バスを見つける方程式!?

バスを見つける方程式!?

Photo by bassresource.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”The Fish Location Equation”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassresource.com”The Fish Location Equation”By Joe Cortesi(海外サイトです)

 

バス釣りの楽しさというものを、皆さんはどこに一番感じてらっしゃいますでしょうか。

これについては色々な意見があると思います。ファイト中だったり、キャストだったり、バスを手にした瞬間だったり、ルアーを買う時だったり…また、一番好きな瞬間などなく、すべてが楽しいという方も当然、いらっしゃることでしょう。

このスポーツの素晴らしいところは、その誰もが正しいというところだと思います。また、以前はこういうところが好きだったけど、今はこういうのが好き。といった好みの変化もすべて受け入れてくれるのが、バス釣りのいいところではないでしょうか。

しかし、「バス釣りが楽しい」という気持ちと、「バスを釣る」という結果はまた別にあります。

私はバスが釣れなくても、帰る時には「あー楽しかった」と言えるタイプですが、それは、バスを釣ろうとしていろいろ工夫して悪戦苦闘してもがいて苦しんだ結果、釣れなかったということなのですが、そのいろいろができたことが楽しかったということで、それでバスが釣れてくれたらもっと楽しいのです(笑)

すべてが一匹のバスに近づくための手段ですので、どれも楽しいことなのですが、やはり、バスを釣ることは重要です。

 

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「BASS RESOURCE」の記事で、バスを釣るにはまずバスを見つけなければということで、バスの居場所を方程式にしてしまったというものです。

かの偉大なる天文学者であるガリレオは言いました。「結果には必ず原因がある」

ということは、バスが釣れた結果から原因を逆算していけば、方程式を作ることは可能なのだと思いますが、果たして、私たちの役に立つものになっているのでしょうか。

早速読んでいきましょう。

 

バスを見つけるということ

When it comes to consistently catching fish there is one common denominator, fish location. The simple fact that you can’t catch them if they aren’t there, is often ignored. A recent productive outing, a hot tip on what’s working from a reliable source, or a preconceived notion about where the fish will be on any body of water at any given time are among the reasons we tend to ignore the most important element in catching fish. If your goal is to catch fish and not just ‘go fishing,’ learning how to locate them should be your first priority. Most of us have the basic skills when it comes to angling and some have honed those skills enough to rival the pros, but many don’t spend nearly enough time or effort in finding the fish.

Locating fish is not a simple task, but it doesn’t always have to be as complicated as some make it out to be. Basically you are eliminating areas where they aren’t and if you approach your search with this mentality, not catching fish is a plus, at least when it comes to your search. It’s true that seasonal patterns may be all that you need to consider, but for the most part those are just starting points or the first part of the equation. So let’s take a look at other variables to consider when attempting to solve that equation.

コンスタントにバスを釣るということに関しては、共通の基準として、魚がそこにいるということが必要です。魚がそこにいなければ釣ることができないという単純な事実は、しばしば無視されています。こないだ行ったときに釣れたポイント、信頼できる筋からもらった情報、またはだいたいどこにでもバスはいるでしょうという先入観は、私たちが魚を釣る上で最も重要な要素を無視する傾向がある理由の1つです。あなたの目標が「釣りに行く」だけでなく、「魚を釣る」ことであれば、魚を見つける方法を学ぶことが最優先事項です。私たちのほとんどは、釣りをするくらいの基本的なスキルを持っていますし、多くの人はプロに匹敵するほど十分なスキルを磨いていますが、その多くは、魚を見つける努力に充分な時間を費やしていないのです。

魚を見つけることは簡単な作業ではありませんが、必ずしも複雑なものである必要もありません。基本的には、いそうもないエリアを消去していきますので、この考え方でサーチしていき、魚が釣れないということであれば、このサーチ方法は少なからずプラスに働いているということになります。季節のパターンというのを組み込まなければいけないということも確かにそうなのですが、それはほとんどの場合において、出発点または方程式の最初の部分です。ですので、その方程式を解こうとするときに考えるべき他のことを見ていくことにしましょう。

 

バスを見つける方程式

During the spawn, reproduction is the driving force in determining fish location. If you know the general areas used for spawning, all you need to determine is what stage of the spawn the fish are in at the time you’re on the water. The process of elimination is fairly simple. You’ve already eliminated a large percentage of water and can concentrate on the areas leading up to the spawning sites, or the sites themselves. This is a simplified form of locating the fish as there aren’t many variables.

Now consider the two longest seasons, winter and summer. As a big majority of anglers don’t, or rarely fish during the winter I’ll use the summer season when discussing the variables. Although there are many to take into account, for simplicity’s sake I’ll focus on the other three major factors;depth, presence of forage and activity levels.Our equation would then look something similar to season+depth+forage+activity level = Fish Location. Although any of the values can be a more important factor at one time or another, we will give them the same value in our equation. Through the process of eliminating potential areas we can determine the most likely fish location.

Using the summer season as our example, we need to know a few facts to apply when it comes to those factors. What is the preferred forage? Do the fish use the shallows or deep water, or both during summer? Now all we need to do is apply those factors to our equation. Summer (season)+Shallow (depth) + Shad (forage)+ Activity Level= fish location. If you are targeting fish that use deep water as their summer home, the depth factor has more value and needs to be broken down into areas of the water column. Either way, another factor needs to be added to our equation and that is the fish’s activity level. This is where it begins to get complicated and it’s one of the reasons why many anglers don’t abandon the shallows in the summer.

The introduction of electronics and their improvement over the years has been a major factor of increased success fishing off shore. The fish and their forage can be seen on most depth finders if the operator is knowledgeable about its use and has an idea of where to look. Combine that with the increased information available about how fish position themselves with relation to their activity level and experienced anglers can also tell you how likely they are to catch the fish they mark.

If you’re serious about catching fish consistently, you need to focus on fish location and in doing so you are going to need a systematic approach. Start with a simple approach and adjust as needed – adding whatever factors (activity levels, cold fronts, barometric pressure, moon phase, etc.) you think have value as your skill improves and you will find yourself having fewer fishless outings.

スポーニング期間中において、繁殖は魚の位置を特定する時の原動力となります。あなたが一般的なスポーニングエリアを知っているのであれば、フィールドに出た時にバスが今どのスポーニング段階にあるかを判断するだけで十分です。消去のプロセスはかなり簡単です。あなたは現時点ですでに多くのエリアを消去しており、スポーニングエリアやその場そのものに集中することができます。これには多くの変数がないので、魚の位置を特定するにはかなり簡略化された状態です。

では、2つの最も長い季節、冬と夏で考えてみましょう。釣り人の大多数が釣りをしないか、または冬の間のバイトはまれになってしまうということで、変数を議論するとすればここでは夏で考えてみましょう。考慮すべき点はたくさんありますが、簡単にするために、「深さ」「ベイトの有無」「活動レベル」の3つの主な要因に焦点を当てます。そんなわけで我々の方程式は、「季節+深度+餌+活動レベル=魚の居場所」となります。いずれの項目も、ある時間または別の時点でより重要な要素になる可能性はありますが、私たちはその場その場で同じこの式を当てはめていきます。可能性の低いエリアを消去していくプロセスをしていくことで、我々は魚のいる可能性の最も高い位置を決定することができます。

夏という季節を例とした場合、これらの要素については、いくつかの事実を知る必要があります。食べているベイトは何なのか?夏の間、魚はシャローにいるのかディープにいるのか、またはその両方なのか?今我々が必要とするのは、これらの要因を我々の方程式に適用することだけです。夏(季節)+浅い(深さ)+シャッド(餌)+活動レベル=魚の位置。あなたが狙う魚が夏はディープにいるということであれば、深さという要因にはより価値があり、レンジをより細かく分割する必要があります。いずれにしても、我々の方程式にはもうひとつ別の要素を加える必要があり、それは、魚の活動レベルです。しかしこれにより式がどうしても複雑になってしまい、また多くの釣り人が夏のシャローを捨てきれない理由の1つにもなります。

魚探の導入と進歩は、沖での釣りの成功の大きな要因となっています。使い手がその使用方法についての知識があり、どうやって見るかという考えを持っている場合、バスとそのベイトは、ほとんどの魚探で発見することができます。魚探に映った魚の位置と映り方による活性の高さの関係、そしてそれをどうすれば釣れるかということは経験豊かなアングラーから教えてもらうこともできます。

コンスタントに魚をキャッチすることについて真剣に考えるなら、魚の居場所に焦点を当てる必要があります。そうすることで、システマチックなアプローチができるようになります。シンプルな要因から考え始めて、必要に応じて調整してください。あなたのスキルが向上するにつれて価値があると考えられる要因(活動レベル、寒さ、気圧、月齢など)を追加することで、あなたは魚のないところで釣りをする回数を減らすことができます。


 

いかがでしたか。

なんだか難しいような話に聞こえてしまいますが、ひとまず魚がいないところで釣りをするのを避ける。これが一番重要ということです。

では魚を釣るとなったときに考えようというのが、「季節」「深さ(レンジ)」「ベイト」という要素なんですね。

さらに魚探を駆使することができるようになると、魚探の映り方を見て「それは活性の高い魚か」ということが分かるようになります。

こうやって自分のスキルが上がってくると、他の要素を足していけるんですね。それが、「気圧(天気)」「気温」「月齢(満月など)」などという要素であったり、ここには書いてありませんが、人によっては「濁り」「水位」「流れの速さ」などという要素も重要になってくるでしょう。

基本は季節、レンジ、ベイトというところに焦点を置き、慣れてきたらその他の要素を足しますが、それにはまず「観察すること」と「覚えておくこと」ができないといけませんね。自分がどういう時に釣って、どういう時に釣れなかったのか。それが分からなければ方程式は完成しません。

 

ただ、これ、お気付きの方も多いのかもしれませんが、自分がスキルアップすればするほど、足される要素が増えてしまって、方程式がより複雑化してしまうことになってしまいますよね…。複雑な方程式は解くのも難しくなってしまいますから、それも、困ったものです。

とはいえ、スキルアップするということはそういう方程式を解く力も付いているということでしょうから、まずは観察すること、そしてデータをよく覚えておくことが結局のところ重要なんでしょうね。

 

もし、テレビでやってるクイズ番組が、正解から先に出て後から問題が出たのであれば、面白いはずありません。この難解な方程式を解いてバスに辿り着くから、面白いのでしょう。

はじめに書いた通り、バス釣りの楽しみはどこに見出してもそれは個人の自由だと思います。でももし、バスを自分の力で探し出すことの楽しさをまだ体験したことがない方は、ぜひそれに挑戦してみて下さい。

事前情報を一切入れず、フィールドに立った時の情報のみを使って、バスに辿り着く。この感じ、きっと好きになるのではないかと思います。

私にもそんなこと全然できません。そう、ほんのたまーにだけ、できる時があります。だからこそ、楽しいのでしょうね(笑)

 

そんなですから、また次の釣りも、苦労しそうです…(笑)

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!