【野池のバス釣り】小さなフィールドでのバス釣り戦略

バス釣り野池
Photoby Bayou Life

野池のような小さなバス釣りフィールドは私の釣りの原点であり、こういった場所で丁寧に丁寧に釣りをすることが、その後のバス釣りの成長に大きく関わっていると思います。でも、どうすれば野池のバスを釣ることができるのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”SMALL WATER BASS TACTICS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bayoulifemag.com”SMALL WATER BASS TACTICS”by BY Kenny Covington|JUL 1ST, 2022

野池でのバス釣り、楽しいですよね!

(野池は厳密に言うとため池と言った方がいいのかもしれませんが、ここでは通称である野池と呼ばせていただきますね)

私は子供のころから釣りをしていますが、子供のころはまだブラックバスという魚がおらず、近所の農業用水路でフナなどを釣っていました。

それから大人になるにつれて行動範囲が広がると、大きな川、湖、海に釣りに行くようになったのです。

新たなフィールドに挑戦するたびに失敗し、痛い目に遭い、学んできました。これが釣りの楽しいところのひとつだと私は思います。

私には弟がいまして、小さなころから一緒に釣りばかりしていますが、同じ環境で育っていながら、釣りの成長のしかたは意外と違うものです。

彼は大きなフィールドに出ても小場所を釣るが好きで、自分が今持っているスキルを活かそうとするタイプでしたが、今は苦手なエリアやスタイル、フィールドにも挑戦するようになっています。

逆に私は、新たな挑戦を好むタイプですが、現在の仕事についてからは、今まで持っていたスキルを突き詰めていくようなスタイルになりつつあるという面白い現象が起きています(笑)

いずれにしても、それぞれのアングラーにはそれぞれの原点があり、そこから広げていくのか、それとも深掘りしていくのか、それぞれの成長のしかたがあることは良いことです。

この記事は、アメリカ南部のバイユー地方を中心とした生活総合情報ウェブマガジン「Bayou Life」の記事で、ライターのケニー・コビントン氏が、小さなフィールドでのバス釣り戦略について解説してくれています。

おそらく日本のバスアングラーの多くが小さなフィールドからスタートし、それが原点となっていることと思いますので、この記事で原点回帰してみるのもいいのではないでしょうか。

早速読んでいきましょう。

 気になるところだけ読んでもOKです 

小さなフィールドでのバス釣り戦略

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
I grew up fishing. It did not make any difference to me, if I thought a fish lived in a body of water, I wanted to try to catch it. Bream, bass, catfish, whatever would bite I would fish for it. By the time I was old enough to drive, I knew of numerous ponds and creeks I could go fish. As the years have passed, I now realize and understand the importance of fishing these smaller waters. By fishing ponds, I learned to read shoreline cover, the importance of bait selection, stealthy presentations, and a sound knowledge of fish behaviors. Move forward almost forty years and this information still proves invaluable to me. For reference in this month’s article, I consider a body of water smaller than five acres a pond. Anything bigger, I consider to be a small lake. They are an abundance of small fisheries in our part of the state and while many are on private property, there are several, with granted permission, can be legally fished. The size bass an angler can catch out of these small bodies of water will surprise you, so let us do a quick break down. The first thing I look for when I am fishing a pond or small lake, no matter if I am in a boat or walking the bank, is what does the pond offer. If there is a dam, then I know the water on that end will be deeper. If there are grass lines present then chances are there is a drop off where the grass line ends. Is the water clear, does it have a stain to it or is it muddy? Does the lake have standing timber, brush, or other hard cover? Even without electronics, based on these simple observations, I can get an idea of potentially good areas and what I need to do to catch bass. To make things easier, it has always been my belief that no matter what, most of the fish will be shallow. Most ponds, unless they have a channel cut through it, are void of deep cover or structure. Most smaller bodies of water are alike in size and bottom contour as well. But any bottom contour change, such as a drop off or a high spot, can be a fish magnet. Remember, anything out of the ordinary will hold fish. My lure choices are based on many years of pond hopping and while I have tweaked them a bit, the basic choices I use worked thirty years ago, and they still work today. Always remember, not all ponds are the same, just like when fishing a regular sized lake, so do not be afraid to experiment with lures and techniques. One thing I have noticed is that pond bass tend to prefer smaller lures, so try to keep this in mind. My five lure choices are: ¼ ounce spinnerbait, a frog, a small crankbait, a Texas rigged worm, and a drop shot. My favorite of all the lures listed is the crankbait. Years ago, Bandit made a small ultra-light squarebill crankbait that was deadly on pond pass. The only color I used was Firetiger and it caught both numbers and size. Since that lure is no longer available, I have had good success using the various smaller crankbaits that are on the market. No matter the lure, my favorite color is still Firetiger and I attribute this to the amount of bream that are found in these smaller bodies of water. My second choice, a drop shot is a deadly second fiddle to the crankbait. A #1 size hook, an eighth ounce drop shot weight, teamed with a watermelon/red finesse worm and you are in business. I have found that a one-foot section between the hook and the bottom sinker is a standard set up and I always fish this technique with a spinning rod. The next choice in my lure line-up for pond fishing is a small spinnerbait. I prefer the 1/8th ounce Stanley Vibra-shaft models, and I usually stick with the Colorado/willow combinations. The Stanley spinnerbaits have impressive color combinations, but I tend to use the shad patterns. One thing of note; the best way to fish this small spinnerbait is fast, keeping it just under the surface, especially in the fall of the year. What would bass fishing be if you could not catch a fish on a topwater, especially a frog? From April through the end of fall, I believe I can catch a bass on a frog. No matter if there is grass or any type of cover, anything that swims out in open water, is treading dangerously to a bass looking for an easy meal. I prefer the Spro Baby Poppin’ Frog due to its smaller size. I have found black to be the best color. Finally, no matter if it is a worm, a Senko style stick bait, a creature bait such as a Sweet Smallie Beaver or Baby Brush Hog, if you can Texas rig it, bass in small bodies of water will bite it. My personal favorites have always been a six-inch plum ribbon tailed worm and a Watermelon/red baby Brush Hog. Just by altering my slip sinker size, I can fish them shallow or deep, swim them high in the water column or fish them in, over and around vegetation. No matter what the pond has to offer, I can effectively fish it with these lures.

私は釣りで成長しました。フィールドに魚が住んでいると思ったら、純粋に釣りたいと思いました。ブルーギル、バス、ナマズ、釣れる魚なら何でもです。車の免許を取るまでに、私は釣りに行ける池や小川をたくさん知っていました。

年月が経つにつれ、私はその小さなフィールドで釣りをすることの重要性を再確認しています。野池で釣りをしたことで、岸際のカバー、ルアー選択の重要性、静かなアプローチ、そして魚の生態に関する知識を学びました。40年たった今でも、その情報は私にとって非常に貴重であると思っています。

この記事でいう小さなフィールドとは参考までに、5エーカー未満の水域を池と考えています(約140メートル四方)。それよりも大きいものは、小さな湖と言えると思います。小さな野池は私たちの州にはかなりの数があり、多くは私有地ではありますが、許可を得て合法的に釣りができるところもいくつかあります。こんな小さなフィールドから釣れるバスのサイズのデカさにきっと驚くと思います。ということで、その釣りをちょっと分けていきましょう。

ボートでの釣りなのか、オカッパリでの釣りなのかに関係なく、池や小さな湖で釣りをするときに最初に探すのは、池になにがあるのかです。ダムがあれば、その周辺の水深は深くなっているでしょう。ウィードラインがある場合は、ウィードラインのところが急なブレイクになっている可能性があります。水はクリアか、濁っているか?フィールドには立木、オダ、その他のハードカバーがあるか?魚探がなくても、そんな簡単な観察をすることで、良さそうなエリアと、バスを釣るために何をする必要があるかについてのアイデアが浮かんでくるでしょう。

釣りをシンプルにするために、私は、いかなる場合でも多くのバスはシャローにいると考えるようにしていました。多くの池は、チャンネルラインでもない限り、ディープのカバーや地形変化はありません。ほとんどの小さなフィールドは、大きさが同じならボトムまでの等深線も同じです。ですから、急なブレイクなどのボトムのちょっとした変化が、バスの居場所魚になる可能性があります。普通ではないものは何でも、バスが着くということを忘れないでください。

私のルアー選びは、長年の池での釣りが基礎となっており、少しの変化はあったものの、私の基本的なルアー選びは30年前にも釣れていましたし、現在でも釣れています。通常のサイズの湖で釣りをするときのように、すべての池が同じであるとは限らないことを常に覚えておいてください。ですから新しいルアーやテクニックを試すことを恐れないでください。私が気づいたことのひとつとして、池のバスは小さなルアーを好む傾向があるということです。覚えておいてください。

私のルアーを5つあげるとすれば、1/4オンスのスピナーベイト、フロッグ、小型クランクベイト、テキサスリグ、ドロップショットです。中でもお気に入りはクランクベイトです。数年前、バンディットというメーカーが野池の釣りで有効な小型の超軽量スクエアビルクランクベイトを作りました。私が使ったカラーはファイアータイガーのひとつだけでしたが、数もサイズも両方釣ることができました。そのルアーはもう入手できないので、私はいま発売されている様々な小さなクランクベイトを使って良く釣っています。なんのルアーかに関係なく、私のお気に入りの色はいまだにファイアタイガーなのですが、これはこういった小さなフィールドに見られるブルーギルの量が関係していると考えています。

2番目はドロップショットで、クランクベイトに次ぐ有効な手段です。 #1サイズのフック、1/8オンスのドロップショットシンカー、ウォーターメロンレッドのワームを組み合わせて釣ります。リーダーはだいたい30センチが標準的な長さだと考えています。これはスピニングタックルで使います。

野池のバス釣りのルアーの次の選択肢は、小さなスピナーベイトです。私は1/8オンスのスタンレーバイブラシャフトモデルが好きで、通常はコロラド/ウィローのタンデムブレードのものを使います。スタンレースピナーベイトは印象的なカラーのものが多いのですが、私はベイトフィッシュ系カラーを使う傾向があります。注意すべきことの1つとして、この小さなスピナーベイトの使い方は速く、特に秋には水面下に保つことです。

トップウォーター、特にフロッグでバスが釣れないバス釣りなんて考えられるでしょうか? 4月から晩秋まで、バスはフロッグで釣れると思います。ウィードやあらゆるカバーからオープンウォーターに向かって泳ぐものはすべて、簡単な食事を探しているバスにとって危険にさらされるものです。私はその小さなサイズ感から、スプロ・Baby Poppin’Frogが好きです。ブラックが最高のカラーだと思います。

最後は、ヤマセンコーなどのスティックベイト、スウィートスモーリービーバーやベビーブラッシュホッグなどのクリーチャーベイトなど、どんなワームかに関係なく、テキサスリグがあれば、小さなフィールドのバスはバイトしてきます。私の個人的なお気に入りは、リボンテールワーム6インチのプラムカラーとベビーブラッシュホッグのウォーターメロン/レッドです。シンカーのサイズを変えるだけで、シャローでもディープでも、表層でのスイミング、ウィードの中や周りでも釣りができます。どんな池でも、これらのルアーで効果的に釣ることができるでしょう。

バス釣り野池
Photoby Bayou Life

小さなフィールドは、レイダウンや流れ込みやウィードなんかを除けば、地形や水深などの変化が少ないと思います。

ですので、目に見えるカバーで釣れなければもうこの池は釣れないと考えてしまうことがあるんです。

実際には目に見えるもの以外の水深や地形にも変化があるのですが、小さな変化なので気付きにくいんですよね。

バスは白っぽい砂のボトムが広がるエリアにポツンと黒っぽい砂のエリアがあればそこに居着くという性質があるほど、ちょっとした変化に敏感です。

身体の大きさを考えれば、私たち人間にとって取るに足らない変化でも、バスにとってみれば自分の身体ほどの「何か」ですから、そりゃあそうなりますよね。

そういうちょっとした変化に気付けるようになることが重要だと、ケニーさんは言っていると思います。

またケニーさんが使うルアーも具体的に紹介されていましたが、そのルアーが釣れるからというよりも、その釣れるルアーを発見したこと自体が素晴らしいと思うんです。

きっと色々なルアーを試して行き着いたもので、そこにもなにかの気付きがあったのではないかと思います。

小さなフィールドでの気付きは、いずれ大きなフィールドに出たときにも、そのままスケールアップすれば通用します。

そういった自分自身の気付きや変化を発見できることが、バス釣りの難しく楽しい部分のひとつであると思いますので、今は小さなフィールドでしか釣りができなくても、丁寧に丁寧に釣りをしてみることで、また新たな発見があるはずですから、できれば釣りをルーティーンのように習慣化せず、毎回新しい自分自身に期待して釣りをしたいものですね。

バスは面白い魚です。

色々試してみましょうね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!