プリスポーンバスのクランク。5つのヒント
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こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”5 PRESPAWN CRANKBAIT TIPS”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:luckytacklebox.com”5 PRESPAWN CRANKBAIT TIPS”Written by Andrew Schadegg(海外サイトです)
プリスポーンのクランクベイト。アメリカバスマスター、エリートシリーズで2018年2月の開幕戦を勝利した大森選手がクランクベイトで終始釣り続け、優勝しました。プロの世界ばかりではありません。SNSを見ていると、この時期、クランクベイトでビッグバスを釣ったという釣果報告がガンガンとアップされています。
このような結果から見ても、プリスポーンの時期にはクランクベイトが有効であることは間違いないようです。
では、なぜクランクベイトが有効かと言えば、これにはいろんな理由があるのでしょうが、たとえば越冬場所から上がってきたバスの居場所を突き止めるのに有効な手返しの良いルアーと言えばクランクですし、シャローからミドルレンジまでを正確に通せるシステマチックなところもクランクならではですし、豊富なカラーラインナップにより今のバスの好みに合う「当たりカラー」を見つけることができるのもクランクベイトの良さだと思います。
また、私の気持ちとしましては、クランクで釣るというのはいかにもアメリカンで、「バス釣りをしてる感」が非常に強く、釣れたら気持ちいいルアーの代表とも考えており、実際にゴリゴリ巻いていて岩などにガガッと当たり、「ヤベッ」と思って止めた瞬間「ドーン」と当たる感覚はまさしく「気持ちいい」と思う瞬間なのであります(笑)
そんなクランクベイトですが、ただやみくもに投げて巻いていたのでは、いくら手返しの良いルアーと言えど、合理的でありません。
この記事は、アメリカの釣具店「LUCKY TACKLE BOX」のブログが共有してくれたもので、プリスポーンの時期にクランクを通すべき5つのヒントが書かれています。
具体的には、どんな考えで、どんな所へ投げて行けばいいのか。プリスポーンのバスをクランクで攻略するうえで覚えておいて損はない内容かと思います。
ぜひ読んでみて下さい。
1.異なるレンジを通せるルアーを持っていく
Bass can be in many different depths this time of year. The seasonal movements of bass take place in waves where some bass might be up in 5 feet of water, while a larger school might still be out in 20 feet of water. So if possible, have a deep diving crank all the way to a squarebill tied up and everything in between. This will help you find out what depth the active fish are holding at.
この時期のバスは、あらゆるレンジにいる可能性があります。 バスの季節的な動きとしては、水深1.5メートルエリアまでバスが上がってくるということになっていますが、6メートルレンジにまだ大きな群れがいるかもしれません。 可能であれば、ディープダイビングクランクからスクエアビルクランクまでのすべて持って行ってください。 これにより、活性の高い魚がどの深さにいるかを知るのに役立ちます。
2.トラジションエリアを狙う
Transitional areas are those spots that have significant depth change that bass use while they’re moving from one place to another. For example, during the spawning process, bass might go from a main lake point into the back of a shallow creek arm. It might take them a few weeks to migrate and they’ll stop along the way. Those little secondary points on the way into that creek arm would be considered transitional areas and are excellent to target in the prespawn.
トラジションエリアとは、ある場所から別の場所に移動する間にバスが利用する、深さに重要な変化を持つスポットのことです。 例えば、スポーニングの過程において、バスはメインレイクの岬から浅いクリークアームの奥へ向かうでしょう。 移行には数週間かかり、途中で止まることもあるでしょう。 そのクリークアームへの途中にある小さな岬(セカンダリポイント)は、トラジションエリアとみなされており、プリスポーンの期間中にはいい目標とされています。
3.カラーは重要
Many times in the spring, bass will be feeding up on a certain type of forage. Some lakes might be full of blueback herring or gizzard shad. In the west, maybe it’s trout or hitch. A really important and pretty universal forage for bass this time of year is crawfish. Figure out what they’re targeting and “match the hatch” by using a crankbait that’s similar.
春は特に、バスは特定のベイトをフィーディングしているようです。 ある湖には淡水ニシンやシャッドが多く生息し。 西部では、おそらくそれはトラウトやヒッチ(アメリカ西部特有のアブラハヤっぽい魚)です。 またこの時期、本当に重要で、いつも変わらないバスのベイトと言えばザリガニです。 これらに似ているクランクベイトを使って、バスが狙っているものと “マッチザベイト”するものを使います。
4.すべてのレンジを意識する
With most deep, mid-depth and squarebill type crankbaits, you’re going to want to keep them on the bottom. Diving baits traditionally are most effective when they’re banging off rocks or stumps or really digging into the gravel or mud. However, sometimes they want something more in the middle or top of the water column, so give a jerkbait a try. Jerkbaits are very effective in the spring, particularly when bass are aggressively feeding closer to the surface.
ディープクランク、ミディアムクランク、スクエアビルクランク、いずれもボトムを叩いて使うことになります。 潜るルアーというのは昔から、岩やスタンプを叩いたり、砂利や泥を掘り進むときに最も効果的です。 しかし、バスは時として水中の真ん中または上を通るものを求めていることがあるので、ジャークベイトも試してみてください。 ジャークベイトは、特に春にバスが積極的に水面近くでフィーディングしている時、非常に効果的です。
5.クランクをやめる
Weird tip when you’re talking about fishing crankbaits, right? Well, sometimes fish get acclimated to certain baits and crankbaits are a key culprit. If you find a school of fish and you catch a handful in one area and then they stop biting, it doesn’t mean the fish are gone. It means they got used to your crank going by their face and they’re not going to fall for it again. Try switching it up with a small swimbait or a finesse option. Mix it up. Many times you can catch a lot more than you think.
あれ?クランクベイトの釣りについて話しているのに、これでいいのかな。 まあ、時には魚が特定のルアーにスレてしまうことがあり、クランクベイトはその主犯格でもあります。 バスの群れを見つけて、その一箇所で結構釣って、バイトが止まった場合、それは魚がいなくなったということではありません。 それは彼らがあなたのクランクに慣れてきたことを意味し、そうなると再びバイトに持ち込むのは難しいでしょう。 小さなスイムベイトまたはフィネス戦略に切り替えてみてください。 混ぜあわせ作戦です。 これがまた思ったより多くのバスをキャッチすることができるのです。
いかがでしたか。
プリスポーンのクランクに関する5つのヒントのはずが、正味3つでしたね(笑)
しかしバックアップパターンやフォローとしてのジャークベイトやスイムベイトというのも、理にかなっているような感じがします。
また、これはプリスポーンのクランクの話ではありますが、アメリカのトーナメントを見ていると、1年中クランクは投げられていますし、釣果を上げています。クランクは1年中釣れるのでしょうが、この記事では、「この時期はいろんなレンジのクランクを持って行ってくださいね」と言っているのだと思います。
よく「春と秋のパターンは日替わり」と言われます。春は天候に左右され、秋はベイトフィッシュに左右されるということですが、春はいかに早くこの天候による日替わりパターンを見つけられるかが勝負なんだと思います。
柔軟さと自信をもって、プリスポーンのクランクフィッシュに期待しなければいけませんね。
そんなこと私にできるのでしょうか(笑)
そんな細かいことは考えられず、クランクが好きだから投げちゃうんですよね、結局ね、私は。
でも、トライしたいです。
春のクランクフィッシュ、みなさまも高い精度でキャッチできるよう、ぜひトライしてみてください。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!