夏の悪天候は良い天気?【スモールマウスバス釣り】

2021年6月20日

夏の悪天候は良い天気?【スモールマウスバス釣り】

台風などで悪天候になると、人間にとっては被害が出るほど厳しいものでも、被害の少ない地域ではバスがめちゃくちゃよく釣れているといった現象が起きるものです。夏の悪天候がどれほどバスにとって好条件なのか、ご存知でしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Bad weather means good fishing”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”Bad weather means good fishing”by Stephen Headrick|June 28, 2013

バス釣りをしていると、バスがよく釣れる条件(コンディション)というものが分かってきます。

よく耳にする良い条件(コンディション)といいますと、ローライト、雨、適度な風なんかが思い当たりますよね。

たしかに、その通りだと思います。

私はスモールマウスバスをよく相手にして釣りをしているのですが、スモールマウスバスもたしかに雨パワーやローライトの恩恵を受けることは多いのですが、必ずしもローライトのような条件ばかりが良いということもなく、カラッカラの晴れでもよく釣れることが多いような気がしています。

バスも人間と同じように個性があり、全員が全員、同じものが好きということはないようですから、そういうこともあるんでしょうね。

しかし、鬼のように釣れるとき、狂ったように釣れるとき、異常なほど釣れるときというのは、やはり先ほどあげたようなコンディションのときなのかもしれません。

2019年の台風で私の住む長野県はかなり洪水などの被害が出たのですが、それと同時に、被害の無かったエリアではバスが狂ったように釣れていたという事実もありました。それが良い例だと思います。

特に夏という季節、人間には厳しいほどの悪天候は、バスにとっての好条件となるようです。

では、具体的に、夏の悪天候のなにがバスを高活性にさせるのでしょうか。

この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、アウトドアライターでありアメリカのスモールマウスバスフィッシングの第一人者でもある、ステファン・ヘドリック氏が、スモールマウスバスが悪天候で活性が上がる理由について解説してくれています。

私たちにとっては厳しい天気かもしれませんが、利用できるものなら利用するべきですよね。

ぜひ読んでみましょう。

 気になるところだけ読んでもOKです 

夏の悪天候は良い釣りができる!?

引用文(タップすると開きます)
What has happened is that all the water pouring into the lakes and reservoirs has increased the oxygen content in the water, cooled it down and put some much needed stain into the water. Each of those three things helps the smallmouth bite. The three of them together causes it to explode. We can see that explosion right now. Let’s talk about the oxygen first. The more I fish, and the more time I spend on the water, the more I believe that oxygen has as much to do with fish activity as anything there is out there. It activates the fish, causes them to burn calories and makes them go on the feed. High oxygen content means good fishing. Low oxygen content means poor fishing. As of today the oxygen content is higher than it usually is at this time of the year because of the incoming rainwater. That says better fishing. That same rainwater is also dropping the overall water temperature. A little bit of rain won’t do that. But we haven’t had a little bit of rain. We’ve had a lot. The temperature has dropped several degrees way down in the water column. That’s caused the fish to move shallower than usual at this time of the year. They don’t have to drop down to 25 feet to get away from the heat. This movement towards shallower water has been helped by all the dirt that’s washing in, too. It blocks the sunlight so the fish feel more comfortable than usual. (In most lakes and reservoirs the water is starting to clear by now. It might not be as clear as it will be this fall but it’s clearer than it was this spring.) For us smallmouth anglers all of this put together means we can catch them a lot shallower than usual. Even in waters where there’s mostly a night bite right now there’s some pretty good early morning and late evening action. Try throwing spinnerbaits, small crankbaits and deep-diving jerkbaits. They’ll all catch their share. Don’t limit your fishing to areas near the creek mouths, either. That’ll work in most years after a heavy summer rain, but not in this year. The rains have been so heavy that the lakes are changing everywhere. An offshore hump a 100 yards from shore might work as well, or better, than your favorite creek. This is not a perfect world, however. You’ll still have to fight the pleasure boat traffic and all the vacationers. But that’s a small price to pay for good smallmouth bass fishing in the early summer. That’s the way I see it, anyway.

悪天候になると何が起きるかと言えば、湖やリザーバーに降り注ぐ水によって水中の酸素含有量を増やし水温を下げ適度な濁りが入ります。これらの3つのことはそれぞれ、スモールマウスバスのバイトが出やすくなることです。その3つが一度に起きるので、爆発するのです。今の時期にそれが起きれば、その爆発を見ることができます。

まず最初に酸素について話しましょう。釣りをすればするほど、フィールドに出る時間が増えれば増えるほど、酸素はバスの活動に関係しているのだと感じるようになります。それはバスを活性化させ、カロリーを燃焼させ、フィーディングを起こさせます。酸素含有量が高いということは良い釣りができることを意味します。酸素含有量が少ないということは、釣りがうまくいかないことを意味します。

この時期に雨水の流入などで酸素含有量が多くなることは、良い釣りができるということです。

この雨水は同時に、水温を全体的に下げてくれます。少しの雨では難しいですが、大雨ならそうなります。水温が数度下がることもあります。この時期にしては、バスは通常よりシャローへあがります。暑さから逃れるために水深8メートルまで下がる必要がないためです。

シャローへバスが上がる動きというのは、流れ込む濁りも手助けしてくれています。濁りが日光を遮断するので、バスはいつもより快適に感じることができます。 (多くの湖やリザーバーでは、夏はクリアアップする傾向があります。秋ほどではないかもしれませんが、春よりはクリアです。)

私たちスモールマウスアングラーにとって、これらすべてを組み合わさると、通常よりもはるかにシャローでの釣りが成立します。夏の暑い時期は夜しかフィーディングしないという場合でも、朝と夕方にフィーディングするようになります。スピナーベイト、小さなクランクベイト、シャッドを投げてみてください。スモールマウスバスからの反応があることでしょう。

釣りをする場合、川の流れ込みの近くだけと決めつけないでください。普通の夏の雨であればそれでもいいのですが、大雨の場合はそれではよくありません。激しい雨は、湖を至る所で変化させています。岸から100メートルも離れた沖のハンプでも、川の流れ込みと同等か、それよりも良いポイントになっている可能性があります。

しかし、だからといってすべてが上手くいくとは限りません。バスの他にも、プレジャーボートやウェイクボードなどの観光客が邪魔をしてくる時期です。しかし、それは初夏のスモールマウスバスを釣るためならば支払う価値のある小さな代償です。どうせそんなものはいつものことなんですから。

夏の悪天候は良い天気?【スモールマウスバス釣り】

私のよく行く木崎湖でかなりの大雨になると、いつもの流れ込みがかなり沖の方まで水を押しているのがわかります。

いつも沖の方で釣れないからと言って、こういうときに油断するのは良くありません。

沖の方までその流れ込みのよって運ばれてきた濁りを追いかけてみると、白っぽい濁りの中にスモールマウスバスがいるのが見えるんです。

そのとき、沖の水深は20メートル以上あっても、濁りがあるのは表層の3メートルくらいまでで、バスがその濁りの周りや上下を動き回っているのを見たことがあります。

あきらかに、いつもとは違う動きをバスはしていました。

このとき、流れに近よる前になにかルアーを投げていれば、何かが起きたかもしれませんもんね。

悪天候の影響で、バスはたしかに、いつもと違う動きをしていました。これは、少々強引なことを言うようですが、いつも釣れない私にとっては、いつもと違うことが起きるかもしれないということです。つまり、釣れるときだと言っていいはずです(笑)

まあ、私のことはどうでもいいとして(笑)

この記事に書かれている通り、人間にとっての悪条件(悪いコンディション)というのは、バス、そして私たちバスアングラーにとって好条件になる根拠がしっかりあるということですから、雨が嫌いという方も、この時期は特に、試しに釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。

ただし、安全第一が絶対条件になりますので、絶対に無理なことや無茶はしないでくださいね。

私は…夏だろうと冬だろうと雨は嫌いではないのですが、動画の撮影ができないので嫌いです…釣れるとは思うのですが出掛ける気になれません…困ったものです…。

まあ結局のところ、釣りをするかしないかは個人の自由ですけどね(笑)!

それではまた。

毎度ありがとうございます!