晩秋から初冬にかけてのサスペンドジャークベイト

2017年10月14日

晩秋から初冬にかけてのサスペンドジャークベイト

 

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Late Fall – Early Winter Bass Fishing Using Suspending Jerkbaits”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassfishingtips-tactics.com”Late Fall – Early Winter Bass Fishing Using Suspending Jerkbaits”by Bass Fishing Tips(海外サイトです)

 

サスペンドジャークベイト。今でこそ当たり前のように存在し、大活躍しているルアーのジャンルですが、意外にもその歴史は浅かったと思います。

ずっと昔はラパラ・カウントダウンミノーシリーズやレーベルミノーシリーズなどが有名で、日本ではダイワ・ザ・ミノーだとかヨーヅリ・マッディミノーなどを自分で使っていた覚えがありますが、その頃は、ルアー名が示す通り「ミノー」と呼ばれるジャンルでした。

そしてそのほとんどのモデルはフローティングかシンキングでした。

いつからか、サスペンドミノーというルアーが登場してから、これは釣れる!ということで一気に火が付き、誰かは忘れてしまいましたがアメリカのバスプロの「これはジャーキングする為のルアーだよ」という言葉をとって「ジャークベイト」という呼び方に変わり、ミノーというものはサスペンドジャークベイトのことを指すんだというくらいまで変わったんだと思います。すみません、もしかしたら全然違ったかもしれません(笑)

ただ、ほとんどのサスペンドモデルは水温によってスローフローティングになったりスローシンキングになってしまいますので、どの水温域でも完全なサスペンド状態になるルアーを作ることは事実上不可能です。そのため、当時は各メーカーがどの水温の時にサスペンド状態にするかというのを設定することが、釣れるジャークベイトと釣れないジャークベイトの分かれ目となった時代があったように思います。

今でもそれは変わりませんが、ユーザー側の水温とサスペンドに対する理解が深まったため、自分でウェイトチューンをするなど適材適所で使えるようになったことも、ジャークベイトが釣れるルアーとして存在し続ける理由かもしれません。

さてこの記事は、そんなサスペンドジャークベイトを特に晩秋から初冬にかけて使うということをテーマに、解説とヒントを共有してくれています。

釣れない時こそワームに釣り勝てるルアーのひとつ、ジャークベイトの使い方です。ぜひ読んでみてください。

 

サスペンドジャークベイトは特別なルアーか

The answer … absolutely yes! These baits provide the angler with one of the true “multi-use” tools found in their tackle box. Jerkbaits will work in any season as along as the presentation style is adjusted to the environmental conditions existing at that moment.

Remember that bass are cold-blooded creatures meaning to a large extent, their environment controls their metabolism. This fact is especially important during cold water periods (late Fall through early Spring) since metabolism impacts the reaction speed and feeding tendencies of bass during these seasons.

Another key factor supporting the use of minnow-style jerkbaits during the late Fall – early Winter transition relates to the change in dominant forage to schools of baitfish.

Suspending jerkbaits are a tool where not only the speed of retrieve can be varied, it can also be stopped for seconds at a time giving sluggish fish that extra moment to “make their move”. Often times a slow retrieve, snap cadence coupled with a long pause triggers reactions during these cold water periods when other methods fail.

Because of these characteristics, many anglers bass fishing during the late season use jerkbaits until the water dips into the mid to upper 30s.

答え…確実にその通りです!このルアーは、釣り人に、真の「マルチユース」ツールの1つとしてタックルボックスに提供されます。 ジャークベイトはプレゼンテーションのスタイルがその時々に存在する環境条件に合わせて調整できるので、どの季節にでも機能するからです。

バスは冷血動物であり、その環境によって代謝が制御されることを忘れないでください。この事実は、代謝が反応速度およびこれらの季節でのバスの摂食傾向に影響を与えるので、冷水期間(晩秋から早春)において特に重要になります。

晩秋から冬の後半にミノースタイルのジャークベイトを使用するにあたってもう一つの重要な要素は、ベイトフィッシュの群れが優先的なエサに変わることに関係しています。

サスペンドジャークベイトは、リトリーブスピードを変えられるだけでなく、一時的に数秒間停止させて、スローな魚に「行動を起こさせる」時間を与えることもできます。多くの場合、スローロトリーブか、2ジャーク後のロングポーズのリズムが、水温が下がった時に他の方法でうまくいかない場合にリアクションバイトを引き起こします。

これらの特性のために、多くのバスアングラーは水温が1.5℃から0℃台になるまでジャークベイトを使用します。

 

サスペンドジャークベイトのメーカー

To be honest … there are lots of them including Pradco (manufacturer of Rebel, Smithwick, Bomber), Rapala (Husky Jerks & X-Rap), Yozuri (Crystal Minnows), Lucky Craft (Pointer) to name a few. These lures come in a variety of sizes and colors, therefore it is fairly easy to “match the hatch” and select the proper size and color pattern needed for your local forage and water conditions.

正直言うと… プラドコ(レーベル、スミスウィック、ボーマー)、ラパラ(ハスキージャーク&X-Rap)、ヨーヅリ(クリスタルミノー)、ラッキークラフト(ポインター)など、たくさんの商品があります。 これらのルアーには様々なサイズとカラーがありますので、 “マッチザベイト"させることができ、地元のベイトと水の条件に必要なサイズとカラーのパターンを選択するのはかなり簡単です。

 

晩秋以降のサスペンドジャークベイトの戦略とヒント

Here are a few pointers to keep in mind when fishing jerkbaits in the Fall and early Winter:

  • Use coloration patterns to match the local baitfish staying with more natural patterns in clear water and brighter patterns (red, orange, chartreuse) as the water clarity decreases;
  • Fish jerkbaits around isolated cover on main lake points and flats, lower ends of major feed creeks and parallel to steeper banks;
  • Vary the speed and cadence of the bait and remember long pauses throughout the day to adjust to slight changes in the reaction tendencies of the bass;
  • Watch your line! Using long pauses when fishing suspended jerkbaits for bass is sometimes like fishing plastic worms where the line only jumps when the bass inhales the lure;
  • Use a fairly long, medium-light action crankbait rod with 10 to 12 lb. line (fluorocarbon in clearer water). The lighter action rod can provide an edge in hooking more of these sluggish bass than stiffer rods will.

秋から初冬のジャークベイトの釣りにおいて念頭に置いておくべきいくつかのポイントがあります:

  • クリアウォーター下ではそのフィールドのベイトフィッシュに似せたナチュラルカラーを使用して、水の透明度が低下するにつれて、明るい色(赤、オレンジ、チャートのような色)を使ってください。
  • メインレイクの岬やフラットにある独立したカバー、メインクリークチャンネルの終わりあたりに並行している急なバンク周りでサスペンドジャークベイトを使ってください。
  • 1日を通してルアーの巻きスピードやリズムを変化させ、ロングポーズも忘れずに、バスがどの動きに反応がいいかを見てください。
  • ラインを見てください!サスペンドジャークベイトを使用するときにロングポーズを入れると、バスがバイトした時にワームを使っている時のようにラインだけが跳ねることがあります。
  • 長めのミディアムライトアクションのクランクベイトロッドを使用し、10〜12ポンドライン(クリアウォーターではフロロカーボンライン)にしてください。柔らかめのロッドは、硬いロッドよりもスローなバスにフッキングをするときに有効になります。

 

晩秋から初冬のバス釣り

Can be some of the best time of the water for a variety of reasons. One bonus is the relative lack of competition since many of your summer peers are off in the woods chasing game or sitting on the sofa watching the latest gridiron match.

Another pertains to the size of the fish caught. Though you may not catch the numbers of fish you do during other seasons, this time period usually produces better quality fish and often a true trophy bass.

晩秋から初冬のバス釣りは、様々な理由により最高の時期になることがあります。 1つのボーナスは競争がなくなることです。夏の間にいた仲間(ライバル)の多くは、森でのハンティングゲームをしたり、ソファに座ってアメフトの試合を観ているからです。

他には釣れる魚の大きさに関係します。他の季節ほど魚の数は出ないかもしれませんが、この期間は通常、よりクオリティの高い魚と、自己記録となるバスが釣れたりします。

晩秋から初冬にかけてのサスペンドジャークベイト

Photo by bassfishingtips-tactics.com


 

いかがでしたか。

非常に基本的なことかもしれませんが、重要なことばかりですよね。

特に私などは、例えばあるリズムで1回釣れると、状況に関係なくそのリズムでばかりジャークしてしまいます。

それで釣れなければ「今日はジャークベイトの感じじゃないのかな」などと思ってしまうんです(笑)

秋から冬にかけてはこれではダメで、いろんなスピード、リズム、ポーズの長さを試して、反応を見ないといけないんですね。

わかっちゃいるけど、これがなかなか難しいんですよね!

 

どの湖でも、いよいよ釣れなくなってきたという時期が来ます。おかげで湖上は貸切り状態…。そんな時は絶望するよりも、ジャークベイトを腱鞘炎になるまでやってみたらいいかもしれません(笑)

それで自己記録が出てしまった日にはもう、その腱鞘炎はこの先ずっと治らなくなるはずですよね!

それもまた、いいですよね(笑)

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!