スパイベイト対シャッドテールワーム:その使い分け方とは

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スパイベイト対シャッドテールワーム:その使い分け方とは
Photo by wired 2 fish.com

スパイベイトとシャッドテールワームのジグヘッドリグを見てみると、どちらも中層のバスを相手にするテクニックですよね。同じ中層のバスを相手にするルアーですが、両者の使い分けというものはあるのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Spybait vs. Small Swimbait: When and Where to Use Each One”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish.com ”Spybait vs. Small Swimbait: When and Where to Use Each One”By Shaye Baker •Dec 31 2019

この世の中にこれでもかというくらい数多く存在するバスルアー。

私たちアングラーにとってはバスを釣りたいという願いを叶えてくれるものでありますが、一方では、メーカーが自身の存続をかけて売らなければならない商品でもあります。

バスという魚を釣るために多くのメーカーがルアーを開発している以上、競合する他社メーカーが同じようなコンセプトの商品を発売するということはどうしても出てきてしまいます。

(ただし、本当に釣るために開発されたルアーと、売りたいがために他社の商品をただパクッたようなルアーとでは全く中身が違いますので、気を付けなければなりませんね。)

同一ジャンル内の似たようなルアーであれば、使い分けるのはまだイメージしやすいものです。例えば、虫ルアーとI字系ルアーですとか、ラバージグとテキサスリグなどのようなものであれば、厳密に言えば全く別物ですが、使い方としては似たような感じでイメージしやすいものですよね。

ところが、似たようなシチュエーションで全く別の使い方をするルアーも多くあります。

たとえば、ペンシルベイトとポッパーですとか、メタルジグとメタルバイブなんかもそうかもしれません。なんとなく同じように使ってもいいようで、そうもいかないルアーたちです。

これらは明確に使い分けができないと、同じシチュエーションのバスを釣るにも釣果が分かれてしまうルアーで、それを習得するのがバス釣りの難しさであり、楽しいところですよね。

今回は、中層にサスペンドするバスを釣るためのテクニックである、スパイベイトとシャッドテールワームのジグヘッドリグの使い分けについて。

どちらも中層をステディストレートリトリーブ(安定した同じスピードでひたすら巻き続けて)で使うルアーですから、その使い分けなんてあるのならぜひ知りたいところですよね。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、バスマスター・エリートプロのジョン・クルーズ氏に取材したもので、ジョン・クルーズといえばアメリカのSPROというメーカーでスパイベイトを開発した人物ですが、彼自身にその使い分けを取材するというのは理にかなっていますよね。

中層のバスというのは、同じバスの中でも最も難しいタイプのバスだと言われていますが、この2つのルアーを使い分けることで、釣果も分かれるかもしれません。

共通点の多いこの2つのルアー、ぜひその使い分けを勉強してみましょう。

タックル

引用文(タップすると開きます)
Crews throws both baits on basically the same gear. He uses the same spinning rod and reel combo spooled with 12-pound test Sunline Xplasma Braid for his main line but varies slightly on his leaders.

“I throw a little bit smaller leader line on the spybait because I think it helps with its rocking action,” Crews said. “I throw 6-pound Sunline Sniper most of the time and I’ll go up to 7 sometimes but that’s the limit. And with the little swimbait I’ll start with 7-pound test and sometimes I’ll go up to 8.”

Crews uses a longer leader for both presentations, 20 to 22 feet long, which is something he’s gone to for most of his spinning gear presentations. His reasoning for doing so with the spybait in particular, the added stretch seems to help keep the fish from tearing off the small trebles as they near the boat.

ジョン・クルーは基本的に同じタックルで両方のルアーを投げます。 彼はメインラインに12ポンドのPEラインを巻いた同じスピニングタックルを使用しますが、使うリーダーが若干異なります。

「スパイベイトには少し細いリーダーで投げますが、これはロールアクションを際立たせるのに役立つと考えるからです。 だいたいは6ポンドのフロロで投げ、時には7ポンドのときもありますが、それがMAXです。シャッドテールワームでは7ポンドから始めて、時には8ポンドに上げます。 」

クルーは、両方のプレゼンテーションで6〜7メートルというロングリーダーを使用しています。これは、ほとんどのスピニングタックルでのプレゼンテーションで行っていることです。 特にスパイベイトでそうするための理由は、若干の伸びがあることで、バスをボートの近くまで寄せた時、身切れしてフックアウトするのを防ぐのに役立つからだそうです。

スパイベイト対シャッドテールワーム:その使い分け方とは
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ルアーの使い方

引用文(タップすると開きます)
How Crews fishes the baits is another perfect example of how these two techniques are very similar, but still very different. You want to start out with a long cast and then count both baits down to the desired depth you want to start fishing them at. But that’s where things start to differ.

“I’m going to fish both of them on a pretty steady retrieve most of the time,” Crews said. “When a spybait is fished at a steady retrieve its depth will vary as it pendulums back to the boat, almost like a crankbait. But a single swimbait doesn’t pendulum, it will just stay at whatever depth you start it at and then taper up as it nears the boat.”

Occasionally Crews will let both baits free fall, but the resulting action is very different with each bait. The spybait will have a slower, hard-rocking action on a horizontal fall where the swimbait will nosedive with a tail kick and a vertical fall.

“One thing I will do with the swimbait that I won’t do with the spybait is adjust my rate of retrieve. I’ll give it a little burst. Not a jerky burst, but slowly speed it up or slowly slow it down. Sometimes I feel like the bait will be going steady and that little dip or burst will trigger a strike. You can’t really do that with a spybait. It’s either sinking or a steady retrieve. You just want a spybait to rock back and forth as much as it can.”

In general, Crews has to work the spybait a little bit slower in order for the bait to produce the desired rocking action and flash that it’s known for. And since you can adjust the size of the swimbait head, the swimbait is much more versatile when it comes to speed of retrieve. And more efficient when fishing in deeper water.

When you do get a bite, there’s not a lot of difference on what happens next for Crews, but there is a little still.

“On both of them, the rod is going to be pointed kind of right at the bait on the retrieve and both are just going to be a sweeping hookset and then you want to reel as fast as you can and let the rod load up. I put a little more wood to them on the hookset with the single swimbait because you have a little bit bigger single hook, but I’m going to load up on both of them about as hard as the spinning rod will load up.”

When fighting the fish, Crews admits it takes a little longer with the spybait because of the slightly smaller line and small trebles. But thanks to his setup being dialed in, he is able to play the fish and rarely loses one close to the boat.

“I don’t really have a lot of problems with fish coming off. If they come off of either bait then they’re going to come off pretty quick on the first jump.”

クルーがこの2つのルアーで釣る方法は非常に似ていますが、実際は全く異なるという良い例です。両方ともロングキャストし、釣りをしたいレンジまでカウントダウンしてから使い始めます。しかし、そこから状況が変わり始めます。

「ほとんどの場合、両方の釣りはステディリトリーブです。スパイベイトをステディリトリーブで釣るとき、クランクベイトの場合は着水から回収までに振り子のような軌道(浅い→深い→浅い)で深さが変化してきます。しかしスイムベイトは振り子ではなく、リトリーブを始めた時の深さをキープし、その後急に向きを変え、ボートに近づくと上を向いてきます。」

時々、クルーは両方のルアーでフリーフォールさせますが、そのアクションはルアーにより大きく異なります。スパイベイトは、水平姿勢のままボディがローリングしつつゆっくりとフォールし、シャッドテールワームはテールを振りながら頭を下げて垂直にフォールしていきます。

「私がシャッドテールワームでやることでスパイベイトではやらないことの1つは、リトリーブスピードを変えるということです。少しジャークする感じです。といってもジャークベイトのように激しいジャークではなく、ゆっくりとスピードアップまたはスローダウンする感じです。ルアーをステディリトリーブさせるのがうまくいっている時は、その少しのスピードの変化がバイトのきっかけとなります。スパイベイトではそれを行うことはできません。スパイベイトはフォールかステディリトリーブかのどちらかです。スパイベイトはただひたすら、できる限りローリングさせることですから。」

通常、クルーは、ルアーに望ましいローリングアクションとフラッシュを発生させるために、スパイベイトは少し遅くアクションさせる必要があると考えます。また、シャッドテールワームはジグヘッドのサイズを調整できるため、リトリーブスピードに関してはシャッドテールワームはその用途がはるかに広がります。そして、より深いレンジで釣りをする場合により効率的です。

バイトがあった時は、クルーは大きな違いはないというものの、少しあるようです。

「どちらの場合も、ロッドはリトリーブ中はルアーの方を向いており、両方ともスイープフッキングをしているはずなので、できるだけ早くリールを巻いて、ロッドに負荷をかけるようにします。ジグヘッドは大きなシングルフックが1本しかないので、少しだけ激しめなフッキングをしますが、両方ともスピニングロッドがよく曲がるようにしっかりとフッキングするのは同じです。」

スパイベイトでバスとファイトするとき、クルーは、細いラインと小さなトレブルフックであることを考え、少し時間をかけるようにしています。しかし、適したタックルを使うことで、彼はバスをボートの近くで失うことはめったにありません。

「バスがバレることに関してはあまり問題はありません。どちらにしても、バレるとすればかなり早い段階、最初のジャンプの時にバレると思います。」

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いつ、どこで、そのルアーを使い分けるのか

引用文(タップすると開きます)
As far as when to throw these baits is concerned, you’ll find a lot of similarities. Crews will typically have both of these baits tied on when he is fishing for suspended fish and he doesn’t really prefer either for any particular species – largemouth, smallmouth or spots. Both are pretty much a clear water deal for him and they’re both good year round. And neither bait really needs wind in order for Crews to throw it.

“They’re both really good in current too. The swimbait may be a little bit easier to fish in current, but it’s marginal. And you can fish the finesse swimbait a little easier than the spybait if it’s really windy.”

When it comes to where to throw these baits, the similarities start to fade. The reason being, suspended fish is a vastly broad term. A fish can suspend in 5 feet or 50, around bridge pilings or brush or in open water, et cetera, et cetera, et cetera. So we find some of the key differences in these two presentations in the simple question of which works best where.

Because of that slow flash and rocking action that it has, Crews believes the spybait draws fish from farther away than a finesse swimbait does.

“It’s almost more like a jerkbait as far as how far they’ll come to eat it. They’ll come from a ways off.”

That drawing power makes the spybait extremely effective in open water scenarios such as long running points or bluffs where fish are relating more to the contour than they are to a particular piece of cover.

Now when it comes to fishing around cover, the finesse swimbait shines. Having only one hook and it being pointed upward on the retrieve, the swimbait is far less likely to hang when fishing around or even through cover versus the spybait with its six hooks hanging beneath it.

“I’d say the single swimbait is definitely better for dragging along the bottom too. And there are definitely times where that is the ticket, like in the wintertime, where you want the bait to bounce off the bottom.”

In conclusion, both the finesse swimbait and the spybait are extremely important tools that need to be added to the ever expanding angler’s arsenal, especially as it pertains to suspended fish. But knowing the intricacies of what sets the two apart will make you better with both. Take these notes from Crews and see if you can’t better distinguish the when, where and how to fish these two baits the next time you’re out on the water.

これらのルアーを投げるタイミングに関しては、多くの類似点があります。クルーは通常、 ラージマウスバス、スモールマウスバス、スポッテッドバスなどの特定の種に関わらずサスペンドするバスを釣るときにこれらのルアー両方を結びます。どちらもクリアウォーターで使うものであり、どちらも一年を通して効果的です。またクルーにとってはどちらのルアーも、キャストの時に風が気になりません。

「これらは両方とも流れの中でも非常によく釣れます。流れがあるところではシャッドテールワームのほうが釣りが少し簡単かもしれませんが、それほど重要ではありません。そして、風が強い場合は、スパイベイトのほうがシャッドテールワームのよりも釣りがしやすいです。」

これらのルアーを投げる場所の話になると、類似性が薄れ始めます。その理由は、浮いている魚と言っても、それは非常に広い意味になるためです。バスは、水深1.5メートルまたは15メートル、橋脚またはオダの周りまたはオープンウォーターでサスペンドしているからです。そのため、これら2つのプレゼンテーションの主な違いを探す場合は、どちらが最も効果的なのかという質問のほうがふさわしくなります。

クルーはスパイベイトの方が、スローなフラッシュとローリングアクションのため、シャッドテールワームよりも遠くからバスを引き寄せると考えています。

「バスがそれをどこまで追いかけて食べに行くかに関しては、ジャークベイトと同じように結構遠くからやってきます。」

遠くから魚を寄せる力があるため、スパイベイトはバスがなんらかのカバーというよりも、岬や岩盤といった地形に着いていてオープンウォーターを釣るときに非常に効果的です。

逆に、カバー周りの釣りになるとシャッドテールワームの方が向いています。フックが1つだけで、それがリトリーブ中は上向きになっているため、6つのフックが下にぶら下がっているスパイベイトと比べたとき、カバー周りやカバーをすり抜けるときも根掛かりする可能性ははるかに低くなります。

「シャッドテールワームのジグヘッドリグは、ボトムに沿って泳がせるのに間違いなく優れていると思います。そして、冬のように、ルアーをボトムを這わせた方がいいという場面は間違いなくあると思います。」

結論として、スパイベイトとシャッドテールワームのジグヘッドリグは特にサスペンドバスへの対策として、アングラーのタックルボックス入れておく必要があります。また、両者の違いを理解することで、両方のメリットが得られます。クルーの言葉をよく覚えておいて、次の釣行ではこれら2つのルアーをいつ、どこで、どのように使うべきかを確認するようにしましょう。

スパイベイト対シャッドテールワーム:その使い分け方とは
Photo by wired 2 fish.com

中層という言葉にかなり広い意味があること、これは当然のことのようですが、本当にその通りですよね。

私はこのスパイベイトを使う前は、正直言って中層はほとんど捨てていました。

バスを釣るのに簡単だと言えるのは、トップかボトムの釣りです。

特に野尻湖や木崎湖のように、ディープエリアで釣りをすることが多くなると、その傾向は強くなるのではないかと思います。

ルアーが目に見える表層か、放っておけばボトムをキープできるワームやジグの釣りの方が安心感や安定感があり、結果としてよく釣れていました。というよりは私の場合、中層の釣りが難しくて釣れる気がしなかったのです。

ところが、このスパイベイトというルアーを使ってみたところ、中層の魚があっけなく釣れてしまったのです。

そこからジグヘッドスイミングやスピンテール系のルアー、またはちょっと深いレンジのノーシンカーワームなどにもチャレンジしてみると、スモール・ラージ問わず釣れるじゃないですか。

一旦釣れてしまうと不思議なもので、なんとなく分かったといいますか、他の中層を狙うようなルアーでもぼちぼち釣れるようになってくるものなんですかね。

私はジャークベイトの釣りがものすごく好きで、記事の中にも出てきましたが、クルーも言うように、中層のルアーというのは遠くからバスを連れてくる力があると思います。もっと言うと、ルアーの力もあると思いますし、実はバスも狂いやすい状態にあるような気がします。

中層のバスはやる気がないと言われたりもしますが、その割には釣れるような気がするのです。本当のところはどうなんでしょうね。

さて、スパイベイトと言えばおすすめはやはりこちらですね。

私を中層の釣りに目覚めさせてくれたルアーです。

ボトムまで沈めて、ただただ一定スピードだけを意識して巻いていたら突然ガツーンと来ました。

結構大きめサイズなのにギルも結構釣れますから、何か不思議なパワーがあるのでしょうね。

もし中層の釣りがいまひとつ苦手だという方は、試しに使ってみてもいいかもしれません。私と同じようにあっけなく釣れてしまったら、ハマってしまうかもしれませんね(笑)

よりボトム付近やカバー周り、そしてさらにディープゾーンということになると、ジグヘッドリグの方が有利になるようです。

シャッドテールワームのジグヘッドリグの場合はややスピードの変化も付けてみるとバイトのきっかけになるということでしたので、逆に言えば少しの引っ掛かりがあるようなところで使うのが良いということでしょうか。

ワームのスイミングの場合はスパイベイトのガツーンと来る感じと違って、ウィーンと食ってる感じがまたたまりません(笑)

実際のところ読んでみると使い分けは簡単な感じですので、あとは中層でも釣れるというイメージといいますか、難しいという先入観をどれだけ排除できるかというところかもしれません。

私がバス釣りを難しいと思うのは結局のところ、どの釣りをしても同じなのですが、難しそうだから手を出さないというのはもったいなかったのかなあと、ちょっと反省しています。

みなさんもぜひ、やってみてくださいね。

それではまた。

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