夏のトップウォータールアー:3つの基本ルアー
トップウォーターというひとつのカテゴリの中にも、最近では多くのルアー、多くのバリエーションが増えました。そんななか、初心者の方やトップの釣りが苦手な方がトップの釣りをマスターするのならば、フロッグ、ペンシル、ポッパーの3つを基本とすることで、他のルアーへの理解も深まるのではないでしょうか。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”3 Topwater Bass Baits That Will Cover You All Summer Long”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:shopkarls.com ”3 Topwater Bass Baits That Will Cover You All Summer Long”
夏、トップウォーターでバスを釣る楽しさは多くの方が感じてらっしゃることかと思います。
バス釣りはイメージの釣りとも言われているように、多くのテクニックやルアーは、実際は目では見えない水中で使うものですから、自分が本当にやりたいことができているかどうかは、イメージのなかで完結するしかありません。
ところが、トップウォーターの釣りというのは、やりたいことができているかどうか、キャストからリトリーブ、アクション、ポーズ、そして回収まで全てを目で見て確認することができます。
例えば小学生だった頃、文字を書く練習で国語ドリルなどをやったものですが、お手本にならってひたすら書きまくった結果、少しずつ上手くなってお手本に近い文字になって来たときは嬉しかったものです。
このドリルにお手本がなく、空のマスだけがあって、そこに好き勝手に文字を書いていいよと言われても、自分が何をしているか、何のためにやっているかもわからないでは、文字こそ上達すれど、楽しいかどうかは分かりませんよね。
自分が何をやっているかが分かるというのは、これほどの差があります。
さらに、バスのバイトまで、目で見ることができます。
バス釣りの正解はすべて、バスが教えてくれます。それ以外の答えは仮のもの、または妄想ですよね。
何の釣りをしていてもバスからの正解が返って来たときは嬉しいものですが、先ほどと同じように、答えが目で見えるのと見えないのとでは、その感動は違うというものです。
さて、トップウォーターの釣りの楽しさについてすでに共感されている方でしたら問題ないでしょうけども、実際問題、トップでバスを釣ったことがない、またはあまり得意ではないという方も多くいらっしゃいます。
私も初めてトップでバスを釣ったのは、バス釣りを覚えてから結構経ってからでした。
何といいますか、上級者向けの釣りのような感じがしていたんですね。
実際はそんなことはないのですが、もし、そういうことを感じてらっしゃる方に夏のトップウォーターの釣りを覚えてもらうとしたら、どんなルアーを使えばいいのでしょうか。
この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait & Tackle」のブログ記事で、夏のトップウォーターのド定番ルアーを3つ、紹介してくれています。
最近はルアーのジャンルが増え、ひとつのカテゴリの中に何種類ものルアーや釣り方がありますが、それはトップウォーターの世界でも同じです。
しかし、この3つのルアーを覚えることで、その他のルアーについての理解もしやすいかと思います。ぜひ、まずはこの3つを覚えていきましょう。
中空フロッグ
水生植物の成長は夏にピークに達するので、バスにとって多くのシャローカバーとなり、涼しく快適な隠れ場所を提供します。 ウィードマットを住みかとする昆虫やカエルを餌とするブルーギル、それに引き寄せられるバスという感じで、ウィードの多い場所では水面での捕食が行われます。
中空フロッグは、ウィードマットの上をすべり、ウィードポケットに飛びこませたりできるため、こういった状況でバスをだますのに最適なトップウォータールアーです。 フロッグをマットの上で滑らせるときは、ウィードポケットに来るまでトゥイッチし続け、ポケットに入ったら数秒間ポーズしてから1〜2回アクションします。
ペンシルベイト
春から秋にかけて私のお気に入りのトップウォータールアーの1つは、ヘドン・ザラスプークです。 暑い夏でも、バスは水面を颯爽とウォーキングするこのルアーに引き寄せられ、バイトするのを我慢しきれないようです。 夏の間、杉などの立木まわりや、水深のあるボート桟橋の側面や先端に沿ってウォーキングさせると、サスペンドしているバスを釣ることができます。 プロは、クリアウォーターであれば水深6メートルでサスペンドしているバスも浮いてきて水面でウォーキングしているルアーにバイトしてくると言います。
ポッパー/チャガー
夏は一日を通して、バスはベイトフィッシュの群れを水面まで追い込み、猛烈な水しぶきとともにフィーディングしています。 ベイトフィッシュのサイズに合ったポッパーまたはチャガーを1本のロッドに結んでおいて、これらの水面でのボイルに備えてください。 水面でのフィーディングが始まったら、バスに気付かれるようにルアーをすばやくアクションさせます。 ポッパー/チャガーによって発生する音は、水面でのボイルの音を模倣しており、水面を意識している捕食者に誰かがボイルしていることを知らせます。
私が最初にトップの釣りが上級者向けだと思っていたのが実は違うと思ったのは、その上達の速さにあると感じたためです。
先にも書いた通り、トップの釣りはキャストから回収まですべてが目に見えることで、やりたいことができているかどうかが完全にわかるんですよね。
国語ドリルで自分の字がお手本のような字になっているかどうか、自分でチェックしながら進められるわけですから、楽しいですし、上達も早いというわけです。
そのルアーにバスがバイトするかどうかはまた別の話になりますが、正解かどうかが分かるにはバスがバイトして来るまで分からないというのは他のルアーでも同じですし、他のルアーですと水中で正しく動いているかわからない手探りなわけですから、もう0点か100点のような勉強です。
それに対してトップウォータールアーは、ルアーの正しい動きかどうかは自分の目で確認できますので、50点まではすぐに取れるようになるんですよね。
人間、0点か100点かわからない勉強を繰り返すより、50点まではすぐに取れるようになる勉強をした方が上達を実感するというものです。そして、50点まで行けば、70点、80点、100点まであと少しという感じがしますよね。
私はトップウォーターの釣りがなんとなく上級者向けという先入観があったばっかりに、この楽しい釣りを体験する機会が遅くなってしまいました。まあ、私の場合は早く始めたからと言って早く釣っていたとは限らないんですけどね(笑)。
テクニック的には実際はやさしいトップの釣り、そして朝晩のフィーディングタイムや狙いのスポットなど、タイミングが合えば初心者も上級者もないのがトップの釣りかと思います。
初めてトップで釣った時の興奮で、その夜は思い出して眠れなかったものですが、それは今もあまり変わっていません。
ぜひこの季節、トップの釣りに挑戦してみましょう!
それではまた。
毎度ありがとうございます!