春の増水時のバス釣り

春の増水時のバス釣り

Photo by shopkarls.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Spring Bass Fishing In Flooded Water”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com ”Spring Bass Fishing In Flooded Water”

 

皆さんのお住まいのフィールドの多くは、冬になると減水傾向になるのではないでしょうか。

何らかの目的で意図的に減水させておく場合も多いようですが、基本的には山の上の方に降るものが雨から雪に変わるため、川に水が入りにくくなることで、下流の湖やダムや池も減水します。

これが春になり暖かくなってくると。冬の間に潜在的な川の水として山肌に貯蓄されていた雪や氷が融け出し、川に流れ込みます。

春の増水はこうして起きるのですが、これがまた非常に厄介ですね。

言わずもがな春はスポーニングシーズンということで、バス自体は越冬場よりもシャローを意識して動き出すようですが、そこに冷たい雪解け水(雪しろ)やそれによる濁りが入ってくる状態や影響をどう判断するか。

水が増えてくると「やっと春だな」と感じる反面、プリスポーンの気難しいバスの相手をしたりややこしい水の状況を判断するのに苦労することが多いのも現実です。少なくとも、私は。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait&Tackle」のブログ記事で、春にフィールドの水位が上がることをキーとしてこれにアジャストすることで成功に導こうとしています。

水位とともに釣果も上がり下がりの激しい時期、ぜひこれを読んでおきたいところです。

 

いつ、どこを狙うべきか

Stages of rising water present different options to you. When the lake level is at normal pool and starts to rise, you have fewer options, so try flipping a jig to any available cover, usually the first ambush points for bass fishing in the springs flooded areas. If the lake is already high and rising, then you have a lot more targets. However, if it’s already high and the water is in bushes, then you have to figure out how to get through the first line of cover to reach the fish. This can create some problems because bass can be difficult to reach back in the flooded trash.

Bass will also start scattering more if the water is warm. In early spring, bass scatter less in the shallows because the cooler water prevents them from moving far. Sometimes you can find bass along migration routes such as ditches, points or any creases in the terrain rather than in the shallow flooded cover. A prime example is when a lake is rising, but the water temperature is moderate and bass haven’t move up to the bank yet. When this occurs you should key on the bottom structure because the fish will move along the underwater avenues from one line of cover to the next.

水位が上昇する段階ごとに異なるアプローチの仕方があります。湖の水位が通常よりも上昇し始めると選択肢は少なくなり、目に見えるカバーにジグをフリッピングしていくことになりますが、通常は、春の増水した場所がバス釣りの最初の待ち伏せポイントとなります。もし湖がすでにかなりの水位まで上がっているのであればさらに多くのカバーがあることになります。しかし、その場合、水中にブッシュが沈んでいることになり、魚に到達するためにはまずカバーの中にラインを入れていくことを考える必要があります。ややこしいカバーの中からバスを抜き出さないといけないので、これはいくつかの問題を引き起こすことがあります。

水温が高ければ、バスもより動き始めます。早春はまだ冷たい水がバスを遠くへ移動させるのを妨げているので、バスはシャローにはあまり入っていません。そんな時、シャローの水没したカバーではなく溝、岬、ハンプなどの移動ルートとなる地形に沿ってバスを見つけることができます。典型的な例は、湖の水位は上昇しているが、水温がまだ適温でなくバスがまだバンクに上がっていないときです。これが起きているときは、ボトムの地形変化をキーにすべきです。なぜなら、魚は水中のカバーから次のカバーまでを一本道にしてボトムに沿って移動するためです。

春の増水時のバス釣り

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チャンネル沿いを狙う

When the water starts to rise on some reservoirs in the spring, you can head for the backs of creeks and search for 45-degree banks. As the lake level rises, bass will still relate to the old bank line even when water becomes so high it inundates miles of land in the back of the creeks. Bass might move off into a flooded grass field or a ditch, but these spots will still be near the creek channel.

While some bass in the spring will move extremely shallow into the flooded fields, the majority of the fish will still concentrate around the original bank. The fish relating to the creek channel will congregate around any cover such as flooded timber or log laydowns along the steeper inclines of the old bank line.

春になりリザーバーでの水位が上がり始めたら、45度のバンクを探しにクリークの上流に向かってみます。 湖の水位が上がったとしても、水位がかなり高くなったとしても、クリークのバックウォーターの広いエリアが水没したとしても、バスはまだ古いチャンネルラインに依存しています。 バスは水没した植物のあるエリアや溝(ミオ筋など)に移動している可能性もありますが、だとしてもこれらのスポットはクリークチャンネルの近くになります。

春のバスは一部は非常に浅い水没したエリアに移動しますが、大部分の魚は依然としてチャンネルラインの周りに集中します。 クリークチャンネルに依存する魚は、昔の陸地だった急斜面に沿って、沈んだ立木や丸太やレイダウンなど、あらゆるカバーの周りに集まります。

春の増水時のバス釣り

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冬の間はリザーバーも野池も減水してしまって、オーバーハングがなくなって岩盤や地面が露出していることが多いですよね。

その地形を見ているだけでも、増水したらここはこうなるのかというイメージトレーニングにもなるので冬の釣りは一石二鳥だったりします。

なんだか宝の地図を手に入れたような気持ちになりますよね。

しかしいざ実際に増水してしまうと、どうやって攻めればいいのかわからなくなるくらいごちゃごちゃしたカバーに覆われるということもあると思います。「ああ、あの下って地形がえぐれているから絶対バスが入ると思うんだけど、届かない」なんて言う感じです。

でも、そういう記憶のひとつひとつが自分だけの財産になって、自分の釣りがまた深くなるといいますか、より狙う釣りになっていくと思います。

それも釣果に結びつかなければ意味がないのかもしれませんが、この記事はそのためのカバー撃ちの考え方と、まだバスがカバーに入っていない場合の2通りの釣りを示してくれたので、ありがたかったです。

皆さんのお住まいの近くのフィールドが減水しているのであれば、そろそろ増水してくるころかもしれません。

一度フィールドを見に行って、地形や露出しているカバーを見て覚えておいて、増水に備えてみてはいかがでしょうか。

もしかしたらでっかいやつがそこに入ってくるかもしれませんよ。

私もちょっと偵察してきます。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!