ダスティン・コネル:チャンネルスイングの釣り方

ダスティン・コネル:チャンネルスイングの釣り方

Photo by bassfan.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”For Connell, There’s Nothing Better Than Channel Swings”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassfan.com”For Connell, There’s Nothing Better Than Channel Swings”By Jonathan LePera October 24, 2018(海外サイトです)

 

皆さんは、チャンネルスイングという言葉をご存知でしたでしょうか。

私は最近まで、この言葉を知りませんでした。

チャンネルスイングというのは、たとえばリザーバーを想像すると分かりやすいのですが、リザーバーは川をせき止めて湖にしているため、湖になって水位が上がった時、もともと川だった部分が地形としては目立って深くなっています。その目立って深くなっている部分が、チャンネルですとか、メインチャンネル、チャンネルラインなどと呼ばれています。

そして、出来上がったダム湖は、見た目では地形に大きな変化はなくても、ボトムはもともと川だったため、その深いチャンネル部分はまっすぐな部分もありますが、蛇行している部分もあります。そのチャンネルラインが蛇行している部分のことを「チャンネルスイング」または「チャンネルベンド」と呼ばれていて、ベイトやバスを引き付ける好ポイントになるようです。

これは人工的なリザーバーに限らず、多くの湖や野池でも、もともとは川だったことが多く、そうでなくても流れ込みや流れ出しがある場合、チャンネルラインが存在することは多いようです。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Bass Fan.com」の記者ジョナサン・リペーラ氏が、バスマスター・エリートプロのダスティン・コネル氏に取材したものです。

ダスティンコネル氏(28)は、2017年のバスマスター・ルーキーオブザイヤー(ROY)に輝いた選手で、その年のロスバーネットリザーバー戦で優勝するという実績のある選手です。

コネル氏はアメリカのアラバマ州にあるクーサーリバー水系の出身らしく、若いころからリザーバーの釣りを得意としていたようです。

そんなコネル氏のチャンネルの釣り、ぜひ参考にしていきましょう。

 

バスが引き付けられる場所

Connell believes that spotted bass prefer to be near deeper water all year long.

“Especially in the summer and winter months, I feel like the hotter or colder the water is, the more they want to be around depth,” he said. “It’s more stable down there for them. It’s their safe zone, where they live at.”

Not only does the depth offer comfort, so does the break in the bank that creates the channel bend. Connell reasons that when holding fort, the bass don’t have to swim a long way to get food.

“If the river or the water drops or rises two or three feet, they can move vertically," he said. “They don’t have to swim off of a flat 80 yards to find food. Every fish over three pounds is going to be near some kind of deep be it a deep bank or channel swing."

In the spring, channel swing banks offer a safe area where spots can roam around and wait for the conditions to get right to spawn, Connell says. They’ll slide up on nearest pocket or flat they can find, do their deal, and go back.

Where the river hits the bank is key, too, but the composition of the bank doesn’t matter much to Connell – or the spots. Channel bends with wood on them or any object offering cover will always be superior to a straight, muddy channel bend bank. After all, there’s nothing on a mud flat or bank to hold spotted bass there.

It’s no secret, Connell will fish current any chance he can.

“With a channel bend bank, it’s carved out and naturally deeper because the current hits the bank and washes it out,” he said. “The current washes bait through the area making it an easy ambush place.”

Connell believes that the channel bend is the lifeblood of the lake. If an angler were to follow it into deeper water, they’d find where the shad, gar, catfish, drum and crappie are. Those fish are there for a reason and that’s why he’ll stop and fish such areas knowing that bass are likely to be in the same neighborhood.

コネルは、バスが年間を通してディープの近くにいることを好むと考えています。

「特に夏と冬に、水が温まるか冷たくなるほど、ディープに落ちていくと思います。 彼らにとって安定しているからです。彼らにとっての安全地帯であり、住みやすい場所です。」

ディープは快適性を提供するだけでなく、チャンネルベンドによってバンクにブレイクラインを作り出します。 コネルは、バスが獲物を探すのに、そこを留守にしてまで遠くまで泳いていく必要がないと結論付けています。

「川の水位が60~90センチほど落ちたり上がったりすると、彼らはタテの動きをするようになります。食べ物を探してフラットエリアを数十メートルも泳ぐ必要はないのです。3ポンド以上の大きな魚なら、チャンネルスイングやディープバンクのようなディープの近くにいようとするでしょう。」

春になると、チャンネルスイングバンク(チャンネルが蛇行して岸に寄っているところ)は、スポーニングのタイミングを見計らってうろつくことができる安全なエリアにもなります。」とコネルは言います。彼らはそこから最も近いワンドやフラットに移動し、スポーニングを終えたら、また戻ってきます。

川で釣る場合、バンクは重要になりますが、コネルやスポッテッドバスにとってバンクの構成はあまり重要ではありません。オーバーハングやカバー、その他の障害物を提供するチャンネルスイングは、何もない泥系のチャンネルスイングバンクよりも優れています。結局のところ、泥系のフラットなバンクには、バスをそこに留めるものは何もありません。

それはシークレットなどではありません。彼はできる限り流れのあるところで魚を釣るだけです。

「チャネルベンドバンクというものは、流れがバンクに当たって徐々に洗い流していくので、段々削られていき、自然と深くなっていきます。流れはまた、ベイトを押し流し、簡単な待ち伏せポイントを作ってくれます。」

コネルはチャンネルベンドが湖の生命線だと考えています。アングラーがそれを探してディープに入った時、シャッド、ガー(パイク)、ナマズ、ドラム、クラッピーなどもそこにいるのを知ることができます。それらの魚は理由があってそこにいるのであり、それは彼がそこでボートを止め、バスが近所にいる可能性が高いと考え、その同じエリアを釣る理由になります。

 

抜け目なく釣ること

Many anglers who are used to relying on their electronics to find fish and then park on top of them. Connell advises against parking in the middle of the channel swing, as it could spook all of the fish nearby.

One of the biggest mistakes that Connell sees is that anglers sit too close to the bank.

“If you’re sitting in a channel swing that’s located in 18 feet of water, try to stay out and target those bigger fish in deeper water instead of just going after the shallow fish,” he said.

Instead, Connell works his way from the beginning of the channel swing.

“They use those flats off of these channel bends especially when they are starting to spawn,” he said.

For Connell, the ideal area to target spots during the spring is where there’s a deep channel bend with a flat that is washed out and has gravel rock on it.

“You’ll always see fish on that spot because early in the morning and late afternoon, they’ll roam around on that shallow flat and you can catch them on that,” he said.

After spawning, those fish typically return to the channel bend.

During the summer, he’ll target the bank adjacent to a channel bend, which is made even better if there is a big laydown washing off that bank and laying in the water as bass will almost always suspend in that tree. During both the summer and winter, Connell believes the best place to fish are those banks on the main channel bends of the main river.

During the fall, Connell says that spotted bass will move shallower because the water is more stable and as the shad are moving to the back of creeks the bass will follow them.

多くの釣り人は魚探を使って魚を探し出し、その上に乗ることに慣れています。 コネルは、近くにいる魚をスレさせてしまわないよう、チャンネルスイングの途中で停めることを勧めています。

コネルが見かける最大の間違いの1つは、釣り人がバンクの近くにボートを止めてしまうことです。

「水深5.4メートルのチャンネルスイングを釣る場合、シャローの魚を追うのではなく、ディープ側のにいるより大きな魚をターゲットにし、その後、シャローを狙ってください。」

ちなみに、コネルはチャンネルスイングの初めから釣り始めます。

「彼らは特にスポーニングのころから、フラットのはずれにあるこれらのチャンネルベンドを利用しています。」と彼は言います。

コネルの場合、春の間にスポッテッドバスを狙うのに理想的なエリアとして、岩や砂利底になったディープのチャンネルスイングが隣接するフラットだと言います。

「彼らはそういったシャローフラットで捕食のために回遊するので、早朝や夕方はいつもそういう場所で魚を見つけ、釣ることができるでしょう。」

スポーニン後、これらの魚は一般的に、チャネルスイングに戻ってきます。

夏の間、彼はチャネンルベンドに隣接するバンクをターゲットにします。水の当たるバンクに水中まで延びる大きなレイダウンがあれば、大抵その木の中でサスペンドするため、さらに良くなります。夏と冬の両方で、コネルは釣るための最良の場所はメインリバーのメインチャンネルが寄っているバンクであると考えています。

秋、コネルは、水がより安定しており、シャッドがクリークを遡上するためスポッテッドバスもそれを追ってシャローへ移動していると言います。

 

キーとなるテクニック

Knowing that the main forage he’ll need to emulate with his bait selection are crawfish, shad and brim, he’ll mix in a variety of baits throughout the year.

Most of the year, he’ll throw a ½-ounce skirted football jig up on a bank and let it freefall down.

“I just want to feather it down that break and figure out what depth they are holding,” he said. “By throwing that jig all the way around that channel bend, I’m able to comb the area because they’ll typically bite it.”

Connell most often drags his jig along the bottom until he retrieves it for another cast.

“On the way up, I’ll reel my jig up and kill it near the boat,” he said. “I’ve won several tourneys catching those fish that follow the jig upward and trigger them to bite.”

He’ll bite the tip off of a 4-inch Netbait Paca Slim craw and match the color of the trailer to the jig skirt. Brown and green-pumpkin are his favorite skirt colors, but will opt for a black/blue/purple mix when he’s trying to imitate a bluegill.

Knowing both gizzard and threadfin shad are in play, he’ll always have a jerkbait tied on as well. He’ll throw translucent colored jerkbaits in clear water while sexy shad excels in stained water, both thrown on 12- to 15-pound Seaguar Invizx fluorocarbon.

During the summer and into fall, topwater baits can be the ticket. He’ll primarily fish a 6th Sense Dogma walking bait, but will mix in a buzzbait at times.

“Big fish love eating a topwater," he said. “They catch the biggest fish out of any lure in your box.”

When fishing clear water, white, bone, or shad patterns excel while black gets the nod in heavily stained water.

During the winter, he’ll slow down regardless of what bait he’s fishing. Typically, spotted bass will suspend in the channel. Slow-rolling a ¾-ounce double willow spinnerbait makes perfect sense. Normally, the spinnerbait will have nickel and gold blades with a chartreuse white skirt, but dirtier water calls for painted blades and bulkier skirts.

He’ll also have a jig, drop-shot, or shaky head worm rigged up knowing they’ll be slow to eat during the winter and might need to be finessed into biting.

メインベイトがザリガニ、シャッド、ブルーギルなどであることを彼は知っているため、年間を通じて様々な物を模したルアーを使いこなす必要があります。

彼は年間を通して、バンクに1オンスのフットボールジグを投げ、フリーフォールさせています。

「私はまずブレイクでこれを使って、どれだけの深さがあるのか​​把握したいのです。 チャンネルベンドまわりでそれを投げていれば、いればだいたい食ってくるので、そのエリアをくまなくチェックすることができます。」

彼が別の使い方をするまで、ほとんどの場合、ジグをボトムに沿ってズル引きで使います。

「ジグをリーリングして急上昇させ、ボートの近くまで来たら止めます。これで、ジグを上まで追いかけれくる魚にバイトするきっかけを与えてはキャッチし、トーナメントを何回か勝ちました。」

彼は4インチのネットベイト・パカスリムクロウを使い、トレーラーの色とジグのスカートの色を合わせると、こっそり教えてくれました。ブラウン/グリーンパンプキンが彼の好きなスカートの色ですが、ブルーギルを模倣しようとしているときには、ブラック/ブルー/パープルのミックスを使います。

ギザードシャッドやスレッドフィンシャッドを捕食していると分かっている場合は、彼はジャークベイトを使うようです。彼はクリアウォーターではゴーストカラーのジャークベイトを投げ、濁りがある場合はセクシーシャッドを12〜15ポンドのフロロカーボンラインで投げています。

夏と秋には、トップウォータールアーがキーになる可能性があります。彼のメインはシックスセンスルアーのペンシルベイトですが、時々バズベイトも併せて使います。

「ビッグフィッシュはトップウォーターが好きなようです。タックルボックスにあるどんなルアーよりもビッグフィッシュを連れてくるんですよ。」

クリアウォーターで釣るときは、ホワイト、ボーンカラー、シャッドカラーが有効ですが、かなり濁りがある場合などは、ブラックが有効のようです。

冬になると、彼はどんなルアーを使っていようと、スローダウンを余儀なくされます。一般的にスポッテッドバスはチャンネルでサスペンドしています。ここでは3/4オンスのダブルウィロースピナーベイトのスローロールが理にかなっています。通常は、ゴールドとシルバーのブレードにホワイトとチャートのスカートのものを使いますが、濁りがある場合はペイントされたブレードやボリュームのあるスカートを必要とします。

彼はまた、冬の間はスローに忍耐強くフィネスな釣りをしなければバイトを得られないと考え、ジグやダウンショット、シェイキーヘッドなどのリグを用意しています。


 

ダスティン・コネルのチャンネルの釣り、いかがでしたか。

記事の内容をみるとどうやらスポッテッドバスをメインターゲットとした内容のようです。私たちがよく知るバスとはもしかしたら考え方も攻め方も違ってしまうのかもしれませんが、チャンネルに付いたりチャンネルを利用しようとするバスの行動を良く捉えていて、勉強になったと思います。

さすが、リザーバーのスペシャリストといった感じでしょうか。

チャンネルラインはなにもリザーバーだけのものではなく、ナチュラルレイクや平地の沼、池でも意外とある物で、野池のチャンネル(というかミオ筋みたいなレベルのもの)などはその段差が数センチしかないものもあるのですが、他に付くものがなければ、バスはしっかりとそのわずかな地形変化についているものですよね。

それは冬になって水が抜かれた池を見るとよく分かります。

いつもあの辺で釣れるなあと思うところを水が少ない時に見ると、ほんのわずかでも深くなっていたりするものです。

この記事においてはもっと大規模な話なのでしょうけど、そう考えると何となく、日本の規模のフィールドにも当てはまりそうな気がします。

私にはまだまだリザーバーの経験が少ないもので、こういった記事がとても面白く感じるのですが、リザーバーの釣りがお好きな方は、きっとこういった複雑な地形変化を読んだり攻略するのがお好きな方も多いのではないでしょうか。

ひとつのリザーバーを攻略するのも変化が多く大変ですが、面白味がありますよね。私は、そう思います。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!