スモールマウスバス釣りのシーズナルパターン:夏・秋編

スモールマウスバス釣りのシーズナルパターン:夏・秋編

Photo by bassresource.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Seasonal Habits of the Smallmouth Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassresource.com”Seasonal Habits of the Smallmouth Bass”(海外サイトです)

 

スモールマウスバスに限らず、生き物にはだいたい、季節ごとに毎年だいたい同じような行動をするシーズナルパターンというものがあります。

熊や爬虫類が冬眠することや、猫が春になると発情期になるなどが身近な動物のシーズナルパターンと言えます。特定の動物を観察し続けていると、その動物がそろそろこういう動きをするはずだというのが読めてくるんですよね。

それが分かってくると、その動物に近づくためにはこの辺で待っていればいいですとか、逆に遭遇したくない場合はこの時期は避けるですとか、それに応じて私たちの行動を変えていくことで生活や趣味が豊かになることに近づくことになりますよね。

私たちの趣味はバス釣りですから、バスの季節の行動パターンを勉強することは私たちの釣りが豊かになることに繋がります。

ではこのスモールマウスバスという魚は、この時期、どんな行動パターンを持っているのでしょうか。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Bass Resource.com」の記事で、スモールマウスバスのシーズナルパターン(季節の行動パターン)とその対策について解説してくれています。

今回は夏と秋についてご紹介させていただきます。早速読んでいきましょう。

 

夏のスモールマウスバス

In deep lakes and reservoirs, smallmouths move offshore to deep structure as the water warms into the 70s and 80s. Here, they may be from 10 to 45 feet deep or deeper, and become very difficult to catch. However, it may be worth the effort to fish for them because a great many resident smallmouth may never see a bait that deep. Limits of large smallmouths could reward the persistent angler. Learn to fish these spots consistently well and you’ll be winning tournaments.
Smallmouths often move up shallower after dark, here they feed on nocturnal forage including crawfish. Look for rocky banks with about a 45-degree slope; these generally have deep water close by. Points with a deep water access, offshore humps and channel breaks are also good. These places may or may not have any cover on them. Smallmouths seem to use deep water as “cover"–they can hide in dark, deep water just as a largemouth lies in a shallow weedbed.

水深のある湖やリザーバーでは、水温が約21℃〜27℃になると、スモールマウスは沖のディープストラクチャーに移動します。 その範囲は水深3メートルから13メートルまたはそれ以上になり、釣るのが非常に難しくなります。 しかし、そこへ移動した多くのスモールマウスたちが皆そんなディープでエサにありつけるわけではないので、釣りをしてみる価値はあります。 自己記録に迫る大きなスモールマウスは、コツコツ努力した者にやってくるものです。 これらのスポットをじっくり釣ることを学ぶことで、トーナメントに勝つこともできるでしょう。
スモールマウスは、暗くなってからシャローに上がってくることが多く、ここではザリガニを含む夜行性のベイトをフィーディングしています。 約45度の斜面を持つ岩場のバンクを探してください。 そういったところは一般的にディープが近くにあります。 岬もディープへのアクセスが良く、沖のハンプ、チャンネルブレイクも良いです。 こういった場所にいる場合は必ずしもカバーに付いていてもいなくてもいいです。 スモールマウスは ディープそのものを"カバー"として利用しているようです。 – スモールマウスはラージマウスがシャローのウィードに隠れるのと同じように、暗いディープに潜んでいるのです。

 

具体的な対策

  • The best producing technique in the summer is split-shotting. Use small worms, reapers, grubs and gitzits in pumpkinseed and light colors for best results.
  • Topwaters can be very productive, especially in low-light conditions.
  • Underwater islands next to a main channel is prime smallmouth territory.
  • Follow points out beyond the end, sometimes they come back up to form an underwater hump.
  • If it’s 20 feet deep and comes up only 5 feet, that’s a good spot. If it then drops off dramatically, park it and fish it heavily!
    • In the morning, use all types of lures on this spot, they’ll move around this hump all day.
    • Carolina worms work better later in the day in the 20-35 foot zone.
  • Spider jigs are also great summer lures. Experiment with colors and sizes to find what the bass want on your lake.
  • On those hot calm, summer days, Smallies will most likely be feeding on leaches. To effectively fish them, take a size 1 offset worm hook and a 4 inch power grub, cut the tail off.
  • Try fishing for smallies on the down-river side of channel locks. A 3 1/2″ gitzit in a dark crawfish color simply drifted across the bottom is a simple and very effective method. By drifting around you’ll find schools of smallies and your approach won’t alarm them. Keep your hook points sharp!
  • 夏の最高のテクニックはスプリットショットリグです。良い結果を得るには、スモールワーム、リーパー、グラブ、チューブのパンプキンシードカラーや明るめのカラーを使います。
  • トップウォーターは、特にローライトコンディションの時に非常に有効です。
  • メインチャンネルに隣接する水中島は、スモールマウスにとって重要なエリアです。
  • 岬エリアは先端の方までやり通してください。彼らはだいたい水中島とそこを行き来しています。
  • 6メートルの深さから急に1.5メートルまで上がってくるようなハンプは好スポットです。そこの急激に落ち込むようなところに留まり、じっくりと釣ってください!
    • 朝はこういった場所であらゆるタイプのルアーを試してください。また彼らは一日中このハンプ周りを移動しています。
    • ワームのキャロライナリグは、夕まづめに6~10メートルのゾーンでうまく機能します。
  • スパイダージグも素晴らしい夏のルアーです。色々なカラーやサイズを試して、その湖でバスが望んでいるものを見つけてください。
  • 夏の暑く凪の日には、スモールは多くの場合ヒルを食べています。それらを効果的に釣り上げるには、サイズ#1のオフセットフックにテールをカットした4インチグラブを使います。
  • 下流側でチャンネルが曲がっているところを釣ってみてください。3.5インチのチューブワームのダーククローカラーを単純にボトムをドリフトさせることは、シンプルながら非常に効果的な方法です。このドリフトアプローチはスモールの群れが見つけても彼らが警戒することはありません。フックポイントは鋭くしておいてください!

秋のスモールマウスバス

Smallmouths move in on long points as the water moves back down into the 60s. However they will locate on the extreme ends of the points as opposed to the shallower areas, closer to deep water.
The deep sides of the point are also productive. Many fish will continue to suspend out over deep channels, but may wander shallower during the daytime and can occasionally be taken on topwater lures. Use the same lures you used in the summer, adding big crankbaits to the list.

スモールマウスは、水温が18℃まで下がってくると、再び長い岬に着くようになります。 しかし、彼らはディープが近いシャローではなく、岬の先端に位置するようになります。
岬の側面のディープも有効です。 多くの魚はディープを回遊していますが、日中でもシャローへ上がることもあり、時にはトップウォータールアーで釣ることができます。 夏に使ったのと同じルアーを使用し、さらにビッグクランクベイトをボックスに追加しておきます。

 

具体的な対策

  • Try topwater! As water cools smallies move to shallower water and near the surface.
  • Try to find a shelf or a point just offshore because it is shallow while allowing the bass.
    Smallmouth tend to group more tightly in the fall. They are not as scattered as they are in the spring, especially on the Great Lakes. Once you find them, you usually have a whole school. Remember also, they generally school by size. If the fish you’re catching are smaller, move on!
  • When fishing in the fall I have found that rivers are a good place to fish. Especially with a topwater Zara puppy. It is a good combination.
  • トップウォーターをお試しください! 水温が下がるにつれて、スモールマウスはシャローまたは水面近くに移動します。
  • バスがシャローに上がるとは言っても、岬の沖や沖の段差も探ってみてください。
    スモールマウスは、秋になるとより群れになる傾向があります。 彼らは特に五大湖に見られるように、春ほど散らばっているわけではありません。 一匹見つけたら、そこには通常は群れがいます。 そして、思い出してください。彼らは一般的に同じサイズ別に群れになっています。 あなたが釣った魚が小さい場合はすぐに移動してください!
  • 秋に釣りをするとき、私は川筋がよく釣れることを発見しました。 特にトップウォーターのザラパピーです。川とザラパピーは良い組み合わせです。

 

いかがでしたか。

夏も秋も、この記事によると基本的にはディープエリアが有望のようですよね。ただし、夏も秋も解釈によっては非常に幅の広い季節ですから、この解説だけですべてをカバーすることは難しいと思います。それでも、私としてはこの意見には大賛成です。

ディープのストラクチャー(地形変化)を探すと言われると難しく感じてしまうかもしれませんが、たとえば水中島や沖のブレイクのような、そのフィールドに通いこまなければ見つけられないようなものばかりではありません。

バンク沿いを見ていくだけでも、単純に岬や垂直岩盤的なバンクなども周辺に比べると大きな地形変化になっているはずですし、島回りのディープエリアや、岩場から赤土に変わる境い目などを見つけたらその周辺のディープを魚探掛けしてみることで魚は発見できるのではないかと思います。

それとこの記事にもあるように、夏の終わりから秋にかけてはボイルが頻繁に発生する「ボイル祭り」の季節でもあります。私の知っている野尻湖や木崎湖や桧原湖では、秋が近付くにつれ湖の各地でボイルが頻繁に起きるようになります。

ボイル撃ちしかしないアングラーさんもいるほど、この釣りは刺激的なもので、これならディープの地形を知っていようがいまいが関係ありません。むしろ地形変化を知らないアングラーさんの方が、大きなワンドのど真ん中であろうと純粋にボイルのみを探して追いかけるので、変な地形の先入観もなく良い釣果を出す傾向もあるかと思います。

高性能な魚探を駆使されている方も、そうでない方も、この記事のように夏から秋のスモールマウスバスフィッシングを楽しみにスモールマウスバスレイクへいらしてみてはいかがでしょうか。

この時期から朝晩は冷え込むようになってきますから、ちょっとしたアウターを忘れずにお越しくださいね。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!