スモールマウスバスの長さと体重の換算表

スモールマウスバスの長さと体重の換算表

Photo by In-Fisherman

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Smallmouth Bass Weight Conversion Chart”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:in-fisherman.com”Smallmouth Bass Weight Conversion Chart”by Dr. Rob Neumann May 4th, 2016(海外サイトです)

 

皆さんは、バスを釣った時にサイズを測ったりしますでしょうか。

トーナメントや各種大会やイベントなど、誰かと競ったりする場合はサイズを測ることが大事ですので、測ることになるでしょう。

また、誰かと競う場合でなくても、釣りというのは自分への挑戦でもあるわけですから、記録というものが重要です。特に自己最高記録級のサイズが釣れてきた場合は、しっかりと測っておきたいものですよね。

ただ、そのサイズというのは、トーナメントであれば重量、それ以外は長さというのが一般的な指標ですよね。

私はトーナメントや試合の経験というのがほとんどないため、魚の重量を測るということはほとんどありません。そして長さの方も、自分としてはそれほど重要ではないため、持っているメジャーは10年以上前の雑誌の付録のものしか持っていません(笑)

長さは自分の手のひらのサイズを知っているので、それで測る程度です。だいたい合ってればいいかなという感じで。

さて今回の記事ですが、スモールマウスの長さによって、それがだいたいどれくらいの体重なのかという換算テーブルが掲載されたものになります。

アメリカのゲームフィッシング専門メディア「In-Fisherman」の編集長でありバージニア工科大学の漁業野生生物学の博士号を持つロブ・ニューマン氏がまとめたもなのですが、これは私の場合だけかもしれませんが、ラージマウスの場合はメディアで目にすることが多いからか、大きさを見るとだいたいの重量が分かるような気がするのですが、スモールマウスの場合はその大きさから重さを予想するのが難しいような気がします。

単に私が魚のサイズを測ることが今まで少なすぎただけなのかもしれませんが、皆さんはいかがでしょうか。

重さを測る量りを持っている方はそう多くないような気はしますので、「この長さのやつはだいたい何グラム」というのはちょっと知りたいのではないかと勝手に考え、掲載させていただくことにしました。

それに対する博士の考えも含めて、換算表を覚えていってやってください。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

スモールマウスバスの体重換算表

Several methods are available to estimate the weight of a fish. Some use length as well as girth measurements. Weight also can be estimated using only length measurements based on relationship between length and weight. Length-weight equations can be developed for specific waters, regions (e.g., states), or for a particular species.

Formulas containing length as well as girth are often most accurate for estimating weight, because the fatness or plumpness of the fish is accounted for. If only length is available, the most accurate weights often are estimated from length-weight relationships for specific waters or regions. For instance, in some waters fish might be relatively “skinny,” and the weight estimate might be overinflated if based on a formula created from data on a water body where fish are “fat” or even “normal.” That’s why adding girth to the formula can help with accuracy. Formula’s containing girth, however, also may not be as accurate as we’d like, because of inherent differences in the shape of fish and finding the right adjustment factor (or “shape” factor) to use in the formula. And it’s important to measure girth carefully, and at the fish’s fattest point, as girth estimates affect weight estimates powerfully.

One easy way to estimate fish weight is through the use of standard length-weight formulas. Species-specific formulas, called standard-weight equations, have been developed for dozens of fish species by fishery biologists to describe the standard growth form of a species as a whole. These relationships often are used to assess body condition (the relative weight or plumpness of a fish), which provides an index of a fish’s well-being, such as whether there are forage shortages or surpluses, and can sometimes reflect fish growth rate.

These standard length-weight formulas are often developed using thousands of fish from hundreds of populations across the range of a species, so they describe the “general” growth form of that species. For instance, the equation for black crappie was developed using over 20,000 fish across a range of sizes from 175 populations across the geographic range of black crappie.

*An important thing to keep in mind is that these standard length-weight formulas describe fish in “above-average” condition. In fact, the weights in the tables represent the 75th-percentile in the samples for that particular length, and are not average weights. In other words, if you lined up 100 random bass of the same length in order of weight, and those bass were a good representation of the range of weights for that length, the weight provided in the table would be for the 75th heaviest fish. While it might have made more sense to use the median weight for these formulas, fishery biologists decided to go with the 75th percentile so that the standard weight at a given length was an above-average or “ideal” target to shoot for in terms of body condition. So, if your fish appears plump and healthy, the weights from the table should be relatively close. If your fish is skinny to average, it will weigh less, and if very plump and remarkably “fat” it will weigh more. Just make an adjustment. No formula is 100-percent accurate, but if you have only length and not girth, this should help get you in the ballpark.  These formulas use total length of the fish, measured from the tip of the snout to the tip of the tail fin when compressed.

魚の重量を推定するにはいくつかの方法があります。多くは長さならびに胴回り寸法を使用します。重量は、長さと体重の関係性に基づくことで、体長のみを使用して推定することもできます。長さと重量の方程式は、特定の水域、地域(例えば国など)、または特定の種について開発されることがあります。

魚の肥満度または腹の膨れ具合が重量を決める元になるため、長さと胴回りを含む数式が、重量を推定するのには最も正確になる場合があります。長さしかわからない場合は、正確な重量を出すのであれば、特定の水域または地域だけでの長さと重量の関係で推測されることが多いでしょう。たとえば、若干の流れがあるようなフィールドでは、魚はやや「痩せている」傾向があるかもしれません。そして、魚が「太っている」または「普通の」水域のデータから作成された式に基づいてしまうと、その魚の重量見積もりは誇張されている可能性があります。やはり胴回りの寸法を数式に含めることが、正確さに役立ちます。しかし、魚の形の固有の違いや、この式で使用する正しい調整係数(または「形」の要因)もあるため、胴囲を含むこのやり方も、私たちが望むほど正確ではないかもしれません。そして、胴囲を慎重に測定することもまた重要であり、魚の胴の最も膨らんだ点での推定値が重量推定値に強力に影響を及ぼします。

魚の体重を推定する簡単な方法の1つに、標準的な体重の計算式を使用することがあります。漁業生物学者は種全体の標準的な生育形態を表すために、数種の魚種に対して種ごとの式(標準的な重さ方程式と呼ばれる)を開発しました。これらの関係は、エサ不足やエサ過剰の有無などの魚の健康に関する指標となる身体状態(魚の相対的な重量または太さ)を評価するために使用され、魚の生育率を反映することができます。

これらの標準的な長さの公式は、その種の全体で数百から何千もの魚を使用して開発されることが多いため、その種の「一般的な」成長形態が表れます。例えば、ブラッククラッピーの方程式は、ブラッククラッピーの生息地全体にで175の群れからあらゆるサイズの2万匹以上の魚を使用して開発されました。

*重要なことは、これらの標準的な長さと重量の式は、「平均より重い」状態の魚を使っているということです。実際、表内の重さは、その特定の長さに対してのサンプルの75パーセントの数値を表しており、平均体重ではありません。言い換えれば、同じ長さの無作為のバス100匹を重さ順に並べたとき、その長さに対する重さとして表に使われているのは75番目に重い魚ということになります。これらの公式には平均重量を使用する方が理にかなっているのかもしれませんが、漁業生物学者たちは特定の長さの標準重量は平均以上の “理想的な"体の状態である75パーセントスタイルを使用することに決めたのです。ですので、あなたの魚がふっくらと健康的に見える場合、表の重量は比較的近いはずです。あなたの魚が平均より痩せているならば、表の数値より低く見積もってください。そして非常に太く著しく「肥満状態」であれば、表の数値より重く見積もります。うまく調整をしてください。数式は100%正確ではありませんが、長さだけで胴回り寸法がない場合は、これがおおよその役に立ちます。これらの公式は、ざっと鼻の頭から尾ビレの先端まで測定された魚の全長を使用しています。

スモールマウスバスの長さと体重の換算表


 

いかがでしたか。

これは釣り人用ではなく、生物学者が種の健康状態を測るために開発されたものということで、平均値ではなく健康値としての体重が書かれているということなんですね。

同じ長さのバスを100匹並べて75番目に重いバスの値ということは、まあまあ太ったバスという気がしますが、まあ同じ長さでの話ですから、それほど差はないのでしょうかね。

表を見ると、いわゆるキロフィッシュのスモールとは、健康な体の41センチを越えたあたりからの魚なんですね。やはり、スモールのキロフィッシュの壁は高いですね…。

そしてスモールマウスの10パウンダーとなると、長さにして65センチ…そんな夢のようなサイズが日本で釣られる日は来るのでしょうか。

世界的には10パウンダーのスモールは出ていますから、不可能ということはないのでしょうが…。

https://nojiriko-fishing.net/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A8%98%E9%8C%B2%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%B9/

こんな換算表があることで、普段は長さしか測らない方でも、ざっとでも重さがわかることでその喜びも増したり、悔しさも増したりといったことがあるかもしれません。

トーナメントの結果を見たときなんかも、だいたいの大きさの見当がつきますから、面白いかもしれませんね。

皆さんのスモールマウスバス釣りの楽しみに一役買ってくれればと思います。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!