ベイトリールでもっと飛距離を出す8つの方法

2016年12月11日

ベイトリールでもっと飛距離を出す方法

PHOTO BY WIRED2FISH

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”8 Tricks to Get More Distance with Baitcasting Fishing Reels”という記事を引用してご紹介いたします。(2017年11月24日更新しました)

引用先:wired2fish”8 Tricks to Get More Distance with Baitcasting Fishing Reels”by Jason Sealock – Dec 5, 2016(海外サイトです)

みなさんはベイトタックルを使った釣りで、飛距離って大事にしていらっしゃいますでしょうか?

多分、大事にしている方がほとんどだと思います。

より遠くに投げることができれば、より多くの時間、バスを誘うことができます。単純ですがこれは大きなメリットになりますからね。

バス釣りには大きく分けてベイトタックルとスピニングタックルの釣りがあって、スピニングリールは飛距離に関して言うと、ベイトリールに比べて手を加えられる部分が少ないと思います。対してベイトリールの場合は、飛距離を伸ばすためにいくつか考えられるポイントがあるんですよね。

この記事では、そんなベイトリールでもっと飛距離を伸ばすためのポイントが8つ、書かれています。

ベテランアングラーさんにはご存知のことが多いかもしれませんが、もし知らないことがあればもっと飛距離が出て釣りが有利になるかもしれません。

ぜひ目を通してみて下さい。

スプールいっぱいにラインを巻かない

引用文(タップすると開きます)
While you want to fill a spinning reel spool just shy of the edge of the taper on the spool, you can actually get away with having less line on a baitcaster. Because the spool itself un-spins the line from the spool, there is not the friction you have with a spinning reel spool. If a spinning reel spool is half full, it will not cast as well because there is increased friction as the line uncoils off the spool.

With a baitcaster, you can cast to the very bottom of the spool with the same lack of friction as you would if the spool was full. Having less line on a baitcaster spool, allows the spool to spin more freely increasing it’s efficiency and your distance. You also don’t have line rubbing on the frame from being too full.

If it’s a small spool, you need to be sure you have adequate line for long casts. But consider this: are you casting 60 yards? That’s 180 feet. That would be a long, healthy cast. So I’ve started spooling my reels with less line. Because of this, I don’t use backing and now a 250-yard filler spool of line will fill 4 reels instead of 2 1/2. Which in turn, saves me money.

スピニングリールの場合はエッジのギリギリまでラインを巻くのですが、ベイトリールの場合はラインは少なくても済みます。なぜならスプールに巻かれたライン自体がスプールを回すので、スピニングリールのようなスプールエッジでの摩擦抵抗がないためです。スピニングリールの糸巻き量が半分になると、ラインが放出されるときの摩擦が大きくなってしまい、キャストが伸びません。

ベイトリールの場合は、スプールいっぱいにラインを巻いた状態と同じように、スプールの最下部まで(ラインが減っても)キャストができます。ベイトリールのラインをより少なくすることで、スプールの回転がより軽くなり、効率と飛距離が増します。また、フレームなどに擦れ過ぎてしまうこともなくなります。

小さなスプールを使っている場合は、ロングキャストに足りる糸巻き量があることを確認しなくてはなりません。しかしこれを考慮してください:あなたは50メートルのキャストをすることができますか?思いっきりブン投げたとして、そのくらいです。だから私はリールには少な目にラインを巻くことにしました。このため、今まで2つのリールに100メートルずつ巻いていた200メートル巻きのラインが50メートルずつ4つのリールに巻けるようになりました。これは節約にもなりますね。

ラインをスプールいっぱいに巻かない

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ロッドに合ったルアーウエイトで

引用文(タップすると開きます)
If you are throwing lighter lures, you will get more distance by letting the rod load more on the back cast. For this to happen, you need to go down in power. So if you want to throw a 1/4 or 3/8 ounce lure farther, go down to a medium-power rod from a medium-heavy power rod.

Likewise if you are throwing a heavier lure, say 3/4 ounce, you can load a more powerful rod like a medium-heavy to get more spring on the release. So going up in power with heavier lures and raring back and firing with a lot of load on the rod will launch your bait farther.

より軽いルアーを投げる場合、バックキャスト(ふりかぶった)時にルアーの重みをロッドにより多く掛けることによって、より多くの飛距離を得ることができます。これをするためには、ロッドのパワーを落とす必要があります。したがって1/4オンスから3/8オンスのルアーをさらにロングキャストしたい場合は、例えばミディアムヘビーロッドを使っているのならミディアムに変更します。

同様に、より重いルアー、例えば3/4オンスを投げている場合、リリースでより多くの反発力を得るためにミディアムヘビー程度のより強力なロッドを使うことです。それで、より重いルアーがパワーアップしますので、反動をつけロッドに多くの負荷をかけてキャストすると、あなたのルアーはより遠くに飛ぶでしょう。

キャスティングフォームを変える

引用文(タップすると開きます)
Anglers spending hundreds of hours on the water a year often encounter forearm and elbow injuries. I suffer greatly from severe tendonitis in both of my forearms. I have to wear straps and ice down after every fishing trip.

I mention all that, because I had to change my casting motion as a result. Those injuries are caused by overextension on tens of thousands of casts a year. But what I learned along the way, is that by shortening your motion by keeping your elbows tight to your sides, you can more effectively load and unload a rod on the cast which is what creates the inertia on the lure to give it distance. Let the rod load and unload without swinging your arms back and forward. Never extend your arm all the way completely straight. Keep your elbows bent and tight. Feel how much more powerful the rod loads and unloads.

水上で年間数百時間過ごしている釣り人は、しばしば腕と肘の怪我に遭います。私は両腕の健炎に悩まされています。釣行後はいつもアイシングをしています。

その結果私は、キャスティングフォームの変更を余儀なくされたのですが、皆さんに知っていてほしいことがあります。この怪我は1年に数万回のキャストによって過度に伸ばされることによって引き起こされます。しかし私がここまででわかったことは、肘を自分の側にしっかり寄せて動きを短くするほうが慣性が引き出されるため、キャストをするために必要なロッドへの負荷を与えることができルアーがより遠くへ飛ぶということです。腕を前後に大きく振ることなく、ロッドを振りましょう。腕を真っ直ぐ完全に伸ばしてはいけません。肘は曲げておいてください。より強力なキャストを感じられるはずです。

PEラインでブレーキは弱める

引用文(タップすると開きます)
Because braid is lighter and tighter on a spool and the line diameter is often much smaller than monofilament or fluorocarbon, you can get away with less brakes on your reel, giving you greater distance and better efficiency. So keep that in mind. Turn down the brakes with braid and turn them up slightly with fluoro or mono. Eventually you want to turn them all down to achieve maximum distance.

PEラインは軽くて丈夫であり、線径もナイロンやフロロに比べ細いので、リールのブレーキを緩めることができることで飛距離が伸び効率が上がります。ですので覚えておいてください。PEラインではブレーキを緩め、ナイロンやフロロではブレーキは強めます。最終的には飛距離を最大にするため、徐々に下げていくようにしてください。

PEラインはブレーキを弱める

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レベルワインダーを真ん中に

レベルワインダーを真ん中に

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引用文(タップすると開きます)
On most reels the line guide is the narrowing opening where the line comes off the spool and starts up the rod. If this is over to one side or the other on the reel, it causes added friction on a cast. By making sure it’s in the middle when you click the thumbar to cast, you will have less friction on the reel.

Newer reels like the new Daiwa TWS line of reels, use an open port system to alleviate the line guide friction on the cast.

ほとんどのベイトリールには、ラインがスプールから出てロッドまで行く間にレベルワインダーという狭い穴があります。これがキャスト時にリールの端にある場合、摩擦を増加させます。キャストの際、クラッチを切るときにリールの真ん中にレベルワインダーがあることを確認することで、摩擦が少なくなります。

新しいダイワのTWSのようなリールは、キャスト時のレベルワインダーの摩擦を軽減するためにオープンポートシステムを採用しています。

下糸にPEラインを使う

引用文(タップすると開きます)
If you do like to use backing (line under your main line so you only have to replace small sections of line), braid can be a better option for casting distance. You can wrap the line around the spool as tight as possible, and it’s like increasing the diameter of the spool without adding as much weight. Braid allows the spool to spin faster, making it more efficient.

下糸(メインラインの下地として巻いておき、メインラインの交換を最小限にするためのもの)を使用する場合、PEラインを使用することは飛距離アップのための対策となります。多く巻いても、ほとんど重量を増やさずにスプールの直径を増やすようなものです。PEラインを下糸にするとスプールがより速く回転することが可能になり、より効率的になり飛距離がアップします。

垂らしを長くする

垂らしを長くする

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引用文(タップすると開きます)
When casting heavier lures, a longer leash can give you many more yards on your cast. Guys like Kevin VanDam have mastered this which is one of the reasons he catches more bass than the average guy on a deep crankbait. He’s literally throwing farther, getting it deeper and staying in the strike zone longer … on every cast.

Obviously what’s behind you should be considered (other anglers in the boat, trees on the bank, etc). But you can let 5-6 feet of line out on a cast and increase the load on the rod to give it more release on the cast which equates to more distance. I often do this with swimbaits and deep diving crankbaits to get maximum exposure on every cast.

重いルアーをキャストするときは、より長い垂らしがキャストにもっと多くの飛距離を与えることができます。ケビンバンダムなどは、これをマスターしています。これは彼がディープクランクで普通の人よりも多くのバスを釣る理由のひとつにもなっています。彼は文字通り遠くへ投げ、ディープレンジのストライクゾーンをより長く通しているのです…毎キャストで。

後ろにはしっかり注意してください(ボート上の同船者、岸の樹木など)。キャスト時に1.5メートルから1.8メートルの垂らしを出して、ロッドの負荷を上げてキャストの距離を上げることができます。私もスイムベイトやディープクランクで最大の飛距離を得るために毎キャストこれを行っています。

最初のサミングを強く

引用文(タップすると開きます)
The simplest thing you can do to increase your distance with baitcasters is by training your thumb to be the brakes. Then you can reduce tension and brakes and have a freer spinning spool. Start with the tension tight. Push the thumb bar. The lure should not drop off the rod tip. Now slowly turn the tension down. When the bait starts to barely fall, start training your thumb.

Cast and control the spool with your thumb. It won’t cast very far at first. The key is to let the spool spin under your thumb but maintain feel so that no loops begin to form. That is the sign the reel spool is spinning faster than the lure is pulling line off the reel. That’s what causes overrun (backlashes).

Loosen the tension more. Now you are going to have to thumb harder at the very start of the release. You are still letting the line spin under your thumb but you have a bit more pressure because the startup inertia of the spool is going to be initially faster than the lure is going to pull the line off of the reel. You have to control that with early pressure then back off your thumb as the lure gets farther from you. This will take training your thumb.

You essentially thumb hard at first, not completely, but harder than you do in the middle of the cast. Then hard again at the end of the cast to feather the lure into the water softly and stop the line before the lure actually hits.

Hard-soft-hard. That’s the pattern when casting with a baitcaster with your thumb only. Learning this, coupled with these other tips, will give you the maximum casting distance when bass fishing with baitcasters.

ベイトリールでの飛距離を伸ばすためにできる最も簡単なことは、サミングの練習をすることです。それによりメカニカルブレーキや他のブレーキ量を減らすことができ、よりスプールをフリーにできるということになります。まずはメカニカルは強めに設定し、クラッチを切ります。ルアーはティップから落ちません。そこから徐々にメカニカルを緩めてください。ルアーがゆっくりと落ち始めたら、そこからキャスト練習を始めます。

親指でスプールを制御しながら投げるのですが、最初から遠くへは投げません。キーは、スプールが親指の下で回転しつつ、ループ(バックラッシュの始まり)が起きない感触を維持することです。ループはルアーがリールからラインを引っ張っていくよりも早くスプールが回ろうとするサインです。それがバックラッシュを引き起こします。

メカニカルブレーキをもっとゆるめます。今度はリリースの最初の段階でより強くサミングしなければなりません。それでもなお親指の下でスプールが回っていますが、ルアーがラインを引っ張る初速が速くなるため、もう少し圧をかける必要があります。ルアーが遠くへ行くにつれ、初めのサミングから親指を戻すようコントロールしなくてはなりません。このサミングは練習してください。

基本的に最初は強く、途中では軽く、最後はソフトな着水とラインの放出を止めるため着水する前に再び強く、サミングします。

強く→優しく→強く。これはあなたの親指だけでキャストするときのパターンです。これを他のヒントと組み合わせて学ぶことで、ベイトタックルでのバス釣りで最大の飛距離を得ることができます。


いかがでしたか。

初めてのベイトリールに対する抵抗感っていうのでしょうか、それはこうやって練習しなきゃいけないところがあるからというのも理由のひとつではないかと思います。

しかし、やはり練習して技術が自分のものになって、上手になっていくというのは楽しいんですよね。

しかもやらされてるんじゃなくて自分が好きでやってることだから、なおさらです。

まずはサミングの練習でブレーキのかけ方を覚えたら、フォームを直したり、他のヒントに書いてあるようなことを試してみたらいいのではないでしょうか。

私はしょっちゅうバックラッシュしていますけどね(笑)

ただし、キャストの練習をするときは、周りの人や物には本当に注意をおねがいします!安全第一、これだけは絶対に守ってくださいね!

これでキャストの距離が伸ばせるようになったら、同じ釣り場でもルアーの届く範囲が広がって、また新しい発見があるかもしれませんね!

楽しみが増えるのは良いことです。

それでは、また。

毎度ありがとうございます!