バス釣りと流れの関係
Photo by bassmaster.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Fishing current”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com ”Fishing current”by Mark Menendez March 20, 2019
空気には風があるように、水にも流れというものがありますよね。
人間は主に風を感じながら生活していますが、魚は主に流れを感じながら生活していることでしょう。
私たちにとって風は、時には快適なものであり、時には冷たく厳しいものであり、時にはおいしそうな匂いを運んでくるいいものであったり、砂やゴミを目の中に入れてくる悪いものであったりします。
魚にとってもきっと同じだと思います。
流れの有る無しや流れがもたらす影響によって、魚の気分も良くなったり悪くなったりしていることでしょう。
そういうことでしたら、バスを釣ることにおいても、水の流れというものを無視するわけにはいかないと思うんです。
流れを味方に付けることが、バス釣りで成功する要因のひとつにもなる、という風に考えてもいいですよね?
この記事は、アメリカバスマスターサイトのコラム記事で、エリートプロのマーク・メネンデズ氏が、流れとバスの関係について解説してくれています。
彼が解説する流れとは、どんなものなのでしょうか。ぜひ読んでみましょう。
流れと釣り
It’s a rare day when there isn’t some current somewhere in the water we’re fishing. It may not be obvious, but it’s there. Understanding it, and how it affects bass, will make a huge difference in how many you catch.
Here’s how I think about it…
Traditional current is water that moves along in a river or reservoir. It’s what we think about when we hear the word current. Typically it flows from the headwaters down towards the dam. Regardless of whether it’s strong or weak it’ll position the fish in a predictable way.
Bass — largemouth, spots and smallmouth — will almost always find a break of some sort and position themselves behind it with their heads facing forward, into the water flow. It might be that they do this to avoid fighting a constant flow of water against them or they might do it because there’ll be forage moved along in their direction. Why really doesn’t matter.
The best way to make them bite is to bring your lure back with the current and into their “space.” Position your boat so that you can throw up above the break and have you lure move down past them from a natural direction. That’s what they’re used to seeing. It’s what they’ll bite.
There is another theory about making them bite, however. Some anglers believe that retrieving a lure upstream over their backs will startle them and generate a reflex bite. That may be true in some cases, maybe in really clear water, but it’s just as likely to run them off as it is to make them bite. I rarely, if ever, do this.
Let’s move on to another kind of current, one that’s different from traditional current. That’s the current produced when the water level rises and fall. We’ll talk about falling water first.
Bass don’t like the roof over their heads to start dropping down on top of them. They move immediately when they feel the current caused by dropping water. And, in my experience that movement almost always is to a point somewhere that’s made out of something.
I could give you a hundred examples of what I mean when I say a point. I don’t need to do that if you’ll keep in mind the idea that a point doesn’t have to be made out of dirt, gravel or rock and it doesn’t have to be shaped like an ice cream cone. Some of the best ones I’ve ever fished in dropping water were formed by grass, timber, drift and in a couple of cases manmade objects.
The opposite of dropping water is rising water. It creates current, too, but its effect on bass is totally different.
To begin with their movement is much slower. They’ll follow the water in, but it’ll take them one or two days to get started. It’s like they want to make sure that what they’re feeling is real. And when they do make that movement they can be difficult to find, pattern and catch. They scatter and that creates too many places to fish. There may be a hundred trees with water around them instead of just one or two along the shore.
About all I can say is that as long as the water is still rising you should fish everything you can. Don’t stop and don’t be timid. A picnic table in a flooded parking lot or an outhouse might be just as good as a big tree stump or a huge boulder.
When the water stops rising and starts holding steady your options aren’t as numerous. I do my best to find the back shoreline and, if I can get to it, I fish it like any other shoreline. There aren’t likely to be high numbers of bass there but there will be a handful and they’ll usually bite. It’s one way to cut down on your options.
どこで釣りをしていようと、水が少しも流れていないというのは稀な日です。はっきりとは見えないかもしれませんが、確実に流れはあります。それがバスにどのように影響するかを理解することで、どれだけ多くのバスをキャッチするかに大きな違いを生むでしょう。
私の考えは次の通りです…
まず思いつく流れと言えば、川やリザーバーを流れる水です。私たちが流れという言葉を聞いたときにまず思い浮かぶことです。通常それは源流からダムの方へ流れます。流れが強いものでも弱いものでも、魚の居場所を予測可能にしてくれます。
バス(ラージマウスバス・スポッテッドバス・スモールマウスバス)はほとんどの場合、何かしら流れを遮るもの見つけ、その後ろにつき、頭を上流に向けています。これは常に流れてくる水に抵抗するのを避けるためなのか、彼らに向かってエサが流れてくるためなのかもしれません。ただ、理由は重要ではありません。
彼らにバイトさせるためのベストな方法は、ルアーを流れに乗せて、彼らの居場所に流し込むことです。上に書いたような流れを遮っているものの上流側へ投げて、ルアーを自然に彼らの居場所を通り過ぎるような動きができるようにボートポジションを取ってください。それが彼らが見慣れている動きであり、彼らがバイトするものです。
しかし、そのバイトのさせ方とはまた別の理論もあります。ある釣り人によれば、自分の後ろから来て上流へルアーをリトリーブすることでバスを驚かせ、リアクションバイトを生み出すと考えられています。それは場合によっては、例えばジンクリアなフィールドであれば当てはまるかもしれませんが、バイトする可能性と同じくらいバスが逃げる可能性もあります。私もやることはありますが、めったにはしません。
別の種類の流れ、つまり上記の流れとは別の流れの話をしましょう。それは、水位が上下するときに生じる流れです。まず水位が落ちることについて話しましょう。
バスは彼らにとっての天井となる水面が落ち始めるのを好みません。彼らは水位が落ちることによって起きた流れを感じるとすぐに動きます。そして私の経験では、その動きというのはほとんどいつも、何らかの岬へ向かって動きます。
岬といっても、それにはいくつもの例がありますが、砂、砂利、岩でできた岬なのかを考える必要はありませんし、またアイスクリームコーンのような尖った形である必要もないという考えを頭に入れておいていいでしょう。私が今まで水位が落ちた中で釣ったベストなバスといえば、水生植物、立木、ゴミ溜まり、そして時にはマンメイドカバーでありました。
水位が落ちることの反対は水位の上昇です。これもまた流れを作り出します、しかしバスに対するその効果は全く異なります。
彼らが動きだすのはワンテンポ遅くなります。彼らは水が増えているのを分かっているのですが、動き始めるのには1〜2日かかります。水が本当に増えているのかを確信したいのです。そしてその動きをするときの彼らは見つけにくく、釣ったりパターン化するのが難しいかもしれません。彼らは散ってしまい、釣りをする場所が多くなりすぎるのです。ショアライン沿いにあった1本から2本のレイダウンが、水位が上がることで100本になるかもしれません。
私が言えるのは、水位がまだ上がっているうちは、できる限りのことはすべてやるべきだということです。怯んだり立ち止まらないでください。キャンプ場の駐車場が水没してそこにあった木のテーブルや椅子なんかが、大きなスタンプや大岩と同じくらい良いかもしれません。
水位がもう上がらなくなって安定し始めれば、選択肢はそれほど多くありません。私はバックウォーターがあるショアラインを探します。そして、もし見つけることができれば、私はどこよりもそこで釣りをします。そこに多くのバスがいる可能性があるわけではないのですが、少しはいるはずですし、いればバイトしやすいバスのはずです。これは選択肢を減らすための一つの考え方です。
マーク・メネンデズの解説、分かりやすいですね。
まとめてみますと、川などの分かりやすい流れでは、バスは流れの方を向いている。減水中はすぐさまディープに落ち、岬につく。増水時は1~2日待ってから、撃ちまくってベストを尽くす。増水が止まったらバックウォーターへ向かう。ということです。
間違えてはいけないのは、これは流れが発生しているときということですかね。減水して安定した時や、増水して安定した時はこうではないということを覚えておかないといけませんね。
特に減水が始まると魚は敏感に察知してレンジを落とすそうですので、このあたりの対応でかなり釣果が変わるような気がします。
皆さんのホームフィールドである川、リザーバー、そして減水や増水をする池や湖のことを思い出して、ぜひアジャストしてみてください。
私の家の近くにはそういった増減水の多いフィールドはないのですが、琵琶湖なんかはたまに行きますし、このことをよく覚えておいて来たるべきときに備えたいと思います。
それではまた。
毎度ありがとうございます!