トーナメントに勝つためのバス釣り:ケビンバンダム
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こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”TIPS FOR WINNING A BASS FISHING TOURNAMENT”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:mossyoak.com ”TIPS FOR WINNING A BASS FISHING TOURNAMENT”April 6, 2018
バスフィッシングトーナメント。皆さんはバストーナメントに参加されることはありますでしょうか。
トーナメントの世界というのは、私のようなサンデーアングラーにはハードルの高い世界ですので、なかなか参加できるものではありません。
また、他のアングラーと競うということが苦手だったり、そこに楽しみ方を見出せなかったりなど、魅力的に感じない方もいらっしゃるかもしれません。
私たち人間には個性というものがありますから、楽しみ方や価値観にも色々ありますよね。
ましてや釣りという世界は、一般的に考えたらものすごく狭い世界なのですが、その実態は非常に幅が広く、そして奥が深い世界です。
そんな世界ですので、人それぞれの価値観が違うのは当たり前ですから、トーナメントの世界に魅力を感じないという方がいても全く問題ないのです。
しかし、トーナメントに参加されている方々というのも、中身は私たちと同じバスアングラーで、バス釣りが大好きで、バス釣りに夢中になっている人々です。
そして彼らは私たちが普段の釣りでは感じることの少ない強いフィッシングプレッシャーや精神的なプレッシャーを感じ、それを克服し、その中で結果を出さなければならないという状況と向かい合っています。
彼らから学べることは私のようなサンデーアングラーにはたくさんあるんですよね。
トーナメントアングラーさんにとっての試合の日だって、好きな日を選べるわけではなく、それは私たちも同じです。限られた1泊2日の休日に遠征して結果を出したいというのは、言わば1人トーナメントのようなものです。ですから、その日のトーナメントに勝てる方法というものがあるのであれば、ぜひ聞きたいものですよね。
この記事は、アメリカのハンティングとフィッシングの専門メディア「MOSSY OAK」の記事で、アメリカ最強のトーナメンターの一人であるケビンバンダム氏が、トーナメントに臨むときの当日までのステップを語ってくれています。
トーナメントに勝つには準備が重要というわけです。
どんなことを教えてくれるのでしょうか。早速読んでみましょう。
天気を知る
Know generally what the weather conditions will be when you arrive at the tournament. Like a weatherman, I track the weather the week before and the week of the tournament. Then I’ll know how to practice.
If the forecast for a tournament is stormy and windy, I know I’ll need to practice in protected water. Spring temperatures can fluctuate a lot. If a warm front is coming in after it’s been really cold, I need to practice knowing that the bass will move toward the shallow water, which will warm-up first, in preparation to spawn.
Although the weather may change, having a thorough knowledge of the seasonal weather patterns for the time of year when the tournament will be held and understanding the weather forecast days before the tournament can increase your odds for success.
トーナメント当日の天気がどうなっているかというのは知っておいた方がいいでしょう。 私は気象予報士のように、トーナメントの週とその前の週の天気までさかのぼります。 それからプラクティスの方法を考えるのです。
たとえば春のトーナメントで当日の天気予報が風が強く荒れそうな場合、私は荒れないエリアでプラクティスをする必要があると考えます。 春の気温は大きく変動します。 寒い日が続いた後に温暖前線が通りそうな場合、バスはシャローへ移動するだろうと考えます。
天気は変わる可能性がありますが、トーナメントが開催される時期の季節の天気の移り変わりを十分に理解し、トーナメントが開催される前の数日の天気を理解することで、成功の可能性が高まります。
整理整頓しておく
Being organized gives you more time to fish and dramatically increases your odds to catch bass. I have to be organized, starting with my tackle, my clothing, my rods and my boat. At any time during a tournament, you should be able to ask me where any item is located, and I should be able to tell you exactly where it is in my boat without ever having to look for it.
整理されているということは釣りをする時間がより多くなるということですので、バスをキャッチする可能性も劇的に増えるということです。 私は自分のタックルをはじめ、服装、ロッド、ボートの準備をしなければなりません。 トーナメントの最中ならいつでもいいので、私にどこに何があるか聞いてみてください。私はそれを探すことなくボートのどこにあるか正確にお答えすることができるはずです。
プラクティスについて
Practice, but don’t over-practice. Always have an open mind when fishing. To win a tournament, I must fish efficiently to find bass and prepare to catch them.
プラクティスはもちろんします。しかし過度にはしないでください。 釣りをするときは常にオープンマインドです。 トーナメントに勝つためには、バスを見つけること、そしていかに効率的に釣るかの準備をしなければなりません。
油断してはいけない
Capitalize on bass-fishing opportunities. For instance, if you’re fishing ledges, wood or any other type of cover where your hook will come in contact with anything besides the water and the fish’s mouth, check your hook every time you take a crankbait out of that water.
バス釣りはチャンスを最大限にしなければなりません。 たとえば岩や木など、フックが水中で魚の口以外のものと接触するようなカバーを釣る場合は、そこからルアーを回収するたびにフックを確認してください。
心構え
Make a mental decision to go for the win. You have to know deep within your heart and soul that you can win a tournament. If I realize a five-bass limit may not win a tournament, I’ll understand that I must find quality bass to have a chance to win. So, I won’t fish a drop-shot worm or a shaky-head worm but instead will be fishing baits that catch big bass.
The more you get out there bass fishing, the more you’ll learn how the little things can help. Watching the weather, staying organized, practicing, being attentive and having the right attitude, are just a few things you can do to become a better competitive bass angler.
試合に勝つという精神状態にすることです。心の底からこのトーナメントに勝ちたいと思わなければなりません。 5本リミットの試合でこのままでは勝つことができないということに気付いた場合、私は優勝するにはハイクオリティなバスを見つけなければならないと考えるでしょう。 ですのでここはワームのダウンショットやジグヘッドで釣るのではなく、ビッグバスが食ってくるルアーにを使うようになるでしょう。
バス釣りをすればするほど、ささいなことがいかに重要かを学ぶようになります。 天気を分析し、整頓された状態を保ち、プラクティスをし、油断せず、正しい心構えをすることが、より競争力のあるバスアングラーになるためのささいなことなのです。
これまで6億円以上の賞金を獲得してきたケビンバンダムですが、試合の前はこういう感じなんですね。
どうでしょう、世界のトッププロの話ではあるのですが、意外と私たちとあまり変わらないと言えば変わらないという風に感じませんでしたでしょうか。
私としては、失礼なのですがあまり変わらないんだなと感じてしまいました。
しかし、現実の私と世界のトッププロの差は当たり前ですがあまりにも大きいんです。もちろん戦術や技術の差があるのはそうなのですが、たとえ同じような考えがあったとしても、その精度や、頻度や、心の強さというものが全く違うのだと思います。
サンデーアングラーである私の釣りの中には、日々の中にある嫌なことを忘れるという癒しの部分があります。
たとえばフックポイントが甘かったせいで大きなバスをバラしてしまったとしても、それはそれで釣り仲間との酒の席でのみやげ話にもなりますので、悪くはないのです。それもまた楽しいですからね。
一方で、その次の釣行では新しいフックに付け替え、リベンジを企む自分もいるわけです。
私の釣りはその日を全身全霊で釣るという釣りではないのかもしれませんが、想いの強さはきっと結果にも影響するはずですから、学んだことや悔しかった出来事は忘れずに、これからの自分の釣りに活かしていきたいものですよね。
違う価値観をもつ方々の意見もしっかり聞いて、自分のためにできるアングラーになりたいものですね。
それではまた。
毎度ありがとうございます!