オカッパリポイントの見つけ方:グーグルマップ(グーグルアース)活用法
特に知らないフィールドで釣りをするときは事前の下調べをすることが多いのですが、人気のスポットが良く釣れるとは限りません。人気スポットは駐車場が近いとか足場が良いだけということが理由で、釣れる・釣れないとは無関係な場合が多いためです。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”HOW TO FIND THE BEST BANK FISHING SPOTS”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:lurenet.com ”HOW TO FIND THE BEST BANK FISHING SPOTS”April 15, 2020
オカッパリのバス釣り、皆さんはされますでしょうか。
私はボート釣りとオカッパリでは半分半分くらいのペースでやっているのですが、オカッパリで特に好きなのは遠征して釣りをするときです。
未知のフィールドで釣りをするのは冒険心をたまらなく刺激され、釣れても釣れなくても本当に1日が充実します。釣れたら開拓者の気分で、自分は誰よりも釣りが上手みたいな気分になり、それはもう最高です。自己満足も甚だしいですけどね(笑)
遠征釣行に出掛ける時、今の時代ですから、下調べ、事前調査が簡単です。
ちょっとネット検索すればそのフィールドの情報や釣果はだいたい出てきますよね。
そこで釣りをする場所を絞り込んでいくのですが、ここで気を付けなければならないのが、人気スポット=釣れる場所とは限らない、ということです。
オカッパリの釣りにおいて人気スポットになるのは、
- アクセスが良い
- 駐車場があり、釣り場にも近い
- キャストしやすい
- 足場が良い
- コンビニが近い
こんなことが原因だったりします。決して釣れる・釣れないとは関係しないことがとても多いんですよね。
釣れる場所で上のような条件だったらそれは最高ですが、多くの場合、釣れる場所というのは上の条件とは逆のことが多いのではないかと思います。
ということは、駐車場から少し歩いてポイントに向かうことになると思うのですが、この時、当てもなく歩いて行くのと、少なからず釣りをするポイントの目星がついているのとでは、時間配分など、釣りの効率に違いが出てきて、結果として本当に釣れるかどうかにも影響してくると思うんですよね。
この先にいいポイントがあるのに、それを知らないで手前のポイントで時間を使ってしまってはもったいないというイメージです。
では、そうならないためには、どんなことができるのでしょうか。
この記事は、アメリカのバスルアー専門オンラインショップ「LURENET」のブログ記事で、グーグルマップ(グーグルアース)を使ったポイントの見つけ方を共有してくれています。
いつでもどこでも見られるグーグルマップ、活用しない手はありません。早速読んでみましょう。
オカッパリポイントの見つけ方
オカッパリの釣りというのはボートの時と違い、移動が制限されてしまいますし、魚探も使えません。どうやって良いポイントかどうかを判断すればいいのでしょうか?これについては、スマホや自宅のパソコンであらかじめ下調べをすることから始め、フィールドでしか得られない手掛かりを利用するようにします。
釣りに行く場所がメジャーフィールドである場合、トポマップ(日本で言うところの国土地理院の湖沼図のこと)が利用できる可能性が高いでしょう。マイナーなフィールドでも、グーグルマップで基本的なフィールドの輪郭や周辺の地形の凹凸を見ることができます。これにより、チャンネルラインの場所、岬やワンドの形状、他の湖との相対的な位置などを認識するのに役立ちます。 色々な地図を使って情報収集をしたら、グーグルアースでそのフィールドを見てみましょう。グーグルアースはズームが可能で、ボトムの地形、バンクの特徴的な形状、カバーの種類、水の色や水温に影響を与えそうな流れ込みなどなど、予想以上に分かることが多くなる可能性があります。
キャスト範囲内にあるなにかの特徴、クリークチャンネルが岸近くまで寄る場所、またボトムの地形が大きく変化しているような気がするスポットを探します。また、そんな場所の目印になりそうなもの(建物や大木など)が近くにないかも探しておきます。
釣り場に着いたら、こういった下調べの結果を思い出してください。ただし、それに加えて、地図ではわからなかったカバーも探してください。岸の地形変化は、水中にまで広がっている可能性が高く、岸の傾斜も同じように変化しています(岸際の斜面が急なら水中も急)。バンク際に岩や石が目立つようであれば、水通しが良く、風などで流れや渦が発生しやすい場所でしょう。なるべくフィッシングプレッシャーの弱い場所で釣りたいなら、アクセスしやすい場所からの距離も考慮します。また、風の当たりやすいバンクは、より活性の高いバスがいたり、直射日光を弱めたり、温かい水が集まるフラットエリアである場合があります。
絶対に釣れるのはこういう場所、という単純なものはありませんが、特に遠征先で釣れる場所を探すようなときは、積極的に手がかりを求めて、駐車場から離れた場所や釣りがやりにくい場所を試す努力をすると、簡単にアクセスできる場所で釣りをするよりも、結果が出やすいかもしれません。
せっかく遠征した先ですから、なるべくバスを釣りたいと思うものですよね。
オカッパリの場合は特に最近は駐車スペースの問題などもあり、いい条件の場所が少なくなってきています。そういうわけで、有名ポイントは駐車場が広いという理由だったりするわけで、釣り人の数も多いですね。
そんな場所でも、駐車場から他の人より少しだけ歩いて行くことで、思いがけない好ポイントに辿り着くこともあります。
釣り人が多いということも想定して、歩いて行ける範囲に好ポイントがないか、グーグルマップで調べておきましょう。
私もよく、事前調査としてグーグルマップを活用しています。メジャーフィールドの場合は国土地理院の湖沼図もあわせて活用します。ただこのマップは非常に古いもので、あてにならない部分も多いんですけどね。
グーグルアースは、これまでの撮影履歴がすべて見られるので、一番見やすい年のものを見るようにします。
私の場合ですが、たとえば次のようなフィールドがあるとします。
このフィールドを大きな視点で見てみると、水の色の濃さを見た感じで、向かって左側が全体的に浅く、右側の方が深いような感じがします。
そうでなければ、濁りやすいとか、何らかの理由があって水の色が違うと考えておきます。
次に左下の護岸エリアをズームしてみますと、
斜め護岸らしきものが水中まで続き、途中でボトムの濃さが変わっているような感じがします。
もしかしたら水中で護岸とボトムの境い目がはっきりと出ているのかもしれません。これは意識しておきたいことですね。
さらに地図の右側中央あたりをズームしてみますと
ちょっとした岬の沖になにかの物体がありますね。何でしょうか。
岸沿いには遊歩道のような感じのものが通っていますし、桟橋も近くにあります。駐車場からかなり遠そうですが、行ってみる価値はありそうです。
桟橋や建物があるということは、少なくとも歩いて辿り着くことはできそうですからね。
といった感じで、ひとつのフィールドに対していくつか目星を付けられますよね。
このフィールドの写真ですと分かりにくいですが、場所によってはチャンネルラインやミオ筋などの水深の変化がはっきり出ている場合もありますので、衛星写真という途方もなく遠くから撮った写真でもこの解像度はバカにできません。
まあ、解像度が高いと言っても、さすがに偏光サングラスを掛けた釣り人の目線よりも優れたものではありませんので、あくまでも釣りをするときの時間配分などに活用するようにして、この記事にもありましたが、合わせてグーグルアースでは分からなかった変化を見つけながら釣りをするのがおすすめとなります。
逆に、グーグルアースでは分からなかったけど、実際に行こうとしたら予想以上に足場が悪かった、フェンスがあってこれ以上行けない(私有地だった)、人がいっぱいだった、なんていうこともありますので、そういう時はトラブルにならないよう、「釣りをしない勇気」もあわせて持っておくようにしましょうね。他にも釣りはできる場所がありますから。
そしていい感じのポイントを発見しましたら、当店で釣れそうなルアーやワームを補充しておくことも忘れないようにしてくださいね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!