野尻湖スモールマウスのアフタースポーンのベイト:スジエビ水中映像

こんにちは!店長の小山です!
本日は野尻湖のスモールマウスバスがアフタースポーンの頃によく食べるベイトのひとつ、スジエビの水中映像を撮ってきましたので、皆さんとシェアしたいと思います!
アフタースポーンのスモールマウスバス釣りで使うルアー選択や、アクションの参考になれば幸いです。
野尻湖のスジエビ水中動画
というわけで早速動画の方から見ていきましょう。
撮影条件は次の通りでした
- 日時:2022年5月30日 午前9時ごろ
- 場所:野尻湖針の木ワンド最奥
- 天気:晴れ
- 風:南の風2m
- 水質:松の花粉などの浮遊物が多いものの、水自体はクリア
スジエビはバスに食べられる側の生き物だからか、なんとなくおとなしいイメージがあるのですが、実際は肉食が強く、生きた虫や魚を捕まえて食べることもあるようですね。
食べ物が不足すると共食いをすることもあるそうで、動画の中では食べ物をめぐる争いが起きているようなシーンがありました。(実際にそうかどうかはわかりませんが)
意外と獰猛な性格のスジエビに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
野尻湖のアフタースポーンのベイトのひとつ、スジエビ(エビパターン)
さて、6月ごろの野尻湖のオスのバスたちは、スポーニングでネストや稚魚を守る役目を終えると、すぐにディープに向かうものと、そのままシャローに残るものに分かれます。
シャローに残ったオスのバスは少ない群れを作って活動する姿を良く見かけます。(大型の単独のバスは鯉の後ろに着いて回ることもありますね)
シャローに残るグループのバスたちはよくエビを食べているようで、湖の波打ち際でガボガボと音を立てボイルしていたり、沈みブッシュの際でエビがピンピンと水面に飛び出し、続いてボイルが起きることが頻繁にあります。
この状態のバスたちはグループで狩りをするとはいえ、いざとなれば仲間同士で競いあってエサを食べることになるため、ルアーに対しての反応が良く、比較的イージーに釣れて、さらに連発する可能性が高いのですが、存在自体がまあまあ神出鬼没なため、バスの小グループを発見することがキモになります。
なぜか理由は分かりませんが、バスたちはそこにいるエビを食いつくすことはなく、少し食べたらすぐに隣のワンドまで移動してしまうのです。
その後、夏が進むにつれてエビがシャローから徐々にディープへ移動するようなのですが、それを追ってバスたちも徐々にディープへ移動します。
水深6mくらいまでにいるエビ食いのバスは引き続きイージーに釣れますので、魚探を使ってバスを探すのが初夏までのひとつのパターンではないでしょうか。
さらに夏が進みバスが水深8mより深くなると、ワカサギに着くのかエビに着くのかよく分からなくなり、釣りにくくなっていきます。
そうなると虫パターンの方が強いパターンになる感じでしょうか。
エビパターンの釣り方
シャローに残るエビ食いのバスを釣るには、沈みブッシュやボトムの堆積物をかわさなければならないため、ブッシュの中に入れやすく根掛かりしにくいルアーを使います。
オフセットフックに高比重ワームのノーシンカーの組み合わせがスキッピングで波打ち際まで届きやすく根掛かりしないのでおすすめ。
他にはボイル撃ち用にスキッピングさせやすいトップウォーターがあるといいかと思います。
タックルはスピニングにPEラインを巻いたもので、ややハードめなタックルがいいでしょう。
ティムコ・ロケットバグ43
HMKL・ハンクルジョーダン50
夏が進み、エビやバスが水深6mくらいまでのミドルレンジに落ちた時は、細身のワームのネコリグやダウンショット、高比重の虫系ワームのノーシンカーがおすすめ。
このときはルアーの沈みを助ける3lb前後のフロロカーボンを巻いたスピニングにウルトラライトのソリッドティップロッドを使うといいかと思います。
アクションは基本はさせませんが、動画の中で見れたようなエビが跳ねるアクションを参考に、時々ジャークを入れると有効なことがあります。
FLLOW・フォロースティック3.2”
バークレイ・マイクロクローラー3”
こちらはジャッカル・マイクロフリック2.5”
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ネストを離れたいわゆるアフタースポーンのスモールマウスバスですが、彼らの回復は早く、引きが強いうえに活性が高い状態がしばらく続きます。
ネストを撃つのが嫌いなアングラーさんにいとっては待ちに待ったシーズンですし、アフターの時期が終わってしまった地方にお住まいのアングラーさんにとっては野尻湖に遠征で釣りに行くにはこれからが最高のタイミングとなります!
今回のこの動画が参考になり、いい釣りができれば幸いです!
それではまた。
毎度ありがとうございます!