クリアウォーターでダウンショットリグが釣れる理由

2019年4月22日

クリアウォーターでダウンショットリグが釣れる理由

Photo by shopkarls.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”3 Reasons Why The Drop Shot Works So Well (In Clear Water)”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com ”3 Reasons Why The Drop Shot Works So Well (In Clear Water)”

 

アメリカでも釣れる代表的なリグのひとつとして広まっているダウンショットリグ。

むしろ今は日本よりもアメリカの方がダウンショット全盛期と言ってもいいのかもしれません。アメリカのトーナメントを見ていると、クリアウォーター系のフィールドでの試合では必ずと言っていいほどお立ち台アングラーのなかにダウンショットリグ使いがいるという感じがします。

また、ダウンショットリグ専用に解発されたワームが数多く売られているのも、このリグの釣れっぷりと人気っぷりが伺えると思います。他に○○リグ専用ワームと言い切って売られているものってなかなかないですもんね。

なぜダウンショット専用のワームがあるのかと言えば、そういう売り方をすれば売れやすいからということもあるのかもしれませんが、それはちょっとひねくれた考え方で、実際はダウンショットがいかに独特なリグであるかということが大きな理由になっているのだと思います。

しかし、ダウンショットが釣れるリグだから使う、ダウンショット専用ワームだから使う、というだけで使うのではちょっともったいない感じがします。

なぜ釣れるのかということがわかれば、もっともっと使うタイミングや場所が絞りやすくなり、もっと効率のいい釣りになるのではないでしょうか。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait&Tackle」のブログ記事で、クリアウォーターなフィールドでダウンショットリグが効く理由が解説されています。

本当はもっと色々な理由があるとは思いますが、ここでは3つ紹介されています。ぜひ覚えていきましょう。

 

1:非常に繊細である

Imagine you’re a bass in one of today’s pressured reservoirs. You’re sitting on the end of a point and are bombarded day in and day out by an armada of jigs, Carolina rigs, and Texas rigs – all dragging the bottom. You’ve probably been fooled before and have the sore lip to prove it. All of a sudden a little worm drops into view and instead of hitting the bottom it stops and subtly dances in your face. You’re probably going to eat it.

Instead of kicking up sediment and making a ruckus, the drop shot provides the ultimate in subtlety, which is something that pressured bass can’t resist.

自分が近年のフィッシングプレッシャーがかかったリザーバーのバスの1匹だと想像してみてください。あなたは岬の先端に陣取っていますが、毎日毎日、ジグ、キャロライナリグ、テキサスリグがボトムを通っていきます。 あなたは以前にうっかりそれを食ってしまい、口にはその時の傷がまだ残っています。 突然、小さなワームが目の前に落ちてきて、ボトムに落ちるかと思ったら止まって、目の前で静かに踊っています。 あなたはもしかしたら食べてしまうかもしれませんよね。

ボトムのゴミをまき散らして騒がしいのではなく、究極の繊細さを演出できるのはダウンショットであり、バスはこれには逆らえません。

 

2:ワームの見え方が違う

If you take a look at all the traditional presentations out there, you’ll notice they all have one thing in common. The weight is attached to the business end. Whether it’s a jig, Texas rig, wacky rig, or shakey head; the hook is no more than a couple inches from the weight.

Well, weights sink, which means that the bait will sink right along with it, keeping the whole package on the bottom. By moving the weight to the end, a drop shot presents a bait from a different perspective than other rigs.

How many baitfish actually scoot along in the bottom sediment like a Texas rig? Keeping the bait off the bottom makes it more visible, which is something that attracts more bass and it gives them a different look than all the other baits.

これまでにある代表的なリグを見てみると、あるひとつの共通点に気付くことができます。それは、シンカーがリグの先端にあるということです。ジグ、テキサスリグ、ワッキーリグ、ジグヘッドリグなどがそうです。 フックも、シンカーから数センチ以内ですね。

これらは、シンカーが沈めばワームも一緒に沈んでいき、リグ全体がボトムをキープしています。 シンカーをリグの一番後ろに持ってくることで、ダウンショットは他のリグとは異なる見え方のアプローチが可能になります。

どれほど多くのベイトフィッシュがテキサスリグの活躍するボトムにいるのでしょうか? ワームをボトムから離しておくことで目に付きやすくなり、これがよりバスを惹き付け、他のワームとは異なる見た目になります。

 

3:操作がしやすい

The last benefit of the drop shot is it’s the only presentation with which you can move the bait without moving the weight. If you shake a Texas rig or jig, it’s going to rock forward and move out of the strike zone.

With a drop shot, the weight anchors it on the bottom and you can make the bait dance without moving. This is what makes the drop shot especially deadly on bedding bass. Imagine pitching a finesse worm like the BioSpawn PlasmaTail onto a bass bed, once the weight’s in the center of the bed, you can shake and wiggle the worm until the bass absolutely can’t resist it.

ダウンショットの最後のメリットは、シンカーを動かさずにワームだけを動かすことができる唯一のリグであるということです。 テキサスリグやジグをシェイクすると、手前に寄ってしまってストライクゾーンから出てしまいます。

ダウンショットでは、シンカーをボトムに置いたまま移動させずにワームを踊らせることができます。 これが、ベッドのバスに対してダウンショットが特に釣れる原因です。 バイオスポーン・プラズマテールのようなフィネスワームをベッドの中央に向けてピッチングし、ベッドの真ん中にシンカーを置いたら、バスが耐えられなくなるまで、ワームをシェイクしたり揺らせばいいのです。

クリアウォーターでダウンショットリグが釣れる理由


 

どうでしょうか、みなさんはダウンショットを使う時というのは、どんな時でしょうか。

この記事のように、バスの気持ちになると分かることってありますよね。

たとえば「○○湖で○○ワームの○○リグで50アップ爆釣した!」という情報が出ると、同じようなタックルを用意したくなりますよね。それがひとつの正解だったわけですから、釣れている人の真似をするのはセオリーのひとつと言っていいと思います。

ところが、みんなが同じような釣りをしている時、あえてそれと違う釣りをするというのも、よく言われているセオリーでもあるんですよね。

これがそのバスの気持ちになったときにわかるひとつの手なんだと思います。

バスは飽きる魚だということを覚えておいて、みんながダウンショットをやっていないと思ったときこそ、やってみていいのではないかと思います。

シンカーが後ろにあるというリグの特徴も、改めてみると説得力がありますよね。バスがベイトフィッシュを食べているんじゃないかと感じた時が、このリグの出しどころとも言えそうです。

また記事内で紹介されていたバイオスポーンのワームですが、これも一応ダウンショット用に発売されているものです。

当店には同じものはないのですが、アメリカでダウンショット専用として発売されているものがございます。

ストライクキング・KVDドリームショットです!

クリアウォーターでダウンショットリグが釣れる理由クリアウォーターでダウンショットリグが釣れる理由

あのケビンバンダムがスモールマウスバス用に開発し、2017年のエリートシリーズ・セントローレンスリバー戦をこのワームのダウンショットで優勝したというまさにクリアウォーターのダウンショットのためのワームです!

http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000002202

 

もうひとつ、同じくケビンバンダムが開発し、ダウンショットで使った時の姿勢がより水平になるようにしたものがこちらです。こちらも2016年のエリートシリーズ・カユーガレイク戦で優勝した時のメインルアーなんですね。

クリアウォーターでダウンショットリグが釣れる理由クリアウォーターでダウンショットリグが釣れる理由

私もこのワームでいい感じのスモールを釣っています!

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このワームのダウンショットだけで10本以上釣り、ワームがなくなってしまうほどでした…!

ダウンショット専用ワームというものをぜひお試しください!

http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000001763

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!

 

記事内でスポーニングベッドに有効という表現がありましたが、当店としてはベッドの釣りを推奨しているという意図を含んではおりません。あくまでも記事を紹介したという範囲でご理解いただければと思います。