春の水温上昇時にバスを釣るには

春の水温上昇時にバスを釣るには

Photo by shop karls.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Warming Water Trends And How It Can Help You Find More Bass This Spring”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com ”Warming Water Trends And How It Can Help You Find More Bass This Spring”

 

うららかな春の日。ひばりがチチチッと鳴きながら飛ぶのを見かけたら、その数週間後に鳴きはじめるのはうぐいすでしょうか。

冬にも日差しはあるのですが、春の日差しにはもう少し優しさがあるように感じますよね。地面を見れば緑の草が生えているのも、冬とは大きく違うところです。

ついこの間まで雪と氷の世界だった北国のアングラーさんたちにとってこの風景はたまりません。いえ、この狭い日本、どこにいたって冬は寒いです。春を待ちわびていた方は本当に多いはずです。

冬の間も一生懸命バス釣りに出掛けていた方も多いかと思います。そうして水温を計ってみるたびに、まだ5℃か…、まだ7℃か、また5℃に下がったか…となっていたものが、ここ数週間でようやく、おっ、9℃?10℃?あれ12℃!?といった具合に日に日に上がっていくので、逆に戸惑うことにもなるんですよね。

水温上昇は春爆へつながる大事な要素ですが、果たしてこの時期、どこでバスを探し、どう釣るのかというしっかりとしたプランで釣りができているのでしょうか。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait&Tackle」のブログ記事で、春の水温上昇するタイミングでのラージマウスバスの釣りを解説してくれています。

春のバス釣りのこと、ちょっとおさらいしておきましょう。

 

温かい水は必須です

I am sure this comes as no surprise. After ice out, largemouth will be looking for the warmest water in the fishery. However, one thing I have noticed over the years is the warmest water is not always in the northwest corner of a lake. In fact, it can be found almost anywhere on the lake depending upon multiple factors. If you are not familiar with a body of water, though, the northwest corner is your best bet as a starting point.

まったくもって驚くようなことではないと思います。氷が解けた後、ラージマウスバスはそのフィールドで最も温かい水を探します。 しかし、ここ数年で気づいたことのひとつとしては、最も温かい水が常に湖の北西の角にあるとは限らないことです。 実際にはいろいろな要素が絡み合い、湖のどこにでもある可能性があります。 ただし、あなたがそのフィールドに慣れていない場合は、やはり北西の角を出発点とするのが最善の策でしょう。

春の水温上昇時にバスを釣るには

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暗い色の水の方が早く温まる

Look for dark bottom bays. These are typically your best bet on a bright, warm, sunny day as this dark bottom will hold heat and attract bass and baitfish. Additionally, look for the smallest, shallowest, isolated bays on your fishery. The less water there is, the quicker it will warm up. Hordes of largemouth will move into these small bays as soon as the ice goes out and the sun warms them up.

暗い色のボトムがあるワンドを探します。 暗い色のボトムというのは熱を保ちやすく、バスやベイトフィッシュを引き付けるので、明るく晴れた暖かい日には通常は最善の策となります。 さらに、そのフィールドで最も小さく、最も浅い、孤立したワンドを探してください。 水が少なければ少ないほど、温まるのは早くなります。 氷が解けて太陽がそういった場所を暖めると、すぐにラージマウスバスの群れがこれらの小さなワンドに入ります。

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タイミングが重要

Keep in mind that not all fish in the system move up at the same time. In fact, this process, at least in the north, can be drawn out over the course of weeks. Bass will begin their general migration towards the shallows. Some will move all the way up immediately while others will stop in staging areas before going the rest of the distance.

Look for big, female largemouth bass to use these deeper water staging areas before moving in shallow to feed and spawn. Typically, the best way to find these staging areas is to locate the spawning bays and backtrack to the nearest access to deep water. Oftentimes, these areas are the points and flats directly outside of spawning bays.

そのフィールド内のすべてのバスが同時に上がるわけではないことに注意してください。 実際、この現象は、少なくともアメリカ北部の方では、数週間にわたって長引くものです。 バスは全体的にはシャローに向かって移動し始めるでしょう。 その多くが上がっていったとしても、ステージングエリアで止まるものもいれば、あるものはもっとずっと前から上がっていたりもしているでしょう。

やや深いところにあるステージングエリアにいたバスは、大きなメスのラージマウスバスを探したり、フィーディングをするためにシャローへ移動します。 通常、こういったステージングエリアを見つける最善の方法は、スポーニングエリアを見つけて、そこから最も近いディープへのルートを逆算することです。 多くの場合、そういう場所というのはスポーニングエリアとなるワンドのすぐ外側の岬やフラットです。

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ルアー選びはシンプルに

Lastly, bait selection is key this time of year. Because there are so many fish in so many different areas, you have to be ready for anything as an angler. However, when simplified, fishermen don’t need many baits to be successful in the early spring. For staging, deeper fish, an assortment of mid-depth crankbaits, rattlebaits, and heavier swim jigs are good options. This time of year, slow retrieves seem to work best. If the bass are around, they will munch whatever you throw. Throw your confidence and goto baits.

The same goes for shallow water fish. Anglers will find great success with weightless soft plastics like Texas-rigged finesse worms and senkos as well as wacky rigs. If you are fishing a large spawning bay and need to cover water, look to swimbaits or swim jigs. Bomb cast these baits as far as you can, slow roll them on the bottom and hold on for dear life.

最後にルアーの選択ですが、この時期には重要になります。 非常に多くのバスがあらゆるエリアにいるので、あなたは釣り人としてあらゆる準備ができていなければなりません。 しかし、簡単に言えば、アングラーは早春に成功するために多くのルアーを必要とはしません。 ステージングエリアのディープを釣る時、数種類のミディアムクランク、バイブレーション、重めのスイミングジグあたりがいいでしょう。 この時期にはスローリトリーブが最も良いようです。 バスが辺りにいるなら、あなたが投げるものは何でも食ってくるはずです。 あなたの自信のあるルアーを投げましょう。

シャローの釣りについても同じことが言えます。 釣っている人は、ストレートワームの軽めのテキサスリグやワッキーリグのセンコーを使っています。 広いスポーニングエリアとなるワンドで釣りをしていて手早くチェックする必要があるならば、スイムベイトやスイミングジグをやってみてください。 これをできるだけロングキャストでとにかく投げまくり、ボトムから離れないようにしっかりとスローロールさせてください。

春の水温上昇時にバスを釣るには

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有名なアスリートのインタビューを見ていると、試合のための準備が非常に大切だということをよく口にしています。

バスたちも産卵という年に一度のスペシャルイベントを前に準備に集中している段階ですので、私たちにとっても非常に読みやすい時期でもあるはずです。

水温、暗い色のボトム、そこの繋がるディープの岬やフラット…。しかしそれでも釣れない場合はまだその段階ではないと考えて、違うエリアを探すという考え方は、それこそ私たちが準備しておかなければならない考えだと思います。

ルアーの準備も、各レンジを通せるようなラインナップを用意しておかなければなりませんね。

思い込みや決めつけをせず、柔軟にバスを探して、1本釣ったらその状況を分析して、似たようなエリアを探してまた釣ってみる。

まとめると、こんな感じでしょうか。

こうやって見ると簡単そうに感じるのですが、その最初の1本がどれだけ遠いことか…。

私のように春が来たからと言って浮かれているとすぐに足元をすくわれてしまいます。

心も、体も、道具もしっかり準備して、甘くない春の釣りに臨みたいところですね。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!