reins:レインズワーム「C-pod Creature」入荷しました!【通販】
こんにちは!店長の小山です!
本日はレインズの新製品C-pod Creature(シーポッドクリーチャー)が入荷いたしましたのでお知らせいたします。
このC-pod Creature(以下C-pod)、アメリカのI-CASTというフィッシングショーで紹介されたものなのですが、日本でも発売されるかどうか待っていたのですがどうも発売される気配がないので、取り寄せてみました。(今後日本で発売されるかどうかは不明です)
Photo by reins international
この形、非常に不気味です。ダメな方にはダメかもわかりません。
日本には「クリーチャー」というジャンルがあまり定着しておりませんが、ワームのジャンルのひとつで、簡単に言うと意味不明生物系、というジャンルと言えます。
意味不明と言っても、本当に何の根拠もないような変なものから、これまでのジャンルである、ストレート、シャッドテール、クロー、リザード、チャンクなどの、どれにも属さないようなものがクリーチャーと呼ばれているだけで、販売メーカーとしては何か意味のある、モデルとなるものが存在していることもあります。
では、このC-podというワームには、なにか意味があるのでしょうか。その答えは、レインズインターナショナルUSAのホームページ内のニュースリリースにありましたので、引用してご紹介したいと思います。
引用先:reinsfishing.com”PRODUCT NEWS New Reins C-Pod Creature ”OCTOBER 24, 2017 BY REINS FISHING(海外サイトです)
レインズの考えるC-podのマッチザベイト
Temecula, CA – Reins, one of Japan’s premier tackle manufacturers, and Michael Murphy, one of Reins lure designers, have matched a previously overlooked and untapped hatch.
When you look at the very basis of the food chain at the beginning of life, when a bass hatches, it comes out of its egg, with a nutritious yolk sack attached, that gives it a head start chance to get with the program and understand how life works before it’s too late, before it gets eaten or dies. Hatchlings hover wide-eyed in the bottom of the nest trying to acclimate to their new environment, senses and bodies. Once that yolk sack is absorbed within a few days to two weeks, the bass is on its own, and it has to swim up out of the nest to eat something – or die. Bass larvae are too little to eat bugs or anything else. Behaving on instinct, newborn bass hunt and eat zooplankton which are microscopic or near-microscopic aquatic invertebrates, crustaceans and animal-like plankton with limited mobility.
Zooplankton have hydrodynamic shapes, cilia and pseudo-appendages to maneuver their bodies, but their actions are minute and weak; they’re not able to swim or move independently of water currents. Zooplankton can maneuver but predominately drift, shift up or down, and suspend in the water column, feeding on other zooplankton or phytoplankton which are free-drifting microscopic plants.
Lure designer, fisheries biologist, tournament angler and fishing guide Michael Murphy of Lexington, South Carolina knows much about zooplankton and fish larva’s critical dependency on this foundation of the fish’s food chain. He says, “I studied aquaculture research at Purdue University as a lab technician and undergraduate at the aquaculture facility for 2 years, as well as a field research assistant studying microbiology for a utilities company. In our Aquaculture research, all of our study fish, to be valid toward research publications, must have been hatched within the facility. You cannot hatch them elsewhere and bring them in. I learned, when you hatch something, you have to feed it. So we fed these hatchlings with zooplankton such as copepods, rotifers and daphnia. We found that certain fish species had a preference, and also that specific zooplankton live in specific environments – just like you wouldn’t find a largemouth living where a salmon lives and vice versa. So there are specific natural environments where you will find specific zooplankton in those environments. Whether it is a genetic preference or whatever it is, a copepod is more of a backwater, brackish zooplankton and studies have been done showing it is more appealing to largemouth- they prefer copepods. But even in the artificial lab environment, with largemouth hatched in labs, as in nature, it has been seen and documented repeatedly that a copepod is the preference of a largemouth bass in a controlled, aquaculture environment.”
For a month or more, a bass will depend on this food source for its survival until it grows large enough to move on to insect larva, but the copepod will typically be the first food source of a bass.
カリフォルニア州テメキュラ – 日本の一流のタックルメーカーのひとつであるReins、そしてルアーデザイナーの1人マイケル・マーフィーは、以前から見過ごされていた未だ見ぬマッチザベイトを開拓しました。
生命の誕生からの食物連鎖の基礎となる部分を見ていくと、バスが孵化したとき、栄養価の高い卵黄の袋を抱いた状態で卵から出てきますが、これはこれからどのような人生が始まるかというプログラムを理解するまでに食べられたりして死んで手遅れにならないようにするためのものです。孵化したバスは、新しい環境、感覚、体に順応しようと、目を大きく見開いてネストのまわりに広がります。その卵黄袋が数日から2週間以内で体内に吸収されると、バスはバスっぽくなってきており、何かを食べるためにネストから泳ぎ出すか、そこで死ぬ選択に迫られます。バスの幼魚は、昆虫やその他のものを食べるにはあまりにもまだ小さいです。本能によると新生バスは、かすかな、ほぼ顕微鏡で見られるような水生無脊椎動物、甲殻類のような形で限られた移動力の弱い動物性プランクトンを狩り食べます。
動物プランクトンは、行動するための流体力学的な体形に、繊毛、擬似付属物(アーム)を持ち、身体を動かします。動物プランクトンは自然に漂流する微生物である他の動物プランクトンや植物プランクトンを餌として水中を動き、横移動、上昇、下降、サスペンドが可能であるものの、その行動は微妙で弱く、彼らは水流に逆らって泳ぐことも、動くこともできません。
ルアー・デザイナー、漁業生物学者、トーナメント・アングラー、そしてフィッシングガイドの顔を持つサウス・カロライナ州レキシントンのマイケル・マーフィーは、魚の食物連鎖の基礎となる動物プランクトンと幼魚の重要な依存性について多くのことを知っています。彼は次のように述べています。「私はパデュー大学で2年間、水産養殖研究者およびその学生として水産養殖研究を学んだほか、公益事業会社の微生物学を専攻しているフィールドリサーチアシスタントを研究しました。水産養殖の研究では、研究の出版物を作るため、すべての研究魚が施設内で孵化していなければなりません。他の場所でそれらを孵化させて持ち込むことはできないのです。そして孵化したら、それを食べさせていかななければならない、ということを学んでいました。そこで我々は、これらの孵化したものに、copepod(カイアシ類)、rotifer(ワムシ)、daphnia(ミジンコ)などの動物プランクトンを与えました。特定の魚種には好まれ、さらに特定の動物プランクトンはその環境に生息できることがわかりました。そして、その特定の動物プランクトンが見つかる環境が、自然環境のなかにはあるのです。鮭のいる川でラージマウスバスが見られないのと同じです。またその逆の場合も同じです。それが遺伝的な好みであるかどうかにかかわらず、copepod(コープポッド)は、より上流から汽水域まで広く生息する動物プランクトンであり、調査の結果、ラージマウスバスがコープポッドに魅力を感じていることを示しました。人工の実験環境で孵化させた場合だけでなく、自然界のようにコープポッドが制御された環境下でもラージマウスバスの好みであることが繰り返し示されました。
昆虫の幼虫などを捕食するのに十分な大きさになるまで1ヶ月以上の間、バスは生き残りをかけて食料を求めますが、通常、コープポッドはバスの最初の食物源となります。
なぜバスの最初の食糧源が今まで再現されなかったのか?
So why not make a fishing lure that exactly mimics a copepod?
A larval bass grows by eating copepods roughly a half to one millimeter long and the bass itself may be 4-5 millimeters long. When a bass grows up to be 18+ inches and you’ve got a bait that is 4 inches long, it is practical to think, proportionally bass could remember. Then the question becomes, does a bass remember it? In theory, yes. But that’s something you’ve got to test.
“In my testing, fishing this new Reins lure design, I found it could very well be a comfort food that bass remember from when they were first hatched. Whether it mimics a small bluegill, a crayfish or another forage they may currently target, or simply because of one of the many appendages that seem to always keep moving, It works. What I like to use as my ultimate litmus test is to simply fish a new lure and let the fish tell you. My personal findings are the fish really like it. What I especially like are the brim and bluegill seem to tell on the rest of the fish. They will nip at the bait. When you start to feel the morse code bites, I like to call it, multiple casts or flips in a row, get ready, you are in a area and will most likely get bit soon.”
では、コープポッドを正確に模倣したルアーを作ったらどうなるのか?
バスの幼魚は、およそ0.5ミリから1ミリメートルの長さのコープポッド類を食べることによって成長し、バスは4~5ミリメートルの長さまで成長します。長さ45センチ以上のバスが、4インチのルアーにバイトするわけですから、その比例する大きさをバスが覚えていると考えるのは現実的でしょう。しかし問題は、バスは本当に覚えていたのか?ということです。理論的にはイエスです。しかし、それはあなたがテストしなければならないものです。
「私のテストでは、この新しいReinsのルアーで釣りをしたら、孵化したばかりのバスが快適に食べていた頃のものだと覚えていたことが私にはわかりました。小さなブルーギル、ザリガニ、または他のベイトに似ているからかどうか、あるいは単に常に動いているように見える多くのアームのひとつひとつが効いたのかもしれません。私が最終的にGOサインを出すかどうかは実にシンプルで、新しいルアーで釣る、つまり魚に聞いてからです。私の個人的な意見としては魚は本当にこれが好なようです。私が特に気に入っているのはブラック/ブルーまたはブルーギルですが残りのカラーも釣れそうです。バイトしてくるでしょう。バイトのモールス信号を感じたら、複数のロッドにつけてキャストやフリッピングをしてください。そして待ちます。エリアにバスがいれば、すぐにバイトがあるはずです。」
図1:Reins C-Podはコープポッドを模倣してします。 それは多くの微妙なアクションを生成する触手のあるバルキーなルアーです。
C-podの使い方
You can fish it any which way you want. It is designed to fit a 5/0 hook so you can Carolina rig it, you can flip it, you can pitch it. You can swim it, fish it weightless, however you want. Any which way you can fish a soft plastic, you can fish the C-Pod as well. However, Michael prefers to dropshot it. “My favorite way to fish it is what I call power dropshotting it. It has a ton of action when you dropshot it. I like to fish it with a baitcaster, typical worm or flipping gear, on a drop shot or a jig rig. However a light texas rig is also one of my favorite ways to fish it as well. A zooplankton by nature’s design is adrift in the water column. It’s a suspending animal and will stay on a piece of cover or in an area until the current takes it elsewhere. I think fishing it slow and off the bottom is key..”
これはお望み通りのどんな方法でも釣ることができます。 #5/0フックに合うように設計されており、キャロライナリグでもよし、フリッピングでもよし、ピッチングでもよしです。 スイミングでもよし、ノーシンカーでも釣りをすることができます。 通常のワームでできることであれば、C-Podでもできます。 しかし、マイケルはダウンショットで使うことを好みます。 「私の好きな釣り方は、いわゆるヘビーダウンショットと呼ぶものです。 ダウンショットでのアクションは非常に多才です。 フリッピングに使うようなベイトタックルで、ダウンショットリグまたはジグトレーラーとして使うのがお気に入りです。 ライトテキサスリグも私の好きな方法の一つです。 自然界で設計されている動物プランクトンの動きは水中を漂うことです。 それはサスペンドする生物でもあり、流れによって他の場所へ流されてしまわない限り、カバーの一部に引っかかっているか、エリアに留まるはずです。 私としてはスローに、そしてボトムを切って使うのがキーだと思っています。」
図2:アクションを最大化するための多くの付属物。
マッチザベイトの有効性
The importance of copepods to largemouth bass in the larval stage is a matter of life-or-death, do-or-die. Larval bass that study, stalk, hunt and imprint on the behavioral characteristics of copepods, their shapes, actions and diurnal rhythms, and develop the most successful feeding strategies to get to eat copepods first, to grab an extra copepod or eat the last available copepod consistently, those larva will not only survive but grow the fastest and biggest – and they’ll carry those early learned and above-average feeding abilities with them through their lives. As these fish grow these skills continue to get refined on shad, bream, frogs, and other small creatures, but they all started with a Zooplankton.
幼魚の段階でのコープポッドの重要性は、ラージマウスバスにとって生死に関わる問題であり、やるかやられるかです。幼いバスはコープポッドの特性、形、行動、日周リズムを学び、そして忍び寄り、狩りをしたことが脳裏に刻みこまれます。最初にコープポッドを食べたものが、最も成長することに成功し、最後までコープポッドを食べるか、他より多くコープポッドを食べることで、その幼魚は生き残れるだけでなく、最も速く、大きく成長し、早期に学習でき、平均以上の栄養補給能力を自らの人生にもたらします。 これらの魚が成長するにつれて、その技術は、シャッド、その他のベイトフィッシュ、カエル、および他の小さな生き物を食べるために洗練され続けますが、それもすべては動物プランクトンから始まったのです。
いかがでしたか。
ひとつの新しいワームの誕生ストーリーですが、かなり小さい話であり壮大でもありますよね。
バスはこの世に生を受けた瞬間から生き残りをかけて、動物プランクトンでも食わなきゃ、と考えるんですね。
そして動物プランクトンの代表であるコープポッド、これをより多く食べ続けていたものがより大きなバスになる。つまり、このコープポッドを模したレインズのC-podに対しては、大きなバスほどいい反応をするはずだ、と言いたいのではないでしょうか。
人間界にも「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼いころの行動やクセは大人になっても残っているものです(笑)
きっと、バスが幼かったころの記憶により、このワームに食いつかずにいられない、抗えない何かの力が働くということなのでしょう。
このパッと見ちょっとグロい、触りづらい形にはそういう意味があったんですね。
見ようによっては、ギル型ワームの部類にもなりそうですし、私としても非常に釣れそうな印象しかありません。なぜ日本で発売されないのでしょうか。
次の動画では、サイズ感などがわかると思いますので、参考になさってください。
当店に入荷しましたカラーは、以下の中から
グリパン、モエビ、スプリングギル、ウォーターメロンシードの4色のみでした…全色なくてすみません。アメリカではずいぶん売れているようですよ。
さて、これもまた、まだ日本で使っている人が少ないと思われるワームです。本当にバスは、幼いころの記憶がまだ残っているのでしょうか。
それをテストするのは、あなたです。(─ マイケル・マーフィー談)
それでは、また。
毎度ありがとうございます!