないと痛い目に遭うと思います。

あくまでも超近距離用フリッピング(送り込み)アプローチのためのテクニックであって、キャスティング用のテクニックではありませんので、注意が必要ですよね。

 

いつも普通のフリッピングをしていたホームフィールドにあるヘビーカバー、今度はフィネスフリッピングで入れてみては…いかがでしょうか。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!