真夏のバス釣り:暑い日をアツい日にする8つのヒント
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こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Turn Dog Days Into Hawg Days”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:worldfishingnetwork.com”Turn Dog Days Into Hawg Days”By: Keith "Catfish" Sutton(海外サイトです)
当たり前ですが、夏は暑いですね。
夏にバス釣りをしていて汗をかくのはまだ我慢できるのですが、汗びっしょりでパンツが身体に貼りついてしまうのほどうっとうしいものはありませんよね…トイレに行くにも脱ぎづらいですし、それをまた履くのも最悪な気分になります(笑)
まあバス釣りをしていますので、それもまた季節の風物詩と思えば、ロマンチックとも言えるでしょうか。
ところで、真夏というのを表す英語として、「Dog days」という言葉があります。日本でも夏の暑い日に釣りをするときに「真夏日の釣り」などと丁寧に言うよりは、「クソ暑い日の釣り」といった方が自然ですが、そんな感じにアメリカで使われるのがドッグデイズという言葉です。
なぜドッグデイズと呼ぶかというと、北半球ではおおいぬ座のシリウスが真夏の時期にちょうど日の出から日没まで空にあることが関係しているようですね。
さて、そんな真夏日に良い釣りをするにはどうすればいいのか。この記事は、北アメリカを中心とするフィッシング専門メディア「World Fishing Network」の記事で、真夏日のバス釣りで成功するための8つのヒントが書かれています。
クソ暑いドッグデイズを「ワン」ダフルなものにしたいですよね…ゴホン。それでは読んでいきましょう。
1:良い水を探す
Your summer bass-fishing success often depends on the type of water you fish. The best lakes for hot-weather fishing – those where largemouths continue to feed actively throughout the season – generally are deep, fairly clear and exceed 500 acres. They are very fertile and support abundant baitfish. There should be a good mix of structure and cover, and areas of open water adjacent to structural elements. Rivers produce good bass, too, when they offer the same environmental conditions.
In small, shallow lakes and ponds, summer fishing generally is poor. Spring fishing may be good, but during hot weather, weeds choke most such lakes, and bass have no cool, oxygen-rich depths to which they can retreat. Fish become lethargic.
夏のバスフィッシングの成功は、釣りをするフィールドの種類によって決まることがよくあります。 ラージマウスがこの暑い時期でもフィーディングし続けているような釣りのための最高の湖は一般的に深く、クリアウォーターで面積は2㎢を超えています(野尻湖は4.56㎢、木崎湖は1.4㎢)。 それらのフィールドは非常に豊かで、豊富なベイトフィッシュを育んでいます。 地形変化とカバー、地形変化とオープンウォーターが隣接するエリアがいい感じに混ざり合うことが必要です。 川もまた同じ環境条件を提供されると、グッドバスが育まれます。
小さな浅い湖や池では、夏の釣りは一般的に厳しくなります。 春の釣りは良いかもしれませんが、暑い時期にはウィードがそういった湖のほとんどを酸欠状態にし、バスの避難所となる涼しくて酸素が豊富なディープエリアもありません。 魚は無気力になります。
2:ブルーギルの活きエサを使う
Young-of-the-year sunfish are a superb yet often overlooked summer bass bait. They’re easy to obtain and store, hardy in any water temperature, super-lively on the hook and extra-appealing to big bass. One- to 2-inch ones are like candy to bucketmouths.
Use a small baited hook, minnow seine or cast net to catch small sunfish. Store them in a minnow bucket. They’re fished much like you’d fish minnows, but must be held farther from cover to keep them from wrapping line.
A small sunfish’s normal movements feel almost like a bass’s gentle nip at a minnow. It takes practice to ignore those little taps and twitches, but there’s no doubt when a nice bass takes a sunfish; it strikes hard.
小さなブルーギルは素晴らしいのですが、見過ごされがちな夏バスの餌です。 ギルは入手して保存するのが簡単で、どんな水温でも丈夫で、フックに掛けても活気があり、バスにアピールしてくれます。 1〜2インチのものは、ラージマウスにとってキャンディーのようなものです。
小さなギルを捕まえるために小さなエサをつけたフックで釣るか、追い込み漁または投網を使用してください。 捕れたら小さなバケツに入れて保管してください。 これでバスはあなたがギルを釣るのと同じように釣れますが、ラインを巻かれないようにカバーから遠ざけなければなりません。
小さなギルの動きで、小魚の泳がせ釣りと同じように引っ張られるのでバスのバイトと間違えてしまいそうになります。 そういった小さなバイトっぽいものを無視し続けるには慣れが必要ですが、バスがギルを食った時は間違いようがありません。 ド派手にバイトします。
3:トップでプロップベイト
Near dawn and dusk, try working a prop bait around thick vegetation. Cast to the cover’s edge, and let the lure sit until all ripples subside. Twitch it then, just enough to rotate the props a time or two. If no strike comes, start a steady retrieve.
The idea is to get the bass’ attention so it will swim over for a look. When one does, you want to make the lure appear as if it is real and has seen the fish and is trying to escape.
夜明けや夕暮れどきに、濃いベジテーション周りでプロップベイトを使ってみてください。 カバーのエッジにキャストし、波紋が消えるまでルアーを静止してください。 その後しっかりプロペラを回すように1〜2回ほとトウィッチしてください。 それでバイトがない場合は、ステディリトリーブを開始します。
この時、バスに気付いてもらえるように泳がせることです。 例えば、まるで本当にバスを見て逃げ出そうとしているようにルアーを操作するなどです。
4:ジグのフリッピング
When fishing around logs and other woody cover in shallow water, try flipping or pitching a jig or grub. As you move the lure through stickups or timber, you can feel it start up over a limb. As soon as it stops coming up, lower your rod, letting the jig drop straight down again. If there’s a bass near the tree, it’s likely to grab the jig as the lure drops.
シャローのウッドカバー周りで釣りをするとき、ジグやグラブのピッチングやフリッピングをしてみてください。 ルアーを立木や枝の中を通そうとすると、枝に当たるのを感じることができます。 これ以上こっちに来なくなったらロッドを下げ、再びジグを下に落とします。 木の近くにバスがいれば、ルアーが落ちるときにジグを食う可能性が高いです。
5:ネズミ系トップルアー
Bass hiding in the shade in lily pads often can be enticed with a soft-plastic rat or mouse. Spinning tackle is superior for fishing these lightweight, floating lures. Cast to open spots amid the pads and allow the lure to sit on the water for a minute or so before swimming it back in slow, short spurts. If the lure is rigged with a weedless hook, it can be cast onto pads and then pulled off and swum slowly between them. Keep your rod tip pointed down, and make all retrieves slow and deliberate.
One of the most difficult aspects of fishing these lures is making yourself wait an extra second after the strike before setting the hook, just to make certain the bass really has the lure. If a fish swirls and misses, let the lure remain still, then wiggle it ever so slightly. This often will coax a second strike.
リリーパッドの陰に隠れているバスは、ソフト素材のネズミ系ルアーに喰ってきます。 これらフローティングの軽量ルアーで釣るにはスピニングタックルが向いています。 パッドの開いた場所にキャストし、1分ほど止めて、ゆっくり泳がせたり短いジャークを入れます。 ルアーをウィードレスフックにセットすることで、パッドの上にキャストしても引っ掛からずにゆっくりと泳がせることができます。 ロッドティップを下げ、リトリーブはゆっくり、慎重に行ってください。
これらのルアーで釣るのに最も難しい部分の1つが、バイトからフッキングをするまでに数秒を待つことです。 魚が出ただけで食っていない場合は、ルアーをまだ残しておくようにしてください。 これにより二度目のバイトを期待できます。
6:トローリングを試す
When bass are suspended at 9- to 10-foot depths, you can usually pinpoint them by trolling a 1/2-ounce lipless crankbait 120 feet behind the boat with 12-pound line. If you go to heavier line, subtract a foot for every pound test you move up to. If you troll with line lighter than 12-pound-test, add a foot of depth for every pound test you drop in line size. Troll at approximately 3 m.p.h.
バスが水深2.7〜3メートルあたりでサスペンドしているときは、1/2ozのバイブレーションを12ポンドのラインでボートの後方約35メートル投げてトローリングすることで正確にそのラインをトレースすることができます。 ラインをもっと太くする場合は1ポンド太くなるごとにルアーは約30センチ浅くなります。 12ポンドより細いラインでトローリングする場合、ラインを1ポンド落とすごとに約30センチ深く潜ります。時速約5キロでトローリングした場合です。
7:ワームを用意しておく
Keep an extra fishing outfit handy, rigged with a big plastic worm. If a lunker swirls at the lure you’re using and misses, this is one of the best follow-up baits.
ビッグワームを付けたタックルを1本余らせておいてください。 あなたが使用しているルアーにランカーがミスバイトした場合、これはベストなフォローベイトの1つになります。
8:手を変え品を変える
Are other anglers zigging? Maybe you should zag. Fish become conditioned to certain lures and presentations, and you may catch more lunkers by trying something unconventional – a big live shiner instead of artificials, for example, or a new lure or presentation that hasn’t caught on yet. Give a musky lure a try, or a big saltwater lure. Be open minded. Experiment.
他のアングラーはジグをやってるって? ではあなたがやることはジグザグのザグです。 魚は特定のルアーやプレゼンテーションに反応するもので、何か斬新なものを試すことでより大きなランカーをキャッチしたりするものです。例えば、大きな生きたフナや、フナっぽいルアーなど、まだ釣ったことのない新しいルアーやプレゼンテーションなどです。マスキー用のルアーやソルト用ルアーを試してみてください。オープンマインドで。 これは実験なのです。
いかがでしたか。
真夏の釣りは一筋縄ではいかないということがこれを読んでも伝わってきてしまいますね。
2番目にいきなり生き餌の使用を勧められるとは思いませんでしたよね。
日本では、バス釣りに生きエサを使うのはなんだかタブー視される傾向があります。アメリカでも試合などではルアーの使用が前提ですが、エンジョイフィッシング、レクリエーションフィッシングの場面ではエサ釣りは当たり前に楽しまれていますし、エサ釣りでの世界記録もしっかり用意されています。
また、エサ釣りでバスを釣ることはルアーフィッシングの上達にもつながります。
例えば、良いと思ったポイントで釣っていたのに釣れなかった時、ミミズを針につけてキャストしてみたらあっけなく喰ってきた場合。こんなことはしょっちゅうありますが(笑)、これでポイント選びは正解だったことになりますし、あとはルアーの動かし方やアプローチが間違っていたことが分かります。
逆にミミズでも食ってこなかった場合は、エリア選びや狙うレンジが間違っていたことになります。この確認作業は非常に簡単で、楽しいものです(笑)
バスがいたのかいなかったのかもわからない状態でそのポイントを去ってしまっては、反省のしようがありませんものね。
こんな風に、生きエサがルアーフィッシングの役に立ってくれる場面はあります。
ですので夏に限ったことではありませんが、エサ釣りをあまり拒否せずに、ここに書かれているようにオープンマインドでいろいろやってみることが良いのではないかと思います。
それともう一つおすすめなのは、真夏は野尻湖や木崎湖など、高原の湖に行くことです(笑)
陽射しがあると暑いことは暑いのですが、湿気が少なく、風が吹くと非常にさわやかです。夕方から夜は窓を開けておけば涼しい風が吹き込み、クーラーなど要らないくらいです。夏野菜も美味しいですし、最高ですよ。
この夏、ぜひ涼をとりに野尻湖、木崎湖へお出かけしてみてはいかがでしょうか。もちろん、スモールマウスも最高ですよ!
それでは、また。
毎度ありがとうございます!