コンパクトラバージグの有効性【マイク・アイコネリ】

バスをより効率的に釣るには「場所」「ルアー」「バスの状態」の3つについて知っておく必要があります。この記事では、「コンパクトラバージグ」という、比較的新しいジャンルのルアーについて学んでみましょう。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Essential compact jigs”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com”Essential compact jigs”Written by Michael Iaconelli|June 21, 2022
バス釣りの楽しいところは、数あるルアーのなかから適材適所(だと思われるもの)を見つけ出して釣り上げるのがひとつにあると思います。
適材適所なルアーを選ぶというのは、バスがいる場所を見つけたら、ポイントの状態やバスの状態を考えてあげなければいけないということ。
考えると言ってもその変数は数多く、水温、天気、水深・レンジ、カバー、濁りなどがあり、さらにこれらの組み合わせがあることまで考えると一発で正解に辿り着くのはかなり難しいのではないでしょうか。
また、そのためにはルアーそのものの特徴や適正なんかも知っていないと、決定することすらできませんからとても効率的とは言えません。
バス釣りを効率的にするには、場所、バス、ルアーの3つの知識が必要ということになります。
これは、身近な例えでいいますと、奥さんや彼女さんに「仕事の帰りに甘いもの買ってきて」と頼まれたときにどうするか問題に似ています。
「甘いものってなんだ?そういえば昨日クリームプリンの話したっけ、じゃあクリームプリンを買いにどこどこのスーパーに寄って帰るかな」これが正解なのに、そういうことを考えないで、自分の好みだけで寿司屋の甘い玉子の握りをおみやげ買って帰ったらえらい目に遭うじゃないですか(笑)
甘いものといっても相手が望むものは何か、どこで買うか、何を買うかを考えないといけないという。うーん、バス釣りってそんなに複雑でしたっけ(笑)!?
今回ご紹介する記事はコンパクトラバージグなのですが、これはプリンに例えると普通のプリンではなく、クリームプリンということです。その違いが分からなければ、相手のご機嫌をとるのは難しいでしょう。
この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、エリートプロのマイク・アイコネリ氏が、コンパクトラバージグについて解説してくれています。
彼がコンパクトラバージグについてどんなことを考えているのか、ぜひ学んでいきましょう。
なくてはならないコンパクトラバージグ
2014年にデラウェアリバーで開催されたバスマスターエリートの試合は、これまでの私の試合の中でもっとも挑戦的でやりがいのある試合のひとつでした。それは私の地元ニュージャージーから川を渡ったところのフィラデルフィアでの試合です。私は47ポンド14オンスでその試合に優勝しました。デラウェアリバーはかなり釣れない川で有名で、他のアングラーは40ポンドにも届かないスコアでした。
フィラデルフィアは私のホームでもあるため、私はリラックスして試合に臨めました。なんせ私が2、3歳のときにから叔父や祖父と一緒にオカッパリの釣りをしていたところです。のちにバス釣りに夢中になったとき、私はこのタイダルリバーに多くあるマンメイドカバーで釣る方法を学びました。
そのエリートでの試合は、杭、護岸、古い桟橋跡から釣りました。釣れたバスの80%はミサイルベイツの当時プロトだったコンパクトラバージグで釣ったものです。このジグは後にミニフリップフリッピングジグと呼ばれることになります。トレーラーにはブラウン、パープル、シナモンカラーのバークレーパワーベイト・クレイジーレッグス・チガークロウを付けました。
私はこれまで、タフな場面ではルアーをサイズダウンすると考えてきました。しかしこの5年間で、コンパクトラバージグはタフとかコンディションに関係なく、フルサイズのラバージグよりも釣れるようになりました。
コンパクトラバージグはスモラバと同じではありません。 スモラバは、標準のジグよりも軽いだけでなく、小さい傾向があります。コンパクトラバージグというのはフルサイズのラバージグを小さくしたように見えてほとんど同じ重さのものです。たとえばミニフリップには、1/4オンス、3/8オンス、1/2オンスのサイズがあります。これらは私がフルサイズのラバージグで使っていた重さと同じです。
コンパクトラバージグのメリットは、フルサイズのラバージグのときとタックルを変える必要がないことです。桟橋まわりでピッチングする場合は、普通のラバージグをピッチングするのと同じ7フィート2インチのヘビーアクションロッドを使用します。
コンパクトラバージグは通常、ヘッドが小さく、フックが小さく、スカートの量が少なくなっています。また、多くは控えめなウィードガードが付いています。フルサイズのラバージグのように、根掛かりを恐れずカバーを撃てるコンパクトラバージグが私は大好きで、実際にそれはより効率的です。
コンパクトラバージグではトレーラーも小型化しています。フルサイズのラバージグで使うのが4インチのトレーラだとすれば、同じ系統の3インチのものを使用します。トレーラーが例えばチガークロウ、ダブルテール、チャンクのどれだったとしてもそれは同じです。もし4~5インチのトレーラにバイトがなければ、ですが。
コンパクトラバージグは、寒冷前線が通過した後の晴れた日など、バイトがなかなか出にくいでも、多くのバスが釣れます。また、高いフィッシングプレッシャーに直面しているバスは気難しいもの。現代のバスはもはや毎日のように叩かれているので、コンパクトラバージグは常に標準のラバージグよりも多くのバイトを得る可能性があります。
バスは、いま食べているものよりも大きいという理由だけで、標準のラバージグを避けることがあります。彼らは小さなブルーギル、ザリガニ、ベイトフィッシュをターゲットにしている可能性があります。この場合、コンパクトラバージグはマッチザベイトにより近付きます。
2014年にミサイルベイツがミニフリップフリッピングジグを発売したとき、コンパクトラバージグを製造しているメーカーはごくわずかでした。現在は多くのメーカーが、フリッピングジグ、キャスティングジグ、スイミングジグ、フットボールジグでコンパクトタイプを製造しています。使い方は普通のラバージグと同じ方法ですが、多くの場合、より多くのバイトが得られます。

コンパクトラバージグについて、全体像がかなり分かりやすく解説されていたのではないでしょうか。
これまでのラバージグと同じタックルで、同じように使って、バイトがより多くなる。
つまりはこういうことでしたよね。
アメリカではここ数年のコロナの影響で多くの方がバスフィッシングをするようになり、フィールドはますますハイプレッシャー化しているようです。
私たち日本でもかつてのバスブームを体験された方ならご存知のように、バス釣りのパラダイスと呼べるフィールドが各地に存在していました。
それがブームとともに徐々にハイプレッシャー化でそのように呼べるフィールドはなくなっていったということが起きましたからね。
あらかじめ断っておきますが、私はパラダイスがなくなってしまったことを嘆いているのではありませんし、ノスタルジーに浸りたいわけでもありません。
ただ時代の流れをありのままに受け入れていますし、それでいいと思っています。
そういった環境の変化から、次の新しいアイテムが生まれ、バスとアングラーとのいたちごっこが楽しめるわけですからね。
というわけでコンパクトラバージグの可能性を感じられた方が多いと思われますが、当店にもピッタリの商品がございます。
ニシネルアーワークスさんのフィネスフットボールジグです。
ウェイトは3/8ozと1/2ozで通常のラバージグと同じですが、アイクが言った通りフックが小さく、ラバーも少ない仕様なんです。
ただしブラシガードがないジグですので、ウィードやオダなどのカバーには向いていませんが、ロックやコンクリートなどのマンメイドカバー系の攻略に優れています!
このようなコンパクトラバージグの効果についてはぜひ、あなたの手でお確かめいただければと思います!
お値段は3/8ozが660円、1/2ozが748円となっております。いずれも税込で送料は全国250円から通販を承ります。
ご注文お待ちしております!
それではまた!