ランディングの判断
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”HOW TO LAND MORE BASS”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:flwfishing.com ”HOW TO LAND MORE BASS”October 1, 2019 by Grae Buck
ランディングという行動またはランディングにおける技術というのは、バス釣り全体において最も行われる回数が少ない行動であり技術のひとつです。
バスが掛からなければ、する必要がないからです。
一般的に、バス釣りの流れの中で最も重要視されるのはバスをルアーに食いつかせるまでの流れであって、その後、フッキング、ファイト、ランディングという順に注目度は低くなっていくのではないかと思います。
全員が全員そうではないと思いますが、当店のブログで読まれている記事の傾向からすると、そうなっておりますね。
そして、私が思うに、バス釣りにおける興奮度というのは、その逆の順番であるのではないかと思います。
これは私の意見になりますが、バス釣りをしていて最も少ない時間は、バスに触っている時間でして、行われる回数が少ないからこそだと思うのですが緊張してしまい、また興奮します。
そして残念なことに、ミスが増えてしまうのも、緊張し、興奮している時です。
つまり私は、ランディング→ファイト→フッキングの順にミスが多くなっています。これは当店の動画を見ていただいている方にはよくお分かりかと思います(笑)
これは皆さんに失礼のないようにこのような書き方をしておりますが、絶対皆さんだってそうに決まってます。そうであってほしいです(笑)
さて、私がランディングにミスが多いことは認めるとしまして、ということはランディングが上手な方というのも当然いらっしゃいます。
それはもちろん、バスプロの方々です。
バスプロの方々というのは技術や知識の向上とミスを減らすことでプロへの道を歩んでこられていますので、ランディングのこともプロから学ぶというのは当然ですよね。
この記事は、アメリカのトーナメント団体、FLWサイトの記事で、ツアープロのグレイ・バック氏がランディング時の判断などについて解説してくれています。
ランディングという数少ない機会こそモノにするため、ぜひ読んでおきたいところです。
よりランディングを上手くするために
最近おこなわれたオナイダレイクでの試合で、私のボートのコアングラー(同船者)が5ポンドオーバーのスモールマウスをバラしてしまいました。そのとき、その彼は私に尋ねました「なぜバレてしまったのか、どうすればバレなかったのか?」
どちらも良い質問です。それに対する答えは、まさに賞金が掛かっている時のランディングでこそ役立ちます。
バスとのファイトでのテクニックは、その時使用しているタックル(ロッド、リール、ライン、ルアー)に大きく依存します。
トレブルフックが付いたルアーを使用している場合、安全に抜き上げることができるか、またはハンドランディングかネットを使う必要があるかどうかを判断するために、魚をいなし、フックがどのように掛かっているかを見ることが重要です。口の外に引っ掛かっていたり、トレブルフックの1本だけ掛かっている場合は、抜き上げない方が安全です。慎重にやりとりしてから、手でつかむか、ネットを使用してください。
ルアーの大きさや重さ、フックの数も考えに入れます。一般に、シングルフックのルアーよりも、トレブルフックのルアーでランディングする方が難しいです。主な例はバイブレーションす。このルアーでランディングするのは、大きさに対して重さがあり、2つのトレブルフックがあるため、難しい場合があります。バスは、フックアウトするための力を十分に発揮できます。それを考慮してもバイブレーションは素晴らしいルアーです。バイブレーションでバスをランディングさせるには、より多くの巧妙さと注意が必要です。シングルフックの付いた小さなシャッドテールワームを扱うときとは別の方法でファイトするようになります。
魚がジャンプしてルアーを飛ばさないようにすることも重要です。バスが浮上し始めるのを感じたら、ロッドティップを下げ、膝を曲げ、すべてをできるだけ低く保ちます。ロッドティップは水に浸けないようにするのが好ましいです。なぜなら、ティップを水中に入れると、グラファイトの自然な曲がりが奪われるからです。その時点で、バスに主導権が渡ります。特に元気なスモールマウスでは、ジャンプは避けられないことがあります。ジャンプしてしまう場合は、バスが空中にいる間、ステディリトリーブで巻き続けて、ラインテンションを保ちます。ラインスラックが出ることは、空中であろうと水中であろうと、私たちがバスを失う最も一般的な理由となります。
ラインスラックを出さない方法のひとつは、バスをボートの周りの表層を泳がせ、疲れさせることです。ディープのバスをうまくランディングさせるための方法は、ボートをバスの上にポジショニングすることです。
「今までで最大の魚」または「トーナメントで優勝できたはずの魚」はバレてしまいました。私もそこにいましたが、あの状況では、誰もがどうすれば良かったのかと疑問に思うでしょう。これらのヒントを使用すると、バラシの頻度は少なくなり、より多くの魚をランディングできたり、賞金を獲得することもできるはずです。
バス釣りというのは本当に不思議なもので、シングルフックであってもトレブルフックであっても、さらにトレブルフックが3つもついたルアーであっても、バラす確率はそれほど変わらないんですよね。私の場合はですが。
フックの数に関わらずバラす確率があまり変わらないということは、バラすのはルアーのせいではないということです。
私の技術といいますか、いつも同じミスを繰り返しているということではないでしょうか。
この記事を読んで思うことは、フックがバスにどのような掛かり方をしているのか、バスをいなしながら見るというところです。
これはつまり、「冷静になれ」ということではないでしょうか。
またこれも不思議なものなのですが、私なんかはバスが釣れて興奮するのが楽しくてバス釣りを続けているのに、バスをランディングするには冷静になれというのですね。
困ったものです(笑)
他には、ロッドティップを水中に突っ込まないというのも、考えてみればその通りで、水中は抵抗が大きくなりますから、ロッドティップが魚に合わせて追従する能力が落ちてしまいますもんね。
それではジャンプバレが多くなるはずだと思いました。
色々な苦労を経て、バスといよいよご対面する瞬間です。
感動や緊張や興奮があるのは当然だと思いますが、バスは最後の最後まで抵抗するはずですので、私たちも最後の最後まで気を抜かず、しっかりその魚体を掴みたいものですね。
それではまた。
毎度ありがとうございます!