釣れる湖で釣るべし
Photo by bassmaster.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Why you should fish better lakes”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com”Why you should fish better lakes”by Greg Hackney January 8, 2018(海外サイトです)
皆さんは、バスがわんさか釣れるような「パラダイス」の存在をお持ちでしょうか。
すみません。パラダイスなんて表現自体が、もうずいぶん昔に使い古された表現のような気がします(笑)
今となっては信じられない話なのですが、IT革命などと言ってインターネットが一般的にブレイクしたのは2000年ごろですよね。それまでは釣り場の情報共有なんて口コミ以外はほとんどなかったんです。そのため、あまり知られていないフィールドがごろごろあって、よく釣れる場所が多かったんです。
口コミという1対1程度のもったいぶった情報伝達だったものが、情報網として不特定多数の人に一気にそして一瞬で広められるようになるのですから、よく釣れる釣り場はどんどん減っていきました。そういう背景があったので、それでもまだ知られていないような釣り場のことを「パラダイス」なんて呼び方をしていたことがあったんです。
今はそんな極端な状況はないとは思いますが、程度は違えど、比較的バスがスレていないフィールドはあるものです。
こういうことを踏まえて、早くバス釣りが上達したいという場合は、よく釣れるフィールドを探してやった方がいいのでしょうか、それともスレたフィールドで釣れるようになった方が早いのでしょうか。
この記事は、アメリカバスマスターサイトのコラムで、エリートプロのグレッグ・ハックニー氏が、バス釣りの上達について、より釣れるフィールドでやった方がいいという意見とその理由を共有してくれています。
特に早く上達したいという方は、読んでみてはいかがでしょうか。
なぜよく釣れる湖で釣った方がいいのか
When I say something like that everyone thinks that the answer is obvious. Well, maybe…
The deal is that you’ll catch more bass in better lakes than you will in gar-holes. But what that really means is more complicated.
Recreational anglers who fish for fun or hobby-type tournament anglers mostly don’t want to spend all day working hard to catch one or two small bass. That’s not fun to them, and in truth it’s not fun for the pros either.
But underneath that is the learning part of fishing. It’s hard to perfect your skills as an angler when you’re not getting bites. How can you learn to set the hook using a plastic bait when you only do it a couple of times a day? You need dozens of bites to really learn how to hold your rod, how long to wait before you set the hook and how hard to jerk. Those skills develop over a period of time after you’ve caught hundreds of bass.
The same idea applies to lure selection. How can you ever know whether a small, light jig is getting you more bites than a big, heavy one unless you can compare a dozen or more bites fishing with both? And, those bites need to come from the same type of structure or cover and maybe from the same general area.
So, you see, fishing better bass lakes is more than just fun. It’s also a learning experience that’s impossible to duplicate in a sorry lake or river — sorry from a bass fishing perspective.
Another thing that has to be taken into consideration is that sometimes bass don’t bite very well. There are days when the best anglers struggle. Struggling in a poor bass fishing reservoir is a tough, demoralizing experience. Struggling in a better reservoir still might get you a couple. That may not be great, but it’s sure better than nothing.
Finding the better places isn’t all that difficult. You don’t have to travel hundreds of miles to far away places or spend a lot of money on fishing trips. Checking out small, local lakes — those with low or no horse power limits — is a good way to start.
Many anglers with fancy bass boats don’t like to fish them because they can’t run fast, or they think it’s beneath them. You can take advantage of that wrong thinking. Launch your boat, trim the big motor up and take the keys out of the ignition. You’ll be good to go in most places. (Check with your state DNR to be sure, however. I don’t want you to get a ticket.)
In a lot of cases you’ll be fishing for bass that may not have ever seen a crankbait or plastic worm. That’s a great way to catch numbers and gain experience.
One criticism of what I just said that I sometimes hear is that these lakes don’t always produce big bass. Really? I can’t speak for the rest of the country but here in the South they sure do. But even if the lack of big bass thing is true, I say “so what." I’m a serious pro angler, and I love to catch 2-pounders. I don’t want to fish all day and catch two or three but if I can catch a couple of dozen I’m having a ball.
Look around — winter is a good time to do that — and find a couple of the better lakes to fish in your neighborhood. It’ll make a difference in your enjoyment of the sport and in your skills.
なぜって言われても、みなさんの答えは明らかなはずです。そりゃあそうでしょう、ってね。
ガーパイクが釣れる湖へ行くなら他の湖へ行った方がもっと多くのバスを釣ることができます。しかし、そのことが意味するものとは、もっと複雑です。
釣りを楽しんだり趣味としてトーナメントに出ているレクリエーションアングラー(娯楽としての釣り人)の大半は、1日中一生懸命やって小バスが1匹、2匹といった釣りをしたいとは思っていません。それは彼らにとって楽しいことではなく、実際にはバスプロであっても楽しいことではありません。
そうではなく、釣りの中には学習という要素が含まれていますよね。バイトが少ないとき、釣り人としてのスキルを上げるのは難しいです。一日に数回しかないのにワームを使ってのフッキングをどうやって学ぶことができますか?ロッドの握りかた、フッキングまでにどれくらい待つべきか、そしてどのくらいの強さでフッキングするべきかを実際に学ぶには、数十回のバイトが必要です。それらのスキルは、何百ものバスを釣るまでの一定期間にわたって上達します。
ルアーの選択にも同じ考えが言えます。小さな軽いジグが大きな重いジグよりバイトが多いのかどうかなんていうことは、多くのバイトを両方のジグをもって比較することができなければ、どうやって知ることができるでしょう?そして、それらのバイトは、同じタイプのストラクチャーやカバーで来たのか、または通常の同じエリアから来たのかを知る必要があります。
ですから、いいですか、良いバスフィッシングレイクで釣ることは単なる楽しさ以上のものがあるのです。それは、魚影の薄い湖や川で同じようにすることは不可能な学習体験なのです。バスフィッシングが上達するという観点からすれば、ですよ。
他に考慮に入れなければならないこととして、時にはバスをバイトに持ち込めないことがあるということです。トッププロでも苦労する日があります。プアなリザーバーでのバス釣りは、タフで、自信を失うような経験になります。良いリザーバーであれば苦労したとしても、少しは釣れるかもしれません。すばらしいことではないかもしれませんが、何もないよりはマシです。
より良い場所を見つけることはそれほど難しいことではありません。遠く離れた場所に何百キロも移動したり、釣りの遠征でたくさんのお金を使う必要はありません。小規模な地元の湖を(ボートOKなら)チェックするところから始めればいいのです。
バスボートを持つ多くの釣り人は、小さな湖では速く走れないとか、そこにはバスボートはふさわしくないと思っているので、そこでは釣りをしません。あなたはその間違った考えを利用することができます。あなたはそこへボートを出し、好きなポイントに行くのが良いでしょう。 (ただし、釣り券などルールは守ってください。)
多くの場合、クランクベイトやワームを見たことのないバスを釣ることになります。数を釣って経験を得るには素晴らしい方法です。
私が時々耳にするひとつの意見として、小さな湖では大きなバスに育たないということがあります。本当でしょうか?他の地方のことは分かりませんが、ここアメリカ南部では確実にいると言うことができます。しかし、大きなバスはいないというのが真実であったとしても、私は「それがどうした」と言います。私はれっきとしたバスプロですが、2ポンドのバスを釣るのも大好きです。私だって一日中釣りをして、2、3匹しか釣れないのはつまらないですし、もし20匹も釣ったら、そりゃあ楽しいです。
周りを見回してください – 冬はこれをするのに最適な時期です – あなたの近隣でもっと釣れる湖を探してみてください。それがこのスポーツの楽しさとあなたのスキルに差が生まれるのです。
いかがでしたか。
アメリカという広大な土地の中での話ですから、日本の感覚とはずいぶん違った感覚のようにも聞こえます。アメリカにはまだまだそんなパラダイスが残されているのでしょうか。
しかし日本でも、どこどこと比べてみればこっちのほうがバスの反応がいいとったことは起きていると思います。
数を釣った方が上手くなるのが早いということであれば、より釣れる方へ時間をかけて出かけたほうが得策かもしれません。
SNS上では多くのナイスバスが釣れたと報告が上がってきますが、もし、バス釣りを始めてまだ間もない方がこれを読んでいるのでしたら、近所であまり釣れないからといって、つまらないとは思わないでください。人より下手なのかもしれないとは思わないでください。
こんな情報化社会ですが、釣りにおいていい情報というのは今もなお、信用できる釣り仲間からの口コミなんです。
良い釣り仲間を作って、いい情報交換をすることが、スキルアップに繋がる近道かもしれません。
また、新しいフィールドを探すのも良いと思いますが、今のご時世、社会は非常にナーバスです。その場所が釣りをしていい場所なのか、釣り券は必要なのか、車を停めてもいいのかなど、最低限のルールとマナーには気を付けてくださいね。
うっかりした自分のミスが、この素晴らしい趣味をつまらないものにしてしまうかもしれませんからね。
ネットで入手するべきなのは、そういう情報なのかもしれません。
私も、手に入る情報と上手く付き合って、スキルアップを目指したいと思います。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!