バス釣りの基礎【すべての水草は同じではない】

バス釣りの基礎【すべての水草は同じではない】

ウィードや水辺に生える水草は、バスを引き付ける大きな要素になりますが、根掛かりによるルアーロストの原因にもなるため、あまり好きじゃないという方もいらっしゃいます。トッププロはこのようなエリアでどのように釣りをするのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Alton Jones: All Grass is Not Created Equal”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com”Alton Jones: All Grass is Not Created Equal”OCTOBER 1, 2021

皆さんは水辺や水中に生える水草やウィードはお好きでしょうか?

水草やウィードというのは草という言葉のイメージ以上に何気に根掛かりしてルアーをロストしやすく、アングラーとしては好きではないという方は意外と多いかもしれません。

私も以前はウィードが嫌いでした。

しかし、アングラーとして水草やウィードが好きか嫌いかに関わらず、バスはウィードが大好きであり、それを攻略しないことにはバス釣りの釣果を安定させることはできません。

バスがウィードを好きなのは、自分の隠れ家となるばかりでなく、ウィードを食べたり同じように隠れ家にする豊富な生き物がいるためで、その生き物を食べるために待ち伏せするのにも利用できるためだと言われています。

水草やウィードに根掛かりせずにルアーを落としたりアクションさせることができれば、そこに隠れているバスに食わせやすいということなんですね。

しかし、水草やウィードには水上にまで延びるアシやガマ、水中のカナダ藻やエビモなどのウィードなど、多くの種類があります。

これらの水草にはそれぞれすべてに特徴があり、いっしょくたに考えるのはバスを釣る上では好ましくありません。

では、どんな水草をどんな風に釣るのが良いのでしょうか。

この記事は、アメリカメジャーフィッシング公式サイトのメジャーリーグレッスンのコーナーの記事で、メジャーリーガーのアルトン・ジョーンズ氏が水草やウィードの釣りについて解説してくれています。

アルトン・ジョーンズは2021年4月のMLFヘビーヒッター戦で優勝したアメリカを代表するデカバスハンターのひとりです。

彼のウィード攻略について、ぜひ読んでいきましょう。

アシ・ガマ・キシミーグラスなどの稲系水草

バス釣りの基礎【すべての水草は同じではない】
引用文(タップすると開きます)
There are several types of standing grass across the country that attract populations of bass. Anglers can fish these grasses several different ways, but Jones likes to first gauge where the fish are positioned. “The first thing I want to do is find out how the fish are relating to the grass,” he said. “I want to see if the fish are buried in the thickest sections or on the outside line, attacking and chasing while they look for food. The only way to do that is by fishing both inside and out until you find them.” Jones’ first option is to fish moving baits on the outside edge before testing the waters in the thickest areas. “If they’re on the edge, maybe it’s the wind pulling them out,” he said. “One of the best ways to cover water and search is with a moving bait like a ChatterBait, spinnerbait, or buzzbait. Those baits are not weedless, but they are somewhat resistant to hangups and that’s important.” If he finds that fish are sitting further into the grass, Jones will switch to soft plastics or jigs. “One of my best tools for reeds and cattails is a jig, followed by soft plastics,” he confirmed. “That will let you penetrate the cover, and I fish with heavy braided line to rip them out when I catch one.”

国内には、バスが好む水草の種類がいくつかあります。アングラーはそれぞれの水草を釣り分けることが必要ですが、ジョーンズはまずバスがどこにいるかを調べることから始めます。

「私が最初にやることは、バスが水草に対してどのようについているかを調べることです。 バスが最も濃い部分に隠れているのか、それともアウトサイドラインで餌を探していて、積極的に追っているのかを確認したいと考えます。それを調べる唯一の方法は、バスを見つけるまで水草の内側と外側の両方を釣ることです。」

ジョーンズは最初に最も濃いエリアを釣るのではなく、アウトサイドエッジで巻き物系ルアーを使うのが好きです。

「バスがエッジにいるのなら、おそらくルアーを追ってくるでしょう。 広く素早くサーチする最良の方法の1つは、チャターベイト、スピナーベイト、バズベイトなどのムービングルアーを使用することです。これらのルアーはまったく根掛からないわけではありませんが、非常に根掛かりにくく、それが重要です。」

バスが草の奥にじっとしているようなら、ジョーンズはワームまたはラバージグに切り替えます。

「アシやガマに最適なルアーの1つはジグで、次にワーム類です。 それはカバーを貫通して釣ることが可能になります。そして私は、バスを引き抜くためと草に負けないためにヘビーPEラインを使います。」

水中のウィード

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引用文(タップすると開きます)
For grasses that are rooted on the bottom and don’t quite reach the surface – species like eelgrass, milfoil and hydrilla – Jones looks for any differences in the vegetation he can find. “I’m looking for the right situation where either there are big holes in the grass or a well-defined edge,” he said. “For these underwater grasses, a ChatterBait, swim jig, or swimbait are always a good option. I also like fishing topwaters over the grass, and you can’t overlook a buzzbait in these situations.” Aside from moving baits, Jones also mixes in soft plastics and jigs, flipping and pitching to the edges in the grass or into bare areas and holes within the grass.

アマモ、フサモ、カナダモなど、底に根をはり水面まで届かないようなウィードの場合、ジョーンズは生えているウィードの変化を見つけます。

「ウィードに大きな穴がないか、はっきりとしたエッジがないかというものを探します。 これら水中のウィードエリアには、チャターベイト、スイムジグ、スイムベイトが良い選択肢です。 ウィードの上でトップウォーターを使うのも好きです。このような状況でバズベイトを見逃してはいけません。」

ジョーンズはムービングベイト以外に、ワームやラバージグを混ぜて、ウィードエッジやウィードパッチ、ウィードの穴にフリッピングやピッチングも行います。

リリーパッド

バス釣りの基礎【すべての水草は同じではない】
引用文(タップすると開きます)
Another typical bass-holding vegetation is lily pads. They have a wide range and can be found in many different climates across the country. Lily pads also hold plenty of bass. Jones likes to target pads primarily with plastics and jigs, but that’s not all. “I fish pads a lot early in the year because the root systems give bass a place to fan out a bed and spawn,” he said. “I like to pitch jigs or a light 1/8-ounce weight with a Zoom finesse worm. They love that slower fall and the straight tail worm gets bit. And, don’t overlook a frog, especially if the water is less than 3 feet deep.”

他に良くバスが付く水草にリリーパッドがあります。 これらは広範囲に分布しており、国内のどんな気候の地域でも見ることができます。 リリーパッドも多くのバスをストックします。

ジョーンズは主にワームやジグでリリーパッドを釣るのが好きですが、それだけではありません。

「私はシーズンの初めにリリーパッドで良く釣りをします。なぜなら、リリーパッドの根元がバスにスポーニングベッドを作らせる産卵場所になるためです。 私はピッチングジグか1/8ozの軽めのシンカーを着けたズーム・フィネスワームを投げるのが好きです。 バスらはそのゆっくりとフォールするストレートテールのワームにバイトするのが大好きなのです。 また、特に水深が1メートル未満の場合は、フロッグも見落とさないでください。」

バス釣りの基礎【すべての水草は同じではない】
Photo by majorleaguefishing.com

アルトンジョーンズがベジテーションエリアで使うルアーとして出てきたのは、

チャターベイト、スピナーベイト、バズベイト、ラバージグ、フロッグ、そしてワーム類ということでした。

さすがヘビーヒッター優勝者、デカバスが好みそうなルアーばかりチョイスするのですね…

私の場合は軽~いジグヘッドやその他のライトリグ、あるいはノーシンカーという感じで、最初から根掛かりを嫌ったルアーばかり使おうとしています。

まあ私の場合は、スモールマウスバスを相手に、水中にあまり障害物の無いフィールドで釣りをすることが多く、何かに巻かれてしまう危険が少ないのでそのようなチョイスになるということがあるのですが、デカバスハンターのアングラーさんとはこうも差が出るのですね…。

私も巻き物系のルアーが嫌いというわけではないので、アルトンジョーンズをお手本にして、まずは積極的なバスから狙うという意味で、もっと巻き物系ルアーを使った方がいいのかもしれません。

うん、なんだか釣れるような気がしてきましたよ(笑)

もしみなさんの中にウィードや水辺の草が好きじゃないという方がいらっしゃいましたら、記事にあったアルトンジョーンズの釣りをしてみてはいかがでしょうか。

チャター、スピナーベイト、バスベイト、フロッグは特にウィードには強いルアーで理にかなっていますし、来ればデカいですからね…!

それではまた。

毎度ありがとうございます!