ブレント・チャップマン:冬のラバージグ
Photo by scout.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Jig Tricks for Winter Bass with Brent Chapman”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:scout.com”Jig Tricks for Winter Bass with Brent Chapman” Jan 4, 2015(海外サイトです)
冬は必ずやって来ます。
日本にいる以上は、冬から逃げることはそうできることじゃありませんよね。バス釣りをやるとしても、水温が下がり、バスの活性も下がり、これまでやってきた多くのルアーは半ば強制的に使えなくさせられてしまいます。
バスを釣るには不利な季節になってしまうかもしれませんが、まったく釣れなくなってしまうわけではありませんし、厳しい冬を体験しておくからこそ、来たるべきハイシーズンで一気にレベルアップする可能性が上がるような気もします。
寒さによる危険さえ回避できるのであれば、私は冬のバス釣りはおすすめしたいところです。
冬にオススメされるルアーの代表的なものにはジャークベイト、アラバマリグ、メタルジグ、ラバージグなどがあると思いますが、どれが当たるかは水の透明度や天気、湖ごとのバスの性格などによって日々変化すると思います。この記事では、アメリカB.A.S.Sのエリートプロ、ブレンド・チャップマン氏が、自身が得意とするラバージグを冬のバス釣りのベストチョイスとしています。
彼は、他のルアーではアクションのスピードがある程度決まってしまうのに対して、ラバージグは好きなスピードで動かすことができるのが良いところだと言い、魚がいると分かっているところでは徹底的に使い倒すのだそうです。
ラバージグのスペシャリストが語る冬のラバージグ、ぜひ学んでみたいと思います。
天候
Living in the Midwest, Chapman runs into a large variety of weather conditions throughout the winter. He notes that the jig bite excels in certain situations, while he may opt for another lure when the weather isn’t right.
“The sun plays a big role in jig fishing,” Chapman said. “If the sun is out, the bass will actually get a lot shallower than you might expect, sometimes in just a foot or two of water, but oftentimes suspend. If it is overcast, they will generally be farther off the bank, but will usually hold closer to the bottom. Basically, if it is sunny, I will head shallow and throw a jerkbait, and if it is overcast, I will hold off a bit and throw a jig.”
Whether sunny or overcast, Chapman keeps both a jig and a jerkbait at his side, and throws both until he figures out which the bass prefer on that day. As a general rule of thumb, Chapman prefers to throw a jerkbait until he finds a good population of fish, and then slow down and fish it thoroughly with a jig.
アメリカ中西部に住むチャップマンは、冬の間、さまざまな気象条件に遭遇します。 彼は悪天候の時には別のルアーを選ぶかもしれませんが、ジグはある状況で優れていると指摘します。
「太陽がジグの釣りに重要な役割を果たしています。 太陽が出ている場合、バスはあなたが予想しているよりもはるかに浅いところ、時には水深わずか30センチから60センチのところにもいるでしょうが、多くの場合サスペンドしています。 曇りのときは、一般的にバンクから離れて、ボトム付近にいます。 基本的には晴れていればシャローでジャークベイトを投げ、曇っていたらジグを投げて攻略します。
晴れていても曇っていても、チャップマンはジグとジャークベイトの両方を用意し、その日にバスが好きなものが分かるまで両方を投げます。 一般的な経験則として、チャップマンは、魚の良い群れを見つけるまでジャークベイトを投げてから、スローダウンしてジグを使って釣りをします。
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どこから釣り始めるか
In the winter, you can generally catch fish both main-lake and in areas located further back in a creek. It is more important to Chapman that he has the following in his area when searching for winter jig bass.
- Good water clarity – “Catching fish in cold dirty water is not an easy thing to do,” said Chapman. “I try to fish mostly clear or stained water when the water is less than 50 degrees.”
- Rock – Hard structure is important for the colder months, as it holds its warmth better than other areas. Rock is some of the most abundant and warmest of the hard structure options. If it also has some kind of cover on it, such as a brush pile or laydown, it can be even better.
- 45-degree banks – In the Midwest especially, this angle of a shoreline is traditionally one of the best places to catch bass during the winter and early spring months. It will be at its best if there is a channel swing nearby. Steep drops are always a good option, so the channel swings help bass stay comfortable on certain 45-degree angled banks.
- Shad and bait activity – Chapman notes that if there is an abundance of forage in an area, it will be much more likely that bass use that spot. He keeps his eyes on his Garmin graphs to look for shad activity.
冬には、メインレイクとクリークのバックウォーターにいる魚の両方を捕まえることができます。チャップマンにとっては、冬のジグフィッシュを探しているときはエリアに次のことがあることが重要としています。
- 透明度の高い水 – 「冷たい汚れた水で魚を捕まえることは簡単ではありません。 水温が10℃以下のときは、ほとんどクリアまたはステインウォーターで釣っています。」
- ロック – 他のエリアより暖かさを保つので、寒い時期にはハードストラクチャーが重要です。ロックは、ハードストラクチャーの中で最も暖かいもののひとつです。ブラッシュパイル(オダ)やレイダウンのような何らかのカバーがあれば、さらに良いでしょう。
- 45度の急なバンク – アメリカ中西部では特に、この角度のバンクは古くから冬から早春にかけてバスを捕らえるのに最適な場所の1つです。近くにチャンネルのカーブが寄っている場合は、ベストな状態となります。急なバンクは常に良いポイントとなりますが、チャンネルのカーブが寄っていることで、このバンクにバスが快適に留まるのをさらに助けます。
- シャッドとベイトの活動 – チャップマンは、ある地域に沢山のベイトがいるのであれば、そのエリアで釣りをする可能性がはるかに高いと指摘しています。彼はシャッドを探すためにガーミン魚探に目を向けます。
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どんなジグが有効か
While the market is flooded with various jigs of all colors, shapes, and sizes, Chapman keeps his jig selection fairly simple. There are two categories of jigs that he will choose from-heavy or light.
チャップマンは、あらゆる色、形、大きさのジグが市場にあるなかで、ジグの選定はかなり簡単です。彼が選ぶジグには、重いものと軽いものの2種類があります。
Heavy jigs
Chapman prefers to use bigger jigs in the 3/8 to 5/8-ounce sizes.
“In the winter, bass prefer to eat bigger baits,” said Chapman. “I use a 5/8-ounce jig more than any other size. I feel more confident in this size, and feel that I can effectively present it at any depth.”
- Head style – Structure and football-type jigheads seem to work best for crawling over rock and other hard structure.
- Skirt color – “I keep my color selection very simple,” said Chapman. “I like green pumpkin or brown colors for clear water, and black and blue for stained or dirtier water.”
- Trailer – Chapman generally prefers to go with the Tightlines UV Bubba Craw Trailer in the 4-inch size for these larger jigs. He also notes that twin tail grubs can be pretty productive.
- Equipment – For these larger jigs, Chapman likes to go big with his rod choice, which is a 7-foot, 6-inch flipping stick with 16 to 20-pound Gamma Fluorocarbon. He always uses a high speed reel, so he can pick up line fast and deliver a powerful hook set.
ヘビージグ
チャップマンは、3/8〜5/8オンスの大きなジグを使用することを好みます。
「冬には、バスはより大きな餌を食べることを好んでいます。 私は他のどのサイズよりも5/8オンスのジグを多用しています。私はこのサイズに自信を持っており、どんな深さでも効果的にプレゼンテーションすることができると感じています。
- ヘッド形状 – ストラクチャーヘッドやフットボールジグヘッドは、岩や他のハードストラクチャーをかわすのに最適です。
- スカートカラー – 「私は色の選択を非常にシンプルにしています。 クリアウォーターではグリーンパンプキンかブラウン、ステインからマッディウォーターではブラック/ブルーが好きです。」
- トレーラー – チャップマンは、一般的に大きなジグには、4インチサイズのTightlines UV Bubba Craw Trailer(タイトライン・UV(蛍光)ブバクロートレーラー)を使うことを好みます。彼はまたツインテールグラブもかなり有効であることにも注意しています。
- タックル – これらの大きなジグの場合、チャップマンはロッドの選択肢もヘビーになり、7フィート6インチのフリッピングロッドで16フィートから20ポンドのフロロカーボンを使います。彼は常にハイスピードリールを使用しているので、ラインをすばやく巻取り強力なフッキングを可能にしています。
ライトジグ
When the water is very clear, the lake is highly pressured, or the fishing is just flat-out tough, Chapman will opt for a lighter 1/4- to 3/8-ounce finesse jig.
- Head style – Again, roundhead or football jigs that can work through the many crevices of a rocky bottom will work best.
- Skirt color – The skirt color is still the same, while it will generally be the brown or green pumpkin to keep it as natural as possible.
- Trailer – For these smaller jigs, Chapman will downsize to the Tightlines UV Bubba Craw Trailer in the 3-inch size.
- Equipment – A 7-foot or 7-foot, 2-inch rod in the Medium Heavy to Heavy power is what Chapman will opt for with the smaller jig choices. He will also drop his Gamma Fluorocarbon size to 10 to 14-pound test, depending on how deep he is fishing.
水が非常にクリアなとき、湖がハイプレッシャーである時、タフな釣りを強いられます。そんなときチャップマンは1/4〜3/8オンスのフィネスジグを選びます。
- ヘッド形状 – ここでも、岩底の隙間をかわすことができるラウンドヘッドまたはフットボールジグが最も効果的です。
- スカートカラー – スカートの色も同じですが、一般的には可能な限りナチュラルに保つためには、ブラウンまたはグリーンパンプキンです。
- トレーラー – 小さなジグの場合、チャップマンはTightlines UV Bubba Craw Trailerを3インチサイズにします。
- タックル – チャップマンが小さめのジグに使用するのは、7フィートから7フィートの2インチのミディアムヘビーからヘビーロッドです。 彼はまた、釣っている深さに応じて、フロロカーボンのサイズを10から14ポンドに落とします。
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釣り方
The good thing about this presentation is that you can present it at any speed you want. Smaller hops on the bottom and slow-dragging your jigs will likely produce the most bites.
Lastly, rate of fall is a very important factor this time of the year.
“People seem to get too hung up on jig size in my opinion,” said Chapman. “I can make my 5/8-ounce jig fall at the same speed as a 1/4-ounce jig if I use the right line and trailer sizes. Usually, a slow rate of fall is best in the winter, but I will try fast as well to try to get a reaction strike.”
While the winter can be some of the toughest fishing of the year, you can still catch bass, and if you utilize the ever-popular skirted bass jig, you might just catch the giant you have been waiting for.
このプレゼンテーションの良い点は、あなたが望む任意のスピードでプレゼンテーションできることです。 ジグをボトムで軽くホップさせたり、ゆっくりズル引きすることで、バイトが生じやすくなります。
最後に、この時期は遅いフォールが非常に重要な要素です。
「私の意見では、みなさんはジグのサイズにばかり気をとられているようです。 正しいラインとトレーラーのサイズを使用すれば、1/4オンスのジグと同じスピードで5/8オンスのジグをフォールさせることができます。 通常、冬にはフォールスピードは遅いのがベストですが、リアクションバイトを得るために速いのも試してみます。」
冬は一年の中で最も厳しい釣りになるかもしれませんが、まだバスを釣ることができます。そして、ラバージグを利用すれば、あなたが待っているジャイアントバスを捕まえることができます。
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いかがでしたか。
昔は割とヘビー目なラバージグしかありませんでしたが、最近になってスモールラバージグやベイトフィネス用ジグなど軽いものが登場してきたことで、ラバージグひとつとっても多彩な攻めができるようになりましたよね。
その中からさらにヘッド形状やカラー、フックの太さやブラシガードの有無があることで、適材適所な用途に細分化して選ぶことができるようになりました。
逆に言えばその種類は膨大な数になり、その適材適所を覚えなければならないのがマイナス要素と言うこともできますが、この記事のように解説されていると非常にわかりやすく、ジグ選びも助かりますね。
こうやってその道具ひとつひとつの役割や特徴、長所や短所を知っていって、適材適所にはめ込んでいく…。増えていく知識とその知識を使って解くパズルのような楽しさが、釣りにはあると思います。
覚えることの多さをマイナス要素と言いましたが、結局はそれをプラスに変えて楽しんでいけるのが釣りだと思いますので、冬という特別な季節(ステージ)をスルーしてしまうのはもったいないかもしれません。
まだ冬の釣りを体験したことがないという方は、とりあえずは数種類のラバジだけ持って、やってみてはいかがでしょうか。
この記事はプロが書いていますので簡単そうに聞こえますけど、実際は全然釣れなくて辛いんですけどね(笑)
私も頑張ってみます!
それでは、また。
毎度ありがとうございます!