バス釣りに求めるもの

バス釣りに求めるもの

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こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”In Appreciation Of Pond Fishing: A National Pasttime”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com”In Appreciation Of Pond Fishing: A National Pasttime”(海外サイトです)

 

バス釣りは、アメリカからやって来ました。

アメリカでのバスフィッシングの発祥は1900年ごろということですから、日本で言うと明治時代。江戸が東京という名前に変わり、日本の産業が農業中心だったものから工業も加わったあたりです。

坂本竜馬から西郷隆盛、伊藤博文という人物が有名だった時代。

そういうとなんだか日本が遅れている感じがしてしまうのですが、この頃にはもう野球もテニスも日本では盛んに行われていましたから、アメリカ国内でもスポーツの歴史的に見ればバスフィッシングの登場はまあまあ遅かった方なんですよね。

基本的にはアメリカという国はイギリスなどヨーロッパからの開拓者が作った移民の国ですから、まずはヨーロッパのスポーツが早いうちから始められていて、アメリカ原産のブラックバスがゲームフィッシュとして素晴らしいと気付くまでにちょっと時間が掛かったんでしょうね。

それでも、日本と比べればずっとずっと長く愛され続けてきたスポーツであり、バスフィッシングが国民的な娯楽のひとつになっているということが、日本との決定的な大きな違いです。

 

では、この歴史の違いによって、日本とアメリカのバスアングラーの間で、バス釣りに求めるものへの差のようなものはあるのでしょうか。

 

この記事は、アメリカの釣具店「mystery tackle box.com」のおそらく経営者さんによるブログで、日頃のバスフィッシングへの感謝の気持ちが書かれています。

アメリカの一般的なバスアングラーさんが持つ気持ちに触れられる数少ない記事かと思います。ぜひ読んでみて下さい。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

池での釣りに感謝。この国民的娯楽に。

Stocked ponds are some of the best, most pure and fun ways to fish. The professionals and purists rant and rave about the big lakes, and for good reason, as some of the biggest thrills can come from those larger bodies of water. But there is something genuine and simple about grabbing your rod and heading to a pond to catch some fish.

Ponds can be stocked with bass, trout, bluegill, or anything in between and for a number of different reasons. The first, and most obvious, is to let them grow and fish them for sport. The second, which can yield some of the biggest fish, is for algae and bug control. Golf courses, local businesses, and land developers like to stock fish to eat the bugs in the area and keep the vegetation under control. Both of those are good to know when fishing in ponds as they can help you know what to throw, and when to throw it.

Finding a pond when you happen to have your rod in your car is one of the more rewarding feelings. When you and your dad, your family, or your buddies are driving in the car, see a pond, and decide to go see if you can get a bend in your rod, it can lead to the great times and the cathartic experience that got most of us hooked on fishing in the first place.

The romantics in fishing are in it for the escape. It’s like that famous Henry David Thoreau quote says: Many men go fishing all of their lives without knowing that it is not fish they are after. Some people read that and think “Wait, I just want to catch fish…” and you’re not wrong. But what he means there is all we really want is an escape. Going to the neighborhood pond for a couple hours, enjoying the outdoors, shutting off your phone, and being in nature is the root of the reason we all love to fish. Catching is amazing, but fishing is fun all by itself.

If you show up to your grandpa’s house with a bunch of electronics and flashy baits and try to explain to him how you put a picture of bass caught on a Whopper Plopper on your Instagram, he’d probably get lost. And the first place any old-timer goes when they’re lost is to the bank of nostalgia, where they remind you just how the times were back when they were your age. “When I was your age I’d just put a worm on a hook down at the pond…” He’d start. And that old-timey good feeling of pond fishing is what we all love.

Pond fishing is to our sport what playgrounds are to basketball and playing catch in the backyard is to baseball. One of the first things any angler would want in a dream home is to have a pond close by. (After a boat, obviously. Let’s not get carried away.) Pond hopping isn’t the flashiest way to catch a fish, but it is the heart of why we all love this sport. So grab your rod, go for a drive, find a pond, and catch a fish.

魚を放流されているような池というのは、釣りを純粋に楽しむのに最高のものになります。専門家や純粋(純血)主義者に言わせると、大きな湖について放流がされることについては激怒し、怒鳴り散らしています。なぜなら、より大きな水域から外来種に浸食される最大の危機を招く可能性があるからです。しかし、ロッドを持って魚を釣るために池に向かうということは、ただ純粋でシンプルなものでしかありません。

池には、バス、トラウト、ブルーギル、またはその他のものなどが、さまざまな理由で放流されています。最大にして明白な理由は、その魚を成長させてゲームとして釣りをすることです。第2の理由としては、魚が成長することでウィードや昆虫類の制御をさせるためのものです。ゴルフ場、地元の企業、土地開発者は、魚を放流してその地域の害虫を食べさせたり、ウィードの繁茂を抑制することを好みます。こういったことは、池で釣りをするときに調べておくとよいでしょう。なぜなら、何を投げるべきかを知るのに役立つからです。

たまたま車にロッドを積んでいて、偶然通りかかったところに池を発見した時というのは、釣り人としての価値ある感情が湧いてきます。あなたやあなたのお父さん、あなたの家族、またはあなたの仲間が車を運転しているときに池を発見した時、あなたは初めての釣り場でロッドを曲げた時の素晴らしい経験と夢中になった記憶がよみがえり、そこへ行こうとするでしょう。

釣りにロマンがあるのは、そこに自由があるからです。有名な作家・ヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉にはこうあります、【男たちはそこに魚が棲んでいないとも知らずに、そして魚がいないと分かっても、釣りに行く。】 一部の人々はそれを読んで、「いやいや、魚がいなきゃ行かないでしょう…」と思うことでしょう。それは間違いではありません。しかし、彼がそこで言いたかったこととは、私たちが本当に欲しいのは、自由だということです。 2時間ほど近所の池に出かけ、アウトドアを楽しんだり、携帯電話を切ったり、自然の中に身を置くことは、私たちが釣りをするのが大好きな理由の根源です。釣ろうとすることは確かに素晴らしいです、しかし釣りは、それだけで楽しいことなのです。

バス釣りに求めるもの

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あなたが最新の魚探と自慢のルアーをいっぱい持っておじいちゃんの家に行き、あなたのインスタグラムにアップしたジョイクロで釣ったバスの写真を見せてどうやって釣ったかを説明してみせても、おじいちゃんにはおそらくチンプンカンプンでしょう。そして、おじいちゃんがあなたと同じくらいの年齢のときに初めて訪れた、今はなき懐かしのあの岸辺を思い出させます。 「私がおまえさんと同じくらいの年齢だったときは、フックにワームをつけてな…」彼は語り始めるでしょう。そして、その老人の池の釣りは、私たちみんなが大好きなものです。

池での釣りは私たちにとってのスポーツです。公園ではバスケットボール、野球なら裏庭でキャッチボールをします。釣り人が最初に見る夢の1つは、庭に池を持つことです。 (ボートに夢中になるのはその後です。)池を転々と移動することは、魚を釣るための最も派手な方法ではありませんが、みんながこのスポーツを愛する理由の核心です。ぜひロッドを手に取り、ドライブに行き、池を見つけて、釣りをしてください。


 

いかがでしたか。

アメリカの池で魚を放流するのは、害虫駆除がひとつの目的であるんですね。そういえば日本のどこかのゴルフ場の池で昔、害虫駆除のためにブルーギルを放したと聞いたことがあったような、無いような…

そういった話のバックボーンとしては日本と食い違う状況は多くありそうですが、釣り人の心というものはアメリカも日本も、若者もおじいちゃんも変わらないということが良く伝わってきましたよね。

今のご時世、自由といってもなかなか難しいものはありますが、釣りを知っている人は、釣りを知らない人よりも、多く自由を感じていると思います。釣りができないとそれ以上のストレスも感じますが(笑)

それでも、こんな身近に、たった数時間でも自由を感じることのできるこの趣味は素晴らしいと思います。

釣りができることに感謝して、また近いうち、自由も求めに出掛けましょう。

 

でも、魚がいるかどうかはちゃんと確認してくださいね、ソローさん(笑)

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!