冬のバス釣り【クランク・スピナベ・ジャークベイト】

冬のバス釣り【クランク・スピナベ・ジャークベイト】
Photo by bassmaster.com

冬のバス釣りと聞くと、多くのアングラーは寒くて釣りに出ることをためらっているかもしれません。しかし実際には、この季節こそ湖にはチャンスがあり、意外なほど釣果が期待できるようです。寒さを我慢すれば、シーズン最大のバスをゲットするチャンスが訪れるかもしれません。ぜひともチャレンジしてほしい、そんな思いを込めた記事です。

こんにちは!店長の小山です。

2023年から2024年にかけての冬は、かなり暖かい冬だったと思いますが、ここにきてようやく本格的な冬がやってきた感じがします。

ところが、私が住んでいる長野市では、だいたいクリスマスとお正月にドカッと雪が降って、もう春まで溶けずに道路に残り続けるというのがお決まりなのですが、今年は道路に雪が残っていません。

全体的に見れば暖かいままなのでしょう。

とはいえ、寒いものは寒いんです(笑)

暖冬といっても冬は冬。キンキンに冷えた風がバンバン吹くので、スーパーへ買い物に行くのもおっくうになります。

こんな中、ずっと外にい続けるバス釣りなどに出かけるというのは相当なもの好きと言えるでしょう…。

さてあなたは、この状況をどうお考えになるのでしょうか。

「本当にその通りだよね」と思うのでしょうか、それとも「おいおい店長なに言ってるの!」と思うのでしょうか。

この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、ルアーメーカー「ミサイルベイツ」の社長でありエリートトーナメンターのジョン・クルーズ氏が、冬のバス釣りについて自身の意見をバス釣りのヒントとともに語ってくれています。

いやヒントって言われても…冬はバス釣りしないし…なんて寒さが苦手な方も、そうでない方も、ぜひ読んでみてください。

 気になるところだけ読んでもOKです 

冬のバス釣りのヒント

Before I started fishing for a living, I didn’t fish in the winter much at all. Part of the reason was I hunted from November through January, and the tournament circuits I fished really didn’t start up until the end of February and into March. But fishing in the winter is cold and uncomfortable.

I didn’t know what I was missing.

As I started competing across the country, I learned that fishing in the winter has a lot of advantages. The first one is that the lakes are uncrowded because the recreational crowd is inside by the fire, and the fishing can be really pretty good. It’s a good time to find fish grouped up, and to be honest, the wintertime might be the best chance an angler has to catch a truly big bass.


I have to admit I had a misconception about fishing in the cold weather months. I had it in my mind I would only be able to finesse fish, and I was wrong about that. Bass will hit moving baits quite frequently in the winter.

A crankbait has become one of my go-to techniques for winter fishing. I really like flatside crankbaits, and my signature SPRO Little John and Little John MD have long produced for me. I also like to throw the SPRO RkCrawler crankbaits and my Little John Micro DD 45. Both are excellent, especially when the baitfish is small or the fish are in a negative mood.

I choose the Little John when I’m fishing in 3 to 5 feet of water, the MD will get to about 9 feet pretty easily, the RkCrawler plays in 6 to 12 feet of water and the Little John Micro DD will also hit 12 feet, but with a smaller profile. I really like to find transition banks or bluff walls with some rocks for throwing crankbaits because the hard structure holds the heat a little longer than soft targets.

I’ve caught fish on crankbaits in 3 feet of water when the temperature is 42-43-degrees, so don’t hold back. Try them and I think you’ll be surprised. Not to try and generalize too much, but bass tend to be sensitive to action in cold water months. So, as a rule of thumb, the cooler the water, the tighter the action. I move to a harder action as the water starts to warm up.


If you’re in shallow, stained water, then a slow rolled spinnerbait can be very effective, especially around cover. I’ll interchange that with a bladed jig with a Missile Baits Spunk Shad threaded on as a trailer. Like anything else this time of year, it is very important to find baitfish — you can have bait without bass, but if there’s no bait, there won’t be bass.

In clear water, a jerkbait like a SPRO McStick 110 is excellent around docks, timber and vertical cover. I use the suspending version and give it plenty of time to pause around objects. Jerkbaits are really good at pulling fish to them and that can be an advantage in cold water. The pause can be the most important strike-triggering factor with jerkbaits in cold water. You’ll just have to play with the amount of time between jerks, but figuring that out can be key. I’ve used pauses as long as 30 seconds and gotten great results.

Of course, you can’t go wrong with a jig in cold water around rock and hard cover. I love a Missile Jigs Mini Flip jig paired with a Baby D Bomb. When the bite needs more of a finesse approach, I like Ike’s Micro Jig matched with a Ned Bomb. It’s really a great follow-up bait to pick things apart once you’ve found fish in an area with reaction baits.

Winter is a great time to get comfortable with forward-facing sonar as well. Because there will always be a contingent of fish offshore, you can locate groups of fish that are relating to baitfish. Again, baitfish are key this time of the year. If you don’t see bait on the sonar, keep moving until you do.


The other thing to consider is how to stay warm so you can concentrate. I like to keep things simple starting with wool socks and insulated boots for my feet. Then instead of bulking up with layers, I use an insulated Denali suit from Striker. These things help me stay warm without too many bulk layers.

Give winter fishing a try. I think you’ll be surprised at how well you can do.

私は以前は冬にはほとんど釣りをしませんでした。 その理由の1つは、バストーナメントが開幕するのが2月末から3月なので、11月から1月はハンティングをしていたためです。それに、冬の釣りは寒くてかないませんからね。

私はとんでもないものを逃していたと今になって理解しています。

トーナメントで全国を釣りするようになってから、冬のバス釣りにはたくさんのメリットがあることが分かりました。 1つ目は、レクリエーションアングラーの人々は部屋にこもって温まっているため、湖はガラガラで、意外といい釣りができる場合があるということです。 バスも群れを作っている時期ですし、正直に言って、冬はアングラーが真のビッグバスを釣る最高のタイミングなのかもしれません。

寒い季節のバス釣りについて誤解していたことは認めざるを得ません。 冬のバス釣りはフィネスしかないと思っていましたが、それは間違いでした。 冬のバスは巻き物系のルアーにバンバンアタックしてきます。

クランクベイトは私の冬のバス釣りの定番の1つになりました。 私はフラットサイドクランクが大好きで、私のシグネチャーモデルであるSPRO・リトルジョンとリトルジョンMDでかなりの成果を出しています。 また、SPRO RkクローラークランクとリトルジョンマイクロDD45も好きです。どちらも、特にベイトフィッシュが小さい場合やバスが乗り気じゃないときに有効です。

冬のバス釣り【クランク・スピナベ・ジャークベイト】

水深1~1.5メートルで釣りをするときにリトルジョンを選びます。MDは約2.7メートルまで簡単に到達します。Rkクローラーは水深1.8~3.6メートルで使用します。リトルジョンマイクロDDも3.6メートルまで潜るし、小さなシルエットが効果的です。 ハードストラクチャーは柔らかいものよりも少し保温力があるため、クランクベイトを投げるなら護岸や岩から土に変わる境い目を狙いたい。

気温が5~6℃のときに、水深1.5メートルでクランクベイトでバスを釣ったことがあります。ためらわずに使ってみてください。 ちゃんと釣れることに驚くかもしれません。 一般的には、バスは水温が低くなるほど動きが悪くなる傾向があります。 したがって、経験則として、水温が低いほどタイトアクションになり、水温が上がるとハードアクションになります。

マッディーシャローウォーターでは、特にカバーの周りでのスピナーベイトのスローロールが非常に効果的です。 これをブレードジグに交換し、ミサイルベイツのスパンクシャッドをトレーラーにしています。 他の季節と同様に、この時期もベイトフィッシュを見つけることが非常に重要です。バスがなくてもベイトはいますが、ベイトがいなければバスは存在しないからです。

冬のバス釣り【クランク・スピナベ・ジャークベイト】

クリアウォーターでは、ドック、ウッドカバー、縦ストラクチャーまわりでSPRO・ McStick110のようなジャークベイトが有効です。 私はサスペンドモデルを使用し、何かのまわりで充分な時間のポーズを入れます。 ジャークベイトはバスを引き寄せるのが非常に得意で、低水温時にはそれがメリットとなります。 低水温期のジャークベイトは、ポーズを入れることがバイトを誘うのに最も重要になります。 ポーズの時間を調整する必要がありますが、それを理解することが重要です。 30秒ほどポーズをするのが良いということもありました。

冬のバス釣り【クランク・スピナベ・ジャークベイト】

もちろん、低水温期に岩場やハードカバー周りでラバージグを使うのは間違いありません。 私はミサイルジグ・ミニフリップジグとベイビーDボムの組み合わせが大好きです。 バイトさせるのによりフィネスなアプローチが必要だとするなら、マイク・アイコネリのマイクロジグとネッドボムを組み合わせるのが好きです。 リアクションかいルアーでバスを見つけたら、フォローとして使うのに非常に優れています。

冬のバス釣り【クランク・スピナベ・ジャークベイト】

冬はライブソナーを使うのにも最適な時期です。 沖には常にバスの群れが存在するため、ベイトフィッシュに着くバスのグループを見つけることができます。 繰り返しますが、この時期はベイトフィッシュが重要です。 魚探にベイトフィッシュが映らない場合は、映るまで移動し続けてください。

もう 1 つ考慮すべきことは、集中できるように体温を保つことです。 私はウールの靴下と足元の断熱ブーツは必須として、あとの装備はすべてシンプルかつ暖かいものにするようにしています。 ストライカーの保温性の高いデナリスーツがオススメで、暖かさを保ちながら動きやすいです。

冬のバス釣り【クランク・スピナベ・ジャークベイト】
ストライカー・デナリスーツ

ぜひ冬のバス釣りに挑戦してみてください。 予想外の釣果が期待できるはずです。


寒さにかまける私に文字通り一石を投じるような記事でした(笑)

冬のシャロークランクの話から始まり、ブレードジグやジャークベイト、ラバージグ…冬でもパワフルな釣りという感じで、読んでてワクワクしましたよね。

冬は他のアングラーさんがいないので快適みたいな意見には賛成で、釣りに行くまではおっくうでも、釣りを始めると他のアングラーさんがいないことが嬉しく思ったりするんですよね。

ライブソナーの使い方についてはちょっと自信がありませんが、暖かい服装で集中力を保てるようにすれば、驚くほどの釣果が期待できる的なアドバイスは、やはりプロならではの説得力があります。

いつも冬はオフにしているアングラーさんも、今年の暖冬に乗っかって、フィールドに出てみてはいかがでしょうか!

それでは、また。

毎度ありがとうございます!