サーモクラインを理解する:パート1

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サーモクラインを理解する:パート1
Photo by lurenet.com

サーモクラインとは、フォールターンオーバーの時期、秋になるとよく聞く言葉ですが、実際にサーモクラインができているのはその前の季節、夏ですよね。サーモクラインを理解して、夏のバス釣りを向上しましょう。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”UNDERSTANDING THE THERMOCLINE — PART 1”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:lurenet.com ”UNDERSTANDING THE THERMOCLINE — PART 1”by Dr. Hal Schramm June 3,2015

サーモクラインという言葉は、バス釣りをしているとたびたび目にする言葉です。

これはそのフィールドの水温が深いところと浅いところで大きく違う層になる現象で、その境目のことを指しています。

この言葉がことさらに注目される時期というものがありまして、それが秋の「フォールターンオーバー」という現象が起きた時です。

これはざっくり言うと水中のサーモクラインが崩れて水が撹拌(かくはん)され、酸素濃度が一時的に下がったり水質悪化を招くためにバスがショック状態になることで、いい釣果を望めない現象とされています。

そんな嫌な目に遭いたくないということからか、この時期は「ターンオーバー」と合わせて「サーモクライン」という言葉が良く検索されているようですね。

しかし、秋になってフィールドの水が撹拌されるターンオーバーやそれに沿ってサーモクラインという言葉が話題にはなるものの、実際にサーモクラインが存在しているのはその前の季節、つまり夏にこれを気にしないというのはちょっともったいないかもしれません。

サーモクラインをしっかり理解することで戦略的に有利になるかどうかはそのフィールド次第、または自分次第ということになりますが、これを知ることでバス釣りがさらに楽しくなるということは言えるかもしれませんよね。

この記事は、アメリカの通販専門ルアーショップ「LURE NET」のブログ記事で、このサーモクラインのことについて2回に分けて書かれています。今回はその1回目です。

案外知られてなくて、案外大事なことかもしれないこのサーモクラインについて、ぜひ次回と合わせて2回とも読んでみてください。

 気になるところだけ読んでもOKです 

サーモクラインについて理解する:パート1

引用文(タップすると開きます)
If you pound the shoreline all day long and never put the boat over water more than four feet deep, you probably won’t care about this information. But if you want to catch more bass year-round, you need to learn to fish deeper water, and one key to deepwater bassin’ is knowing how thermal stratification positions fish.

Essentially, stratification creates the thermocline. It’s driven by temperature, but is a result of the density of water.

Two simple principles of physics make stratification almost self-explanatory:

1. The breaking point for water density is 39 degrees. Water grows more dense as it cools below that temperature, and less dense above that mark.

2. Heavy (more dense, cooler) water sinks. Light (less-dense, warmer) water floats.

In early spring (March in the South and ice-out in the North), all of the water in a given lake is the same temperature – and therefore the same density – top to bottom. As the water warms throughout the spring, it also gets less dense. At some point, rapid warming of the upper part of the water column creates a density difference between the upper and lower portions of the column, with warmer (less dense) water floating on the cooler (more dense) water.

The warmer upper layer (called the epilimnion) is separated from the colder layer (the hypolimnion) by a narrow layer – the thermocline. As the weather continues to warm, the difference in temperature between the two layers gets even greater. A 20-degree difference during late summer is not uncommon.thermo

Ok, so the thermocline separates a layer of warmer, less dense water from a layer of colder, more-dense water. So what?

Why does the thermocline and a body of water’s stratification make a difference in bass fishing? It’s not the density of the water, or the temperature. It’s really all about oxygen.

Most oxygen in the water is produced by phytoplankton — microscopic algae suspended in the water column. Phytoplankton in the epilimnion get plenty of light and keep that layer oxygen-rich. Very little light is normally available in the hypolimnion, the layer below the thermocline, so oxygen isn’t produced, and what little there is normally is depleted by the decomposition of dead things that sink to the bottom.

Little or no oxygen means the water below the thermocline is a dead zone. No oxygen, no fish.

In Part 2 of “Understanding The Thermocline,” we’ll examine how you can use this information to boost your summertime bass catches.

1日中水深1.2メートル以内にボートポジションを取り、ショアライン沿いを撃って行くタイプのアングラーであれば、この情報には興味がないかもしれません。しかし、一年を通してバスをもっと釣りたいと願う場合は、ディープエリアでの釣り方を学ぶ必要があります。ディープウォーターバスフィッシングの鍵の1つは、サーモクラインによってバスがどのように影響されるかを知ることです。

基本的に、サーモクラインとは層を作ることです。水温が変化することで水の密度も変化した結果、そうなります。

物理学の2つの単純な原理により、層が分かれる理由は簡単です。

  1. 水の密度が一番高いのは水温4℃です。水はそれより低く冷えると密度が高くなり、それ以上になると密度は低くなります。
  2. 重い(密度が高く、冷たい)水は沈む。軽い(密度が低く、暖かい)水は浮く。

春の初め(アメリカ南部では3月、アメリカ北部ではまだ凍っている)では、だいたいの湖の水は上から下まですべて同じ温度、つまり同じ密度になります。春が進むと水温が上がるので、密度も低くなっていきます。ある時、表層の水が急速に温まると、水の上部と下部の間に密度の差が生じ、より温かい(密度の低い)水が、より涼しい(密度の高い)水の上に乗るようになります。

温かい上層の水(表層の水)は、厚みはありませんが、サーモクラインによって冷たい層(深水層)と分かれます。天気が暖かくなり続けると、2つの層の間の温度差はさらに大きくなります。夏の終わりにその差が10℃以上になることも珍しくありません。

さて、サーモクラインが温かく密度の低い水の層と、冷たく密度の高い水の層を分けることは分かりました。だから何だというのでしょうか?

サーモクラインが水の層を作ることでバス釣りにも違いをもたらすのですが、それはなぜか?それは、水の密度や水温ではありません。実は酸素がすべてなのです。

水中の酸素の多くは植物プランクトン(水中に浮遊している微細な藻類)によって生成されます。表層の植物プランクトンは、充分な光を得て光合成し、表層の酸素を豊富に保ちます。通常、深水層、すなわちサーモクラインの下の層では、ごくわずかな光しか利用できません。そのため、酸素は生成されず、通常は底に沈む生き物の死骸を分解するために、酸素は使われます。

酸素がほとんどまたはまったくないということは、サーモクラインの下の水はデッドゾーンであることを意味します。酸素なければ魚なし、といった具合です。

次回「サーモクラインの理解:パート2」では、この情報を使用して夏のバスをもっと釣る方法を考えてみましょう。

サーモクラインを理解する:パート1
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サーモクラインは水温の差の境界線ですから、夏や冬といった、水温がピークを迎えるころによりはっきりと出やすくなります。

この記事では酸素が最重要なものとして採り上げられていましたが、私の考えでは、サーモクラインを利用したバスの行動を考えるのに、水温のことも無視はできません。

しかしこの記事では、もちろんそういったことも大事だと思うのですが、より重要なのは、水上の人間には感じることのできない水温の差が水中でははっきり分かれているということです。

夏や冬といった、水の上下でハッキリと水温が分かれる季節に、これをイメージできるかどうかは、確かに釣果に直結しそうですもんね。

今回はサーモクラインの説明でした。次回はそれを釣りにどう活かすかということですので、興味のある方はパート2もぜひ読んでみてくださいね。

それではまた。

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