夏のスモールマウスバス釣りの場所とルアー

夏のスモールマウスバス釣りの場所とルアー

Photo by bassresource.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Summertime Smallmouth – Where have they all gone?”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassresource.com”Summertime Smallmouth – Where have they all gone?”by By Greg Cosentino(海外サイトです)

 

スモールマウスバスにとっての夏というのは、どんなものなのか。

ラージマウスバスに比べると冷水性の魚ということになっていますので、「水温が25以上になるとやる気をなくす」みたいなことを昔の本かなにかで読んだことがあるような気がします。

昔は数少ないフィールドとデータ、そしてニーズの関係か、スモールマウスバスフィッシングの研究があまりされていなかったような感じがしますが、もう野尻湖でもルアーフィッシングが解禁して20年もたった現在、実際は夏のスモールがやる気がないなんてことはないというのは皆さんご存知のところだと思います。

なぜスモールは夏は活性が低いと思われたのかと言えば、一番の要因は「夏のスモールの居場所を特定しづらかった」からではないでしょうか。活性が低いのではなく、魚がいない場所で釣りをしていたため、釣れない=活性が低い。と思われていたのかもしれません。

そしてそもそも、夏のスモールの居場所というものがあまり決まっていないということもあります…。

この頃からベイトフィッシュについて回ることが多くなり、完全にベイトフィッシュと行動を共にするような魚と、半回遊・半待ち伏せみたいな魚が多くなることが、非常に厄介な状況を生んでいます。スモールの全体のうち約半分は、決まった住みかを持っていないような印象です。

そして20年経った今も、夏のスモールが釣りづらいことに変わりはないというところが、スモールマウスバスの偉大なところだと思います。これは完全に負け惜しみです(笑)

 

上手な人を見たり話を聞いたりすると、やはりベイトフィッシュの動きとバスのスイッチの入り方の関係をよく知っていて、風向きや天候でベイトフィッシュの来る場所=スモールのスイッチが入る場所みたいなのを掴んでいる感じです。決まった住みかを持たないスモールだとしても、スモールを引きつける傾向のようなものを掴んでいるという風に見えます。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Bass Resource」の記事で、夏のスモールマウスを引きつける場所やルアーパターンを解説してくれています。

場所を知り、ルアーを知れば、あとはタイミングといったところでしょうか。夏のスモールマウスバス釣りが得意になるよう、読んでおこうと思います。

 

Points attract fish all year round, but by finding one that contains certain qualities, one can certainly increase the number of fish brought to the boat. Look for points with deep water access. These points should consist of a firm bottom with scattered rocks, boulders and sparse weed growth.

岬は一年中魚を寄せていますが、好ましい要素を多く含むものを見つけることで、キャッチする魚の数を確実に増やすことができます。 ディープへと続く岬を探します。 こういった岬は、岩が散らばり、大岩やわずかなウィードがあるハードボトムでできているためです。

 

ブレイクライン/ドロップオフ

Shelves, ridges, etc. all will hold fish as long as some access to deep water is available. The more pronounced the changes in depth, the more potential a spot may have.

ディープゾーンにアクセスできるような棚、水中岬などはすべて魚を引き寄せます。 深さの変化が急になればなるほど、多くの可能性を秘めたスポットであるということになります。

 

ハンプ

Open water humps are key concentration areas for smallmouth. Look away from the shoreline and try to concentrate on isolated humps in the main body of the lake. If you lack a good graph, use buoys as your guides. These markers will outline humps and rockpiles. Both of which will hold fish.

オープンウォーターにあるハンプは、スモールマウスが集中する重要なエリアです。 岸から離れ、メインレイクにある孤立したハンプに集中しようとします。 高性能魚探を持っていない場合は、目印としてマーカーブイを使用してください。 これらのマーカーを使い、ハンプやロックパイルの形を掴みます。 どちらも魚の多いストラクチャーです。

夏のスモールマウスバス釣りの場所とルアー

Now that we have found the fish, how do we catch them? If you’re thinking grubs and small soft plastics, think again! Summer smallmouth can be extremely aggressive and these finesse tactics may just not fit the bill. Think big. Half ounce spinnerbaits in chartreuse/chartreuse combinations or clear with green fleck skirt and blades with Tandem or double willow combinations usually fit the ticket nicely. Also try Zara Spooks in chartreuse, firetiger or shad patterns or minnow plugs up to six inches in length in natural patterns. Sometimes soft plastic stickbaits in bright, sometimes outrageous colors are the key. All of these baits have the potential of catching large numbers of fish as well as the occasional trophy. Spinnerbaits and soft plastic jerkbaits should be fished when there is a slight chop on the water, while minnow plugs and spooks can be used to call up fish when flat water is available.
Once you have determined where you want to fish and what type of lure to use, boat positioning becomes the next component to the smallmouth puzzle. Boats should be positioned off the structure one plans on fishing. Long casts are necessary since just as many smallmouth will be suspended off the area you are planning to fish as will be holding on the structure itself. Casts should reach beyond your intended target and fished all the way to the boat. Smallmouth are notorious followers and will sometimes follow a bait nearly to the boat before hitting. Keep an eye on your bait at all times. Sometimes you can actually watch a smallmouth hit your bait while three others charge him to try and steal it. An exhilarating experience to say the least!

魚を見つけたとして、さてどうやって釣ればいいでしょうか?もしあなたがグラブや小さなワームでと考えているなら、もう一度考えてみてください!夏のスモールマウスは非常に攻撃的で、これらフィネスタクティクスは割に合わないかもしれません。大胆に行きましょう。チャートリュース/チャートリュースの1/2オンスのスピナーベイト、またはクリアースカートにグリーンフレークのタンデムまたはダブルウィローブレードは通常、いい手段となります。また、試してみたいのはチャートやファイヤータイガーのザラスプーク、15センチの長さのシャッド柄などのナチュラル系カラーのミノープラグです。ときには明るい系カラーやド派手なカラーのソフトジャークベイトがキーとなることもあります。これらのルアーはすべて、多くの魚を釣りつつ、ビッグフィッシュが混じる可能性があります。ザラスプークやミノープラグは水面が静かな時に、スピナーベイトやソフトジャークベイトは水面がさざ波だっている時に使うと魚を浮かせて釣ることができるでしょう。
釣りたい場所と使用するルアーの種類を決めたら、ボートのポジショニングがスモールマウスパズルを解くための次の要素になります。ボートは、釣ろうとしている地形変化から離れた位置にポジショニングする必要があります。多くのスモールマウスバスは付いているストラクチャーそのものから浮いてサスペンドしているため、ロングキャストが必要になります。キャストは狙ったスポットを越えて行い、ボートの手前、最後の最後まで釣ります。スモールマウスは付いてくるだけのことが多いことで有名であり、時にはバイトする前にボートの近くまでルアーを追ってくることがあります。常に自分のルアーには気をつけてください。場合によっては、実際にスモールマウスがあなたのルアーにバイトするのを見ることができます。これは控えめに言って非常にエキサイティングな出来事です!

 

スピナーベイト

Burned inches under the surface, these baits call up fish from clear water lakes. Watch your lure at all times. These fish will be charging up to hit your bait and will literally tear the rod from your hands. Remember to use a trailer hook at all times or this fast paced fishing.

水面下数センチを早巻きすることで、このルアーはクリアウォーターレイクで魚を寄せます。 自分のルアーを常に見ていてください。 ヒットしてくる魚はあなたのルアーに体当たりするかのように突進し、文字通りあなたの手からロッドをひったくるでしょう。 常にトレーラーフックを使用すること、またこの釣りは早いペースですることを忘れないでください。

 

ソフトジャークベイト

Walked in an enticing side to side cadence, this is another bait known to attract the interest of any deep water smallmouth. Patience is the key here. As the bait is walking across the surface, many fish will come up to strike the bait and miss. Continue your retrieve and nine times out of ten, that fish will come back to strike again. When you feel the weight then its time to set the hook.

右へ左へとダートする魅惑的なリズム、これはディープにいるスモールマウスの関心を引くことで知られているまた別のルアーです。 これには忍耐がキーとなります。 水面にルアーをウォーキングで横切らせることで、多くの魚がルアーをつつくだけで逃げるでしょう。 あなたはリトリーブし続けます、すると9回、10回とバイトしてきます。 魚のウエイトが乗ったと思ったら、フッキングをしてください。

 

ミノープラグ

Twitch them in a stop and go retrieve or in a series of rapid twitches. In either case, hold on! Smallmouth are suckers for minnow plugs and will hit them with authority.

ストップアンドゴーリトリーブからのトゥイッチ、または急速なトゥイッチをし続けていきます。 いずれにしても、しっかりと止めること! スモールマウスはミノープラグに騙されやすく、自信を持って食ってくるのです。

 

スティックワーム

Stop and go, stop and go. Nothing too fancy is necessary when using these baits. Keep an eye on the bait and on your line at all times. Most of the time one can watch the fish take the bait, while at other times a slight twitch of the line may indicate a pickup.

ストップ&ゴー、ストップ&ゴー。このルアーを使うときにはあまり派手なことは必要ありません。 常にルアーとラインを見ていてください。 ほとんどの場合、魚がルアーを喰うところを見ることができますが、それ以外の時はラインがプン!と少し弾かれたりするのが見えるかもしれません。

 

Summertime fishing doesn’t always have to translate to largemouth bass. With the proper information and equipment, any angler can go out and experience the heart pounding leaps we have all grown to love. And for all of you experienced anglers, please practice catch and release so someone else can share in this wonderful experience as well.

夏のバス釣りは、必ずしもラージマスバスに転向する必要はありません。 適切な情報とタックルがあれば、釣り人は好きになってしまった心躍る相手に向かっていくことができます。 そして、みんながあなたにそうしたように、他の誰かも同じように素晴らしい経験ができるよう、キャッチ&リリースを練習してください。


 

いかがでしたか。

夏のスモールマウスは、ラージマウスを相手にするときと同じようにシェードやカバーをタイトに狙っても、釣れるのは小バスばかりになる傾向があります。

そうかと言ってボトムをライトリグで狙っても、あまりサイズは上がりません…

ここに書かれているように、やや沖目で表層を速めに通せるルアーを使うと、でっかいスモールがワンワンと湧いてくることが良くありますよね。

湧いてくるバスを見つけるにはどこを探せばいいかというと、時々起きるボイルが、そのサインです。

「あんなに沖!?あれはさすがにバスじゃないでしょ」と思ったりするんですが、あれなんですよね…。ボイルが起きるその水中にはハンプやブレイクなどの地形変化があったりして、そこにベイトフィッシュが通りかかると一気にボイルが起きたりするようです。

一度ボイルが起きた場所は時間をおいて何回か起きる可能性がありますので、覚えておくといいかもしれません。

 

そうは言っても私の場合、ここに書かれている通り、チェイスのみで終わることもかなりあります。

最後に口を使うのは大きさやカラーがバッチリハマった時なのでしょうか。いろいろ試してみればいいんでしょうけども、ボイルが起きているのにルアーチェンジするなどといった大人の対応は私にはできないのです(笑)

水面に背ビレを出してチェイスしてくるスモールが見えた時の興奮と、チェイスを途中でやめられてしまった時の無念さは本当に癖になります。釣れなくても楽しいんですから、釣れたらもうかなりハッピーになってしまう。

私の夏のスモールマウス釣りは、そんな感じです。

 

皆さんにもぜひ味わってほしいなと思います。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!