釣ったバスをバラさないために

釣ったバスをバラさないために

 

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Make Fish Stories Reality”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassresource.com ”Make Fish Stories Reality”By Dustin Taylor(海外サイトです)

 

バス釣りに限らず、釣りをしていると必ずついて回ること。そのひとつに、「バラシ」があります。

バラシとは、針に掛けた魚を逃がしてしまうことを指す用語ですが、他に「バレ」という言い方もあり、「バラした」「バレた」という風に使います。英語では「フックアウト」と言います。

これが起きた時、釣り人はどうなるでしょうか。

私の場合、あらゆる可能性を考え、一番適していそうな言い訳を考えます(笑)

ロッドが悪かった、ドラグ調節が甘かった、ロッドを立てすぎた、あせってしまった、ルアーが悪い、お前が悪い、などなど、とにかく言い訳のオンパレードです(笑)

SNSを見ていても、毎日必ずと言っていいほど、バスをバラしたという投稿を目にすることができます。

これは私の意見ですが、釣り人がバラしたことを言い訳するということは、一見するとネガティブなようで、実はそれを含めて釣りの楽しい部分を表現しているのだと思っています。言い訳をして、誰かに突っ込まれるところまでがワンセット、みたいな感じです。

実際に、SNSへのバラしの投稿は確かに悔しさも感じるのですが、バラしたこと自体も楽しんでいる方が多いように見えますので、私はとてもいい方向に共感しています。

ですので、できれば、そういう投稿を見かけても、「それはお前の腕が悪いよ、ヘタクソめ」などと返信せず、「あるある、わかるわあ」ぐらいに考えてあげてほしいと思います。すみません(笑)

しかしながら、バラシは無いに越したことはありません。バラしたことすら楽しむのと同時に、それを全力でなくすことも楽しまなければならないと思います。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「BASS Resource」の記事で、使うルアーごとや釣り方ごとにあるバラシの危険性について解説してくれています。

一般的にバラしやすいルアーや釣り方というものは実際にありますが、それは人によってもまちまちな部分でもあります。

自分が「バラしやすいなー」と思うルアーや釣り方が記事に出てこないか、ぜひチェックしてみてください。

 

クランクベイト・ジャークベイト・トップウォーター

Crankbaits, jerkbaits, and some top waters are famous for losing fish. These baits have gotten this reputation because of treble hooks. First thing you should do with these baits is make sure the hooks are attached to the bait itself with a split ring. Yes, there are still a few baits on the market that do not have free-floating hooks. If your hooks do not swing freely, they will lodge, and it will become easier for the fish to throw your bait.
Change your treble hooks. You don’t have to change your hooks out on all baits. Some companies put high quality trebles on from the factory and more and more have started everyday. If you choose to replace the trebles use the same size that came on the bait. Going to oversized or smaller trebles can cause the bait to be out of balance.

クランクベイト、ジャークベイト、そしてトップウォーターは、魚をバラしやすいことで有名です。 これらのルアーは取り付けられたトレブルフックにより、このような評価になります。 あなたがこれらのルアーで最初にすべきことは、フックがスプリットリングでルアーに取り付けられていることを確認することです。 また、市場にはいまだにフリーになっていないフックのルアーがあります。 フックの自由度が低ければ、引っ掛かったとしても、魚はルアーを弾き飛ばしやすくするでしょう。
トレブルフックを交換してください。 すべてのルアーのフックを交換する必要はありません。 いくつかのメーカーのものは工場出荷時から高品質のフックがつけられており、今日ではますますその傾向になっています。 もしトレブルフックを交換する場合は、ルアーについていたものと同じサイズを使用してください。 大きい、または小さいフックにするとルアーのバランスが崩れることがあります。

 

スピナーベイト

Spinnerbaits can have their problems too. The first thing I look at on spinnerbaits is length of the blade arm. On some spinnerbaits out of the package, the blade arm is too long. What I mean by too long is that the end of the arm when compressed down will hit the point of the hook. When the arm is too long, a fish can collapse the wire and cause it to interfere with the hook.
You can correct this by cutting the top arm right behind the loop that holds the blade. After cutting the arm, put a new loop in. Now you won’t be able to get it perfect, but, you can take the end and overlap the shaft. Cut off the excess after locking the loop into place.
Be sure the hook is sharp. Sometimes in the molding process the hook can get a little nicked up.
Using a trailer hook when fishing open water or sparse cover will increase your landing ratio as well. The trailer hook should be attached with surgical tubing, a Carolina Keeper, insulation off an electrical wire, or even crimped on with a pair of pliers.
One last thing when fishing spinnerbaits, make sure the lure is tuned properly. When retrieved the blades should be parallel with the hook. If the bait is lying sideways the hook will be laying at the wrong angle.

スピナーベイトにも問題があります。私がスピナーベイトで最初に見ることは、アッパーアーム(ブレードが付いている方のワイヤー)の長さです。パッケージから出したばかりのスピナーベイトの中には、アッパーアームが長すぎるものがあります。長すぎるということは、アームの先端を閉じたときにフックの先端に当たるということです。アームが長すぎると、魚がワイヤーを潰した時にフックに干渉する可能性があります。
これを修正するには、ブレードのある方のアッパーアームを切ります。アームを切った後、新しいループを作ります。いきなり、完璧な長さにすることはできないかもしれません。この場合、アームを重ねるように潰して、新たにループを作る位置を決めてから、余分な部分を切ってください。
また、フックが鋭いことを確認してください。スピナーベイトを成形するプロセスで、時々、フックが少し傷つくことがあります。
オープンウォーターやまばらなカバーで釣りにするときにトレーラーフックを使うと、ランディング率が上がります。トレーラーフックは、医療用チューブ、キャロライナキーパー、絶縁チューブ、またはペンチで固定する必要があります。
最後に、ルアーが正しく調整されていることを確認することです。リトリーブ時には、ブレードはフックと平行になるはずです。ルアーが横になっている場合、フックが変な方向に曲がっているということです。

 

ジグ、ワームの場合

Jigs and soft plastics have the best hook-to-land ratio, but there are a few things you can do that can make it even better. Trimming the weed guard on your jigs will help you hook more fish. Trim them at a 45-degree angle to the point of the hook. The last strand should be even with the tip of the hook when compressed. After trimming the end of the weed guard, trim the front strands down about 1/4 of an inch further, this will stiffen the bristles.
Another thing to do to jigs is make sure your trailer is not balled up near the end of the hook. This can cause interference with the hook.
Fishing with plastics is usually all about how you rig them. When using the Texas rig make sure to pull the hook all the way through the worm. With the hook pulled through the worm, lay the hook flat on top of the bait so everything is flush. With the hook flush and the bait straight, pull forward on the worm and slide it back over the hook point. This will keep the bait weedless and streamlined, plus leave less plastic for the hook to travel through on hook set.
When using a Texas rig, do not peg the weight directly to the bait. This will not allow the weight to slide up the line and get out of the way on the hook set. Instead of pegging the weight directly above the bait, tie a rubber band about an inch above the weight. This will allow the weight some freedom to move.

ジグとワームはかなりのランディング率を誇っていますが、さらに良くするためにできることがいくつかあります。ジグのウィードガードをトリミング(カット)すると、より多くの魚をフッキングするのに役立ちます。フックの先端に対して45度の角度で切り取ります。ブラシの先端は、フック側に倒した時にフックの先端と同じ位置になるはずです。ウィードガードの先端をトリミングした後、前方のブラシだけをさらに約0.5センチだけカットすると、ブラシがさらに固くなります。
ジグにするべきもう一つのことは、トレーラーがフックの先端で丸められないかを確認することです。これがフックに干渉することがあります。
ワームを使った釣りの場合は、使うリグによります。テキサスリグを使用するときは、必ずフックをワームの奥まで引っ張ってください。フックをワームに通したとき、フックがワームの上面にきれいに平らになるようにします。フックを水平にしてワームを真っ直ぐにして、ワームを前方に引き、フックポイントを刺したら後方にスライドさせます。これによりワームをウィードレス状態で無駄のない合理的な状態に保ち、加えてフッキング時にはフックが貫通しやすいようにワームにかかる部分を少なくしています。
テキサスリグを使用するときは、シンカーをワームのすぐそばに固定しないでください。これではシンカーの中をラインが滑ってフッキングの邪魔にならないようにする良さを消してしまいます。ワームのすぐそばにシンカーを固定するのではなく、シンカーの約3センチ上にペグ留めゴムをつけます。これにより、シンカーにある程度の自由度を持たせることができます。

 

ファイト時の姿勢

Playing a fish is just as critical as the components you are fishing with. Never get your hands above your shoulders. This means on the hook set too. When your hands get above your shoulders, you lose leverage, and that’s the main advantage you have over a fish.
Try to keep your rod tip low and at an angle to the fish when using crankbaits and spinnerbaits. Keeping the rod tip low will decrease the likelihood of the fish jumping and throwing your bait.
If you point the rod tip right at the fish it will likely gain slack on you and throw the bait. Giving a fish slack is the worst thing you can do with any lure.

ファイト中の姿勢は、釣りに使うタックルバランスと同じくらい重要です。 両手を肩より上に上げてはいけません。 これはフッキングの動作でも同じことが言えます。 あなたの手が肩より上に上がるとき、てこの原理を失います、それは魚に勝つためのアドバンテージなのです。
クランクベイトやスピナーベイトを使用するときは、ロッドティップを低くし、魚に対して斜めにしてください。 ロッドティップを低く保つと、魚がジャンプしてルアーを弾き飛ばす可能性を低くすることができます。
ロッドティップを魚の方に向けると、あなたとルアーの間にラインのたるみが生じやすくなります。 魚にラインのたるみを与えるということは、どんなルアーを使っている場合にも起きる最悪のことです。

 

ピッチング、フリッピング

When flipping and pitching it is important to get a good hook set to move the fish away from the cover as fast as possible. When doing this you still shouldn’t get the hands above your shoulders. It is also a bad idea to jerk the fish completely out of the water. This will put slack in the line and the fish has a better chance of throwing your bait.

フリッピングやピッチングをするときは、魚をカバーからできるだけ速く遠ざけるための適切なフッキングに備えることが重要です。 ここでも、あなたの肩の上に手を持っていってはいけません。 魚を完全に水の外に出し急ぐことも悪い考えです。 これはラインのたるみが出てしまいますし、魚がルアーを弾き飛ばす可能性が高くなります。

 

キャロライナリグ

Using a Carolina rig requires a different kind of hook set. You should set the hook sideways; this allows you to pull the bait, rather then lifting the weight then the bait.

キャロライナリグを使用するには、いつもとは違ったフッキングが必要です。 このときは横向きにフッキングをするべきです。 これによりワームを引っぱることを可能にするのですが、ワームというよりもむしろシンカーを引っ張る感じです。

 

その他のこと

Breaking off a fish is going to happen but it can be avoided. Keep an eye on your line. Make sure there aren’t any nicks or rough spots. If you find some, retie. It costs you nothing to retie.
Another thing to check is the eyelets on your rod. You can do this by running a cotton swab through the eyelets to make sure there are no rough edges. If you find a rough edge, take it to your local tackle shop and have it replaced.

釣りをしている以上、ラインブレイクはつきものです。しかし、それも避けることはできます。 ラインに注目してください。 傷やムラがないかを確認してください。 見つかった場合は、結び直してください。 これには何の費用もかかりません。
確認するべきもうひとつは、ロッドのガイドリングです。 これをチェックするには、ガイドリングに綿棒を通して、引っ掛かりがないかを確認します。 もし綿棒が引っ掛かる(ガイドに繊維が残る)ようなら、近所の釣具店に行き、ガイドの交換をしてもらってください。(そのガイドを使い続けるとラインが傷ついてラインブレイクの原因になります)


 

いかがでしょうか。

魚をバラしやすい理由というのは細かく見れば本当にいろいろあると思います。しかし、ここに書いてあることを実践するだけでも、かなり減らせるような気がします。

 

最初に、バラシを含めて楽しむということも書きましたが、それで笑っていられるうちはそれでもいいのです。

しかし、どう考えても自己記録級のバス、または誰かと競っている時のバス、または思い出に残りそうな場面で掛けたバスのときなど、そういう魚をバラしたときは、本当に頭に来て、イライラして、むしゃくしゃすることがあります。

本当に悔しい時は、SNSにもアップせず、ひとり黙りこくっているかもしれません。

ただですね、バラした経験がないことには、改善することもできませんから、めいっぱいバラシを経験して、改善していけばいいと思います。

どんなトッププロでもバラしがないなんてことはありませんし、バラすことを恥ずかしいとは思わず、起きたことを冷静に考えて改善し成長する事ができればいいのではないかと思います。

でもね…まわりに大勢の人がいるときにバラすとね、恥ずかしいんですよね…こっち見ないでください…みたいな。

ああいうときはもう、どうすればいいんでしょうね。私なんかはもう、聞かれてもないのに隣の人に「でかかったー」などと言ってしまうんですけどね(笑)、言われた方も気まずいですよね、すみません(笑)

 

釣りは人間性が出て面白いですね。みなさんは、バラしたときはどうなりますでしょうか。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!