Z-MANワームのワームオイルご使用について
こんにちは!店長の小山です!
本日はZ-MAN製品の取り扱いの注意点についてお伝えしたいと思います。
イラーズテックのメリットと落とし穴
主にネッドリグにお使いいただくZ-MANのワームなのですが、現在、ほぼすべてのワームがELAZTECH(イラーズテック)という技術(?)素材(?)でできていまして、これが大変柔らかくてよく伸びて丈夫、そして浮くというものです(ソルトイン・ノンソルトはワームによりまちまちです)。
そのおかげでこれまでにない誘いを可能にしていたということで、この素材にはメリットしか感じていなかったのですが、どうやら他の素材のワームと一緒にしておくとすぐに溶けてしまうことや、ワームオイルやフォーミュラ剤に漬けると溶けて消えてしまうということがわかって来ました。
私もここ数年で取り扱いを始めたばかりということもあり、素材について勉強不足の感があったのですが、お客様からのご報告などにより、悪い部分もこのように徐々にわかってきたという感じです。
お客様を実験台のようにしてしまうのは心苦しいところではありますが、お客様からのアドバイスは大変ありがたく、ご厚意に甘えさせていただきながら勉強させていただく次第であります。
本当にありがとございます。
Z-MANワームと相性の悪いもの
Z-MANのワームはとにかく溶けやすいです。ここまで何件か溶けてしまった事例をここに報告させていただきますので、ご購入されたお客様におきましては充分にお気をつけ願いたいと思います。
Z-MANワームが溶けてしまうもの
- ワームプルーフでないタックルケース
- Z-MANのワームパッケージ以外のナイロン袋
- Z-MAN以外のワーム&ラバージグなどのスカート
- ドクタージュース・バスセント
- バークレイ・ガルプ!リチャージジュース(ガルプ汁)
- ノリーズ・バイトバスリキッド
- その他オイル系フォーミュラ
- ワームオイル
- 高温下の長時間放置
これまで溶けてしまったとされる事例はこのようになっております。
フォーミュラ系に関してはすべてのものを試したわけではございませんが、ほとんどのもので溶けてしまう危険性があるかと思われます。
傾向としては、油系や化学合成系のフォーミュラ等はより溶けやすく、天然素材系のフォーミュラはやや溶けにくいかと思われます。
ちなみに、だいたい48時間を経過したあたりから溶けくるようです。
現状の対策
液体系のフォーミュラ剤との相性は良くないようですが、パウダー系のフォーミュラでは溶けないようです。ノリーズ・バイトパウダーエビ、ダイワ・アミノXバザーズワームパウダーシュリンプ 、ストラット・レーシングフォーミュラー モエビパウダー 特濃で実験をしていただいたお客様に教えていただいたのですが、これらは大丈夫とのことでした。
ただし、これもすべてのパウダー系フォーミュラで試したわけではありませんのでパウダー系なら100%大丈夫とは言い切れない状況です。申し訳ございません。
また、液体フォーミュラ剤でも、漬けてから24時間以内に取り出し、水気を取ってまた漬けることで、溶けることなく染み込んでいったとのことです。
今回くわしく実験とご報告を下さったN様、ありがとうございました!
ネッドリグとフォーミュラ
現在、私はネッドリグを愛用しておりますが、フォーミュラを使用したことがありませんでした。
新しいリグでしたのでひとまず純正のまま使って、釣果を皆様に見ていただけたらと思っていたために調査が遅れてしまい、このような実験をお客様に行っていただいてしまう形になってしまいました。
釣りには大きく分けて、キャストから魚に口を使わせるまでの技術と、口を使わせてからランディングまでの技術で成り立っていると思います。
ここの技術の間をつなげているのが、口を使わせてからなるべく長くルアーを咥えさせるということでして、この役割を果たすのがフォーミュラですから、非常に大事な役割を担っています。
少し無責任な言い方になってしまうかもしれませんが、Z-MANワームの特殊な素材によりなかなか大変なフォーミュラ剤とのマッチング、ですがこの素材とうまく付き合っていただけたらと思います。
じわりじわりと日本でもブレイクの兆しを見せているこのネッドリグ、ノーマルでの使用も釣果は出ていますので、まだお試しになっていない方は、ぜひお試しになってください。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!