マイクアイコネリ:秋のスモールマウスバス釣り

マイクアイコネリ:秋のスモールマウスバス釣り

Photo by bassresource.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Mining For Bronzeーfall”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassresource.com”Mining For Bronzeーfall”December 3, 2001 by David Hart(海外サイトです)

 

秋のスモールマウスバスは、ラージマウスよりも顕著にベイトフィッシュに依存するのかもしれません。

皆さんの秋の釣りは、どんな風に展開されるのでしょうか。

秋のバス釣りは、これまでのバス釣りのハイシーズンがピークを越えたころから、ちょっとずつ釣りづらくなる傾向にあると思います。これまで、○○岬が釣れていた、○○川の流れ込みが釣れていた、といった釣果情報の内容が少し変わってしまうんですよね。

ポイントに付くというよりは、そのゾーンとかエリアで釣れている感じになるようですので、これといった決め手に欠ける感じが、難しいという印象を持ってしまう原因のひとつなのかなと思います。

しかし、バスはバスです。春夏冬と同じように、捉えにくいとはいえ、バスは秋は秋で毎年同じような行動をしているわけで、ある程度は予測可能なはずなんですよね。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「bassresource.com」の記事で、季節ごとのスモールマウスバスの動きを数名のバスプロにインタビューしたもので、今回はその「秋」の部分をご紹介いたします。秋は、マイク・アイコネリがそのインタビューに応えています。

彼の秋のスモールマウスバス戦術とは、どのようなものでしょうか。早速読んでいきましょう。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

マイクアイコネリの秋のスモールマウスバス

Mike Iaconelli offers no hesitation when asked to choose his favorite season to chase smallmouths.
“Fall," he says. “I’ve won a lot of tournaments on smallmouth lakes in the fall. It’s absolutely my favorite time to fish any lake that has a lot of smallmouths. It doesn’t matter if it’s Lake St. Clair, Champlain, Thousand Islands or even a southern smallmouth reservoir, the fish all do pretty much the same thing, and you can really load up on big fish."
The key to catching a single smallmouth when the leaves fade from vibrant green to a rich assortment of reds, golds and oranges is to locate baitfish. Since baitfish – shad, alewives, ciscoes or smelt – migrate with the seasons, smallmouths will follow.

“Smallmouths become very predictable in the fall. They know that lean times are coming up and they want to feed as heavily as they can before winter sets in. If you find bait in the fall, you can be sure that smallmouths are near," Iaconelli explains.
His tactics are pretty straightforward and he relies on a handful of baits to put a limit of fat smallmouths in his livewell just about all the time in September and October. Before he picks up a rod, before he even backs his boat into the water, Iaconelli studies a map and looks for a few critical ingredients.
He likes shallow shelves adjacent to deeper water, particularly flats that drop sharply. He also likes rocky humps and shoals, particularly those with patches of grass growing among the rocks. Although the fish will be in a variety of depths, he generally finds them in 8 to 12 feet of water in the fall.

“The best fall areas are similar to the best spots in the spring," Iaconelli adds.
Once he finds those areas, the New Jersey resident reaches for a 3/4-ounce Mann’s Ti Classic spinnerbait, a Mann’s crankbait or a bright-colored hard jerkbait like a clown-colored Bomber Long A. Each of these lures allows him to cover a lot of water quickly. That’s important, he notes, because smallmouths gather in big schools – as many as 50 fish – leaving many areas completely void of bass. With a spinnerbait, crankbait or jerkbait, he can cover an area in one or two passes to determine if any bass are around, but he modifies his heavy spinnerbaits by replacing the factory blades with smaller blades. That allows him to burn the lure just under the surface. Larger blades tend to pull the lure to the top as it is retrieved faster, but Iaconelli insists that it is important to keep the lure just under the surface.
“During a major tournament on Champlain one fall, I threw a Long A to a flat and caught about a 2-pounder. As I got it close to the boat, I could see this black cloud following it. It was a huge school of 2- to 4-pound smallmouths," Iaconelli recalled.

He won that tournament not by throwing the Long A exclusively, but by utilizing follow-up lures to target those fish that weren’t interested in chasing a fast-moving bait. Follow-up patterns are vital to catching more fish from an area, and Iaconelli typically throws a soft-plastic tube to work an area slowly and thoroughly.

マイク・アイコネリは、スモールマウスを釣る時の自分の好きな季節を選んでと言われたら、躊躇なく答えます。
「秋です」と彼は言います。 「私は秋のスモールマウスレイクでたくさんのトーナメントで優勝してきました。スモールマウスが多く居る湖を釣るのはいつでも好きなんです。セントクレア、シャンプレーン、サウザンドアイランド、また南部の小さなリザーバーであっても、スモールマウスさえいるならそれは重要ではなく、魚はだいたい同じようなことをしていますので、あとはビッグフィッシュを釣るだけなんです。」
「葉が生き生きとした緑から、赤、黄、オレンジなどに紅葉していくとき、1匹のスモールマウスに辿り着くためのキーは、ベイトフィッシュを見つけることです。ベイトフィッシュとは、シャッド、エールワイフ、ワカサギなどが季節とともに移動します。それをスモールマウスが追っているはずです。」

「秋のスモールマウスは予測可能になります。厳しい季節が近づいていることを知っていて、冬になる前にできるだけ多く餌を食べたいと思っています。秋にベイトを見つけたら、スモールマウスは近くにいます。」アイコネリは説明します。

彼の戦術はかなり明快で、9月と10月のこの時期、太ったスモールマウスをライブウェルに入れるにはごく少数のルアーに頼っています。彼はロッドを手にする前、いえボートに乗る前に、アイコネリは地図を広げ、いくつかの重要なエリアを探します。
彼はディープに隣接するシャローの段差、特に急に落ちるフラットを好みます。彼はまた、ロックハンプや大岩に混じってウィードが生えているもの、特に岩の間で成長しているものを好みます。魚は様々なレンジにいますが、一般的に秋には2.4〜3.6メートルレンジを探します。

「秋の最高のエリアは、春の最高のエリアに似ています」とアイコネリは付け加えます。

彼がこれらのエリアを見つけたら、Mann’s Ti クラシックスピナーベイトの3/4オンス、Mann’sのクランクベイト、またはクラウンカラーのボーマー・ロングAのような明るい色のハードジャークベイトに手を伸ばします。これらのルアーは広いエリアを素早くサーチすることを可能にします。これは重要なことで、この時期のスモールは50匹もの巨大な群れを作っていて、それ以外のエリアではまったくいないという状況だからだと、彼は注意します。彼はスピナーベイト、クランクベイト、ジャークベイトを使用して、1回または2回、そのエリアを通して、周囲にバスがいるかどうかを判断しています。しかし、彼はスピナーベイトの純正ブレードをより小さなブレードに付け換えることで重いスピナーベイトをチューニングします。それは水面直下をバーニング(早巻き)することを可能にします。ビッグブレードで速くリトリーブするとルアーを上に引っ張ってしまう傾向がありますが、アイコネリはこうしてルアーを水面直下に保つことが重要であると主張しています。
「シャンプレーンでの試合では、秋のフラットでロングAを投げて、2パウンダーを掛けました。ボートに近づいてくると、それに続く巨大な黒いかたまりが見えました。 2〜4ポンドのスモールマウスの群れだったのです。」とアイコネリは振り返ります。

ロングAだけが良かったという話ではなく、魚がファーストムビングルアーにはあまり興味がないのか、追って来るだけだった魚を釣るためのフォローベイトを使って、アイコネリはその試合に勝ちました。フォローアップのパターンはそのエリアからより多くの魚をキャッチするために不可欠であり、アイコネリは通常、チューブワームを投げ、じっくりと、ゆっくりと使っています。

マイクアイコネリ:秋のスモールマウスバス釣り


 

アイコネリの秋のスモールマウスバス戦術、いかがでしたか。

お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、この記事、かなり古いです(笑)

アイコネリのスポンサーについていないルアーばかりが出てきましたので、私も変だなと思って調べてみたところ、2001年のFLWの記事でした。

しかし考えてみれば、秋のスモールマウスバス戦略としては今でも同じような内容の記事がほとんどです。

20年近くも前の記事ですが、使うルアーは変わっても、ベイトやスモールマウスバスの動きは変わっていないということですから、確かにアイクの言うとおり、どの湖に行ってもやることは同じ、と言えそうですね。

スモールのいるレンジについては、ここでは「2.4~3.6メートルを探す」と書いてありましたが、これはそこに魚が多いという意味なのか、それともそのレンジのスモールを見つければそれは釣りやすい魚という意味なのか、このあたりの意味はよく分かりません。

でも野尻湖では、魚探で探すと8メートルより深いところにバスは圧倒的に多く映りますが、そんな日でもバンクの4メートルレンジでぽろっとでっかいスモールが私の連れに釣られるということが結構あります(笑)

このあたり、もっと柔軟さを身に着けなければいけないなと思うところです。

今回はあえてかなり古い記事を探し出してきましたが、結果として今でも通用する戦略だということが分かりました。秋のスモールの気まぐれさにビビることなく、立ち向かっていきたいと思います。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!