水中映像で見る:4つのワッキーリグの使いかた&使い分け

水中映像で見る:4つのワッキーリグの使いかた&使い分け

Photo by wired2fish.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”4 Wacky Rigging Methods | What it Looks Like Underwater”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish.com ”4 Wacky Rigging Methods | What it Looks Like Underwater”May 24, 2018(海外サイトです)

 

ワッキーリグの釣り。

これが登場したころは、ほぼ同時期に登場したネコリグとの明確な区別がなかったような気がするのですが、どうだったでしょうか。

ワッキーリグもネコリグも、これまでの常識を大きく覆す、フックをワームの端ではなく途中に掛けるというセッティングで、当時初心者だったころの私には驚きでもあり、半信半疑でもありました。

なぜなら、これまでの定説で言えば、バスはエサを頭から食う。というわけですから、ワームの先端にフックがついていなければバスの口に掛からないと思ったからです。

その時の私のお気に入りのリグはスプリットショットリグで、それで充分釣れていましたので、特に新しく半信半疑なリグを試す気にもならずそのままずっと年月が経ちました。

それから後になって村上晴彦という人物を知り、同氏が考案した常吉リグの存在を知り、試してみると、それがまたよく釣れることが分かりました。そしてずっとほったらかしにしていたネコリグまでもが村上さんの考えたリグだということを知った頃、すでに全国各地でネコリグやワッキーリグでの釣果にあふれていた、というのが私とワッキー/ネコリグとの遅い出会いでした。

そして村上さんが考え出したネコリグ、ワッキーリグ、常吉リグは日本ではもちろん、海を越え、アメリカでも超強力なリグとして全土で愛用されています。

そして今、ワッキーリグには

  • ノーシンカーワッキー
  • センターウェイトワッキー
  • ジグヘッドワッキー
  • ダウンショットワッキー

というバリエーションが生まれ、皆さんも愛用されていることと思いますが、実際、それぞれのワッキーがどんなアクションをして、どんなシチュエーションで使えて、どんな風に使うかということとなると、私としてはあまり深く考えたことがありません。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、上記4つのワッキーリグについて、水中映像を見ながら、どんな使い分けをするのかについて解説されています。

釣れるリグの代表格であるワッキーリグについて、もっと深く理解できる内容かと思います。まずは動画をご覧いただき、記事の方もぜひ読んでみてください。

 

ノーシンカーワッキー

The weightless wacky rig is the most common use of a wacky rig. You can put an o-ring around a plastic, or just belly hook your favorite stick bait and skip and pitch it around. It falls horizontally with the ends flapping as it falls.

But Shin Fukae pointed out to me many years ago that a wacky rig really behaves more like a crawfish than a worm. When you pulse or pop the rod, the bait folds or closes and darts forward and then when you stop it opens back up straight and falls weightlessly through the water just like a crawfish would. They scoot and dart and the fall like a feather.

That’s its appeal. You cast it and let it fall on slack or semi-slack line to get maximum action. Then once it’s on bottom you can pop it up with a series of pops of the rod to get it looking like its darting away to give yourself another fall presentation. I fish it a lot around shallow docks and cover this way so I maximize its potential.

ノーシンカーワッキーリグは、ワッキーリグの中で最も広く使われています。 ワームにOリングを通したり、そのままフックを刺して投げたりスキッピングで使います。 フォールは水平で、フォール中は両端が羽ばたくようなアクションをします。

しかし日本の深江真一は、何年も前にワッキーリグはストレートワームよりもクロー系ワームのほうが機能すると教えてくれました。 ロッドを刻んだりポップさせると、ワームは折り畳まれて閉じるように前方へダートし、止めたときはまっすぐに開き、ザリガニが無重力状態になったかのように落ちていきます。 突進とダート、そして羽のようなフォールができるということです。

これが魅力なのです。 キャストしたら、アクションを最大限にするためにラインはフリーか張らず緩めずでフォールさせます。 ボトムに着いたら、再びフォールアクションを見せるためにロッドを使って逃げ出すようなポップアクションをします。 私はこのリグの可能性を最大限にするために、多くはシャローの桟橋やカバー周りで釣っています。

 

センターウェイトワッキー

Similarly, a center-weighted wacky does the same thing as a weightless wacky. But it falls faster, it pulls on the bait more so it causes the bait to pulse and flap a bit more strongly. You do this to fish it in deeper water or around deeper targets like say bridge or dock pilings or brush piles.

同じように、センターウェイトワッキーは、ノーシンカーワッキーと同じことをします。 しかしこちらはより速くフォールし、強く引っ張ることになるので、より強い羽ばたきアクションでより強い波動を出します。 これは例えば橋脚や桟橋、オダなどよりディープ寄りで釣るために使います。

 

ジグヘッドワッキー

The jighead wacky gives you an effective means for fishing it like a weightless wacky but then also working it more like a crawfish. It has also been dubbed flick shaking. With the jighead you can pop the bait along and let it fall and repeat the process all the way back to the boat. The head on the jighead will also pendulum around giving the bait another more slight variation to the original weightless wacky.

ジグヘッドワッキーはノーシンカーワッキーのような釣りになりますが、より効果的にザリガニっぽく見せるための手段となります。 これはまた、フリックシェイキングとも呼ばれています。 ジグヘッドを使用するときは、ワームをポップさせてからフォールさせるという一連の流れを回収するまでずっと繰り返し続けます。 ジグヘッドを取り付けることで、ノーシンカーワッキーで使う時よりもまた違った揺れや多様性を持たせることができます。

 

ダウンショットワッキー

A traditional drop shot works well on pressured fish like you often have in clear water. But wacky rigging can also give the worm a bit more action and you can lift and let it fall by just tightening up your line and then feeding it slack while leaving the weight in one place. This is very effective for fishing around bedding bass as well as fishing out deep around isolated cover like stumps, boulders and other objects where you want the drop shot moving a lot but staying in one location for as long as possible.

クリアウォーターでフィッシングプレッシャーにさらされたフィールドでは、ダウンショットリグでの釣りが効果的です。 しかしワッキーリグもまた、ワームにもう少しのアクションをさせることができ、また、ひとつの場所にシンカーを置いてその場にとどまりつつ、ラインを張れば持ち上げることができ、ラインを緩めればフォールさせることができます。 これは、ネストのバスを釣る時や、ディープエリアの孤立したカバー、例えばスタンプ、岩、その他の物体の周りなどで、多くのアクションをさせつつ、ダウンショットのようにできるだけ長い間1か所にとどまるような釣りに非常に効果的です。


 

いかがでしょうか、4つのワッキーリグの特徴や使い分け、イメージどおりでしたでしょうか。

改めて動画で見てみると、ワッキーリグというのは本当にアクションが多彩ですね。引っ張った時は折れ曲がって、止めると開き、それを連続するとヘコヘコアクション、フォールの時はパタパタアクションという風に、いつも違うアクションになるので、バスも見ていて飽きないといいますか、見切られにくいのでしょうか。

アクションの強さも、シンカーのあるなしでその強さが変わるというのが動画で比べるとすごくわかりやすかったです。

私的に、この4つのワッキーのうち、もっとも異質に感じているのが、ジグヘッドワッキーです。他の3つのワッキーに対して、ジグヘッドワッキーだけが、ほんの少しのフォールの時でもワームの上下が激しく入れ替わるんですよね。ダウンショットワッキーでもファーストフォールの時や、時々は上下が入れ替わりますが、ジグヘッドワッキー程ではありません。

水中映像で見る:4つのワッキーリグの使いかた&使い分け

こうして並べてみると、ジグヘッドワッキーだけが、フォールの時にフックの向きが完全に逆になっているのがよく分かりますよね。

動画で使われているワームは単色のものですので、見た目にはそれほど目立った違いに感じませんが、これがツートンカラーのワームだったり、手足や触手などのパーツがついたワーム、目玉の付いたワームなどであれば、明滅効果やローリングアクションは他の3つのワッキーリグに比べてかなり際立ったものになるはずです。

ジグヘッドワッキーが特別釣れるということではなく、こういうことも理解したうえで使い分けができれば、より効果的なのではないでしょうか。

ワッキーリグはスモールマウスにも効果的ですので、私ももっとワッキーリグを色々と使い分けて使ってみて、違いを試してみたいと思います。

皆さんもぜひ、お試しください。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!