曲がったワームをまっすぐに
Photo by scout.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Easy Trick to Fix Warped Soft Plastics”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:scout.com”Easy Trick to Fix Warped Soft Plastics”by Walker Smith – Apr 6, 2017(海外サイトです)
皆さんは、お手持ちのワームが曲がってしまった経験はおありでしょうか。
おそらくみなさん、あることかと思います。
ベテランアングラーさんですといつの間にか曲がってしまったという経験はあるのではないかと思いますし、バス釣りを始めたばかりの方でも、買ってきたワームがいきなり曲がっていたということがもしかしたらあったのではないかと思います。
中古屋さんなんかで売っているワームも、曲がっていることがたまにありますよね。
私なんかはものぐさで、釣りに行ったらそれっきりで、次の釣行前の準備の時にボックスを開けたらワームがくっついちゃってるですとか、ストレートワームを仕舞った時に曲げたとおりの「し」の形になってることが良くあります(笑)
これはどう捉えればいいのかといいますと、「ワームは曲がってしまうもの」だということを理解することが大切です。おそらく市場に出回っているほとんどのワームは、時間が経つと曲がってしまいます。
日本のメーカーのものですと出荷前のチェックが厳しいので、新品状態で売られているものが曲がってしまっているということはあまりありませんが、店舗で長い間陳列されていたようなものは、新品状態でも曲がっている可能性がありますし、日本以外のメーカーのものはある意味曲がっていて当たり前、それが前提のような部分も覚悟して受け入れてあげる必要があります(笑)。
ワームは曲がってしまうのが当たり前だと分かっていれば、取り出した時に曲がっていても頭に来ることはありません。直せばいいのですから。
では、どうやって直せばいいのでしょうか。
この記事は、アメリカの釣りメディア「Wired2Fish」の記者、ウォーカー・スミス氏が、曲がったワームの直し方を共有してくれています。
ベテランアングラーさんにはもうお馴染みのあの方法ですが、そんなの知らないという方はいらっしゃるかもしれませんし、知っている方も改めて読んでみてはいかがでしょうか。
問題は起きる
When the tails of your soft plastic baits become bent, warped, crimped, crooked—whatever you want to call it—they don’t look natural in the water. It messes up the entire presentation and makes it darn near impossible to get bites. Especially when you’re fishing them weightless.
This can happen for a number of reasons. You can leave ‘em out in the sun for too long, you can stuff ‘em in your tackle box the wrong way or they can get all whacked-out during the shipping process. Regardless of the cause, you’ll run into this issue sooner or later.
Lots of anglers might toss ‘em in the trash, but that’s a waste of money.
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ワームのテールが曲がったり、ゆがんだり、波打ったり、ねじれたり…、呼び方はどうでもいいのですがとにかくこうなると、もう水中で自然には見えません。 これではプレゼンテーション全体を台無しにしてしまい、バイトを近づけることは不可能になってしまいます。 ノーシンカーで釣っているときはなおさらです。
これは、いくつかの理由で発生します。 太陽にのもとに長時間放置してしまったとき。タックルボックスに間違った方法で仕舞ったとき。 輸送中に圧迫されてなってしまうこともあるでしょう。原因にかかわらず、あなたは遅かれ早かれこの問題にぶつかるはずです。
こうなると一部の釣り人はゴミとして捨ててしまうかもしれませんが、それではお金がもったいないですよね。
解決策は
You can actually boil these crooked tails and restore your baits to their original shape.
Go into your kitchen and find some sort of pot—something you’d boil noodles in. Fill it with water and crank the burner up until the water boils. Grab your soft plastics with a set of tongs (safety first) and dip the tail of the bait into the water and let it sit for 10 or 15 seconds.
これらの曲がったテールは煮沸することで、ワームを元の形に戻すことができます。
まず台所に行き、適当な鍋を見つけてください。ラーメンを煮るようなやつで大丈夫です。水を入れ、火力を上げ沸騰させてください。 ワームをトングでつかみ(安全のため)、ワームのテールをお湯に浸して10秒から15秒ほど待ちます。
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Remove the tail from the boiling water and immediately dip it into cold water for a few seconds. This will help “set” the plastic to its current position.
お湯からワームを取り出し、すぐに冷水に数秒浸します。 これは、ワームを現在の形状に「記憶」させる役目を果たします。
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Lay the bait flat on a cookie sheet to let it dry for a few minutes and you’re done. Your once-crooked soft plastic bait will now be straight and ready to fish. In addition to straightening the tails, I also believe this makes them a bit softer than normal which can further enhance the underwater action of the bait.
ワームをクッキングシートの上に平らに置き、数分間乾燥させれば完了です。 曲がってしまったワームもこの通りまっすぐになり、今すぐにでも釣りに行く準備がでる状態です。 テールをまっすぐにすることに加え、これにより普通の状態よりもやわらかくなり、ワームの効果をさらに高めることにもなると思います。
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Once you get the hang of it, you can boil several tails at a time and the process will become much quicker. Carefully put ‘em back into the original package and you’re ready to go fishing.
慣れてしまえば、一度にいくつものワームを煮沸することができ、効率がはるかに良くなります。 慎重に元のパッケージに戻して、釣りに行く準備を整えましょう。
いかがでしたか。
1本につきたった10秒から15秒で元通りになるのですから、捨てるという選択肢はもうありませんよね。
それからここでは「適当な鍋を見つけて」と書かれていましたが、「適当」の意味を間違えないでくださいね、適当というのはそれにふさわしいという意味ですから、ワームを煮るのに使っても大丈夫な、怒られないやつを選んでくださいね。
私もこれを発展させて素晴らしい実験をしたことがあるんです。
それは、ワームを油で揚げたら、表面がカリッとしてハードルアーっぽく使えるのではないかということ。どうですか、良い発想ですよね?
でもですね、これをやるとですね、ワームが消滅するんですね(笑)
ちょっと考えれば当たり前のことなんですけど、夢中になると人はしょうもない思考回路になってしまうものではないでしょうか。きっとここは皆さんにも分かってもらえると信じています(笑)
もうひとつ、本文中にも書かれていますが、これをすると通常よりも素材が柔らかくなります。他にも、塩分が抜けてしまったり、フォーミュラ成分が抜けてしまったりという副作用が起きます。
ですので、元に戻すというよりは、別物に変身させて甦らせるという意味合いでやってみて下さい。
逆に、お湯に塩やわさびやガーリックやショウガなどの調味料を加えてみることもありでしょう。試すのはそれこそなんでも良いと思いますよ、牛乳、コーラ、歯磨き粉、洗剤(化学物質の取り扱いにはご注意ください)、入浴剤・・・でもくれぐれも、家の人に怒られないようにしてくださいね(笑)
物をすぐに捨ててしまわずに、機能は変わってしまっても何か別の手を加えてみることで使うことができるのであれば、それでまた新たな発見があるかもしれません。
そういうことが、エサ釣りではすることができないルアーフィッシングだけの楽しみ方のひとつだと思います。(いらなくなってしまったルアーは当店に買取に出すという手もあります!)
廃物利用。これもまた、楽しんでみて下さい。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!