晩秋から初冬のスモールマウスバス釣り

晩秋から初冬のスモールマウスバス釣り

Photo by bassmaster.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Late fall, early winter smallmouth”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”Late fall, early winter smallmouth”by Jeff Gustafson December 7, 2018(海外サイトです)

 

今年から、ジェフ・グスタフソンというアングラーが、FLWから変わってB.A.S.S.のトーナメントに参戦することになりました。

彼はカナダ出身のカナダ在住で、カナダでは自身がホストを務める釣りテレビ番組をもっています。B.A.S.S.にカナダから参戦というアングラーは数少ないのですが、当然のことながら(?)、彼はスモールマウスバスのスペシャリストということになります。(もちろんスモールだけでなくラージマウスバスにもめっぽう強いのですが)

カナダと言いますと、スモールマウス好きの私にとって意外と馴染みのない、よく知らない国だったのですが、最近になって同じくカナダに住むNISHINE LURE WORKSの西根さんのツイートをよく拝見するようになり、カナダという国の色々なことが分かってきました。

一番はやはり今日のテーマに沿ったことになるのですが、とにかく「冬が長い」ということです。

私の住む長野も冬が長いと思っていましたが、当たり前のようなことを言うようですが、まったくそれ以上のレベルなんですね。

冬が長いというとそれだけの様かもしれませんが、冬が長いということは、夏が短く、春と秋はもっと短いという感じで、夏が終わるとあっという間に冬という感じのようですね。慣れない方には頭では理解できるようでも、身体がなかなか追いつきません。

そうなってくると難しいと思うのが、秋から冬にかけてのスモールマウスバス釣りだと思います。

あっという間に秋から冬に変わってしまうスモールマウスの釣り。そういうこともまた、知っておきたいと思うのは私だけでしょうか。

この記事は、アメリカバスマスターサイトの記事で、今年から参戦のエリートプロ、ジェフ・グスタフソン氏が、晩秋から初冬にかけてのスモールマウスバスフィッシングを紹介してくれています。

早速読んでいきたいと思います。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

晩秋から初冬のスモールマウスバス釣り

I’m up in Canada, and fall is long past. It was 20 degrees below zero at my house last week. But for most of you it’s still late fall or early winter. Your water is somewhere around 50 degrees. At least that’s what I’ve been told, anyway.

That’s perfect for a technique we use up here on suspended smallies. Basically it’s a soft minnow on a jighead. We’ll start with the minnow.

There are dozens of brands that look good, and some of them get the job done. My choices are all between 3 inches and 6 inches in length. The 4-inch size is the best for me, but when the fish are especially finicky I will drop down to a 3-inch model. If they’re really aggressive I’ll move up in size. Size is something you have to decide on when you’re actually out fishing. There’s no hard and fast rule.

What is a hard and fast rule, however, is that your minnow must be perfectly straight. Any bend or twist in the body or in the tail will cause it to wobble and spin on the retrieve. You never, not ever, want that to happen. You’ll see why in a minute.

My preference is the Z-Man StreakZ. We don’t have shad up here so I go with either smelt (silver) or with shiner (brownish). You may want to go with something that looks more like a shad or an alewife if that’s what they eat where you’re fishing. The important thing is to keep it natural looking.

I fish my ShadZ on a jig head that has a natural looking head and a heavy hook. My choice is a Northland Slurp Jig. I usually fish a 1/8-ounce weight when I’m casting but that can vary depending upon the depth of the fish and the wind.

The idea is to target suspended fish. My best places are all main lake structure areas. You have to look before you start fishing.

I cast my bait out with a long cast and let it fall down to about 10 feet. That’s a good starting point. You can always move up or down as conditions warrant. I then wind it back with a slow and steady retrieve. The idea is to move the bait horizontally with as little action as possible. This is cold water fishing. Nothing in the water moves fast or erratic.

Sometimes you’ll see the fish suspended under your boat on your electronics. When I see them on my Humminbird units I stop the boat and drop the same lure combination I’ve talked about directly under the boat. I don’t jig it or move it around — just perfectly straight with little movement.

I do make one change to my presentation, however. I go up in weight on my jighead. Something around a 1/4-ounce or 3/8-ounce is about right most of the time.

Something else that’s very important: Regardless of whether you’re casting or fishing under the boat, always keep your lure above the fish. They won’t go down for anything at this time of the year. There are no exceptions to this principle.

If you want some perspective on what’s really going on, think about it like you would the float-and-fly that’s popular in Tennessee and the surrounding area. It’s about presenting something to the bass that they didn’t know they wanted until they see it.

If you want to do this right you need a flexible spinning rod, a good reel and high-quality light line for this technique. I fish with a G. Loomis spinning rod — 7 foot, 3 inches long, medium action. The model number is NRX 872S JWR. My reel is a Shimano Stradic Ci4 in the 2500 size. I spool it with 10-pound-test yellow Power Pro braid and use a 10-pond-test fluorocarbon leader.

I use different brands of fluorocarbon, but they are all high-quality. Don’t buy cheap, off-brand fluorocarbon line. If you do, you’ll be sorry.

This should give you a look at a common technique for catching late season smallmouth in Canada. I’ll bet it’ll work on those living in the States, too.

私はカナダに住んでいますが、秋はとっくに終わってしまいました。先週、私の家では-6.7℃と氷点下になりました。しかし、皆さんの住む地域の多くは、まだ晩秋または初冬というところでしょうか。まだ水温が10℃あるところもあるでしょう。少なくとも私のところよりはマシと言ったところでしょうか。

私がここでお伝えするテクニックはサスペンドするスモールマウスにバッチリ効きます。基本的にはミノー系ワームのジグヘッドです。ミノーからスタートします。

これには素晴らしいブランドがたくさんありますが、そのうちのいくつかが有効になってきます。私の選択はすべて3インチから6インチの長さです。 4インチサイズが私にとってベストですが、魚が特に低活性なときは、3インチに落とします。彼らがアグレッシブであれば、サイズアップするでしょう。サイズは実際に釣りをしながら決めなければならないものであって、厳密に決められているルールなどはありません。

しかし、厳密に決められているルールもあります。それはワームは完全に真っ直ぐでなければならないということです。ボディやテールに曲がりやねじれがあれば、リトリーブ時に揺れたり回転してしまいます。これは絶対に起こしてはなりません。この理由はすぐにお分かりになるでしょう。

私のお気に入りはZ-Man StreakZです。ここにはシャッドがいませんので、ワカサギ(シルバー系)やシャイナー(ブラウン系)を使います。あなたが釣りをする場所ではシャッドが食べられているようなら、シャッドカラーを使うのが良いと思います。重要なのはナチュラル系にするということです。

晩秋から初冬のスモールマウスバス釣り

 

私はリアルな外見を持つヘビーフックのジグヘッドを使ってZ-Man StreakZで釣っています。私の選択はNorthland Slurp Jigです。キャスティングで釣る時は通常1/8オンスのウェイトですが、風の強さや釣るレンジによって変えていきます。

晩秋から初冬のスモールマウスバス釣り

 

狙いはサスペンドフィッシュという考えですので、私の最高の場所はメインレイクの地形変化ということになります。これは釣りをする前に確認しておかなければなりません。

ロングキャストしたら3メートルほど沈ませます。そのあたりから始めるのが良いと思います。状況に合わせてそこから下げたり上げたりしていけるためです。それからスローステディリトリーブをします。これはできるだけ小さなアクションでできるだけ水平に泳がせたいという意図があります。これは低水温下での釣りです。速いアクションや不規則アクションは必要ありません。

時には、ボートの真下にサスペンドした魚が魚探に映ることがあります。 ハミンバードの魚探でそれを見つけたら、ボートを止め、ボートの下に向かって先ほど話したのと同じリグを落としていきます。そこでしゃくったり泳がせたりはしません。まっすぐ落としたまま、ほとんど動かしません。

しかし、このプレゼンテーションにひとつ変えることがあります。それはジグヘッドのウェイトを変えることです。 ウェイトアップするときはだいたい1/4オンスから3/8オンスまでのあたりで間違いありません。

他に非常に重要なことと言えば、キャスティングかバーチカルな釣りかに関わらず、ルアーは常に魚の上に保つことです。この時期、彼らは下に向かって行きたがりません。この原則には例外はないようです。

これがどういうことかをイメージしたい場合は、テネシー州とその周辺地域で人気のあるウキを使ったフライフィッシングのように考えてください。それはバスがそれを見つけてはじめてそれを食べたいと思わせるようなアプローチに似ています。

これをしっかり行うには、柔らかめのスピニングロッド、優れたリール、高品質の細いラインが必要です。私はG.ルーミスの7フィート3インチ、ミディアムアクションのスピニングロッドで釣ります。モデル番号はNRX 872S JWRです。リールはシマノ・ストラディックCi4の2500サイズです。これにPE10ポンド巻き、10ポンドのフロロカーボンリーダーを使用します。

私はさまざまなブランドのフロロカーボンを使用していますが、すべて高品質です。安価でノンブランドのフロロカーボンラインを購入しないでください。後悔することになるかもしれません。

ここでは、カナダのシーズン終盤にスモールマウスを釣るための一般的なテクニックをお伝えしました。ただ、これはアメリカに住んでいる方々にも有効であると確信しています。


 

いかがでしょう、カナダの晩秋から初冬のスモールマウス。

これが書かれたのが12月7日ですが、カナダではすでに氷点下5~6℃をマークしているようですね。うわーさすがに寒いなあと思いましたが、これを書いている今、ネットで天気を見たら野尻湖も木﨑湖も桧原湖もだいたい同じような感じなんですね(笑)

ボート屋さんがやっていないのであれば仕方ありませんが、まだ営業している晩秋にはこのやり方は当てはまると思います。

大事なのは、バスのいるレンジより上にルアーを保つということなんですね。

私の場合、なんとなくですがバスより下にある方が食わせやすいと考えていましたので、このやり方を試す価値は大いにありそうだと思いました。

リアル系ヘッドにミノー系ワームという組み合わせも、最近どこか軽視されているというか、忘れ去られているような気もします。ワームそのものがよりリアルになり、目玉が付いているものが増えたせいでしょうか?

他の人があまりやらなくなったリグやセッティングには、思わぬ収穫もあるものだと思いますし、そういう意味でもやってみたいテクニックですね。

皆さんもぜひ、試してみてはいかがでしょうか。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!