野尻湖釣具店ブログ

バス釣りの決断:いつ移動し、いつ留まるのか

   

バス釣りの決断:いつ移動し、いつ留まるのか

Photo by MOSSY OAK

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”BASS FISHING TOURNAMENTS: WHEN TO STAY AND WHEN TO MOVE”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:mossyoak.com”BASS FISHING TOURNAMENTS: WHEN TO STAY AND WHEN TO MOVE”August 15, 2018(海外サイトです)

 

バス釣りをしていると、どこかのタイミングで必ずやってくるのが「移動するべきかどうか」という決断ですよね。

みなさんは最適なタイミングでポイント移動をされていますでしょうか。

いえ、これは非常に悩ましい問題ではないかと思います。

私の場合は「これだけやって釣れないんだから、魚はいない!」と思ってからようやく移動のことを考えるのですが、「でも、もしかしたらそろそろ魚が入ってくるかもしれないし」ですとか「移動した途端に誰かが入って釣っちゃうかもしれないし…」なんて考えたらなかなか移動できなくなってしまいますし、そうかと思えば、「あんなところでボイルが始まった!はじめからあそこでやってればよかった!」なんて風なことも起きてしまうものなんですよね。

私の趣味の話はさておき(笑)、これが生活を賭けた真剣勝負のトーナメントだったらどうなのでしょうか。

トッププロの皆さんの試合のレポートなどを拝見しても、「この時の移動が勝負の分かれ目になった」というような場面が多く書かれていると思います。それほど、この移動のタイミングというのはバス釣りにとって重要な場面になりうると思いますし、優勝に絡んでくるアングラーさんというのはその決断力に長けているのではないかと思います。

この記事は、アメリカのアウトドア専門メディア「MOSSY OAK」の記事で、2017年と2018年のバスマスタークラシック優勝のジョーダン・リーにそのことについてインタビューしたものを共有してくれています。

世界のトッププロの心理状態など、なかなか目にすることはありませんので、アメリカの若きスーパースターがどんな考えを持っているのか、気になるところです。ぜひ読んでいきましょう。

 

Many of the top fishermen on the Bassmaster Elite Series circuit make decisions based on a gut feeling; and when you get a notion you should be fishing in a different area of water than where you’re determined to fish, you may make a bad decision. Being on the Elite circuit, we have fished a lot of different waters in many different states. But when I go to a new lake I’ve never fished before, I have to make decisions on what feels right to me, based on the knowledge I have on fishing certain times of the year and the water and weather conditions I have that day. Many times those instincts aren’t always right. However, I have seen the anglers who win the most tournaments be willing to win it all or lose it all based on those types of instincts.

Many times, to find bass, I go through a process of elimination. In other words, if I’m fishing shallow and decide my shallow-water patterns aren’t working to produce bass, I’ll probably move out to deeper water and fish deep-water patterns. During the practice days before the tournament, I think most fishermen try to learn what’s not working for them and hopefully identify a pattern that will produce bites for them. Once you know how you can’t catch bass, figuring out how to catch bass is much easier. Each day during a tournament we have only 8 hours to fish, so I want to locate the areas in any lake where I find the most bass, the biggest bass, the best water depth and the lure the fish are most likely to bite.

Another factor that weighs heavily on any fisherman’s mind, but especially a tournament fisherman’s mind, is: do I want to do what I can to finish in the top 50 and get a paycheck? Or, do I want to go for broke and try and win the tournament, knowing if I guess wrong I won’t get a check. While making that decision, you have to decide whether you can afford not to make a check or finish in the top 50. What’s your standing in the Angler-of-the-Year race? Can you gamble on leaving the bass you’ve found and are catching, or do you go after bigger bass to try to win the tournament and possibly fall in the standings of the Angler-of-the-Year race?

Regardless of whether you’re a tournament fisherman or a weekend fisherman, you have to decide what you’re willing to do to catch big bass, or, if you can be content catching the smaller bass you’ve found.

バスマスターエリートシリーズを戦うトップアングラーの多くは、ここから移動して別のエリアで釣ろうかと考えた時は、直感に基づいて意思決定を行います。しかしそれには、悪い結果になるという可能性が付いて回ります。エリートを戦う上で、私たちは多くの州の多くのフィールドで釣ってきました。しかし、私がこれまでに釣ったことのない湖に行ったときは、私がその時期に釣るための知識と、その日の水質や気象条件に基づいて、私が正しいと感じる方に決定する必要があります。これらの直感は常に正しいというわけではありません。しかし、私は多くのトーナメントに勝つアングラーは、その直感に基づいて勝つか、あるいは負けるのだという場面を見てきました。

私がバスを見つける場合、多くは消去法を使います。言い換えれば、シャローを釣っていて、シャローパターンではバスが釣れないと決めたら、おそらくディープへ行き、ディープの釣りのパターンを試すでしょう。トーナメント前のプラクティスには、多くのアングラーが釣れていないものを知り、うまくいけばバイトの多いパターンを特定しようと考えます。バスが釣れない方法が分かれば、バスを釣る方法を考え出すのも簡単になるためです。トーナメントで1日あたり魚を釣る時間が8時間しかないので、私は最も多くのバス、最大のバス、ベストな水深、そして湖の中で魚がバイトする可能性の高いエリアにいたいと考えています。

アングラー、特にトーナメントアングラーの心の中にある他のこととしては、こんなことがあります:

このまま50位以内に入って賞金を手にするのを良しとするか?それともイチかバチかの勝負に出て、優勝か賞金ゼロのどちらかにするべきか?ということです。その判断によって、50位以内で賞金を手にするかノーマネーで終るかが決定されます。アングラー・オブ・ザ・イヤー争いの順位は今どれくらいだったか?せっかく見つけて釣れているバスから離れることに賭けてもいいのか?このあとデカいバスを釣ってトーナメントに勝つか、それともアングラーオブザイヤー争いからも脱落してしまうかもしれないのにそれでいいのか?と思います。

あなたがトーナメントアングラーかサンデーアングラーかに関わらず、自分がビッグバスをキャッチするために何をしたいか、または見つけたバスが小さくても満足するのか、ということを決める必要があります。

バス釣りの決断:いつ移動し、いつ留まるのか

Photo by MOSSY OAK

In one tournament I was in, early in the morning on the third day, I started catching bigger bass than I’d caught the first two days fishing on the lower end of the lake. I had the idea I should go upriver and see if I could catch bigger bass than where I was fishing. I knew if I went upriver I’d have a longer boat ride and give up fishing time than if I stayed downriver. I decided I should stay downriver and try to ground out enough bass to possibly win the tournament, rather than go upriver to attempt to find the bigger bass that I would need to win the tournament.

So, I decided to play it safe and stay with the bass I’d found, even though I felt certain I couldn’t win the tournament with the size of bass I was catching. However, I thought I should be able to catch enough of the smaller bass to finish in the top 50 and get a check. I decided not to gamble and go upriver to attempt to locate bigger bass. That one decision caused me to finish in 42nd place. I learned later if I had gone upriver that’s where the winner found the big bass, and where the top finishers caught their bigger fish. I didn’t have a terrible finish staying downriver. If I’d gone upriver and fished water I’d never fished before, I believe I would’ve had a chance to either win the tournament or a chance to drop out of the top 50 and lose a paycheck. I played it safe.

Normally I play it safe, if I think I can catch enough fish to stay in the top 50 and get a check. But in some tournaments, I will follow my gut. I’ve won two Bassmasters Classics back to back. In those two tournaments, I didn’t play it safe. I went for the win, and I won. I made those decisions of when to move or when to stay when those tournaments were happening, because I had a gut feeling I could win. One of the most difficult decisions for any bass fisherman to make is to leave bass that are biting to go look for and try to catch bigger bass in a place he’s never fished before.

The only tournament I fished in where I didn’t get a check by finishing in the top 50, I left a place where I was catching bass that were big enough to place in the top 50 to go find a place where I thought I could find bigger bass. I guessed wrong. In the place I went looking for bigger fish, I didn’t get any bites or catch any bass. I think what everything finally boils down to is, are you willing to lose to try and win?

私が行ったトーナメントのある試合で、3日目の早朝から、それまでの2日間より大きなバスが湖の最下流域で釣れ始めました。私は上流へ行くことでここより大きなバスが釣れるのかどうかを確認したいと思いました。私が上流へ行くということは、長い時間ボートを運転せねばならず、下流域にいるよりも釣りをする時間を捨てなければならないという事も分かっていました。私は、トーナメントに勝つために必要なより大きなバスを見つけに上流へ行くのではなく、トーナメントに勝つためのバスを下流域に留まって探し出すことに決めました。

そうです。私が取った行動は安全策で、ここで釣ったバスの大きさではトーナメントには勝てないだろうと確信していたにもかかわらず、ここに留まって見つけたバスを釣ることに決めました。それでも50位以内でフィニッシュして賞金を手にするには充分だと思っていました。私はギャンブルに出ることはせず、ビッグバスを探しに上流には行きませんでした。この決定は私を42位で終わらせました。後からわかったのですが、優勝者がビッグバスを見つけた場所や上位入賞者が釣っていたのは上流域でした。私は下流域にいたから冴えない結果になったわけではありません。もし私が上流域に行って、これまで釣っていなかったエリアで釣った場合、もしかしたらトーナメントに勝ったかもしれませんが、50位以内にも入れなくて賞金を得ることができなかったかのどちらかだと思います。ここでは安全策を取りました。

もしこのままいけば50位以内に入り、賞金を手にすることができると思った場合、通常は安全策を取ってプレーします。しかし、試合によっては私は私の直感に従います。 私はバスマスタークラシックを2連覇しました。この2つの試合に関しては、私は安全にプレーをしませんでした。私は勝利を目指し、そして勝ちました。トーナメントの最中、私はいつ移動するか、いつ留まるのかの決定をしていました。直感で勝てる気がしていたからです。どんなバスアングラーにも最も難しいとされる判断の1つは、これまで釣っていないエリアでより大きなバスを釣ろうとして、ここにいるバスを残すということです。

私が50位以内でフィニッシュできなかった試合と言えば、ここで釣れば50位以内に入れるというバスを残してより大きなバスを探しに行ってしまったときです。そこで当て損なってしまうのです。より大きなバスを探しに行った場所に限って、バイトすらないか、釣ることもできませんでした。私はいよいよ煮詰まった場合にこう自問自答します「勝ちを狙って負ける気はあるか?」と。


 

さすが、ジョーダン・リーです。まずそこにいる魚は釣ろうと思えばいつでも釣れるということが前提の思考の出発点なんですね…。

その時点で私とはレベルが違いすぎます。まあ、それは当たり前なのですが、それにしても文章にすればこのように読むことができますが、果たして優勝すれば賞金1000万円、50位以内に入れば賞金100万円(ともにおよその日本円換算)という試合の中で、現在30位で最終日を迎えたとして、優勝狙いのギャンブルに出ることができるのか、自分の身に置き換えたとしてもその判断の重大さは私にはまったくピンとこない次元です。

しかしアメリカのトッププロの中でも色々な考えがあります。

2017年にバスマスターアングラーオブザイヤーに輝いたブランドンパラニュークは、常に優勝しか狙っていないのだそうです。「優勝を狙っているからこそ、コケた時でも15位以内には入れる。初めから賞金圏内だけを狙っていたのでは、コケたときに最下位にもなりえるのです。」というようなことを以前の記事の中で言っています。

メイキング・オブ・パラニューク
2017年のアメリカB.A.S.S.バスマスターのアングラーオブザイヤー(AOY)に輝いたブランドンパラニューク。この記事は、アメリカのスポーツメディアが、そのAOYを勝ち取った後のパラニュークへの電話インタビューを綴ったものです。
バス釣りの決断:いつ移動し、いつ留まるのか

おそらく、トッププロというのは自分と向き合う時間をしっかり作って、自分というものをよく知っているのでしょう。

その上で、自分の性格に合った決断をしているのだと思います。無意識にやっているので、それを「直感」と呼んでいるような気もします。

私の場合は今のところ、とにかく移動しないことが欠点になっていると自覚しています。1ヶ所で粘り過ぎてしまって、他の可能性の答え合わせができないまま終わってしまって後悔するパターンが多いのです。まあ、他に有望なエリアや釣り方が思いつかないという引き出しの少なさも関係しているのですが(笑)、とにかく、やって反省するのでなくやらなかったことを反省するということが多いんです。

移動する決断というのは、難しいです。

ジョーダン・リーやブランドン・パラニュークと自分を比べることはできませんが、彼らのように良い判断をするにはそんな自分にもっと縛りを入れたほうがいいのかもしれません。「釣れても釣れなくても30分で移動縛り」とか、「ルアー縛り」ですとか。

そういう縛りがあれば、もっと移動しやすくなるでしょうか。うん、我ながら、ちょっと面白そうです。今度やってみようかしら…。

 

皆さんは移動のタイミング、すぐ判断できるものですか?

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!

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