スモールマウスバスとウィードの関係 – スモールは外周で狙え!

スモールマウスバスとウィードの関係 – スモールは外周で狙え!
Photo by bassfishingtips-tales.blogspot.com

スモールマウスバスは濃いウィードの中に入ったりせず、その外周で獲物を狙っています。この記事では、スモールマウスバスとウィードの関係性を解説し、ウィード周りのスモールマウスバス釣りのちょっとしたコツを紹介しています。ウィードの周りを狙う意味も分かると思います。

こんにちは!店長の小山です!

皆さんが行くスモールマウスバスフィールドには、ウィードは生えていますか?

私がよく行く野尻湖では、近年になってウィード復活の兆しが激しく見えていたのですが、どうもここ2年くらいを見ている限り、やや停滞気味です。

野尻湖にたくさんいたソウギョが激減したことでボッサボッサのウィード天国になるのかと思ったのですが、思ったより増えないものですね。

それでも、多くのエリアで健康的なウィードがルアーやシンカーに引っ掛かってくる頻度は増えていまして、今後ますます「釣れる野尻湖」になる可能性が高まっていくと私は考えています。

ウィードが増えると釣れるようになるのか?ということに関しては、単純な話ではないかもしれませんが、風が吹けば桶屋が儲かるみたいな感じで、スモールマウスバスに与える影響は大きいと思うのです。

ということで、ここでは、実際の水中映像を見てみたいと思います。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門情報サイト「Bass Fishing Tips & Tales」の記事で、運営者のドック・バッス氏が、ウィードとスモールマウスバスの関係を示す動画を紹介してくれています。

当ブログではほかにラージマウスバスの水中映像も紹介しておりますが、やはり水中映像ではわかることが多かったと思います。

記事の最後に動画、動画の後にざっとですが動画の内容を翻訳したものを記載しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

きっと新しい発見につながるはずです。

スモールマウスバスとウィードの関係

Smallmouth bass are typically found in cool, clear lakes and rivers, and they are known for their aggressive feeding habits.

Submerged weed beds provide smallmouth bass with a number of benefits, including:

  • Cover: Weed beds provide smallmouth bass with a place to hide from predators and as ambush points to help pick off their prey.
  • Food: Weed beds are home to a variety of small fish, crawfish, and other organisms that smallmouth bass eat.
  • Temperature regulation: Weed beds help to regulate the temperature of the water, which is important for smallmouth bass that are spawning or that are trying to avoid predators.

Smallmouth bass typically relate to submerged weed beds in three ways:

  • They use the weed beds as a place to hide. When smallmouth bass are not actively feeding, they will often retreat to the weed bed edges to rest.
  • They use the weed beds as a place to ambush their prey. Smallmouth bass are ambush predators, which means that they typically wait for their prey to come to them before they strike. Weed beds provide smallmouth bass with a number of places to hide, which makes it easier for them to ambush their prey.
  • They use the weed beds as a place to spawn. Smallmouth bass typically spawn in the spring, and they often do so in weed beds. The weed beds provide a number of benefits for smallmouth bass that are spawning, including protection from predators, a place to lay their eggs, and a place for the eggs to develop.
But unlike their largemouth cousins, smallmouths definitely use different parts of weed beds as underwater videographer Kim Stricker in this short “under the water" video…

スモールマウスバスは通常、水温が低いクリアウォーターの湖や川に生息しており、アグレッシブなフィーディング行動をすることで知られています。

水中のウィードがスモールマウスバスにもたらすメリット

カバー: ウィードベッドはスモールマウスバスに外敵から身を隠す場所や、獲物を狙うときの待ち伏せポイントとして機能します。
食べ物: ウィードベッドには、スモールマウスバスが食べるさまざまな小魚、ザリガニ、その他の生物が生息しています。
温度調節: ウィードベッドは水温を調節するのに役立ちます。これは産卵中のスモールマウスバスや外敵から逃げたいスモールマウスバスにとって重要です。

スモールマウスバスとウィードの3つの関係

スモールマウスバスはウィードベッドを隠れ場所として使用します。 スモールマウスバスが積極的にフィーディングしていないときは、ウィードベッドのエッジに移動して休んでいることがよくあります。
スモールマウスバスは獲物を待ち伏せする場所としてウィードベッドを使用します。 スモールマウスバスは待ち伏せ型の捕食者であるため、通常、獲物が近づいてくるのを待ってから攻撃します。 ウィードベッドはスモールマウスバスに隠れる場所を数多く提供し、獲物を待ち伏せしやすくします。
スモールマウスバスはウィードベッドを産卵場所として使用します。 スモールマウスバスは通常春に産卵しますが、ウィードベッドで産卵することがよくあります。 ウィードベッドは、産卵中のスモールマウスバスにとって外敵からの保護、卵を産む場所、卵が発育する場所など、多くのメリットがあります。

しかし、ラージマウスバスとは異なり、スモールマウスはウィードベッドのさまざまな部分を使用しています。キム・ストリッカー氏が撮影したこの短い水中映像をご覧ください。

ウィードのスモールマウスバスを理解しよう

Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/@michianaoutdoorsnews2534

こんにちは、フック&ルックの司会者でプロデューサーのキム・ストリッカーです。ミシガンアウトドアニュースチャンネルにようこそ。

ここでは、水中で起きていることをあなたと少し共有したいと思います。これは、スモールマウスバスが密集した水中のウィードとどのように関係しているかを理解するのに役立つでしょう。

シャイナーの群れが絡み合うウィードの中を泳ぐのが見えます。

また、イエローパーチやザリガニも、濃いウィードベッドの根元に住んでいます。ラージマウスバスやノーザンパイクは、絡み合ったウィードの中に身を潜めてその恩恵を受けていますね。

一方、スモールマウスバスは違い、密集したウィードの中に侵入することはありません。スモールマウスバスはウィードの外周部を意識しています。自分たちのエサがカバーの中に住んでいることを充分に認識しているのでしょう。

私たちはよく、スモールマウスバスが外周を回遊したり、エサを探して濃いウィードの上を ホバリングするのを目撃しますが、スモールマウスバスが実際に濃いウィードの中に侵入するのを目撃したことはありません。危険から逃れるときですらです。

スモールマウスバスはオープンウォーターを好み、ウィードの周りにいるときは、大半が広く散らばったホテイアオイ(浮き草)、砂地に背の低いイールグラス(ニラみたいなやつ)のパッチやカーペットのように広がる場所であることが多いでしょう。

ですから、濃いウィードの中にスモールマウスバスがいると思ってパンチングなどはしないでください。ウィードエッジやウィードトップを狙ってください。濃いウィードの周りでスモールマウスバスが釣れたとしても、その中に潜っていたわけではありません。


前半の記事の部分で、スモールマウスバスは待ち伏せするタイプの魚だと書かれていますが、これをちょっと補足させていただきますと、たとえばラージマウスはウィードの中に入ってじっとして、前を通りかかる小魚や甲殻類を食べるというイメージなのに対して、スモールマウスバスはウィードエッジの周りで泳ぎながら待ちぶせして、ウィードから出てきたものを捕食するというイメージで、待ち伏せという言葉を使っているのだと思います。

実際はラージマウスバスも一か所でじっとし続けているわけではないのですけどもね。

ところで、子供のころに遊んだ「鬼ごっこ」、鬼じゃない時のあなたはどんなタイプでしたか?

なかには物陰を移動しながら隠れつつ、顔だけ出して鬼が来ないかを見張っているタイプ、または堂々と広い場所で待ち、鬼が来たらすぐに逃げるタイプの方がいたのではないかと思うんです。

そして、足の速さに自信のある方は後者のタイプではなかったでしょうか。

このタイプ分けをバスに当てはめると、前者がラージマウス、後者がスモールマウスバスと思います。泳力に自信があるので捕食のときや外敵から逃げるときも、隠れる必要がないのでしょう。

このことをスモールの釣りで思い返してみた時、ウィードの周り、ウィードの外側の砂底をズル引きするのでもいいのですが、ウィードの中にリグを投げて、適当に引っ張ってきて、ウィードエッジあたりにワームを引っ掛けて、ポロッと外してエッジの外側のボトムに落ちるみたいな演出もめちゃくちゃに効果的だったのを思い出します。ウィードの中に投げて、外に出す、です。

もうひとつは、ダウンショットリグのシンカーだけウィードエッジに残っていて、ワームだけウィードの外にある状態でシェイクしていると、ヌーンと重くなるバイトが多かったのを思い出します。

そのときはそんなに意識していたわけではないのですが、動画を見て改めて思い出してみると、そういうことだったのかなと思いました。

残念ながら野尻湖ではその再現となるようなことができるほどウィードが増えていないのですが(一時は増えたのにまたちょっと減りました)、濃いウィードを見つけたらすかさず試してみようと思います。

しかし、水中映像ってなんでこんなに楽しいんでしょうかね。みなさんもなにかしら参考になったのではないでしょうか。

それではまた。

毎度ありがとうございます!