世界のトッププロが教えるダウンショットリグの秘密!アーロン・マーティンスがショートリーダーを好む理由

2018年4月3日

世界のトッププロが教えるダウンショットリグの秘密!アーロン・マーティンスがショートリーダーを好む理由

Photo by scout.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Why Aaron Martens Likes a Short Drop Shot”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:scout.com”Why Aaron Martens Likes a Short Drop Shot”by David A. Brown – Dec 12, 2016(海外サイトです)

 

ダウンショットリグというリグ、皆さんは使われますでしょうか。

ダウンショットは日本発祥のリグで、もともとは常吉リグと言われていたものです(今も言われています)が、本場アメリカのバスフィッシングを取り入れていくことが多い日本のバスフィッシングシーンですから、日本発祥のリグというのは数少ないものですが、このリグはアメリカでも過去最高のリグのひとつとしてかなりの評価を受けています。

もうひとつの日本発祥であり過去最高のリグのひとつと評価されているのはネコリグで、どちらも村上晴彦さんが考案したというのがすごいところだと思います。これはアメリカでもネコリグと呼ばれています。

さてそのダウンショットリグですが、このリグにはリーダーがあり、キャロライナリグやスプリットショットリグと同じく、リーダーの長さによってリグの個性が大きく変わるという特徴を持っていまして、リグの使い手によってリーダーの長さの好みは千差万別ということになります。

この記事は、アメリカのフィッシングメディア「WIRED2FISH」の記者、デビット・ブラウン氏が、世界最高のダウンショットリグ使いのひとりとされているバスマスター・エリートプロのアーロンマーティンスにダウンショットリグについてインタビューしたものです。

世界のトッププロのダウンショットとは、一体どういうものなのでしょうか。ぜひ読んでみて下さい。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

マーティンスのダウンショットはショートリーダー

When the world’s greatest drop shot angler tells you he likes super short leaders, there’s a lesson worth noting. Aaron Martens draws a clear parallel that explains how proximity to the bottom yields a strategic impact on his drop shot presentation.

“A short leader gives it a quicker bounce,” he said. “It’s like dribbling a basketball; if you dribble it standing up, the ball moves slowly, but if you get closer to the ground, it tightens up. It’s the same with a drop shot; you get a quicker ,smaller action in the worm.”

Three inches or less, such diminutive leaders excel in cold conditions when lethargic fish are laying close to the bottom. Here, the fish tend to respond better to a smaller, sharp action held right in their face, as opposed to the bigger, waving motion imparted by a longer drop-shot leader most anglers use.

Martens goes with a 6-inch Roboworm Straight Tail Worm for water temperatures under 60 degrees.

Using a Gamakatsu Aaron Martens TGW Drop Shot hook, Martens mostly nose-hooks his bait; but he’ll Texas-rig the bait on a small worm hook around any type of snaggy cover. The other option is a “gillie rig” — essentially, a wacky rig with the hook placed through the bait’s side, closer to its head.

“That speeds up the fall, as opposed to a traditional wacky rig, which takes forever to fall,” Martens said.

Tear drop weights are his preference, unless he’s dropping over snaggy bottom; in which case, he’ll switch to a cylinder weight. With either form, tungsten allows him to minimize the weight profile, while ensuring maximum bottom-reading sensitivity.

For optimal presentation, strike detection and response, Martens fishes his dropshots on a 6-foot, 10-inch Enigma Aaron’s Edge spinning rod with 10-pound braided main line and 8-pound fluorocarbon leader. This outfit ensures enough load time for the fish to get the bait fully, while providing sufficient backbone to subdue the big ones.

世界最高のダウンショットアングラーはスーパーショートリーダーが好きだと言うことで、これは注目に値する話が聞けるだろうと思いました。アーロン・マーティンスは、ボトムまでの距離が短いダウンショットリグのプレゼンテーションが戦略的な影響をどのように与えるかについて明確な根拠をもっています。

「ショートリーダーは、よりクイックな跳ねアクションを生みます」と彼は言います。 「バスケットボールをドリブルするようなものです。普通にドリブルするとき、ボールはゆっくりと動きますが、地面に近づけてドリブルすると、それはタイトになってきますよね。ダウンショットでも同じです。ワームのアクションはより速く、より小さくなるでしょう。」

リーダーの長さは3インチ(約7.5センチ)以下にすることで、魚がボトムべったりで冬眠しているような寒い時期にも有効になります。このとき、多くのアングラーが使用する長いリーダーで起こすような大きく波打つような動きとは逆の、より小さく鋭いアクションを魚の目の前ですることで反応する傾向があります。

マーティンスは15.5℃以下の水温では6インチのRoboworm Straight Tail Worm(ロボワーム・ストレートテールワーム)を使います。

がまかつ・アーロンマーティンスTGWドロップショットフックを使用して、マーティンスは主にワームの先端にフックを掛けます。しかし、彼はその小さなワームフックを使って、どれほど引っ掛かりやすそうなカバー周りでもテキサスリグのように使います。もう一つの選択肢は、「ギリーリグ」です。それは、フックをワームの頭の方にセットしたワッキーリグのことです。

「それにより、ひたすらフォールを待たなければならない通常のワッキーリグよりも、フォールのスピードが速くなるのです」とマーティンスは言います。

ティアドロップ型のシンカーが彼のお気に入りですが、あまりにも根掛かりしやすいボトムを攻めている場合は、シリンダーシンカーに切り替えるでしょう。いずれの場合でも、タングステンを使用してシンカーの大きさを最小限に抑えながら、ボトム感知能力を最大限にします。

最適なプレゼンテーションやバイトの検出とそれに反応するため、マーティンスは6フィート10インチのエニグマ・アーロンズエッジスピニングロッドに、PE10ポンドのメインラインに8ポンドのフロロカーボンリーダーをダウンショットに使います。このタックルは、バスに完全にルアーを喰いこませる柔らかさを持ちつつも、ビッグフィッシュを制御するのに充分なバットを持っています。

世界のトッププロが教えるダウンショットリグの秘密!アーロン・マーティンスがショートリーダーを好む理由

Photo by scout.com


 

いかがでしたか。

アーロン・マーティンスはショートリーダーが好きだったんですね。

私も、ダウンショットはショートリーダーが好きなんです。リーダーが短いとなんといってもキャストがしやすい。キャストがしやすいというのは、飛距離も出ますし、狙い通りに投げやすいということです。もうこれだけで、釣果が上がる理由になるじゃないですか。それが、私がショートリーダーが好きな理由です。

キャストが完全に私よりも数倍上手なアーロンは、こんな理由ではないと思いますが(笑)、同じショートリーダーが好きということでちょっと嬉しいというね、すみません(笑)

 

しかしこのショートリーダーダウンショットというのは野尻湖のスモールマウスにも有効で、あまり派手に動きすぎないほうがバイトが出やすい野尻のスモールに対しては、このショートリーダーというのは向いていると思います。

ただし、スモールがボトムを切ってサスペンド傾向になる夏以降はショートリーダーだと厳しくなります。

こういう場合は、例えばスモールがボトムより1.5メートルくらい浮いていると思ったら、リーダーを1.5メートルくらいにしてみるのですが、これが非常に投げづらいですし、そうしたからと言ってすぐに釣れるわけでもないので、かなり悩んでしまします。

結局、ロングリーダーのダウンショットは選択肢から外れ、結果として、ショートリーダーばかりになり、ショートリーダーのダウンショットが有効な時しか使わなくなるという、成長が止まるスパイラルに陥っていくわけですね(笑)

 

まあ、私の話はいいとして、このショートリーダーダウンショット、これまであまり使ったことがないという方は、試してみてはいかがでしょうか。

アメリカを制覇したアーロンマーティンスのダウンショットはショートリーダーだったというのは、試す価値があるということだと思います。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!