秋にスピナーベイトでバスを釣るためのおすすめ好ポイント

秋にスピナーベイトでバスを釣るためのおすすめ好ポイント
Photo by lurenet.com

スピナーベイトは基本的に横の動きのルアーで、止めて使うことが少ないため、ベイトフィッシュを追う秋のバスにピッタリのアプローチとなりますが、ただ闇雲に投げていても、なかなか釣果には結びつきません。どのようなポイントで、どのようなスピナーベイトを投げればいいのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Three Fall Covert Hot Spots”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:lurenet.com ”Three Fall Covert Hot Spots”Oct 20, 2019

スピナーベイトというルアーは、基本的には投げて巻くだけのルアーです。

クランクベイトやジャークベイトのようにリトリーブ中に意図的に止めて使うこともありますが、スピナーベイトはもともと、巻いている最中が一番根掛かりしにくい構造となっているため、よほどそのフィールドの地形やカバー状況に詳しくない限りは、止めずに使うのが一般的ではないでしょうか。

止めずに使うということは横の動きで誘うルアーになるのですが、これはつまり、ベイトフィッシュを連想させますよね。

弱肉強食の野生の世界では、常に弱者が狙われ、食われていきます。

自然界での弱者というのは、傷を負ったものや幼いものなど、その周辺で特に身体能力の低いものを指します。

秋に水中で捕食されるもの(弱者)の代表的なものは、春に産卵されて孵化したベイトフィッシュの当歳魚がそれにあたるでしょう。

そう考えると、秋にスピナーベイトを使うというのは非常に理にかなったことだと思います。

しかし、だからと言って闇雲に投げまくっていても、なかなか簡単に釣ることはできないでしょう。

秋のスピナーベイトは秋のスピナーベイトの使いどころや使い方というものがあるようです。

この記事は、アメリカのルアー通販店、「LURE NET」のブログ記事で、秋のスピナーベイトで狙いたいポイント3つと、それに合ったスピナーベイトの解説などがされています。

これを読めば、ただ投げて巻くだけのスピナーベイトへの理解もグッと深まるかもしれません。

早速読んでいきましょう。

シャローフラット

引用文(タップすると開きます)
“Shallow flats” is an overused term in fishing, but what are they? Well, a flat is a spot that is typically adjacent to a river channel that comes up shallow and plateaus. You can find them marked on your graph/contour map as a high spot that extends far and drops off into deeper water, typically they are in another color to show the difference. These areas are perfect in the fall because bass are beginning to migrate to the backs of creeks in search of roaming balls of bait. When they get the chance, bass stage ambushes on these shallow flats where they can push bait up easily to feed. For this situation, you definitely want to go with the Double Willow because you can cover a ton of water with less drag, fish multiple parts of the water column and have the most flash possible to resemble shad trying to get away from bass. Your color choice is simple too, just keep it “shaddy” and you’re golden!

「シャローフラット」という言葉はバス釣りではよく使われますが、これは何なのでしょうか? 簡単に言うと、シャローフラットはすぐそばにあるリバーチャンネルなどの深いところから浅い側ヘ上がり切って平らになっている場所のことです。 これは湖沼図では、等深線同士が遠く離れて並び、ゆるやかに深くなっていることが見てとれます。 バスは秋になるとベイトフィッシュのボール状の群れを追ってリバーチャンネルの上流の方へ移動していますが、こんなバスを相手にするのに最適になります。 バスはこのとき、シャローフラットで待ち伏せし、ベイトフィッシュが通りかかると浅い方へ追い込んで捕食するチャンスを伺っています。

この状況では、少ない力で広い範囲を探れてあらゆるレンジを通すことができ、バスから逃げようとするベイトフィッシュに似たフラッシンをするダブルウィローのスピナーベイトを使うといいでしょう。

カラー選択も簡単です。バスが追っているベイトフィッシュに合わせたカラーにするだけです。

風が当たる岬

引用文(タップすると開きます)
This one might seem like a “duh” moment, but it’s not always an easy type of spot to hit. The wind makes it hard to position the boat and if you don’t have the right weight of spinnerbait you can totally miss where the fish are sitting or go too fast or too slow to get them to commit. These types of spots seem simple to find, but not every windblown point will hold fish. The best points in the fall will be heading into a creek and be long and tapering, this means they have a very gradual step up to shallow water from the deep channel. This is important because it gives bass a big area to chase bait and push them to the top. For fishing long tapering points a heavier model is necessary so you can cascade down the point and hit every level of it from shallow to deep. The blades need to be a Double or Tandem Willow so you still have the high flash from the blades, but transition to the Tandem Willow if the water is murkier for more vibration. For colors like most in the fall lean towards shad colors, but if the water is a little murkier throw the White Chart. Blue is good for a brighter tone underwater.

これは「当たり前」のように聞こえるかもしれませんが、必ずしも簡単に攻められるスポットではありません。風の影響でボートポジションが取りにくくなり、スピナーベイトのウェイトが適切でないとバスの居場所を見失ったり、バスが食いたいスピードに対してルアーが速すぎたり遅すぎたりして、うまく合わせることができないのです。

風が当たる岬というのは簡単に見つけることができますが、風が当たるすべての場所にバスがいるわけではありません。秋に攻めたい最高の岬は、クリークチャンネルに向かって先端に向かって長く徐々に細くなっている岬です。これは、ディープチャンネルからシャローへ向けて段階的に浅くなっていることを意味します。これにより、ベイトフィッシュを追いかけ、表層まで追い込むための重要なエリアとなるのです。

長く尖った岬を釣るには、重いスピナーベイトが必要です。急に落ち込む岬のシャロー側からディープ側まですべてのレンジを攻めやすくなるためです。ブレードはここでも高いフラッシング効果が有効なため、ダブルまたはタンデムウィローが良いのですが、水が濁っている場合は、より多くの振動が出るタンデムウィローにします。

秋のスピナーベイトのカラーはほとんどベイトフィッシュに合わせればいいのですが、水が少し濁っている場合はホワイトチャートを投げます。ブルー系は水中がクリアなときに有効です。

シャローの水生植物

引用文(タップすると開きます)
This type of spot in the fall is as easy as it seems, find shallow grass and you’re likely to find some bass willing to bite. The dilemma here though is to find the grass patch or stretch holding fish, because not all of them will have fish. To find the most productive patches you have to simply just fish and throw as tight to the cover as possible with repeated casts to small points, indentions, and any other variance in cover to get the attention of the bass and get them in the striking mood. The Double Willow and Tandem Willow models fit the approach for the grass line attack as well, because more than anything we are trying to mimic shad and the willow blade combinations do this best. If the water has more stain to it, be sure to adjust to throwing a brighter pattern skirt such as a chartreuse or bright white pattern.

秋の好ポイントで最も簡単に見つけやすいのは、このタイプのスポットです。シャローに生える植物を見つけてください。そうすれば、バイトして来るバスも見つかります。 ただし、ここでのジレンマは、すべてにバスが付いているわけではないため、植物やそのストレッチについているバスを見つけることです。 しっかりと釣果をあげるには、植物が岬状になっているところ、生え方が不揃いなところ、その他の変化に向かってなるべくタイトに、ひたすら繰り返しキャストして、バスに見つけさせ、食わせる気を起こさせる必要があります 。

ダブルウィローモデルやタンデムウィローのスピナーベイトは、このアプローチにも適しています。やはりここでも、なによりベイトフィッシュを模しているウィローリーフブレードが付いているからです。 水に濁りがある場合は、チャートや明るい白い模様などが入ったスカートを投げるようにしてみてください。

秋にスピナーベイトでバスを釣るためのおすすめ好ポイント
Photo by lurenet.com

秋のスピナーベイトは基本的にウィローリーフが使われているものと、カラーはクリアウォーターならベイトフィッシュに似たカラーを、濁っているならチャートホワイトを使えばよいということでしたね。

ちなみに、ダブルウィローというのはウィローリーフブレードが2枚使われたモデルで、タンデムウィローというのはフロント側のブレードがコロラドブレード、リア側のブレードがウィローリーフブレードになっているものになります。

自分のよく行くフィールドに合わせてチョイスしてみましょう。

この記事では秋のスピナーベイトおすすめエリアについてとてもわかりやすく書かれていましたが、一番難しいと思うのが、やはり風の当たる岬です。

ボートで釣りをしていると、風は非常に厄介なんですよね。特に2人以上で釣っている時はなおさら操船が難しいんです。

でも、風が当たる方が釣れますし、なんとか操船の技術も身に着けて、こういう記事や有効な攻略法に対応できるようになりたいものです。

また、ブレードの大きさや色もベイトフィッシュに合わせるのが重要なようで、クリアウォーターではシルバーがよろしいようですし、ベイトフィッシュが小さなワカサギであればその大きさに合わせたブレードを使い、さらにそのワカサギを食べているハスを食っているようなバスを狙うなら巨大なブレードが付いたものが良いということになるかと思います。

スピナーベイトはド遠投して使うタイプのルアーではないと思いますが、正確に投げやすく一定スピードで巻きやすく引っ掛かりにくいという特徴のあるルアーだと思いますので、初めてのフィールドでも活躍するかと思います。

ぜひこの秋、スピナーベイトでバスを釣りたい!というかたは、参考になさってみてください。

それではまた。

毎度ありがとうございます!