暖かさを保つ3つのオキテ♪
こんにちは!店長の小山です!
冬、皆様のお住まいの地域の冬はどんな感じでしょうか?
こちらは長野県の平野部なのですが、このあたりですとひどい時は最低気温がマイナス7℃、最高気温が0℃という日がまあまあ続いたりします。ひとたび雪が積もれば、日陰の部分は冬の間は溶けることがありません。
毎年冬の間に必ず一人は、「凍死」で亡くなります。冬が人を殺すんです。
そんな中、釣りに行くのですから、防寒に対する知識はしっかりと。大げさではなく、死にたくなければ冬に釣りに行くべきではありませんし、行くのであれば死んではいけません。
そんな釣り人のために大事な3つのオキテというか、知識をお分けしたいと思います。お役に立てば幸いです。
1.重ね着
ご存知の方は多いかと思いますが、寒さを防ぐには、地肌の周りに空気の層を作ること、その空気を逃がさないことが重要です。
それができる一番手っ取り早い方法が、重ね着をすることですね。
暑くなったら脱げばいいですし、寒かったら追加するという調節が簡単です。
用意した服をすべて着こんでもまだ寒い場合は最後の手段として、新聞紙を服の中で身体に巻いたり、本当に最悪の場合は枯れ葉や枯草、発泡スチロールやコンビニ袋などのゴミでも服の間に詰め込むのも対策になります。
汚いですが、死ぬよりははるかにマシだと思います。
2.綿100%の危険
綿製品は温かいという実感をお持ちの方は多いかと思います。
しかし綿という生地のは、「水分を長く保つ」という性質も持っていて、一度濡れたら乾きにくいということです。
寒さを防ぐのに一番のタブーは「肌を濡らすこと」です。綿製品を肌気にしてしまうと、例えば水しぶきが服の中に入って濡れてしまったり、自分の汗が肌着に染み込むことがありますが、それが乾く間じゅう、水分が乾くときの気化熱によって体温を奪い続けます。
実は綿製品は「寒さを防ぐ肌着」には向いていません。
ですので肌に直接触れる部分(靴下や帽子なども含む)には必ず「合成繊維・化学繊維」や「ウール」のものを選んでください。
その上に重ねるものが綿製品であるなら問題ありません。
3.暖かさをつくる
釣りをしている場合、そこらじゅうでたき火をするわけにもいきません。
そこで、暖かさを体内でつくることです。食事がその一例ですね。
常温動物である人間は、食べ物を体内で燃焼することで温かく保たれます。冷たい空気が体温を奪うのなら、食べ物を食べて熱をつくることは対策になります。
スープやカップ麺などが食べられる状況ならそれでいいのですが、無い場合、手っ取り早く熱に変わるのは「脂肪」「炭水化物」「タンパク質」です。寒くなったらそういうものを多く含むものを食べてみてください。
携帯用カイロ、使い捨てカイロはもちろんいいのですが、それが無い場合、もしたき火ができるなら、近くに石を置いて温めておいて、布でくるんで服の中に入れて持ち歩くのもいい手です。
それでも外に出たい釣りの魅力
ここ長野県ではよくある無料の地域情報誌(知らないうちにポストに入ってるやつ)などに、こういう寒さ対策などの知恵が書かれていたりします。すごくありがたいです。
釣りはハイキング、キャンプ、山菜採り、キノコ狩り、登山なども含めた自然と遊ぶ趣味であり生活の一部ですので、そういう趣味をお持ちの方には日ごろから気候や野生動植物など、街にはない危険が付きまとっています。
釣りは素晴らしいと思います。夏の暑い時、冬の寒い時でも外に出て釣りをしたい気持ちもよくわかります。しかしいろんな危険に対する知識を身に付けて、自分自身を守りながら楽しみたいものですね。
さあ、今日は釣りに行きましょうか…どうしましょうか。
早く春が来ないかな(笑)