デカバスを釣るための確実な方法3選

デカバスを釣るための確実な方法3選
Photo by the bassfishing life.com

デカバスを釣るコツは、ディープを狙うこと、孤立したカバーやストラクチャーに注目すること、そして大きなルアーを使うことです。この記事では、プロアングラーの実践的なアドバイスを紹介しながら、デカバスを確実に狙う方法を解説します。精神的な耐性も大切になってくるでしょう。

こんにちは!店長の小山です!

私たちがよく目にしているバス釣りのメディア(テレビ、Youtube/SNS、雑誌など)では、プロの皆さんがいい感じのバスをいつも釣っていますよね。

私はよく、そういうところからいい情報をゲットした時には同じルアーをもってフィールドに出掛けたりします。

でも…プロが釣っていたようなデカいバスなんてなかなか釣れたことがないんですよね…。

プロの皆さんはもちろん、デカいバスが「たまたま」釣れたなんてことはありません。

彼らがキャッチしたバスというのは、これまでの経験からそのフィールドの今の天気・水位・水質・水温といった変数から「今」を察知し、いまベストと思われるポイント、時間帯、ルアー、テクニックなどを選んで釣った、今の自分に釣れるベストなバスなんですよね。

ですので、ルアーだけまねするみたいなことではなかなかプロのようなデカいバスにはたどり着けないかもしれません。

しかし裏を返せば、デカいバスにたどり着く方法はあるということです。

さて、では、デカいバスにたどり着くには実際に何をすればいいのでしょうか。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門の情報サイト&バスアングラー用のコーヒーの販売サイト「bassfishing life.com」のコラム記事で、運営者でライターのスティーブ・ロジャース氏が、デカいバスがいる場所について解説しています。

もし、「なかなかデカいバスが釣れない」「デカいバスを狙って釣る方法を知りたい」という方がいらっしゃれば、ぜひこの記事を読んでみてください。

小バスしか釣れない方に試してほしいこと

Bass anglers wanting to catch bigger bass should try deeper water, isolated cover, and bigger lures.

While not all waters are teeming with double-digit bass, there are some strategies you can add that will exponentially increase the odds of you catching bigger bass.

Big Bass Tend to Use Deeper Water

The key phrase here is “deeper,” not “deep.”

This is an important factor to keep in mind. When bass anglers hear that big bass use deeper water, they assume it’s really deep. There are times that is true, but water clarity and weather conditions play a large role in what deep truly is.

In dirty and really stained water conditions, the majority of bass are going to be shallower than in ultra-clear waters.

A good starting point is to fish the water where your lure is just out of sight, no matter what the clarity is.

Small bass thrive in shallow conditions. There is plenty of cover for them to feel secure and tiny prey species abound.


Finding Deeper Water to Find Bigger Bass

If you are fishing from a boat, the easiest strategy is to back off at least one more cast length than you normally would.

So often the bigger fish we seek are in the portion of the lake that our boat is sitting over. We beat the bank and keep cruising right over the tops of bass that would make us proud to catch.

When shore fishing, this means making the absolutely longest cast you can. Using heavier weights and easier casting line, like braid with a fluoro leader, can add the yardage you are looking for.

Another solid approach is to focus on the first major depth change leading away from the shoreline.

Depending on the slope of the lakebed, this may be close to shore or it may be a hundred yards away. The first place where the lake or river bed pulls down to the depths is key for finding bigger bass.

This tree and vegetation sit in about twenty feet of water. There is a clear edge where the cover stops. Big bass tend to hang in these types of places.

Looking for Bass in Deeper Water Takes a Commitment

This is mentally tough.

The visible cover of the shoreline calls to us. We want to cast to targets. Bringing our lures through open water is challenging – especially if we have not had much success in the past.

Remember, we are looking for better quality bass and this is one great way to do it.

Mark Davis, a former Bassmaster Classic Champ, and Angler of the Year, taught me it is OK to search, search, search, and then catch. Usually, that last part, the catch, is going to be better bass and lots of times there are many of them sitting in one area.


Targeting Isolated Cover to Find Bigger Bass

Spending many hours filming underwater has taught me a lot about this.

We tend to toss our lures at the most obvious stuff. Things that we can see with our sunglasses from the deck of the boat or the shoreline.

A weedbed that is the size of a house will draw our attention much sooner than that single clump of vegetation positioned ten yards away from it. Our mindset needs to change.

I have seen and caught so many bigger bass from the most unassuming piece of cover. That lone stick that barely peaks above the surface of the water may branch out below and hold a big fish. That is what we must think about when looking for isolated cover.

Targeting isolated cover and structure has worked for me many times.

The largest smallmouth bass I ever caught came from a tiny, tiny rock pile in Lake Erie. I found the spot by accident while running to a larger reef. The flasher on my boat picked it up. I circled back around, dropped a tube, and soon had a fish that pushed the eight-pound mark.

The beauty about focusing on isolated cover is that most other anglers will ignore it altogether. This leaves the bigger bass that tend to hang there less pressured.


While a dock may seem obvious, this particular dock is standing alone. It is isolated. As a result, it is a magnet for bass and better bass like the one on the left.
Big Baits Catch Bigger Bass – But There’s a Mindset to Understand

Yes, of course, I have caught big bass on tiny baits. No one will argue that.

But if you are looking for consistently bigger bites from better bass, using upscaled lures is a way to weed out the smaller fish.

Big bass need plenty of calories to survive. They are not interested in losing weight like most of us are. Calories mean survival and eating prey that is larger accomplishes that.

Here’s the catch – the number of bites you are going to get will diminish a lot, but those bites are likely to be ones you will always remember.

Using big baits, such as swimbaits that are 7+ inches, often results in only a few bites a day. That’s right. You may only get four bites all day, but those four bites could all be from the biggest bass you’ve caught.

This mindset is tough. Really tough. And there are some days when you may choose to not deal with it. Catching twenty smaller bass may be perfect on those days.

But when you are ready, and you feel that the commitment is one you want to make, it is a proven tactic that will yield a better-than-average fish.


Glide baits are excellent lures for targeting bigger bass.
The Common Theme to Catching Bigger Bass

You have probably noticed that twice in this article I talked about mental commitment.

First, when talking about fishing deeper water and then using bigger lures. It is easy as bass anglers to fall back into old habits. There have been days when I hardly get a bite all morning, but the fish I do catch is the best one I’ve had in the last ten trips.

It all depends on how you feel on any given day. Enjoy catching the smaller bass on days when they are plentiful and enjoy that one big bite on days you go searching for lunker bass.

ビッグバスを釣りたいアングラーさんは、ディープエリア、孤立したカバー(隠れ家)を狙うこと、そして大きなルアーを使うことをおすすめします。

すべてのフィールドに10パウンダーがいるわけではありません。しかし、ビッグバスを釣る確率を格段に上げる戦略というものはあります。

デカバスはディープを利用する傾向があります

ここでいうディープというのは「深場」という意味であり、必ずしも「水深が深い場所」ではありません。 これは大切なポイントですので、覚えておいてください。

アングラーの皆さんは「ビッグバスはディープを好む」と聞くと、本当に深い場所をイメージしてしまうようです。確かにそういう時もありますが、水の透明度や天気などで、「深い」の基準は変わってくるのです。

また、水が濁っているフィールドであれば、クリアウォーターフィールドよりも浅い場所にバスは多く生息しています。

釣り始めるにはまず、水の透明度に関係なく、ルアーがちょうど見えなくなるくらいの水深から狙うことでしょう。

小バスは浅場を好みます。そこには隠れ家がたくさんあり、小さなエサも豊富にいるからです。

より深場を探し、デカバスを狙う

ボートを使っている場合は、普段よりも1キャスト分の距離を置くのが一番簡単な方法でしょう。

多くの場合、私たちが狙っている大物のバスというのは、ボートの真下にいるものです。私たちは岸沿にいばかりキャストをし続けて、実は大物が住む場所の真上を通り過ぎているのです。

岸から釣っている場合は、できる限り遠くに投げましょう。重めのシンカーやPEライン+フロロリーダーを使えば、より遠くに飛ばせます。

もうひとつの良い方法は、岸からの最初の大きな水深変化(ブレイクライン)を狙うことです。

湖や川の岸からの勾配によっては、このブレイクラインが岸沿いにあったり、岸から100メートル離れた所にあったりします。いずれにしても、水深が一気に落ち込む最初の場所が、ビッグバスを見つける鍵となります。

デカバスを釣るための確実な方法3選
この沈木や水草が生える場所は約20フィート(6m)の深さで、はっきりと水深が変わる境があります。ビッグバスはこういった場所に生息する傾向があります。/Photo by the bassfishing life.com

ディープでのバス釣りには忍耐が必要です

これは精神的に大変かもしれません。

岸沿いにあるカバーはそそられるものがありますよね。狙いたいターゲットがあるので、そちらにキャストしたくなります。オープンウォーターにルアーを通すのはなかなか難しい作業です。特に今まであまり釣ったことがないのであればなおさらです。

でも、私たちが求めているのはビッグバスなのです。そしてこれが、そうしたバスを釣るひとつの良い方法なのです。

元バスマスタークラシックチャンピオンであり、アングラー・オブ・ザ・イヤーのマーク・デイビス氏が教えてくれたことですが、まずは探す、探す、探し続けること。そして最後にキャッチするのです。通常、そのキャッチした魚こそがビッグバスで、しかもたくさんのバスが群れて1カ所に集まっていることが多いのだそうです。

デカバスを釣るには孤立したカバー狙い

水中撮影を長年続けていると、この点についてよく分かってきました。

私たちは目に付きやすい場所にルアーを投げがちです。ボートでも岸からでも、サングラスを通して見える場所に、です。

広大なウィードパッチがあれば、そちらに私たちの注意はすぐ向きます。でも、そこからたった数メートル離れた小さな1つのウィードパッチには気付かないかもしれません。この意識を変える必要があります。

水中撮影や実際のバス釣りを通して、とても小さなカバーからでもビッグバスが出てくることがよくありました。水面からちょっと出ている一本の流木でも、下の方で枝分かれしていれば大物が潜んでいるかもしれません。こういったことを常に意識しなければなりません。

孤立したカバーやストラクチャーを狙うと、私の場合よく結果が出ています。

今まで釣った最大のスモールマウスバスはエリー湖の、ごく小さなロックエリアでした。私は別の大きなロックエリアに向かう途中、ボートの魚探でたまたまその場所を発見したのです。

それで周りを周回し、チューブワームを落としたところ、約8ポンド(3.6kg)のビッグフィッシュが出てきたのです。

孤立したカバーを狙うメリットは、他のアングラーがあまり気付いていないということでしょう。つまり、そこに居るビッグバスたちはあまりフィッシングプレッシャーを受けていないということです。

デカバスを釣るための確実な方法3選
この桟橋は孤立しているため、バスの格好の住み家となり、写真のような大物まで寄ってきます。/Photo by the bassfishing life.com

大きなルアーでデカバスを狙う。しかし理解すべき心構えがある

もちろん、小さなルアーでも私は大物を釣ったことがあります。それは否定しません。

しかし、よりコンスタントにビッグバスを狙いたいのであれば、大きめのルアーを使うのが一番の方法です。小バスは選んで避けることができるでしょう。

ビッグバスは生き残るために多くのカロリーを必要とします。私たち人間はダイエットのことを考えますが、バスはその必要はありません。大きなエサを食べることで、カロリーを摂取できるのです。

7インチのビッグベイトを使っていたら、1日やってもバイトがたった4回しかないかもしれません。バイトの数は格段に減ることになります。しかし、1日に4バイトしかなかったとしても、その4回のバイトが今までで最大のバスだったりするのです。ここに落とし穴があります。

この心構えは大変です。本当に大変なものです。ですので、別にそこまでしなくてもいいのです。今日は小さめのバスを20匹釣ったほうが良い。それが正解かもしれません。

しかし、そのつらい作業を信じてやる気持ちになったら、これはとても実績のある戦術です。平均を大きく上回るバスがきっと釣れるはずです。

デカバスを釣るための確実な方法3選
S字系ビッグベイトはビッグバスを狙う上で優れたルアーです。/Photo by the bassfishing life.com

デカバスを釣るための共通のポイント

この記事では2つ、メンタル的なことについて触れました。

1つ目はディープで釣ることについて、2つ目は大きなルアーを使うことについてでした。

バス釣りでは、いつもやっていることをやってしまいがちです。私自身も、午前中はバイトがほとんどなかったのに、最後にその日最大のバスを釣り上げたことが何度もありました。

すべてはその日その日の気分によって変わってもいいということです。小バスがたくさん釣れる日はそれを楽しみ、そうでない日は本気でビッグバスを狙うことを楽しみましょう。

デカバスを釣るための確実な方法3選
Photo by the bassfishing life.com

ビッグバスを釣るには、メンタルが重要という感じにまとめられていましたね。

たしかに、私もいままで釣れていた方法でばかり釣りをすることが多くなり、いままで釣れていたサイズのバスをよく目にしますが、そのくせにデカいバスが釣れないなあ、などと考えてしまいます。

今まで以上のデカバスを釣るには、今までやったことがないことに挑戦することも重要ということです。

そしてそれっていうのはたしかに修行で、精神的な苦痛を伴いますよね。

釣れたことがないから釣れる気がしないんですからね。

しかしこの記事に出てきたバスマスタークラシックチャンピオンのマーク・デイビスの言葉では、「まずは探す、探す、探し続けること」ということでした。

私たちが見ているトーナメントの動画は、トーナメントの本番のライブ中継だったりしますが、そこでプロが釣っているデカバスというのは、その前のプラクティス期間、数日間もかけて見つけたポイントなんですよね。

自分が応援している好きなプロがアメリカや日本のトーナメントに出ているのをみたとき、釣れていない日もありますよね。

あんなに釣りがうまいプロなのに、トップとかなりの差がついていたりして。

これは、釣りのテクニックやタックルの差というよりは、まさにデカいバスを狙って探して探して見つけたかどうかの差だと言えるかもしれません。

それくらい、デカバスを探すことっていうのが重要なのでしょう。

もし、この記事を読んで、自分がやるべきこと、やってみたいことができたのであれば、ぜひやってみましょう。

それは修行かもしれませんが、かならず自分の成長につながりますよね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!