思い出のバスルアー
Photo by bassmaster.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”We live in a crawfish utopia”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com”We live in a crawfish utopia”by Bryan Brasher October 15, 2018(海外サイトです)
皆さんには、思い出のルアーや、釣りに関する思い出というものはありますでしょうか。
これは私の持論なのですが、釣りなどの趣味、他には、ゲームや楽器、あるいはギャンブルなどもそうかもしれませんが、そういった勝ち負けがあったり成長を感じられる趣味というものは、「悔しさ」が主なモチベーションとなっていると思っています。
勝負の世界では負ける人の方が圧倒的に多いのに、続ける人は多いですし、悔しくてもっと上手になりたいという気持ちが、成長につながるのがこういう趣味のいいところなのではないかと思っています。
では、この趣味をやっていきたいと思った瞬間というのはどうでしょうか。
初めて父親に連れて行かれた釣りがとても楽しくて自分だけでも行くようになったですとか、初めての釣りで釣れてしまったですとか、そういう楽しい思い出がきっかけになっていることが多いような気がします。
悔しい思いをすることが多いこの趣味の中で、それでも続けていけるというのは、こういった楽しい思い出が自分の奥底にあって、釣りに行くたびにそういう感情がよみがえってくることがひとつの理由なのかなと思います。
悔しい日々の中にある楽しい思い出というのは、それほどまでに強烈なもので、そういう思い出を多く残していくことが人生を豊かにしていくのだと思います。釣りというのはそれを実現させてくれる、純粋で本当にいい趣味だと思います。
この記事は、アメリカバスマスターサイトのブログ記事で、バスマスターサイトのほかにもいくつかの記事を書いているアウトドアスポーツ記者のブライアン・ブラッシャー氏が、自身の思い出についていいエピソードを語ってくれています。
ぜひ読んでみてください。
私たちはザリガニ天国で生きている
Of all the incredible lures that have been introduced by the fishing industry this year, the one that immediately made me think back to my childhood and say, “Boy, I wish I’d had that thing years ago” was the Hollow Body Crawfish from Live Target Lures.
Actually, I’ve thought that a lot through the years as new and incredible crawfish imitations have emerged.
See, when I was a teenager, my cousin, Brian Brown, and I spent a lot of time in a canoe on the Cahaba River — a beautiful, little stretch of water that flows through Birmingham into the Alabama River and ultimately into Mobile Bay.
The river is as wild a place as you’ll find in the Southeastern United States, with everything from sturgeon to spoonbill catfish and more obscure fish species like the freckled darter and the Cahaba shiner.
But what we knew it for most back then was big spotted bass.
We’d already caught hundreds of them this one summer — some as large as 5 pounds — on topwater baits, spinnerbaits and Texas-rigged worms. But for this particular trip, we decided to look for something that would imitate the river’s top forage — crawfish.
We found the baits we wanted (sort of) in the bargain rack of a local tackle store called Keith’s Hunting & Fishing. They were brown plastic worms with two orange pinchers packaged in clear cellophane bags and marked “Craw-worms.”
In 1990, they sold for 50 cents a pack — and looking back, it might still be the greatest bargain I’ve ever received on fishing tackle.
With those things tied on, we fished down one of the Cahaba’s massive rock bluffs between the Highway 78 Bridge and Grants Mill Road, and it was all we could do to keep the big spots from destroying our undermanned equipment. We landed several over 4 pounds, and I shudder to think how big the ones were that we couldn’t slow down.
The next day, I went back to Keith’s with intentions of buying every pack of those ugly craw-worms, but they were all gone.
It was years before anything showed up on the market that you weren’t half-ashamed to be seen casting. But finally the crawfish revolution began, and it hasn’t slowed down since.
The Live Target bait I mentioned above is almost creepy-realistic.
If they made human replicas that lifelike, no one would ever need to get married.
OK…that was really creepy.
But you get point.
The Berkley Havoc Craw Fatty, the Yo-Zuri 3DB Crayfish, the Yum CrawBug Finesse Craw and the Strike King Rage Tail Craw all look enough like a crawfish to fool some actual crawfish during the mating season.
They certainly look good enough to fool a bass.
Then you have a collection of creature baits like the Missile D Bomb and the Doomsday Tackle Mauler that look a little meaner than a typical crawfish to add more temptation for bass that might not be in a biting mood. If you’d rather fool bass with a crankbait, Rapala, Strike King Berkley and dozens of other companies now market crawfish imitators in their hardbait lines as well.
If you were born into the incredibly crawfishy world we live in today, you should be thankful.
You’ll never be at a loss for something to mimic a form of forage that’s as tempting to bass underwater as they are for humans when they’re boiled with corn on the cob and new potatoes.
You’ll never have to think, “Boy, I wish I’d had that thing years ago.”
今年、釣り業界で発表された素晴らしいルアーのうち、私の少年の頃を思い出させてくれたものがあり「いやいや、なんでこれをもっと早く発売してくれなかったのか」と言わせたものがあります。それが、ライブターゲットのホローボディクローフィッシュです。
これは実際、新たに素晴らしいザリガニルアーが出てきたなと思いました。
私が十代の若者だったころ、いとこのブライアン・ブラウンと私はカハバリバーでのカヌーフィッシングに多くの時間を費やしました。これはバーミンガムを通ってアラバマリバーに流れ込み、最終的にはモビール湾に流れる美しい区間です。
この川は、チョウザメ、スプーンビルキャットフィッシュから、フレックルダーターやカハバシャイナーのような地味な魚まで多く見られる、アメリカ南東部の手つかずの場所です。
しかし、私たちの背中を押すものは、大きなスポッテッドバスの存在でした。
私たちはこのころ既に、トップウォーター、スピナーベイト、テキサスリグなどで、夏には5ポンドのビッグフィッシュを含めて何百匹も釣っています。しかし、今回は特別な釣行にしようということで、私たちは川の一番のベイトであるザリガニルアーで行くことに決めました。
Keith’s Hunting&Fishingという地元の釣具屋のワゴンセールで、私たちが望んでいたルアーが見つかりました。それは透明なセロハンで包装された2つのオレンジのハサミが付いた茶色のソフトルアーで、「クロウワーム(Craw-worms)」と印刷されていました。
1990年当時は1パック50セントで売られていました。 そしてこれは、今までの釣具の中で最高のお買い得品だったかもしれません。
これを結んで、私たちはハイウェイ78ブリッジからグランツミルロードまでのガハバリバーの巨大な岩の崖を釣り下って行きましたが、大きなスポッテッドバスに私たちの数少ないタックルを壊されないようにするので精一杯でした。私たちは4ポンド以上の魚をたくさんランディングしました。私たちはこんな大物がひっきりなしに掛かってくることに震えました。
翌日、私はその釣具屋に戻って、昨日のクロウワームをすべて買い占めようと思って行ったのですが、すべて売り切れてしまっていました。
市場にザリガニワームが現れたのはもう何年も前のことで、キャストするには少し恥ずかしい時期もありました。しかし、あるタイミングでザリガニ革命が起き、それ以来ザリガニワームは、衰えることを知りません。
私が上で述べたライブターゲットのルアーは、気味が悪いほどリアルです。
ライブターゲットがもし人間のレプリカを作ったとしたら、誰も結婚する必要はなくなるかもしれません(笑)。
そう…それほどに不気味なのです。
しかし、言いたいことはお分かりでしょう。
バークレイ・ Havoc Craw Fatty、Yo-Zuri・3DBクローフィッシュ、Yum・CrawBug Finesse Craw、Strike King・ Rage Tail Crawは、交配期間のザリガニ種を実にうまく模しています。
これらはバスをだますために実によく見えます。
それから、ミサイルベイツ・Dボムや、Doomsday Tackle・ Maulerのようなクリーチャーベイトをタックルの中に加えていただきたいと思います。これらは普通のザリガニよりやや派手に見えますが、バイトする気分ではないようなバスに誘惑を加えることができます。
クランクベイトでバスをだますのであれば、ラパラ、ストライクキング、バークレイなど数多くのメーカーが、現在もハードルアーでザリガニを模したルアーを生産しています。
信じられないほどザリガニの多い世界に生まれ、これまで生きてきたことに感謝しなければなりません。
人間がコーンスープを飲むのと同じように、水中のバスを誘うための何かに模したルアーがなくなることは決してありません。
あなたは決して「いやいや、なんでこれをもっと早く発売してくれなかったのか」と思う必要はないのです。
いかがでしたか。この方はあるザリガニのルアーに非常に強い思い出があったようですね。
このように、釣りの思い出には、釣り場の風景だったり、楽しかったときの感情だったり、釣れたルアーやタックルだったり、その時の会話だったりと様々なものがあると思います。
私の思い出のルアーといいますと、初めてバスを釣ることができたダイワのTDスーパークランク、ワームで初めて40アップを釣ったのがTDソルティースラッガー、クランクででっかいナマズが釣れたCB50、ジャークベイトの楽しさを知ったビーフリーズというのがあります。これ、すべて現在ジャッカルの加藤誠司さんが開発されているもので、なぜか私の釣りの転換期には加藤さんのルアーが関わっているという不思議なことが起きているんですよね(笑)
思い出や過去の栄光だけにとらわれてしまうと良くないのかもしれませんが、思い出を作っていくことはいいことだと思います。
今日は釣りに行った。釣れてよかった。それだけで終わるのも全然悪くはないと思いますが、そのときに起きた印象深いことを覚えておいたりして、自分の過去を整理したときに見える新たな発見などがあることも、この趣味のいいところだと思います。
私はこれからも基本的に悔しい思いをし続けていく釣り人生かと思いますが(笑)、数少ない楽しい思い出に浸りながら続けていこうと思います。
私の勝手な思いばかり書いてしまいましたが、皆さんが全く違う考えでしたらすみません、つまらない話でしたよね(笑)
でもきっと、皆さんも思い出のルアーはあるのではないかと思っています。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!