アフタースポーンのザリガニ(ジグトレーラー)の色

2018年6月1日

アフタースポーンのザリガニ(ジグトレーラー)の色

Photo by worldfishingnetwork.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Crawfish Jigs for Post Spawn Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:worldfishingnetwork.com”Crawfish Jigs for Post Spawn Bass”By: SkipperMark May 30, 2013(海外サイトです)

 

スポーニングが終わり、ネストから離れたバスは、一般的には1段下のレンジへ移動すると言われています。

そこでスポーニングの時に使った体力の回復をはかり、次はそこから沖へ向かいベイトフィッシュを追うものと、再びシャローへ上がって魚以外のベイトを追うものに分かれる感じのようですね。それが夏のパターンと呼ばれるものです。

では、その回復中は何を食べているのでしょうか。

フィールドによってさまざまだとは思うのですが、アフタースポーン期に有効なルアーのひとつにフットボールジグがあります。

フットボールジグは主にウィードの少ないフィールドの地形変化を釣るのによく使われるルアーだと思いますので、どこでも有効というわけではないと思いますが、主にボトムを釣るルアーですので、ザリガニやエビなどの甲殻類やハゼ類やカジカ類などの底生魚を模していると思います。

きっと、こういった泳力の弱いものを食べているから効くのだと思います。

この記事は、北アメリカのフィッシングメディア「WORLD FISHING NETWORK」より、アフタースポーンの頃に有効とされるフットボールジグのトレーラーについて書かれたものなのですが、特にこの時期のザリガニにスポットを当てて書かれており、さらには、どんな色のトレーラーをチョイスしたらいいのかという、とても狭いテーマとなっています。

確かに、クロー系のワームのカラーには、「○○クロー」といった名前で多くのカラーがラインナップされています。それぞれに使いどころがあってのカラーラインナップの多さと考えると、そのカラーの使いどころというものを知りたくなりますよね。

どうしてもよく釣れるカラーがあると、そればかりに偏りがちになってしまうところですが、新しい発見があるとより楽しくなるものです。

この記事に何か新しい発見がないか、ぜひ読んでみて下さい。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

アフタースポーンのクロー系ジグ

One of the main forage for the big post spawn bass in most lakes is crawfish which provide much needed nutrients for the bass following the stresses of the spawn. Crawfish are primarily active after dark, however during the day they can still be found in the shadows away from sunlight in the cover of deeper water and in the shade of structure. Anglers look for bass in deeper water near the areas where bass are known to have spawned. Submerged creek beds near spawning flats that drop off into deeper water are the best areas for finding bass relating to structure and crawfish. In these areas one bait that will produce post spawn bass is a jig and craw trailer.

Crawfish colors will vary in different regions of the country. For instance, in the south early spring crawfish are small and have a green-grayish color and will turn darker as the water warms. In late spring and into summer they will turn a black or a really dark olive green/gray and even dark red if the water gets extremely warm. The colors tend to vary if they come from creek, pond or a lake.

Individual species of crawfish have different colors and tend to match closely to the background of their environment, and will change color with moon phase. Some molt with moon phase and molting will lighten color. The molting crayfish are vulnerable and are seldom seen in the open. As a anglers rule, 3 to 4 days before and after a full moon, many anglers will throw brown or olive with orange to red jig and trailer. As the full moon passes they will change to darker reds and black. On the darker nights of the new moon dark brown and black are popular, with blue and black farther into the moons cycle.

The best way to know the precise color for certain is to bait a minnow trap with a piece of chicken and put it in the area that you plan to fish. You will trap a few live craws and then you will be able to perfectly match the color for your fishing spot. When targeting smallmouth bass match jigs and trailers based on these colors when the wind is blowing steady around 10-15 mph. The bass know crawfish will move out from beneath the rocks and boulders along the banks. Smallmouth bass are conditioned to react to the wind and move to the rocks to feed and the rip rap is a magnet for crawfish.

Many companies make craw colored jigs and trailers, but Attack Pak Fishing has teamed up a powerful combination of jigs and their Shakes Alive Craw that are filling livewells. The versatile Shakes Alive has gained popularity by being fished on a shaky head, but is very affective when trimmed down and used as a jig trailer. Attack Pak Jigs with matched Shakes Alive Craws are the needed tools with a custom jig in 1/4, 3/8, and 1/2 oz. in 6 spring craw colored Trailers and Football head combinations then topped off with Juiced Up Baits tournament winning attractant.

ほとんどの湖でアフタースポーンのバスにとってのメインベイトは、スポーニングのストレスにさらされたバスに必要な多くの栄養を与えてくれるザリガニです。ザリガニは主に暗くなってから活動していますが、日中も陽射しを避けられるディープのカバーや地形変化の日陰の部分で見つけることができます。アングラーは、バスが産卵したと思われるエリア近くのディープエリアでバスを探します。スポーニングエリアからディープに落ちたところにあるクリークチャンネルは、地形変化やザリガニにつくバスを見つけるためのベストスポットです。こういったエリアでアフタースポーンのバスを釣るためのルアーのひとつが、ジグ&クロートレーラーです。

アフタースポーンのザリガニ(ジグトレーラー)の色

Photo by worldfishingnetwork.com

  ザリガニの色は地域によって異なります。例えば、早春のアメリカ南部のザリガニは小さく、グレーがかった緑色をしていて、水温が暖まるにつれて暗くなっていきます。晩春から夏にかけて、水がかなり暖かくなると、黒または濃いオリーブグリーン/グレーから濃い赤色に変わります。クリーク、池、湖で生まれたものはカラーは変わる傾向があります。

アフタースポーンのザリガニ(ジグトレーラー)の色

Photo by worldfishingnetwork.com

  個々のザリガニは異なる色を持ち、背景にある環境によって密接に適応する傾向があり、月齢によっても色が変わります。月齢によって脱皮を行い、脱皮によって色は明るくなります。脱皮したザリガニは傷つきやすく、オープンエリアではほとんど見られません。満月の前後3〜4日はアングラーの習慣として、多くの人がブラウンまたはオリーブにオレンジから赤のジグ&トレーラーを投げます。満月が過ぎるとダークレッド&ブラックに変わるでしょう。新月の暗い夜にはダークブラウンとブラックが人気があり、月の周期がさらに済むとブラック&ブルーになります。

アフタースポーンのザリガニ(ジグトレーラー)の色

Photo by worldfishingnetwork.com

  正確な色を知る最も良い方法は、鶏肉と小魚で罠を作り、釣りをするエリアに仕掛けることです。いくつかの生きたザリガニを捕らえれば、そのフィールドに合った色を完全に一致させることができます。風速4~7メートルの風が常に吹いているようなとき、スモールマウスバスをターゲットとする場合はジグ&トレーラーをこれらの色に合わせます。バスは、ザリガニが岩の下をバンクに沿って移動することを知っています。スモールマウスバスは風に反応し、リップラップに寄せられたザリガニを食べるためにロック地帯に移動するように習慣づけられています。

アフタースポーンのザリガニ(ジグトレーラー)の色

Photo by worldfishingnetwork.com

 多くのメーカーがクローカラーのジグやトレーラーを作っていますが、アタックパックフィッシング社は、ジグとShakes Alive Craw(シェイクスアライブクローワーム)の強力なコンビネーションでライブウェルを満たすことに取り組んでいます。シェイクスアライブは、シェイキーヘッド(オフセットジグヘッドリグ)であらゆるシーンで釣れることで人気を博しましたが、短く切ってジグトレーラーとして使用するのも非常にイカしています。シェイクスアライブクローとアタックパックジグによる6つの春のザリガニカラーのトレーラーと1/4、3/8と1/2オンスのフットボールジグは必要とされたツールです、そしてそれは、トーナメントでのウイニングルアーにもなりました。


 

いかがでしたか。

アメリカのザリガニは300種類以上も生息しているようですが、日本ではそれほどザリガニの色の違いを意識する必要はないでしょう。

しかし、私は多くのザリガニを獲って多くのサンプルを見たわけではないのではっきりとは言えませんが、環境によってその色が違うということは大いにあり得ると思っていますし、フィールドでザリガニがいれば釣ってみたり観察することはとても重要だと思っています。というか、つい楽しくてザリガニを構ってしまうだけなのですが(笑)

そして月齢によって脱皮したザリガニのカラーは変わると書かれていましたし、その辺も気にした方がバスの反応は良くなるような気がします。

ちなみに脱皮ザリガニは英語でMolting Craw(モルティングクロー)ですので、洋モノワームをお探しの方は覚えておくといいかもしれません。

同じように、日本では特にアフターの頃からエビパターンが有効となるフィールドは多いと思いますが、水辺をよく観察してエビを見つけて、そのカラーを覚えておくといいと思います。

バスを釣りたいだけなのに、ザリガニやエビなど他の生き物のことまで覚えなければならないなんて、なんて面倒臭い釣りなのでしょうか。

こんな面倒臭い釣りはもう辞めたほうがよくありませんか?

普段はかなり面倒臭がりな私なのですが、そんな風に思わないのが、バス釣りの不思議なところですね(笑)

皆さんはいかがでしょうか。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!