風を制してこそバス釣りの達人!?風向き別攻略法を徹底解説

出船に良い風は、入船に悪い。ということわざがある通り、風には色々な面でメリットとデメリットがあることが分かります。バス釣りにも同じことが言えますが、そんな風を友達にすることはできますでしょうか。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより”The Truth About Wind and Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:fishing.boyslife.org ”The Truth About Wind and Fishing”
釣りをしていると、どうしても無視することができない「風」の存在。
風が悪いものではないということは、このブログでも何度かいい記事をご紹介させていただきました。
私自身がこれまで、釣り場に吹く風についていい思いをしておらず、最近になってようやく風のありがたみが分かったといいますか、風が嫌いではなくなったため、過去記事を探してみたらそれを表すかのように、タイトルが「風を味方にしよう」的なものばかりになっていましたが(笑)、今回の記事よりも過去記事の方がより詳しい内容ですのでよろしければ読んでみてください。
さて、日本の古いことわざの中に「出船にいい風は、入船に悪い」というものがります。
ことわざの意味は釣りとは直接関係ありませんが、風と船という関係から釣りをイメージするのにピッタリの言葉だと思います。
実際、バス釣りにとっても風にはメリットとデメリットがあるものですしね。
また、全ての風が同じではなく、風には強さと向きがあり、東西南北とあらゆる方向から吹くものですが、この風向きによるメリットとデメリット、つまり風向きによる釣果の違いというものはあるのでしょうか?
この記事は、アメリカの子供向けアウトドア雑誌「Boys Life」のブログ記事で、風と釣りの関係について解説されています。
結構いいヒントになると思いますので、ぜひ読んでみてください。
風と釣りに関する真実
東風は、バイトの数が最も少ない。
西風は、バイトが最も多い。
北風は、ボートアングラーが少ない。
南風は、バスの口にルアーを運ぶ。
私は子供の頃からこの古い釣りの格言を少なくとも千回は聞いてきたと思います。この言葉がまったく正しいとは限りませんが、こんなことわざでも、アメリカのほとんどの地域へ釣りに行く際の良い予測ができるものです。
風の吹く方向によってバスのバイトが変わることはありませんが、風の方向が釣果に影響するであろう根拠となるものはあります。たとえば、東風は通常、寒冷前線の後に吹きます。水温の急激な低下が起こり、水中の生態系全体、特に食物連鎖の底辺となるものへの影響が大きくなるため、これがバスを釣る上でのマイナス要因となることに驚きはありません。一方、西風は通常、嵐になる直前に発生します。バスはコンディションの変化を察知して、嵐の前のフィーディングを始めます。これが私たちの記憶に残る素晴らしい釣りのドラマを作ってくれます。北風は前述の寒冷前線にも関連していますが、釣れるかどうかに関係なく、寒さと大きな波が出るため、多くのアングラーが出船を見送ります。最後に、南風は夏と、それから春と秋の穏やかな暖かい日に吹くもので、いずれも通常はアングラーとバスの両方にとって好条件です。
もう一つの古い格言は、「風は釣り人の友」というものです。私はそれに賛成しています。水面のわずかなさざ波でも、水中の視認性が低下するため、バスはルアーが本物のエサでないことをすぐに見切ることができません。さらに、岸に打ち寄せる波の作用により食物連鎖の底辺をかき回し、より大きな魚にフィーディングさせる理由を与えます。そのため、私は無風であるよりは東風でも北風でも歓迎します。
ただし、節度というものがあります。忘れないでください。西風だとしても、風速20メートルの風はあなたの友人ではありませんよ。

風そのものではなく、風向きが釣果に影響を与えるかどうかについての説明として理にかなっており面白いものだったと思います。
フィールドで風が強くなってしまうととにかく釣りづらくなってしまうため、釣れる気がしなくなり、釣れないイメージにもなってしまうものですが、実際の水中は逆にテンションが上がっているんですね。
風に悪いイメージがあるようであれば、頭の切り替えが必要ですね。
しかし、風向きによる釣果の差というのは、フィールドによっては間接的にですが影響は結構あると思います。
私のホームである野尻湖は、季節を問わず北風の方が釣れると思います。これは個人的な経験によるものですので別の意見もあるかと思いますが、南風が1日続く日によく釣れた印象がないんです。
腕のせいもありますけどね。
それは認めつつも、ひとつそれらしい理由をあげるとすれば、北風が釣れる理由は野尻湖の形が関係していまして、北風を受ける地形の方が変化に富んでいることがあるからだと思っています。

野尻湖は湖の南面のほうが全体の湖岸線が長く、北風を面で受けるバンクと線で受け流すバンクが多いんですよね。
北風が吹くと南側は荒れやすく、多くのボートが風裏へ行ってしまうため、もともと南側の方が釣る場所もいっぱいある上にボートの数も減るということで、チャンスが増えるからかもしれません。
こうして見ると、北風の方が釣れそうな気がしませんか。
ただですね、これは荒れた湖上で安全を省みずに釣りをしようということではなくて、フィールドによっては何らかのことが原因で、釣れる風向きというものがあるかもしれないなということです。そういう視点で探ってみるとまた面白いかもしれません。
安全確保は大前提で釣りをしてくださいね。
風には嫌な部分もあるものですが、人間だって初めは嫌な感じだったけど友達になってみると案外いい奴だったなんていう人も結構いますからね、風が吹いて嫌だなと思った時も少し我慢してお付き合いしてみたら、良いことがあるかもしれませんね。
それではまた。
毎度ありがとうございます!